健康を考えるブログ

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健康への道しるべ 第136号

健康への道しるべ 第136号

心と体の健康生活:平成30年11月30日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円

今回の道しるべには、NPO法人健康を考えるつどいの講演会 翌日に行った小豆島が記事に上がっている。


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本のご紹介

春名 伸司 著・末期がんを乗り越え100歳をめざす


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体の危機管理術とは By 2018-8-25 豊岡倫郎 氏

体の危機管理術とは 豊岡 倫郎 2018.08.25

1.過去を振り返ることも必要

自然健康会の講習会を毎月一回始めてから、かれこれ15年間が経ち、色々な人達とお話を交えて、人それぞれの生活態度を垣間見てきた。人は皆健康で長生きを望んでいるが、そのためには、日常の生活態度がどうあるべきか、今回改めて考え直すことにする。

2.病気の実態を知ろう

★その1.

日本人の平均寿命が年々少しずつ伸び続けていて、男性は81歳、女性は87歳で世界で三位,二位という。しかし介護を受けずに生活できる健康年齢は、男性は72歳、女性は75歳という。これは先進国の中では決して自慢できる数値ではないという。これら高齢者を誰が介護しているのだろうか。年間国民医療費も41兆円を突破し、その負担額もどんどん増えている。

★その2

日本の病人の数を見ると、高血圧症3500万人、糖尿病1000万人、脂質異常症3200万人、脂肪肝3000万人、花粉症2000万人、骨粗しょう症1800万人、変形性膝関節症2500万人、腰痛2800万人、認知症460万人、慢性腎臓病1300万人、夜間頻尿4500万人、便秘症800万人、睡眠トラブル2000万人、気管支ぜんそく1700万人などなど、正に日本は病人列島と化している。

★その3.

子供の成人病である。香川県では2012年から、県内全小学校の4年生を対象に血液検査を実施している。これまでに受診した2万2914人のうち12・6%が肝機能異常、11・1%が脂質代謝異常、10・6%が血糖値異常であった。深刻である。北里大学の調査では、交通事故で亡くなった5歳児以下の54人を病理解剖したところ、42人に動脈硬化があった。誰が子供たちの病気を作っているのだろうか。

★その4.

日本人の死亡原因の一位はガン29%、二位は心疾患15%、三位は肺炎9%、四位は脳血管疾患8%、五位は不慮の事故3%となっている。

3.各人の意識改革で悪化の一途をたどる病人数に歯止めを

何が問題なのだろうか。国が行っている歯止め策は有効なのか。健康で、安心して長寿社会を過ごすことが期待できるのだろうか。国の医療制度や病院の医者たちの診療制度が今後も変わらないとすれば、上述したような現実の悲惨な実態は他山の石ではなく、わが身に迫っていることを認識して、健康問題に取り組む必要性を痛感する。

4.どんな病気にも必ず発症原因がある

病を得て病床に伏して、何で私だけがこんな恐ろしい病気になったのだろうかと、嘆いている人がいるものだ。病気になる人とならない人の差は何だろうか。最近の医者たちは病気の症状は詳しく説明してくれるが、その原因をはっきり説明したがらないようだ。むしろ症状緩和のために、最新の薬を出してくれる。しかしその薬が根本原因を解消してくれるものではないことは、長年服薬している当人は知っているはずだ。そして三年も五年も薬を飲み続けねばならないという姿が続くことに、当人は何も矛盾を感じないのだろうか。これしかないと諦めているのだろうか。これでは病人が減らないのは当然だろう。

5.体の危機管理の必要性

★その一は病気にならないことである。

予防に勝る治療法はないという言葉の通り、生活習慣病と言われる病気はみな何十年もの悪しき間違った生活習慣の集大成である病状を、一服のさじ加減の投薬を受けてもそう簡単に治癒することあり得ない。症状を緩和してくれるだけである。

★その二は病気の原因を追究し知ることである。

主な原因は大きく分けて五つある。栄養のこと、精神のこと、体の歪み、運動不足、化学物質の害である。個々の解説は後にして、日常の生活習慣でこれら五つの事項に如何に配慮すべきか、正しい習慣とは何か、反省すべき、改良点は何か、今一度考えることである。

★無知と誤解の解消が必要である。

無知は死を招くという言葉がある。体のことをよく知らないこと。健康維持のために必要な知識が不足。体に良いと思っていることが、実は間違っていて、逆に健康を害するもとになっている。医者の治療法にもいろいろな見解の違いがあって、意見が分かれている事。医者に掛からずとも、服薬しなくとも健康を回復する療法がいくつもある。特に予防法はわれわれの日常生活の中にあること。これ等の色々な健康情報や知識が不足しているために、いざ何を選択すべきか戸惑う羽目に陥っていること。

★過去の教訓を生かそう。

物心がついてから40年も、50年も生きてくると、いろんな人の生き様、死に様を見聞してきたはずである。そこから多くの教訓を得たはずであるが、それを活かそうとしない心構えはいただけない。こんなことしていてはアカンと気づき、生活態度を軌道修正できる賢さを持つ。

★自分には何が不足しているか、それを知り、積極的に情報を集めること。

大切な命を人任せでは、長生はあり得ない。納得がいくまでとことん探し回る。それに詳しい人を見つけ、話を聞く。諦めない。

★自分で、素人判断はいけない。

少しでも体に異変を感じたら、すぐ病院で診てもらう。今は検査機器が発達しているから、異常を見つけやすい。また毎年一回は市町村の定期健康診断を受ける。いわゆる生活習慣病は痛みも痒みもなく、自覚症状もなく深く静かに進行するから、手遅れにならないことが大事である。

★自分の置かれている立場や状況が解かっていないから、どんどん深みにはまって行く。

こんな言葉がある。人は生きてきたようにしか死ねない、というもの。

★健康生活を維持するには、長期的な視野を持ち、計画を描き、その為には今何をすべきか、修正すべきことを明確に、実行に移すことが大事なのである。

6.長生きできない生活態度10箇条とは

1)大食と栄養の偏り。

2)酒やタバコを飲む。

3)骨格が歪んでいる。

4)精神的にストレスに弱い心を持つ。

5)体を動かさない。すなわち運動不足である。逆に過激な運動や過労ぎみである。

6)便秘や宿便の停滞。

7)甘い砂糖の入った飲み物やお菓子の摂り過ぎ。

8)欧米食の高脂肪、高たんぱくの摂取過剰。

9)活性酸素を大量に発生させている。ストレス、飲酒、大食、便秘、化学物質、過労などが活性酸素を作り出す。

10)性格的に欲張りである。怒りぽい、保守的である、グチをこぼす。理屈っぽい。進取の精神に欠ける。感謝の念に欠ける。物事の本質を知ろうとしない。

7.保健の心得

★自然の摂理に逆らわない。体の摂理即ち自然治癒力、免疫力、ホメオスタシス(生体の恒常性維持機能)を活かし、体を苛めない。

★病気には医者に治してもらう病気と自分で治す病気がある。

★悪事は良事を駆逐する。いくら体に良いことをせっせと実行していても、体に悪いことを止めなければ効果は出ない。

★病気の原因の裏返しが治療法である。悪いことを止めれば、自然治癒力が治してくれる。

★心の安寧を心がけて、生きがいや楽しい趣味をもつ。

★健康法は重点管理が大事である。些末なことよりこ健康を左右している一番大きな要因から解消、解決してゆく。

★対人関係で常にトラブルを起こしている人は健康を維持できない。

★感謝の気持ちを人に対しても、毎日戴く食べ物に対しても抱く。この気持ちがあれば大食したり、酒を過飲して、体を苛めることもできない筈である。

★生きたものは生きたものに養われる、これが生物界の原則である。火食ばかりしていては体の生気が失われてしまう。

★日本人には日本人の体質を作り上げた自然環境がある。身土不二、全体食、穀物中心の魚、穀類、海藻、ゴマと豆類、野菜、果物、味噌や醤油、漬物がある。獣肉、乳製品、たまご、小麦を使ったパン、うどん、パスタ類は主食にしてはいけない。

★いま子供が危ない。その訳は学校給食、親の食育の欠如が上げられる。子供の病気は親の責任である。肝腎のその親たちの生活態度が間違っているから、救いようがない。

★日本全国どこの地方都市でも、一歩郊外へ出れば、お好み焼き屋、肉丼の店、ラーメン屋、焼き肉店、ファミリーレストラン、イタリアンの店が立ち並び、食品スーパーの店内には、天ぷらやフライが大きな面積を使い並べてある。それに負けじとパン売り場も多種多様のパンが売られている。菓子パンは主食にならない。

★化学物質の害は人の体を蝕んでいく。最近週刊誌で複合毒という言葉が使われ出した。いろいろな食品添加物の入ったインスタント食品や加工食品が体内で複合毒となり、体内が汚染されて、予期していなかった害を体に及ぼしているという。食品添加物以外にも、農薬、枯草剤、牛、馬、豚、鶏の飼料に入っている化学物質、抗生物質、工場や自動車の排気物、洗剤が体内に入り込んで、悪さをする。花粉症やアトピー症は都会の人の方が多いのはその影響が大きいせいなのだろうか。

8.間違った健康常識の数々

★肉を食べるとスタミナが付く。

★砂糖の入ったお菓子が疲れを取ってくれる。

★朝ご飯はしっかり食べよう。

★牛乳を飲んで、骨粗鬆症を予防し、骨を強くしょう。

★高栄養食品を摂れば、病気にならず、病気も早く治る。

★ヨーグルトを飲めば、便秘や腸内環境が良くなる。

★コラーゲンを摂れば、肌がきれいになる。

★アルカリイオン水は体に良い。

9.まとめ

1)低体温の人が増えてきたという。体温が一度下がると免疫力が30%低下するという。何故低体温になったのだろうか。その理由が解かる人が何人いるだろうか。

2)大食して、宿便を溜め、便秘すれば、そして高脂肪、高たんぱくの食事をし、冷たい飲み物を飲み、甘い糖分の多いお菓子やアイスクリームを摂取して、腸内環境を最悪の状態にしていても、何ら体の危機感を覚えないという慢心した輩が多いのは気にかかる。

3)外食に依存しない生活をする。家庭で手間がかかっても食品添加物の入っていない手料理が健康維持の基本である。油にまみれた外食、食品添加物だらけのインスタント食品や加工品、菓子パン、ハムやソーセージは避けたい。

4)肉類の脂肪分は体内で活性酸素によって、過酸化脂質になり動脈硬化を、更に腸内で胆汁酸によって発ガン物質を発生させる。更に活性酸素は遺伝子を傷つけて、がん細胞を作り出す。

5)加齢と共に、体力は落ち、外観を見ても、体の各部に老化現象を見て取れる。アンチエージングという抗加齢対策に必要なことは何か。

★少食にして、食べる品々も吟味して、日本古来の伝統食が良い。これにプラスしたいのは生野菜ジュースである。野生の哺乳動物は火食しないから天寿を全うできるのである。酵素が豊富な生野菜は必須である。大食は体内酵素を払底させてしまう。

★少食にすれば便秘も宿便も解消できる。肌が汚い人は長生きできない。腸が汚れているからである。腸の汚れは免疫力を低下させる。

★体を動かそうとしないナマケモノは長生きできない。人間も動物であり、体を動かさないと、どんどん組織は衰退してゆく。ボケて、歩けなくなる。

★物事全てに感謝して、明るくニコニコして過ごす。大食したり、酒を喰らって、体を苛めてはいけない。牛飲馬食が命取りになることは、百も承知しているが、俺だけは別だと思いあがっている人がいないだろうか。

★甘いものは毛細血管を消滅させてしまう。いわゆるゴースト血管になる。甘いものの怖さを知らない人が多い。

6)体が弱かった私は35歳の時に大阪八尾市の甲田光雄博士に診てもらって、その指導に従って健康法を始めた。この運命の出会いが自然健康法に目覚めさせて、いまの80歳まで導いてくれた。今の私には色々な健康情報を多くの方にお知らせすることが私のひとつの役目だと思い、これからも続けていく所存です。何故なら今の人達には長寿を全うするための健康知識が偏ったり、不足している事が、前述したような諸々の病気を蔓延させているからである。

7)イギリスの諺にこんなのがある。「馬を水辺まで、連れてゆく事はできるが、水を飲ますことはできない」というもの。

You can take a horse to the water,but you can’t make him drink.

おわり


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健康への道しるべ 第134号

健康への道しるべ 第134号 心と体の健康生活:平成30年8月10日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

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健康会館 スクール活動予定 2018年9月

■ 2018年9月 NPO法人健康を考えるつどい 健康会館 スクール活動予定


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NPO法人健康を考えるつどい スクール活動のご案内

NPO法人健康を考えるつどいが健康会館にて実施しているスクール活動のご案内です。

■ 場所:香川県坂出市江尻町1220番地

■お問い合わせ:Tel:0877-45-8441

 


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第18回 健康を求めて 健康講演会のお知らせ

■日 時:2018年11月11日(日)12:15~16:00 12時開場

■ 場 所:坂出市民ホール

■ 演 題:①全身疾患における歯科の重要性
松見歯科診療所 所長 松見 哲雄 先生

②健康自立力~後悔しない治療の受け方~
田中 佳 先生


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医食同源 第408号

明日の健康を考える会が発行する機関誌のご紹介。

明日の健康を考える会は、「心身一如」「食は命なり」を基本理念とし、心の持ち方と日本古来の正しい食生活を研究し、あらゆる場において訴え、活動している団体。

この機関誌に金沢の村田敏明先生の『だんだんよくなる ムラタの体操』と言う記事が連載されている。

今回で28回目。題して「美腸で栄養吸収し自立した百歳人生を」。


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健康への道しるべ 第133号

健康への道しるべ 第133号 心と体の健康生活:平成30年6月10日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、
Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円


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第8回鎮守の杜のコンサートのご案内

■ 日時:2018年7月8日(日)17:15~18:15

■ 場所:坂出市横津町内 幸神(八坂)神社境内

■ 演奏:和楽器バンド『まほろば』

 


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小腸の不調が万病を招く

2018-6-15  豊岡倫郎氏による月例健康情報

1、今までブラックボックスだった小腸

最近の検査機器の進歩で、今まで観察することが出来なかった小腸の内部を、ダブルバルーン内視鏡とかカプセル内視鏡によって、診断できるようになってきた。そして改めて小腸の健全性の重要さが認識されだした。

2、小腸という消化器官の構造と働き

食べ物は口から食道→胃→十二指腸→小腸(空腸)→小腸(回腸)→大腸→肛門へと消化、吸収されて、最後は排泄されてゆく。

小腸の主な働きは、肝臓から分泌された胆汁や膵臓から分泌された膵液が加えられて、食物の消化分解を進めて、殆どの栄養分はここで吸収される。そして大腸は小腸で吸収しきれなかった食物の残りかすから、水分と少量のビタミンを吸収する。

小腸の長さは約6~8メートルある。それに対し大腸は1.5メートルほどである。小腸の内面は下の図のように絨毛が生えていて、この絨毛を平らにすると、テニスコート一面分の広さになる。食物の栄養分を吸収するために分解しやすくしているためである。

また小腸のヒダは大腸のそれと比べて、細かい折り畳み構造になっていて、このヒダをケルクリングヒダと呼ぶ。この細かいヒタダによって、食べ物と酸をはじめとする消化液がよく混ぜ合わされるような構造になっていて、食べ物の消化をしやすくしている。そして腸壁から分解吸収した栄養分は、血液の流れに乗って、全身のエネルギー源になって働く。

この小腸の働きが思わしくないと、食べたものもうまくエネルギー源となってくれない。

3、いま小腸の[SIBO]シーボーという病気が増えている

別名「小腸内細菌増殖症」と呼ぶが、小腸内で腸内細菌が爆発的に増え過ぎて、病気を招いているというものである。SIBOは大腸にあるべき腸内細菌が小腸に入り込み、小腸に停滞してしまい、本来の居場所である大腸に移動しない時に起こる。善玉菌であれ、悪玉菌であれ、本来あるべきでない不適切な場所、即ち小腸に居ることは、好ましくない事なのである。

このSIBOに罹っている人がいま日本で増えてきているが、まだ日本では医師すらその存在を良く知らない為に、患者が症状を訴えても、誤診してしまうという。

4、SIBOの症状とは

食後の腹部にガスが溜まる膨満感、頑固な下痢や便秘、胸やけ、腹痛、おなら、お腹のゴロゴロした違和感などが起きる。更にそれに留まらずうつ、ニキビ、肌荒れ、ムズムズ足症候群、肥満、疲労感、糖尿病、慢性肝臓病、免疫力の低下、リーキーガット症候群(腸の粘膜がびらんし漏れる腸)、狭心症、心筋梗塞、貧血、ビタミン吸収不良などの原因にもなっているという。

5.腸内細菌の数について

人の腸内にはなんと、100兆個、2000種類の細菌が生息している。その内小腸の1ミリリットルあたりの細菌の数は、10の3乗から10の9乗くらいであるのに対して、大腸では10の12乗位に爆発的に多いのである。

そしてSIBOの患者の小腸では通常の10倍以上に腸内細菌が増えているという。それが上述したような症状をもたらすのである。

6、なぜSIBOを発症するのか

その原因として考えられることは

★小腸の運動力の低下・・・糖尿病、甲状腺障害、膠原病、神経筋疾患、
パーキンソン病などによるもの

★大きなストレス、間食、酒、薬剤

★抗生物質の乱用

★胃薬による胃酸過少、慢性萎縮性胃炎

★免疫力の低下

★炭水化物の消化不良、食べ過ぎ

★重金属が体に蓄積

★急性胃腸炎の後に発生・・・腸のペースメーカー細胞のカハール細胞、
ビンキュリン蛋白が障害を受けるため

★大腸のバウヒン弁(回盲弁)の障害

★胆嚢除去者・・・胆汁不足で殺菌能力低下

7、SIBOと関連する病気

★過敏性腸症候群患者の85%がSIBOと合併している。

★機能性ディスペプシア・・・胃が知覚過敏になっている状態。

★クローン病・・・消化器官に潰瘍やびらん。

★セリアック病・・・小麦に含まれるグルテンというタンパク質が免役系を
狂わして炎症。

8、SIBOの検査方法

ラックロース呼気試験で呼気中の水素とメタン量をチェックすることで小腸の細菌の増殖を判定する。

9、SIBOを予防する対策

我々が摂取する糖質には、小腸から吸収されやすいものと、発酵性で吸収されにくくて、短鎖炭水化物となって、問題を起こすものとがある。FODMAPとは小腸での発酵性に関係する糖質の品名の頭文字から取って付けた名前である。それはガラクトオリゴ糖、フルクタン、ラクトース、フルクトース、ソルビトール、キシリトール、ポリオールなどの成分を多く含んだものは控える。

★低FODMAP(フォドマップ)食を摂る。・・・米、そば、グルテンフリー食品、ナス、大根、ブロッコリー、トマト、ニンジン、白菜、キャベツ、もやし、ほうれん草、かぼちゃ、きゅうり、じゃがいも、しょうが、レタス、マヨネーズ、ウスターソース、酢、豆乳、絹ごしでない豆腐、味噌、バター、バナナ、イチゴ、ブドウ、キウイ、みかん、パイナップル、メロン、紅茶、コーヒー、緑茶、ビール、日本酒、ウイスキー、ハム類、豚肉、牛肉、くるみ、魚介類、卵、カレー粉、ココア、味のり、など。

★高FODMAP(フォドマップ)食を摂らない。・・・小麦粉使用一切(パン、ラーメン、パスタ、うどん、そうめん、ピサ゜など)、豆類一式、らっきょう、ねぎ、たまねぎ、にんにく、ゴボウ、ハチミツ、りんご、フルーツジュース、スイカ、もも、なし、柿、干しブドウ、ワイン、ソーセージ、あずき、きな粉、牛乳、ヨーグルト、プリン、アイスクリーム、ミルクチョコレート、シイタケ、さつまいも、

なお留意すべきことは、上述した食品は全く胃腸に障害のない人には、無関係なお話であるから、従来通りの生活習慣、食生活を続けてもよい。

10、SIBOの治療対策

★上述した低FODMAP(フォドマップ)食を摂る。

★SIBOマッサージをする。「の」の字に大腸をやさしくマッサージする。

★抗生物質を使って小腸の増え過ぎてしまった細菌を殺す。

★腸管運動促進剤を使う。腸を冷やさない。間食をしない。睡眠不足に
ならない。

★小腸の中の細菌を飢えさせるためのエレメンタルダイエットという成分
栄養剤を飲んで、細菌を殺す。

★天然由来の抗菌作用のある成分を摂る。アリシン、ココナッツオイル、
しょうがなど。

★再発を防ぐ。良い腸の状態を維持して再発を防ぐ。酒、カフェイン、
グルテン、高FODMAP(フォドマップ)食、特に果糖、加工食品は避けて
少食にする。

11、まとめ

1)今回の記事は江田 証著「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べては
いけません」さくら舎発行、および同じく江田 証著「小腸を強くすれば
病気にならない」(株)インプレス発行の本を基にまとめたもので、江田
証氏は自治医科大学大学院医学研究科修了し、現在江田クリニック院長。
胃内視鏡、大腸内視鏡で多くの患者を毎日診察しているカリスマ医師とし
て有名。

2)技術の進歩で小腸の観察が進んで、これまでの常識や推測が崩れようとし
ている。海外の医師の間で、実行されている診断方法や治療法が、日本で
は実行どころか、認知されていないようだ。

3)無知は死を招くという言葉があるが、今回に限らず、良かれと思って実行
していることが、逆に不健康を招いていることは、良く見聞することであ
る。

4)「腸活」という造語があるが、ヨーグルトが体に良い、腸に良いと毎日
飲んでいる人が多い。

また胃腸が悪いからと言って、消化のよさそうな炭水化物の食品ばかり摂っていると、小腸には逆に悪い影響を与えていたことも起きているかもしれない。

5)加齢と共に体の免疫力が落ちてきて、70歳を超えると、若い時の半分に
低下するそうである。この免疫力の60%は腸が発揮しているから、元気
な老後を過ごすために、今一度胃腸を痛めつけることが無いよう心がけた
いものである。

6)小腸の長さは6~8メートルもある。お腹のわずかの空間にくねくねと曲
がりくねって、収まっている。生命維持に必要だからこんなに長いのに
違いない。食欲の亡者となって暴飲暴食をして、量的にも、質的にも、
小腸を痛め続けていると、そのうち疲弊して、長寿どころか、取り返しの
つかないことになるだろう。腹も身の内、感謝の気持ちを持って、労わろ
うではないか。

おわり


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尿トラブルの悩みの解決策

2018年5月度 豊岡健康情報 2018-5-10  豊岡倫郎 氏

1、加齢と共に増える尿トラブル

加齢と共に老人特有のいろいろな体の不調が出てくるが、尿トラブルもその一つである。どうしてこんな症状が出てくるのだろうか。どう対処したらよいのだろうか。確かな解決策がないのだろうか。

2、膀胱の仕組み

膀胱は腎臓から送られてきた尿をためておく器官で、膀胱の内側には尿を押し出す排尿筋がある。また尿が勝手に漏れないように、内尿道括約筋と外尿道括約筋という二つの尿道括約筋によって、膀胱の出口は閉じられている。下図参照。

膀胱の尿の最大容量は約500CCで、尿管を通じて排出する量は一日に約1から1.5リットルである。排出のタイミングを決めるのは、膀胱内の一定の圧力を感じると、脳へ信号が伝えられて、尿意を感じる。

そして脳から排尿命令が下ると、尿道括約筋がゆるみ、排尿筋が収縮して、排尿が始まる。また男性の場合は尿道を取り巻くようにして前立腺がある。

3、尿トラブルのいろいろ

加齢と共に発生する尿トラブル(排尿障害)の主なものは、過活動膀胱、前立腺肥大、尿モレ、夜間頻尿である。これ等の症状は中高年から増えだして行き、段々日常生活の質の低下を招く。

4、過活動膀胱

急に我慢のできない尿意を感じてしまうのを、切迫性尿意という。その結果、トイレに間に合わず漏らしてしまうのを、切迫性尿失禁という。また尿意を感じる間隔が短くなって、トイレ回数が増えるのを、頻尿と呼んでいる。

これらは過活動膀胱の特徴的な症状で、自分の意志とは関係なく、膀胱の筋肉が働いてしまう病気である。有病者は男女ともにみられ、約一千万人以上いるという。40歳代から増え出し、70代では三人に一人はいるという。

5、過活動膀胱の原因

加齢と共に膀胱への血流低下により酸素や栄養の不足、代謝の低下、冷えなどによって衰えて、柔軟性が失われて、硬直して、縮小してくる。少しの尿量でも、強い尿意を感ずるようになる。

男性の場合は前立腺肥大症、女性の場合は骨盤底筋の衰え、その外に、脳と膀胱を結ぶ神経系のトラブル、ストレス、緊張、肥満、便秘、運動不足がある。

6、前立腺肥大症

加齢に伴って、前立腺が肥大し、尿道を圧迫して、尿が出づらくなったり、叉は前立腺組織が固くなって、尿が出づらくなることもある。その結果、排尿にやたら時間がかかったり、排尿後に出し切った感じがしない残尿感や尿に勢いがなくなる尿勢低下、尿のキレが悪く、トイレから出た後に起きるチョイ漏れも起きることがある。前述したように、過活動膀胱の原因にもなっているから、その悩みは深刻である。

前立腺肥大は、50歳過ぎから増えだし、70歳代では80%の人にみられるという。

7、前立腺肥大症の原因

加齢のせいだと言ってしまえばそれまでだが、では何故加齢と共に前立腺が肥大するのだろうか。はっきりと解明されていないが、血の巡りが良くないことが要因の一つと考えられている。

なお女性の場合は、子宮筋腫という病気があるが、これも加齢が一つの原因と考えられている。

肉や乳製品などの高脂肪、高蛋白の欧米食、お酒も肥大を招くという。

8、 尿モレ

排尿に関係する腎臓や膀胱の機能には、性差はないが、体の構造上、男性は尿道が長く、女性は短い。そのため女性は尿モレを起こしやすい。例えば咳やくしゃみをしたとき、笑ったとき、運動をしたとき、階段を降りるとき、重い荷物を持ち上げたときとか、お腹に力を入れたときに漏れるため、腹圧性尿失禁という。

9、尿漏れの原因

一番の原因は骨盤底筋の衰えという。女性の骨盤内には、膀胱、子宮、直腸などの臓器をハンモック状に支えている強靭な幕を骨盤底といい、その骨盤底を形成している筋肉群を骨盤底筋と呼んでいる。下の図参照。

加齢と共に骨盤底筋や靭帯が衰え、緩んでくると、尿モレを起こしやすいと言われている。

衰えがさらに進むと、膣から膀胱や子宮、直腸が降りて出てくる骨盤臓器脱になることもある。

骨盤底筋は排泄機能にも関係していて、その衰えは過活動膀胱や便秘の原因にもなるという。

この骨盤底筋は日頃使わない筋肉のため、加齢と共に衰えるスピードは速い。

10、夜間頻尿

より厄介なのが夜間頻尿である。就寝後夜中に一回以上尿意をもよおして、起きねばならないという症状をいう。日中は頻尿ではないが、夜間頻尿が特に困っている人も多い。40歳以上では400万人いるという。そして高齢になるほど増加してくる厄介な症状である。夜中暗いし、寒いし、睡眠不足にもなり、悩みは尽きない。

11、夜間頻尿の原因

前立腺肥大、骨盤底筋の緩み以外にも、高血圧症、睡眠時無呼吸症候群、糖尿病、心臓病、水分の摂り過ぎ、下半身のむくみなど色々原因がある。

12、これら尿トラブルの対策

1)下半身の強化

老化は足からという言葉が如実に当てはまるのが、下半身の老化である。ヘソから下にある臓器や組織の機能を左右するのは、足の血流である。足を動かし鍛えることが必要である。

特に太腿にある内転筋を動かして、血流を良くすれば、それに比例して下半身にある臓器など機能も活発になる。更に足首や膝、股関節、骨盤に歪みがあると、これらの臓器の機能にも影響が出る。内転筋を鍛えるには、西式健康法の合掌合足蹠体操を一日に100回行う。

叉はスクワット体操を一日に50回行うと内転勤が鍛えられるし、股関節の矯正にもなる。

合掌合足蹠体操は、正しい姿勢の基本である骨盤の歪みを矯正しふくらはぎや内転筋を最大限双方向に収縮、拡大させることにより、下半身の血流を非常に旺盛にしてくれる。実行方法は、平床などの上に仰向けに寝て、両手を胸の上で合掌させます。足裏もぴったりと合わせる。膝を曲げて開き、足の裏を合わせたまま足を前後に縮めたり伸ばす往復運動を行う。右の図参照。

スクワット体操には色々なやり方があるが、自彊術で行っているやり方は、右の図のように、両足を80センチくらい開いて立ち、中腰にしゃがむと同時に両手を前へ突き出す。そのとき親指を中に入れて、両手で握り拳を作る。次に手のひらを開きながら、後方へ跳ね上げてながら立ち上がる。これを繰り返す。

2)骨盤底筋の強化

骨盤底筋トレーニングを行うとよい。方法は仰向けになって、両足を肩幅に開いて、膝を立てる。息を吸うと同時に肛門、膣、尿道をキューッと締める。それを5秒保つ。そして息を吐くと同時にゆっくりと緩めて、全身をリラックスさせる。これを一日に20回行う。

更に日頃から猫背の姿勢をしていると、骨盤が後ろへ傾いてしまい、骨盤底筋が緩んでしまう。

3)食事療法

  • 暴飲暴食を慎む
  • 塩分を摂りすぎない
  • 唐辛子、わさび、コショウなどの刺激物を控える。
  • ミカン、グレープフルーツ、酢の物など酸味の強いものは避ける。
  • カフェインの多い緑茶やコーヒー、炭酸飲料を控える。

4)体を冷やさない。冷えは筋肉を収縮させるし、自律神経を乱れさせて、膀胱を収縮させる。

5)自律神経のバランスを保つ。副交感神経が過激に興奮すると膀胱の収縮が起きるのである。

6)指圧療法

おヘソと恥骨の間に気海、関元、中極の三つのツボが縦に並んでいる。そこに両手の手のひらを重ねて、右回りに50回、次に左回りに50回ゆっくりさする。

次にお尻側の仙骨に両手のひらを左右に並べて、上から下へ50回、次に下から上へ50回こする。

次に手首の手のひら側の手首の一番上のシワから指二本分下、親指側にある列缺(れっけつ)のツボを親指の腹で20回押す。両手共行う。

7)足のむくみを取る。

寝る前にふくらはぎを絞るようにさする。また西式健康法の毛管運動をする。毛管運動のやり方は右の図のように、あおむけに寝て、両手両足を垂直に上に伸ばして、微振動させるだけである。両手両足は肩幅に開く。出来れば首の下に半円形の木枕をする。なければ座布団を二つ折りにして、枕代わりとする。1~2分くらい行う。

8)寝る前に大量の水分を摂らない。

9)急に尿意を催した時、家にいる場合は、訓練として行うと良いのは、尿意をぐっとこらえて、我慢してみる。こんなケースを何回も繰り返していると、だんだん長く我慢できるようになってくる。

13、まとめ

1)予防に勝る治療法はない、という言葉があるが、最近つくづく思うことは、お年寄りの健康格差がだんだん広がってきていることである。尿トラブルに限らず、例えば白内障という眼の病気があるが、80歳になっても発症しない人もいれば、もう60歳で手術している人もいる。その差は何だろうか。

2)老人特有の病気は発症するまでに要した時間は、成人になってから、40年も50年も経ている。その間健康に気を付けてきた人と乱れた生活態度をとってきた人では、格差が出るのは当然である。悪い癖は若いうちに改めないと、年老いてから泣きを見ることになる。

3)この記事を書くのに読んだ本の中に書いてあったことは、尿トラブルが若年化しているということだった。ガンになる人の若年化が進んでいることは以前からよく聞いていたが。世の中の生活環境が悪いのか、若い人達の生活習慣が間違っているのか。それともどっちもどっちなのか。いづれにしても日本人の健康状態は確実に悪化していることは間違いないようだ。

おわり


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健康への道しるべ 第132号

健康への道しるべ 第132号 心と体の健康生活:平成30年4月20日発行


2018年3月16日にNPO法人健康を考えるつどいの研修旅行の記事も掲載してくれている。

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円


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子育て応援 おあそび広場

■ 日 時:2018年4月25日スタート 毎月最終水曜日10:00~12:00

■ 場 所:高松国分寺ホール (高松市国分寺町新名430番地)


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西光寺市

■ 日時:2018年5月20日 9:30~15:00

■ 場所:西光寺 宇多津町2198

 

 

 


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前立腺肥大について

村田敏明先生が、前立腺肥大の友にカエル体操を勧めたところそれで直ったとの報告があった。

夜の頻尿もカエル体操で改善されると言う。


 


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新スクール開設のお知らせ(音OTOあそび)

NPO法人健康を考えるつどいが運営する健康会館に、この度新しいスクールが開設される事になりました。

内容は、

親子で楽しもう! 音OTOあそび

はじめての習い事におススメ!

ゼロ歳児から幼児期に大切な音あそびや、リズムあそびを親子で体験できる教室。

音あそびやリズムあそびは幼児期に大切とされている五感の育成・より豊かな感性を育てることができると注目されています。

保育士の経験を生かし、月齢・年齢に合った指導・アドバイスをしています。

まず、体験会を開催致しますので、そのご案内。

■ 日時:4月16日(月)10時~11時

■ 場所:坂出市江尻町1220番地  ダイレックス前の「坂出健康会館」

■ 会費:500円

■ 申込:090-4971-1201 尾形まきこ 迄

講師紹介

■ 尾形 まきこ

■ ベビーリトミックインストラクター
保育士
幼稚園教諭

■ メール:kyo-0223.haru-0105@docomo.ne.jp


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詩と絵が出会う詩集絵本

詩と絵が出会う詩集絵本「いっしょに2017」制作委員会が平成29年12月に発行した本。

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NPO法人健康を考えるつどいはこの活動にも協賛しています。


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今パンと牛乳の害が問題となっている

今パンと牛乳の害が問題となっている 2017-12-6 豊岡倫郎 氏

1、健康常識の盲点

最近はテレビや新聞、週刊誌などで、健康に関する情報で溢れかえっている。何が正しいのか、本当なのか、判断に迷うところである。しかしまだ少数派ではあるが真面目に真実を訴えている医者もいる。今回はそれを紹介する。

 

4、何故パンを食べない方がよいのか、その訳は、

★小麦に含まれているタンパク質のグルテンが未消化物として体内に残ると、異物と見なされて、それを攻撃する抗体ができる。これがアレルギーの原因となる。

★グルテンに含まれているグリアジンのアミノ酸の配列が小脳のアミノ酸配列と似ているために、抗体が小脳の組織を敵と見誤って、攻撃する。脳ばかりではなく、いくつかの神経組織、肝臓、副腎組織で作る酵素、甲状腺、卵巣、精巣、膵臓、胃、心臓、骨などの組織も攻撃する。

★グルテンの未消化物が小腸の上皮細胞に取り込まれて、絨毛の委縮が起きて、セリアック病が起きる。病気としては疲労感、下痢、関節炎、発達障害、精神症状、てんかんなど多種多様で、日本ではあまり問題視されていないが、海外では多くの論文が発表されている。

★小麦にはアミロペクチンという血糖値を急激にあげる糖質が含まれていて、急激に血糖値が上がった後、急激に反応性低血糖が起きる。すると、ふるえ、冷や汗、神経過敏、めまい、頭痛、眠気、動悸、筋肉痛、疲れなど様々な症状が出る。

★血糖値の急上昇で、インスリン分泌量の乱高下が常態化すると、自律神経の異常、ホルモンバランスの崩れ、脂肪の蓄積、更に高血糖とタンパク質が結合して、終末糖化物質(AGE)が作られて、酸化や炎症が起こり、シミやシワをはじめ、動脈硬化、腎障害、神経障害、認知症も起きやすくなる。当然糖尿病にもなりやすい。

★前述したグリアジンには、食欲を昂進させる作用があり、過食傾向に陥る。

★グルテンが分解する過程で、エキソルフィンというモルヒネ様物質が出来て、幸せな気持ちになり、中毒性があるから、一度食べたら、また食べたくなる。またこの物質は脳の受容体と結合して、脳神経に作用し、神経障害を起こす。エキソルフィンの受容体は腸にもあり、腸の動きを抑制する為に、便秘になることも多い。他にも呼吸が浅くなったり、眠気や排尿トラブルも起こったりする。

★体内にはメチレーション回路というものがある。メチレーション回路とは、体内で「メチル基」と呼ばれる化合物を他の物質に結合することで、生命を維持するために必要な物質を作りだしたり、反応させる回路のこと。この回路を回すためには、アミノ酸の一種であるシステインが必要であるが、パンなどの小麦製品を摂ると、システインが不足して、この回路が回らなくなり、自閉症、うつなどの神経不安定、免疫力低下も起きる。

★現在の品質改良された小麦は昔の小麦と異なり、非常に消化されにくく、腸に未消化物として残り、悪玉菌を増やし、炎症が発生しやすくなって、リーキーガット症候群、すなわち俗に「腸漏れ」が起きる。すると体内に侵入した異物を攻撃する抗体が生まれて、様々な組織や臓器が攻撃されて、自己免疫疾患になる。

具体的には、間接リュウマチ、多発性硬化症、小脳失調、橋本病、潰瘍性大腸炎、クローン病などである。

★腸の絨毛にある上皮細胞には、ある一定の大きさ以上のものは体内に吸収させないという、「ふるい」の構造になっている。ところが前述したグルテンのグリアジンには、この「ふるい」の働きを弱めてしまうゾヌリンという物質の分泌を促す作用がある。そのため腸漏れが発生しやすくなる。

★グルテンそのものが神経障害を引き起こす。小脳性運動失調症、多発性神経症などの不随意運動を伴う神経症、筋肉が痩せてくるミオパチー、自律神経失調症、頭痛、手足のまひなどの脊髄障害のミエロパチー、乳児の低緊張症、てんかん、脳幹障害、原因不明の運動失調など。

★小麦アレルギー反応がある人は、ほかの食品にもアレルギーを起こしやすくする性質がある。

卵、牛乳、コーヒー、チョコレート、米、ジャガイモ、大豆などのアレルギーを誘発することがある。だから小麦を食べるのを止めると、これらのアレルギーが消えるという。

★パンに含まれる他の危険な物質

砂糖、人工甘味料のアスパルテームやスクラロース、果糖ブドウ糖液、ベーキングパウダー、着色料、化学調味料、遺伝子組み換え小麦、農薬のクリフォセートやネオニコチノド系のもの。これ等は皆体への悪影響が懸念されているものである。

特にマーガリンやショートニングの油脂類は植物油を常温で半固形になるように、人工的に水素を添加して作ったもので、トランス脂肪酸となって、ガン、動脈硬化、不妊、聴覚障害、免疫障害、糖尿病、心臓病、うつなどの発症に関与している。日本では野放しだが、欧米ではもう十数年前から規制されている。

5、何故牛乳を止めた方がよいのか、その訳は

★衛生上の理由から、超高温殺菌、高温殺菌、低温殺菌のいづれかで加熱してあるために、酵素の活性が失われ、タンパク質も変性して、消化・吸収がされにくくなる、ビタミン・ミネラルも壊れてしまうものも多い。

★見た目を良くしたり、飲みやすくするために、ホモジェナイズ処理といって、圧力をかけ、高速撹拌などして、脂肪球を細かく、均質化させるが、それによって酸化したり、トランス脂肪酸が出来たりする。

★牛のエサには遺伝子組み換えの穀物が使われ、ホルモン剤、抗生剤が投与されていて、牛乳の中にそれらの成分が含まれている。

★牛乳に含まれているタンパク質の80%がカゼインである。日本人の85%の人は、これを消化する酵素を持っていないので、腸の中で未消化物として溜まり、腸内に炎症が起こりやすい。また便秘、下痢、中耳炎、頭痛、慢性間接リュウマチ、全身の炎症も起こりやすい。

更に腸で未消化物は異物として認識されて、アレルギー反応を誘発し、鼻炎、副鼻腔炎などが発症することも多い。

★牛乳のカゼインが不完全な分解のままだと、カソモルフィンというモルヒネ様物質が出来て、

その作用でいつも飲みたくなったりする。また脳神経に作用し、精神不安や神経障害、排尿トラブル、呼吸機能を乱したり、眠気を招いたりする。昼食に摂ると午後眠くなる。

★カゼインは胃の中に入ると、胃液と反応して、カードと呼ばれる乳餅、即ちタンパク質の塊が作られる。これがビタミンやミネラルの吸収を妨げる。特に鉄分の吸収が悪くなる。ビタミンやミネラルの吸収が悪いと、過食気味になったり、肥満、疲労感、無気力感なども起こることがある。

★牛に含まれているカルシュウムは、多くはカゼインと結合しているために、腸で吸収されにくい。また牛乳は加熱処理されているので、カルシュウムはリン酸カルシュウム塩というものに変わっているため、有効に使われない。更に牛乳のタンパク質は腸内で窒素の残留物となって、血液の中へ吸収されていくと、血液が酸性化に傾こうとするので、体は平常の弱アルカリ性を維持するために、骨からカルシュウムを動員し、中和しようとする。牛乳を飲むとカルシュウムが体内で増えるどころか、減少するという事が起きるのである。

★牛乳に含まれている乳糖を消化する酵素はラクターゼと云うが、欧米人と異なり、日本人の85%の人はその酵素を持っていない。農耕民族として発展してきた歴史的体質がそこにある。これを乳糖不耐症と呼んでいるが、飲むと、下痢したり、ガスが溜まったりする。消化不良を起こす。しかし生まれてから二歳頃までは、うまい具合に母乳を飲むため、ラクターゼが体内で作られている。

★牛乳には牛の赤ちゃんを急成長させるようにIGF-1という成長ホルモンが含まれている。

また搾乳のときの乳腺炎を防止する為に、抗生物質が投与されている。またアメリカの牛は遺伝子組み換えのホルモンを打たれている。エサも遺伝子組み換え穀物が使われている。  牛乳を飲むと、グルテンの未消化物から、ニトロソアミンなどの発ガン物質がつくられる。また牛乳には比較的多くの不飽和脂肪酸やリンが含まれている。

以上のことから、乳がん、前立腺ガン、甲状腺、膵臓、副腎、動脈硬化、腎障害になるリスクが高まる。特に最近は乳がんとの関連が問題視されている。

6、過去にもこのパンや牛乳に関して問題提起している本があった

★ウイリアム・デイビス博士の著書「小麦は食べるな!」はアメリカで130万部のベストセラーとなった本で、これがいまの小麦の実態だと、その影響の恐ろしさを訴えた。

★デイビット・パールマター博士の著書「いつものパンがあなたを殺す」これまたベストセラーとなった本で、その数々の害の真実を伝えている。

★新谷弘実博士は著書「病気にならない生き方」の中で、書いているのは、「・・・牛乳を飲んでも体に良いことは何もない・・・」と。腸のファイバースコープを開発し、30万人の腸を観察してきた博士の実体験からの言葉である。

★フランク・オスキー博士は著書「牛乳には危険がいっぱい」の中で、牛乳の組成と健康被害の実態について、述べている。ニューヨーク州立大学やジョンズ・ホプキンス大学の医学部の教授や小児センター所長などを務めた人である。

★久司道夫氏は著書「マクロビオティック食事法」の中で、乳製品の体への影響について述べている。久司道夫氏は東京帝国大学政治学科を出て、食養家の桜沢如一氏との出会いから、厳しい玄米菜食主義をアメリカで普及に努めた人である。

7、まとめ

1)小麦といえば、パンだけでなく、うどん、そうめん、ラーメン、スパゲッティ、
ピザ、まんじゅう、ケーキ、お好み焼き、たこ焼きなど日常的に食卓に乗る食材
である。牛乳にしても、乳製品として、チーズも、ヨーグルトも広く食べられて
いるものである。これ等をすべて断つことは至難の決意が必要になることだろう。

しかし今回取り上げた内山葉子先生は自分の医院で、多くの体が不調な患者さん
たちに、実際に治療して、得た成果から、書かれたのがこの本である。
また書かれた背景には多くの海外の文献も読み、見聞を広めたことが覗える。
小麦製品と乳製品を三週間摂るのを止めると、不具合が消えて、体が生まれ変わ
るという。

2)ことパンや牛乳が、我々は体に良かれと思って食べているものが、逆に体を蝕ん
でいるとは、今回、驚愕した人も多いのではなかろうか。実際に学校の給食では
長年日本の子供たちは食べているし、医者や栄養士も推奨しているではないか?と
誰でも素直に肯定できないに違いない。しかしこの本には実例報告も載っている
し、日本で学校給食でパンや牛乳を摂るようになってから、アレルギー症が子供
に増え始めたのも事実である。また給食をパン、牛乳、肉食主体から、和食に切
り替えることによって、学校のいじめや非行が無くなったという事例もある。
それを推進した人は大塚 貢氏で長野県上田市の教育委員長だった人である。

3)農耕民族として、何千年間も命を繋いできたのは、米や穀物を主食として、その
土地で採れる魚や野菜、豆、海藻を食べてきた日本人の食性にパンや牛乳が適し
ていないことは、理解できそうなものである。

4)今回この記事を書いていて、思いつくことは、今まで自然のまま育っていた小麦
も、牛乳も人工的に改良されて、変質しているために、人間の体には異質のもの
として、受け入れられて、生体を狂わせて、結果的に疾病となっていることで
ある。更に体にとっては、異物を処理できないために、腸内環境の悪化が一番の
問題である。ましてや農薬、食品添加物、マーガリンなどで複合汚染されていて
は、どんな難病に体が侵されても、不思議ではない気がする。特に精神や神経組織
を狂わすのが気にかかるし、現代医学の盲点ではなかろうか。

5)体を構成する60兆個の細胞は食べ物によって、作られている。体は一大化学工場
であって、良い食べ物は良い細胞を作り、悪い食べ物は悪い細胞を作る。この良い
食べ物によって、我々は命を繋げるのである。日本人の体質にはパンと牛乳は必要
ないことを理解することが先決である。

6)囲碁に「これも一局の碁」という言葉がある。盤上での戦い方にはいろいろあっ
て、その人の考え方が出てきてもおかしくない。人間は生まれて、物心がついて
からは、毎日が選択の連続である。しかしこれから百歳まで長生きしたいのであれ
ば、やって良いことと悪いことは健康知識のある人は選択できる。しかし情報が
不足している人には、選択の余地が少ない。どうして私がこんな病気に罹ったの
だろうかと、病気になってから、嘆く人が多い。日本人はイワシの群れだ、と
言ったアメリカの経営学者がいる。みんなで渡れば怖くないという事では、済まさ
れないのが、パンと牛乳ではなかろうか。「これも一つの生き方」であるとして、
済まされてよいだろうか。人は生きてきたようにしか死ねないというけれども。

おわり


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渡邊 昌 先生

第14回健康を求めて in ユープラザうたづ(2017年10月22日開催予定)にて講演をお願いしている日本総合医学会 会長・渡邊 昌先生が掲載されている雑誌をご紹介。

まず、日本CI協会が発行する「マクロビオテック」2015年1月号

新春対談にご出演(左が渡邊先生)

次の記事は、マクロビオテックマガジン”むすび” 2015年1月号の巻頭言「正食のおせち料理」と題して。


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”写真で綴る” 自彊術を創り育てた人達

金沢市にお住いの豊岡 倫郎氏の著書『写真で綴る自彊術を創り育てた人達』をご紹介する。

発行は”ヘルシーライフ研究所 豊岡 倫郎”
〒921-8151 石川県金沢市窪2丁目82番地
TEL/FAX:076-241-4998

自彊術の創始者・中井 房五郎氏は明治12年2月香川県坂出市高屋町に生まれ、昭和6年10月53歳にて逝去された人物。

現在53,000人もの会員がいる公益社団法人自彊術普及会だが、創始者の地元でこの健康体操を知る人は殆どいない。

自彊術は、治療法が土台になっているという点において、ただの体操ではないところに大きな特徴があり、この健身術を創った中井房五郎は天才手技療法士でした。

発表されたのは、1916年(大正5年)で、彼は医療制度が未だ不充分であった時代に、現在の按摩、指圧、整体、カイロプラクティック、マッサージ等をミックスした数百種に及ぶ手技療法で難病を治したと言われる伝説的存在の人でした。

その治療法に代わるべきものとして、氏により案出された31の体の動かし方が「自彊術体操」。

この偉人を紹介しようと、自彊術を長年実践されている豊岡氏が自ら書かれた著書を送ってくれました。
ありがとうございました。

現在、NPO法人健康を考えるつどいが運営する健康会館のスクールメニューにも自彊術があり、倉敷の佐野 典子先生(奥伝)と高松の山本先生が指導に当たられている。


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腸もれは万病の元

腸漏れは万病の元 2017-7-13 豊岡倫郎 氏

1.あなたの体の不調は腸もれかも

順天堂大学の研究者の調査で、健康な50人の内2人の血液中から生きた腸内細菌が見つかったという。別の研究所では糖尿病患者50人の内14人の血液中から生きた腸内細菌が発見されたという報告もある。今までの医学常識では考えられなかったことが現実に起こっている。

2.腸内細菌とは

腸内細菌とは、私たちの腸に住む共生菌で,腸内には約200種100兆個の多種多様な細菌が住み着いていて、その全体像はまるでお花畑のように美しいことから「腸内フローラ」と呼ばれる。その中には善玉菌、悪玉菌、日和見菌がいて、それらが良いバランスを保っていることが健康上重要だと言われている。

3.「腸もれ」とはとういうことか

腸に穴が開いている人が増えている。穴といっても小さな目に見えないほどの穴で、具体的には、腸の細胞と細胞の間にできてしまう隙間のことで、そこから細菌や未消化の栄養素、毒素、腐敗ガス、微生物、病原体などが腸壁から血液の中へ入って行き、体をめぐる。

腸に穴が開くこのトラブルは、欧米では「リーキー・ガット・シンドローム」と呼ばれている。リーキー(Leaky)はもれる、ガット(Gut)は腸、という意味で、直訳すれば、「腸もれ症候群」となる。いま欧米では「多くの重大な病気につながる可能性がある」と注目されている。しかしまだ日本では医療従事者でも名前を聞いたことがないというのが現状である。

.隠れ病は「腸もれ」を疑え!
藤田紘一郎著 2017年6月発売。著者は1939年生まれ、現在は東京医科歯科大学
名誉教授。腸にかんする多くの著書がある。今回はこの本を中心にして説明する。
下はこの本の表紙。


4.どうして腸もれが発生するのか

腸内フローラの善玉菌、悪玉菌、日和見菌の組成は日頃の食べ物によって決ま  る。即ち高脂肪、高たんぱく、低食物繊維高糖質の食事は悪玉菌を増やす。  また質ばかりでなく、過食によって消化不良、宿便の停滞、便秘などは腸内  フローラが貧弱化してしまい、腸粘膜の再生がうまくゆかず、腸壁が薄くなり、  細胞間の連結が緩み、穴が開きやすくなる。当然糜爛や炎症も起きる。

5.腸内細菌の減少とバランス

腸もれには、上述したような食事の乱れで、善玉菌が減り、悪玉菌が増えれば、細菌バランスが崩れて、本来の腸の機能であるところの、病原菌の排除、消化を助ける、ビタミンを合成する、セロトニンやドーパミンの前駆体を作り、脳に送ること、免疫力を高めることなどが低下してまう。

6.. 腸もれが招く慢性炎症とは

腸もれによって、細菌や未消化の栄養素、毒素、腐敗ガス、微生物、病原体などが腸壁から血液の中へ入って行き、体をめぐると、体のいたるところで、炎症が発生する。その炎症も自覚症状がないくらいの弱いものであるが、慢性的に続くという。それも人それぞれによって、多種多様である。これがここ数年前から話題となっている「慢性炎症」という症状である。

7.慢性炎症が及ぼす数々の病気

■CRP値の上昇: C―リアクティブ・プロテインの略で、体内で炎症が起きていると、
このCRPというタンパク質が増える。長寿者はこの値が低いということで有名 になっ
た 指標である。0.3mg/dl以下が基準値である。

■糖尿病のひとには腸もれが多い。大食し、血中の糖分が高いと腸内環境が     良い筈が
ない。
■ がんの原因にはこの腸もれによる炎症と免疫力低下が関与している。
■脳卒中、心筋梗塞:血管内の炎症が脂肪を溜め、過酸化脂質に変え、動脈硬化を
誘引する。
■肥満の人はデブ菌が多いため肥満を招く。
■自閉症 : 一歳児ころの抗生物質の投与があると腸内細菌の組成が変わって、影響が
続く。
■認知症:血中の異物処理のための顆粒球の活躍が活性酸素を発生させ、脳細胞が萎縮。

■うつ病: セロトニンの90%は腸で産生し、存在し脳へ行く。それが欠乏している
状態。

■感染症: 腸のバリア機能が低下し、病原菌の排除能力が弱る。

■各種アレルギー :本来腸壁を通過しない異物が血流にのって体内に入ることで、体内
の自己    免疫システムを狂わせて、いろいろなアレルギー反応が発生する。この問題
に ついては前回説明したように、故甲田光雄博士は腸麻痺、糜爛、キズが    アレル
ギーの元凶と言っている。

8.腸もれを防ぐには

日頃の高脂肪、高たんぱく、低食物繊維、高糖質の食事が腸内フローラの善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスを悪い方向に向かわせることは説明したが、では具体的に健全な腸粘膜や有用な腸内細菌を育てるにはどうしたらよいか。それは

  • 腸内細菌が短鎖脂肪酸を作っている。この短鎖脂肪酸は腸壁の上皮細胞の   エネルギー源となっている。上皮細胞は腸壁を保護する粘液を分泌したり、   水分や栄養素を吸収したりする重要な働きをしている。そこで先ずは腸内細菌   を活性化させるために、食物繊維やオリゴ糖を摂ることが、最終的に健全な   腸粘膜を作り、腸もれを防ぐことにつながる。短鎖脂肪酸とは、酢酸、酪酸、   プロピオン酸などの有機脂肪酸の総称で、この短鎖脂肪酸には免疫細胞の一種   である制御性T細胞の成長を助ける働きがあり、抗炎症作用効果を発揮する。
  • 食品添加物を摂らない。現在日本で使用されている食品添加物は450品目以上あり、例えば保存料、甘味料、着色料、発色剤,香料、安定剤、増粘剤などで、大半が原料は石油を使って、工場で大量生産されている。これら食品添加物からなる加工食品は50年以上前には我々が口にしたこともない未知のものであり、腸内細菌のエサになるどころか、保存料に至っては、有用な腸内細菌の繁殖を阻害する。市場に溢れている腐らない加工食品を食べてはいけない。
  • 白い主食や砂糖は腸を疲れさせる。白米、小麦粉、砂糖、人工甘味料などは白く精製されているものは、糖質の塊といえる。糖質とは炭水化物から食物繊維を差し引いたものをいう。腸のエネルギー源は短鎖脂肪酸であって、糖質ではない。糖質の過度の摂取は、腸は自分のエサにもならないものの為に、せっせと働かざるを得ない状況に追い込まれ、疲れ果ててしまうことになる。
  • 大量の糖質が体内に入り込むことは異常事態として活性酸素を発生させる。他にも食品添加物も、お酒も、過労も、太陽光も、電磁波も、ストレスも、宿便や便秘も、過食もみな活性酸素を発生させる。活性酸素は遺伝子を傷つけるし、細胞に炎症を起こさせるし、脂肪分を過酸化脂質に変えて、体内いたるところで,気管や組織の退化が始まる。活性酸素の発生をさせない生活を心がける。
  • 抗生物質の薬は、その強い殺傷力は合成保存料などの比ではないくらい強くて、腸内細菌を弱体化させる。

9.腸の穴をふさぐための食事とは

  • 水溶性の食物繊維を摂る。腸内細菌の格好のエサとなる。ビタミン類、アミノ酸、短鎖脂肪酸などの栄養素を合成してくれる。 品目では、昆布やわかめなどの海藻類、豆類、ゴボウ、サトイモ、ニンジンなど根菜類、ニンニク、梅干しなど。また納豆、メカブ、山芋、オクラ、モロヘイアのネバネバ食品。水溶性の食物繊維を食べていると腸内細菌は水素を発生させてくれる。水素は活性酸素の害を消してくれる。
  • 不溶性の食物繊維の摂取も必要である。繊維質が水分を含んで膨張し、腸内の脂分など不要物をからめ取ってくれるし、蠕動運動を盛んにして、腸の働きが良くなる。いま大腸がんが多いのは、高脂肪、高たんぱくの過食で、腐敗物質や腐敗ガスが腸に停滞して、炎症を起こしたり、腸もれで体内に流入して、乳がんにも関係しているというから怖い話である。品目には、玄米、豆類、イモ類、キノコ類、切り干し大根、おからなどの食品。納豆やゴホウなどは水溶性と不溶性繊維の両方を含んでいるので、一石二鳥である。水溶性と不溶性繊維の比率は1対2が理想的という。1日に必要な食物繊維の摂取量は約20グラムである。
  • 日本の伝統の発酵食品の味噌や漬物類を摂る。乳酸菌、酵母菌、麹菌などがたっぷり含まれているから、善玉菌の格好のエサとなる。
  • オリゴ糖の含まれた食品を摂る。オリゴ糖は熱や酸に強く、胃酸や消化酵素によっても分解されず、腸まで届き、善玉菌を増やしてくれる。 品目としては大豆製品の豆腐や納豆、ゴボウ、玉ねぎを摂る。
  • 酢を料理に使う。酢の成分である酢酸は短鎖脂肪酸の一種であるが、腸内細菌の 活動力を高めて、善玉菌を増やしてくれる。酢を使った酢タマゴハチミツ、酢キャベツ、酢タマネキ、酢大豆などはよくその効能を宣伝しているが、血圧が下がったとか、カルシュウムの吸収を良くして、骨粗しょう症に良いとか、疲れをとるとかいろいろあるようだ。 食物繊維プラス酢が効果を倍増してくれるという。しかし酢は毎日すこしづつ摂るとよい
  • 小腸の粘膜のエネルギー源は短鎖脂肪酸のほかにグルタミン酸がある。良質のグルタミン酸が含まれている食品は、昆布などの海藻類、白菜、緑茶、イワシ、トマトなどである。納豆にもポリグルタミン酸の形で含まれているのでお薦めである。
  • フィトケミカルの食品を摂る。含まれている食品は太陽の光をいっぱい浴びて育った野菜類で、生でも、ことこと煮て、スープと一緒に摂っても良い。できれば皮や茎も一緒に摂る。腸の粘膜や体内の細胞を荒らす活性酸素の害を消してくれる抗酸化力を持っている。 ポリフェノール、リコピン、アントシアニン、イソフラボン、β―グルカンなどの言葉をよく耳にしていると思いますが、これらが含まれている食品を摂って、抗酸化作用を高め、免疫力を強化する。赤ワイン、トマト、ブルーベリー、緑茶、キノコ類などいろいろある。
  • 炎症を抑える油を摂る。食用油には大きく分けて、三種類ある。正式には油は脂肪酸というが、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、オメガ9脂肪酸がある。 オメガ3脂肪酸は細胞膜を柔軟にし、炎症を抑える働きがある。オメガ6脂肪酸は細胞膜を固く丈夫にするとともに、炎症をうながす働きがある。この両者をバランスよく摂取することで、柔軟性と強さを併せ持つ、病気にも、炎症にも強い細胞膜を作れるのである。その比率は1対4が良いと言われている。 オメガ3脂肪酸の油とは、アマニ油、エゴマ油、DHAやEPAの成分を含むイワシ、アジ、サバなどの青魚類もこれに含まれる。非常に酸化しやすく、加熱しないで、生で撮るのが望ましい。酸化した油は体内に入ると活性酸素を発生させるから要注意。 オメガ6脂肪酸はサラダ油、大豆油、ごま油など。体の構造に欠かせない必須脂肪酸といわれていて、体内で合成できない油である。比較的酸化しにくいので、一般の天ぷら、フライ、インスタント食品、菓子類、マヨネーズ、ドレッシングなどに使われている。現代人はこの油を摂りすぎていて、万病を招いているといわれる位である。 オメガ9脂肪酸は加熱処理しても酸化しにくいのが特徴で、キャノーラ油(菜種油)、米油、ごま油などがある。ごま油はオメガ6と9の両方の成分を併せ持つ、なおオリーブオイルはオメガ9が8割で、残りはオメガ6を含んでいる。ただしオリーブオイルにはポリフェノール、ビタミンEが含まれていて、腸を温めてくれる効果や腸粘膜の新陳代謝を良くする効果、免疫細胞の活動力を高める働きもある。小腸から吸収されずに大腸まで行くため、腸壁を滑りやすくして、便通を良くする効果もある。

10..腸もれ予防法の決め手はなにか

現代人の七割の人は腸もれを起こしているという報告もある。なぜこんなに多いのか、一言でいえば文明病である。高脂肪、高たんぱく、低食物繊維、高糖質の食事、また質ばかりでなく、過食、過飲、砂糖などで消化不良、宿便の停滞、便秘になり、また過労、睡眠不足、ストレス、運動不足、食品添加物、農薬、排気ガス、電磁波など悪化していく環境改善には・・・。

  • 大食しない、酒の過飲しない、甘いものは控える、高脂肪、高たんぱくの   食事は控える。
  • 上述したように活性酸素の発生を極力抑え、一方抗酸化食品を摂る。
  • 腸は非常に神経過敏につき、ゆったりと心の安寧を心がけた生活を送ること   が大事である。
  • 胃腸の弱い人には自彊術のような家で手軽に行える健康体操は必須条件である。

11..まとめ

1)こうして見てくると、日本の伝統食がお薦めであるが、加えて生野菜 ジュースも
必要。甘いお菓子類が如何に腸に悪いかを知らない人が多い。止めない限り腸は
良くならない。

2)腸内細菌が活性化する最適温度は37度である。冷たいジュース、ビール は極力
控える。

3)アレルギー疾患の治療には腸もれの解消が先決である。遅延型アレルギーがあり、
アレルギー食品を食べてから24時間位経過して発症する為、医者も誤診するケース
が多い。倦怠感、めまい、口内炎、うつ症状、吐き気、目の渇き、肌荒れ、過敏性
大腸炎など起きる。

4)腸漏れがない大便とは水分60%、腸内細菌の死骸20%、粘膜細胞の死骸15%、
食べカス5%である。量はバナナ3本分、色は黄褐色、匂いはかすか、ゆっくり水に
沈むもの。

5)「腹も身の内」という言葉がある。自分の身内を苛めていては自滅して しまう。
そして食を制する者は腸を制し、更に万病を制するという事 だろうか。

おわり


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第14回健康を求めて in ユープラザうたづ

■ 日時:2017年10月22日(日) 12:00~16:00

■ 場所:ユープラザうたづ  香川県綾歌郡宇多津町浜六番丁88番地

■ 演題:

①薬に頼らず糖尿病を治す方法 講師:渡邊 昌 先生

②大学ダイエット講義~無理しない・頑張らない・それでも確実に痩せる

講師:漆原 光徳 先生

■ 参加費:前売り 1,000円、当日 1,500円

■ 主催:NPO法人健康を考えるつどい


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香川のリーダーたち(北川 博敏 先生) Ⅵ

北川先生 第6 回

外国産果実の輸入自由化問題に直面し、国産果実の強みを説いた話や、苺の「ラクチン栽培」の開発、私生活では奥様と一緒に社交ダンスのレッスンを受け、今も続けておられる話など・・・。

 

 

 


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三保通信

静岡市にある三保製薬研究所が発行する機関誌のご紹介。

三保製薬の主な商品は「生まれは海、育ちは自然の医薬品」の下剤”スイマグ・エース”や携帯用細粒タイプのマリンマグ・エースです。


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香川のリーダーたち(北川 博敏 先生)Ⅰ

四国新聞の連載記事「メッセージ~香川のリーダーたち~」
当NPO法人健康を考えるつどいの理事でもある香川短期大学名誉学長・北川 博敏 先生の連載が始まった。

第1回は2017年7月11日、『母は私にとって父でもあった』のサブタイトルで掲載された。

北川先生の生い立ちから始まり、先生の功績が分かる連載となるであろう明日からの新聞が楽しみである。


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夏期健康講演会のご案内

■ 日 時:2017年8月20日(日)13:00~15:00

■ 講 師:渡辺病院医院長 渡辺 完爾先生

■ 主 催:NPO法人健康を考えるつどい

■ 問い合わせ:NPO法人健康を考えるつどい 電話:0877-45-8441、

FAX:0877-45-8444


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第10回健康を求めて 夏期健康合宿のご案内

■ 日 時:2017年8月18日(金)~22日(火)4泊5日

■ 場 所:坂出健康  香川県坂出市江尻町1220番地

TEL:0877-45-8441、FAX:0877-45-8444

■ 募集人員:15名くらいまで

■ 参加費:NPO会員 38,000円、会員外 45,000円

■ 主 催:NPO法人健康を考えるつどい

■ 申 込:電話又はFAX


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健康への道しるべ 第127号のご案内

健康への道しるべ 第127号 心と体の健康生活 平成29年6月25日発行

 


『 闘病奮闘記 』By  安曇野市在住 百瀬 稔 氏
・・・から一部抜粋

え~ 大腸ガンから一年、元気です!

昨年3月、地元の赤十字病院ドックで貧血と便潜血の指摘を受けた。その前も便潜血が+であり、主治医は様子を見るとの事だったが、心配だったので大腸カメラをすると

・・・アト略

その他記事に「手相でわかる病気と運勢 その1」等など。

 

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142


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プレスリリース

「柿茶」の生化学研究所、香川県産の柿の葉の収穫を開始。

耕作放棄された果樹園を再生して地元農家を支援、柿の葉をお茶の原料に活用します。

柿の葉を原料とするお茶「柿茶」を製造・販売する生化学研究所(本社/東京都千代田区・事業所/坂出市江尻町1220・社長/井上信忠)は、今年から、香川県産の富有柿(ふゆがき)の葉を「柿茶」の原料として使用することになり、7月3日(月)と4日(火)の二日間、坂出市府中町2649にある約1000坪の果樹園において、約150本分の柿の葉(約1トン)を収穫します。

■坂出市で初めて、柿の葉茶用の原料葉を収穫

昨年、耕作放棄地となっていた柿の果樹園を借り受け柿の葉を収穫し、お茶に加工するうえで品質的に問題がなかったため今年から正式に原料として収穫することになりました。近年は徳島県つるぎ町の契約農家の柿の葉のみを原料としていましたが、柿茶の増産が必要になり、本格的に県内で柿の葉を収穫することになりました。

 

 

 

■今年収穫して製品化は2020年以降

収穫には、徳島県の契約農家の方(収穫方法の指導役)と、地元坂出市の農家の方、生化学研究所のスタッフ合計約15名が参加します。収穫作業は午前5時ごろから始め、午後2時ごろまで行う予定です。

収穫した柿の葉はその日に当社坂出工場において乾燥、サイロに貯蔵し熟成させてから、3年後以降にようやく「柿茶」として製品化されます。

■荒れていく柿の果樹園を再生、地元農家の雇用創出も

柿の産地は、県内では財田町や塩江町が有名ですが、富有柿は県下全域で生産されています。近年になり柿の収穫が減り、耕作放棄地が増加してきました。山間部だけでなく、坂出市周辺でも柿の果樹園が放置されるようになったため、昨年、香川県農地機構の仲介によって当社が果樹園を10年間借り受け、柿茶の原料茶葉として柿の葉を収穫することになりました。今後は、草刈りや管理、収穫などの作業を地元農家に委託するなど雇用の創出にもつとめ、県産の「柿茶」をブランド化して地域貢献していきたいと考えております。

■柿の葉茶の栄養成分について

柿の葉には、葉酸・カルシウム・鉄分・亜鉛・ビタミンA E C K・タンパク質などの栄養素や、ポリフェノール(カテキン)などが含まれ、「柿の葉のお茶」は健康的なお茶としてテレビなどでも話題になりました。当社の「柿茶」は、農薬不使用・ノンカフェイン・放射能検査済みでどんな人にも安心して飲んでいただけます。

柿茶は(有) 生化学研究所の登録商標です。


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健康をあきらめない! こうすれば病気は治る!

■ 日 時:2017年7月22日(土)9:00~16:30、8:30 開場

■ 場 所:レグザムホール(香川県県民会館)

■ 主 催:おむすびの会、問合せ・087-881-2323

■ 受講料:前売り 2,000円、当日 2,500円



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セルフメディコ元気塾のご案内 2017年7月(第2回)

■ 日 時:2017年7月12日(水)13:30~15:30、13:00受付開始

■ 場 所:坂出市江尻町1224番地『かきのは』

■ 対象者:ココロとカラダの健康を本気で考えている方・これから考えてみたい方

■ 受講料:一般 1,000円、協会会員 500円

■ 申し込:FAX 087-877-0116、E-Mail genki@self-medico.com

↓ 元気塾って何?

↓ ”セルフメディコ元気塾”の内容例


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薬の副作用は怖い

薬の副作用は怖い    2017-6-15 豊岡倫郎

1、年々増加する国の医療費

厚生労働省が公表した2015年度の医療費は41.5兆円となり、前年比3.8%増えた。その内調剤医療費が5兆9783億円で、前年比11.3%増で、そのなかのトップが血圧降下剤で、4953億円、次が抗ウイルス剤の4139億円と続く。

2、薬に依存する日本人

今は高齢化社会で、お年寄りは体のあちこちに不具合が起きて、医者へ行くと、不具合の数に応じて、どっさりと薬袋をもらい、それらの薬を服用しても、長引くばかりで、医療費ばかりが嵩んでゆくのが実態である。更に問題なのは、何種類もの薬を長期に亘って飲んでいると、その副作用で、別の病に侵されて、命を縮めかねないのである。これを医原病と呼んでいる。 東京大学大学院医学系研究科教授の秋下雅弘氏の著書「薬は5種類まで、中高年の 賢い薬の飲み方」という本が話題になっている。多種の薬を飲むことを戒めている。

3.今必要なのは薬に関する正しい知識

いま生活習慣病を患っている人が激増している。例えば糖尿病は予備軍を入れて、2210万人、高血圧症4000万人、脂質異常症3200万人、これが三大生活習慣病である。何故こんなに患者数が多いのか、答えは簡単である。症状を緩和させても、これ等の病気を完治させる薬がないから、一生飲み続ける羽目に陥るのである。
そこで問題なのは、これらの人たちが服用している薬の副作用がないのだろうかということである。昨年秋に大橋巨泉さんが亡くなったのを契機として、医療問題が話題となり、マスコミがこの件に関して、詳しく日本の医療事情の特集記事を発表し始めた。週刊現代が以下の記事を掲載した。上述の三大生活習慣病に関する薬の副作用のことである。
■コレステロールを下げるスタチン剤についての記事1■総コレステロールの基準値とは
日本動脈硬化学会が定める基準値は、総コレステロール値が220以上は、高コレステロール血症という。しかしこれには多くの異論があり、次ページ右上のグラフを見ると、判るように低い方が死亡率が高いのである。コレステロールを下げる薬として広く使用されているのがスタチン剤であるが、急性で横紋筋融解症という命にかかわる病気がある。この病気に罹り、命がけの闘病生活と医療告訴を行ったのが、福田 実氏の著書「私は薬に殺される」である。これを読むと、薬に対する知識を持たずに、医者の薬を何の疑いも無く、飲み続けることの怖さをしみじみと感じさせるのである。
長尾クリニックの長尾和宏院長によると、急激な横紋筋融解症でなくても、徐々 に筋肉が低下していったり、筋肉痛になったり、肝機能が低下したり、酵素の働きを低下させるため、免疫力低下、ガンや認知症のリスクも高まるという。

■もうひとつ、コレステロール値と死亡率の関係について、日本動脈硬化学会と日本脂質栄養学会、良識派医師との間で論争があり、疑わしい病人を調査対象から除外したりして、作成されたのが、左下の表である。自治医科大学が発表したもので、160~200mg/dlの範囲の人を1として、200~240mg/dlの範囲にあっても、死亡率が低いことが見て取れる。特に女性の場合は、240mg/dl以上でも死亡率が低いのである。逆に160mg/dl未満の低コレステロールの人が死亡率が高いことが分かった。下の表は週刊現代に掲載されていたコレステロール値と死亡率の関係グラフである。


■下の表は主な高血圧症の薬に関する誤解という名で週刊現代に掲載されたものである。殆どの患者たちはこれらの薬を長期間服用しているから、副作用には留意が必要である。そもそもいまだに高血圧の基準値に関する論争は続いていて、70歳を過ぎた人の場合は上の値が140近くでも異常値ではないという意見が多い。

■下の表は糖尿病の薬に関する週刊現代の記事である。昔インシュリンが開発された当初は、 これでもう糖尿病の患者は無くなると 言われたものだった。しかし患者が 2,220万人もいる現実の姿に、何を思うかである。

4.無知は死を招く

今回この記事を書くに当たり、前述した本以外に参考にした本は次の通りである。

  • 田村豊幸著  「薬の副作用にやられないための本」
  • 岡田正彦著 「薬なしで生きる」
  • 丹羽靭負著            「クスリで病気は治らない」
  • 近藤 誠著  「クスリに殺されない47の心得」
  • 船瀬俊介著  「医療大崩壊、もうクスリはのめない、医者には行けない」
  • 安保 徹著 「薬をやめると病気は治る」

    また下に掲げた表紙の本は現代医学の医者や薬剤師の方々の「良心の叫び」である。正に薬はリスクである。

3. 薬から離脱するには

いわゆる生活習慣病は長年の間違った生活習慣によって、育まれてきた病気であるから、そう簡単に医者の一服のさじ加減で快癒するものではないことは、皆さんは百も承知している筈。その内、今度は薬の副作用によって、本来の病気以外の、本人も予想だにしなかった病気に罹り、死を早めるケースも多いのである。そもそも生活習慣病の薬というのは、症状を解消する対症療法である。血圧の降圧剤しかり、糖尿病の薬しかり、コレステロール降下剤しかりである。これ等の病気を招いた原因は、過食、酒の過飲、甘い糖分の摂りすぎ、肉類の過食、運動不足、ストレス、過労などに起因するものであるから、これらの原因を先ず解消する対策を採るのが本筋である。薬の服用者は自分の心の中の理不尽さに気づかないとは、どうしたことか。

4.薬に関するワンポイントアドバイス

  • 薬は体にとっては本来異物であり、毒であること。
  • 長く服用を続けると、耐性が出きて、だんだん効かなくなる。
  • 一般に薬は自律神経の交感神経を昂進させるから、免疫力の低下など諸病につながる。
  • 漢方薬といえども副作用があること。よく便秘症の人が、センナやアロエを飲んでいるが、民間薬でも、副作用がある。
  • 今自分が飲んでいる薬が、体に入るとどんな働きをするのか、副作用は何かを調べて、納得した上で服用すべきで、医者の言葉を鵜呑みして、悪いようにはしない筈と、過信してはいけない。今は情報化社会で、インターネットやスマホでなんでも調べられる。
  • 薬は5種類までという本を紹介したが、別の本には3種類までと書いてあるものもある。食品添加物もそうだが、何種類も体にいっぺんに入ると、化学変化で本来体が持つ免疫力や自然治癒力、ホメオスタシス(生命恒常性維持機能)を狂わせて、生体がガタガタになる。
  • 高血圧の降圧剤で血圧が下がればよいというものではない。真の原因の動脈硬化や肥満などから、体が危機感から上げざるを得ないのに、薬で血圧だけ下げても、根治にはならない。
  • 70歳を過ぎると、体力、免疫力、酵素などの分泌量も半減するのに、働き盛りの大人と同じ用量はおかしい。
  • 勝手に薬の服用を中止すると、体に異常が出ることもあるから、必ず医者に相談してみる。

5.まとめ

1)私の持論の一つは、「悪事は良事を駆逐する」である。せっかくいろいろ健康
療法をしていても、片方で、毎晩酒を飲んでいては、治るものも治らない。

2)病気になって、反省する様子もなく、言い訳ばかりする人がいる。食べるの
が、飲むのが、好きだから止められないと。健康法において、好きだの、
嫌いだ等と、言っていては、前進はない。健康法は良いか、悪いかの基準が
大事なのである。「甘えの構造」はいけない。

3)血圧やコレステロールの基準値を設定する関係者、即ち厚生労働省、製薬
業界、医師会などの間では、基準値のレベルを厳しくすることによって、薬
の売り上げや診療費などの収入が跳ね上がるという。病人にされて、薬の
服用を迫られ、副作用で命を縮めることのないようにしたいものだ。

4)薬に関する正しい知識を身に着けて、薬漬けの生活からの脱却策をいち早く
実行する時代であることを痛感する次第である。

5) 紙面の関係で省略したが、風邪薬、胃腸薬、睡眠薬、精神安定剤、鎮痛剤
などについても、問題点が多いことを付け加えておきます。

6) 日本は狭い。本当に病気を治したければ、現代医学を習得した医者で、薬を
使わずに生活習慣病を治している医者は沢山いるから看てもらったらよい。
今回取り上げた三つの生活習慣病ほど悪い生活習慣の改善で治りやすい病気
はないのではなかろうか。

おわり


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第6回 NPO法人健康を考えるつどい 総会報告書

2017年6月3日(土)に行われた第6回NPO法人健康を考えるつどい通常総会の議事録です。

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↓ 総会欠席者への郵送文です。

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村田 敏明 先生のマンガ

村田 敏明 先生の講演会 でご案内した村田さんは健康漫画も描く多才な持ち主。

そこで、氏の書いた漫画の一例をご紹介する。
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折り紙教室生徒募集のお知らせ

折り紙教室の体験会を6月2日に実施したところ、大勢の方々が集まってくれた。Photo_2

 

 

 

そこで、毎月第1金曜日:10:00~11:30 まで、折り紙教室を開催することになりましたのでお知らせします。

■ 日 時:毎月第一金曜日 10:00~11:30、初回は7月7日(金)

■ 場 所:坂出健康会館(坂出市江尻町1220番地  ダイレックス前)

■ 講 師:日本折り紙協会香川支部 支部長 坂本 整子 先生

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NPO法人健康を考えるつどい 第6回総会報告

2017年6月3日(土)、NPO法人健康を考えるつどいの第6回通常総会が行われた。

総会は、会社で言うと株主に当たる正会員の出席を得て開催され、今回は正会員数61名の内、49名の参加(内、委任状出席39名)を得て、審議議案は無事可決承認された。6
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健康講演会 のご案内

介護老人にならない!法~ 10歳若返る、いきいき人生・寝たきりにならない!より良き未来のための、薬に頼らない健康術 ~ 

百まで歩ける足の作り方、夜トイレに起きない方法 教えます。

■ 日 時:2017年6月25日(日)10:00~12:00

■ 場 所:〒762-0011 坂出市江尻町1220番地 ダイレックス前

■ 講 師:村田 敏明 氏 82歳、金沢市在住、
「自然健康会」主催、百まで歩こう会推進リーダー

■ 参加費:講演会=500円、昼食(希望者)=500円(玄米,豆腐,野菜ジュース)

■ 主 催:NPO法人健康を考えるつどい

■申し込み:電話 0877-45-8441、FAX 0877-45-8444Photo


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健康講座のご紹介です・西式甲田健康法が身体を救う【青汁、玄米菜食で元気な生活】

【健康講座のご紹介】

西式甲田健康法が身体を救う【青汁、玄米菜食で元気な生活】

■【受講日】 4/13よりスタート 4月~9月 全6回の短期講座

毎月第2木曜日AM10:30~PM0:00
※5月は第3木曜日,課外授業 (4/13・5/18 ・6/8 ・7/1・8/3・9/8)

■【講師】熊代維勢子

■【受講日】全6回:11,340円 教材費:800月

■調理実習について
5月は調理施設のある会場 ヘルシングあい【名古屋西区】にておこないます。行き方等は事前にご連絡します。交通費等は実費必要

4月 西式甲田療法とは
5月 青汁、発芽玄米、玄米ご飯の炊き方(調理学習)
6月 少食(腹八分)のやり方
7月 西式健康体操
8月 柿茶と水効用
9月 自然療法の手当法

アクセス


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百寿者の条件 BY 豊岡 倫郎 氏

1.日本の百寿者数

昨年の調査では、今日本の百寿者(百歳以上の人)の人数は、65,692 人になった。ここ10年で急激に増えてきて、今後更に増加していくと見込まれている。男女別の割合は男性が20%、女性が80%となっている。そして80%の人は寝たきりで、何らかの介護をうけている。今では百歳まで生きることは夢ではない時代かも。しかし確率的には一万人にひとりと厳しい。

2.今までの長寿者になるための条件

1)日本の長寿村の山梨県の棡原村(ゆずりはらむら)の場合

今は山梨県上野原市棡原町となっている場所が有る。昭和43年に甲府市の古守病院長の古守豊甫氏と東北大学医学部の近藤正二教授によって調査されて、長寿村の折り紙が付けられ、全国的に有名になった村である。古守豊甫氏の本に掲載された記事によると、

「鶴川の河岸段丘に発達した棡原は山紫水明、耕して山頂に到る。古来、村人は健康で人情に篤く、粗衣素食、耕雲種月の日々を楽しみ、穀菜食を主とし、肉食を嗜まず、女性は多産且つ母乳豊富、老人は皆天寿を完うし、家々は山の斜面に沿うて建ち、昔から田を作ることが出来ず、食生活は麦を中心としたアワ、キビ、ヒエ、トウモロコシ、小豆、大豆、ソバなどの雑穀とジャガイモ,サトイモ、サツマイモ、ヤマイモ、コンニャクと豊富な野菜、山菜が中心である。保存食として昆布、ワカメ、ヒジキを良く食べる。味噌や豆腐は自家製である。斜面の耕作地を登り降りして、体力を養い、粗食と労働が長寿の素因となっている。人の寿命は食べた野菜の量に比例する。」。8,90歳まで元気な秘訣がここにあった。勿論ガンになる人も認知症になる人も居なかった。

ところが昭和28年に立派な道路が開通すると、その後20年もしないうちに、物質文明という悪魔がやってきて、今まで食べたこともない白米、肉だ卵だ牛乳だ、ハム、ソーセージ、バター、チーズ、パン、カップラーメンだ、ポッキー等々に若者は飛びついた。しかしいまさら老人たちはそんなものは食べない。若者たちには肥満、高血圧、糖尿病を発症して、そして更に10年経つと、「逆さ仏」という悲劇が始まった。老人は元気なのに、子供が先に死ぬという現象である。こうして長寿村は崩壊してしまったのである。

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村に立つ長寿村棡原の石碑(写真左)

棡原のお年寄りを診察中の古守豊甫医師(写真右)

2) 東北大学医学部の近藤正二教授の著書「日本の長寿村・短命村」より

近藤正二教授は昭和12年から昭和47年までの36年間、北海道から沖縄まで全国990の町村をリュックを背負い訪ね歩き、生活習慣と寿命の関係を調査し、まとめたのが、この本である。当時ロングセラーとなる。近藤博士は勲二等瑞宝章も受賞されている。

この本によると、結論として日本の長寿村の生活をまとめると、陸中と、海岸部では食生活に違いがあるが、総じては、写真3
・自給自足で野菜を作り、多く食べている。なかでもニンジン、カボチャ、ヤマイモ、さつまいも等。
・小魚を食べている。
・大豆料理が豊富にある。
・海藻やゴマを食べている。
・白米を大量に食べない。雑穀やイモ類を食べている。
・肉は少量、それもゆでこぼして、脂肪を減らして食べる。
・年を取っても良く働く。地形が傾斜地に長寿村が多い。私見だが脚の裏側が伸びると、血流も良くなるし、脚に来ている多くの経絡を刺激して、特に便通が良くなる。
・空気がきれいで、日当たりがよく、ストレスが少なく、明るい性格の人が多い。
・この本では、短命村のことも書かれているので、比較してこそ問題点が浮かびあがっている。

3)世界の長寿村からのヒント

これまで世界の長寿村として有名な場所は三か所ある。日本からも多くの医学者たちが調査に赴いていることで有名になった場所である。その場所とは、

(1)南米エクアドルにあるビルカバンバ・・・インディカ米、トウモロコシ、芋、ヒエ、アワ、、発酵させた大豆,良水、生野菜など食べている。山岳地帯にある。

(2)ロシアと中国の国境近くに位置するパキスタンのフンザ・・・新鮮な果物、雑穀パン、生野菜、豆、牛乳、乾燥させた果物、肉少々、自家製ワインなど。ここもまた山岳地帯で坂多し。

(3)カスピ海と黒海に囲まれたグルジアのコーカサス地方・・・カスピ海ヨーグルトの発祥地、未精白の雑穀類、トウモロコシから作ったパンやナン。生野菜、チーズなどの発酵食品、肉少々。ここも山岳地帯。

これら三か所の長寿村の共通点は、

  • 山岳地帯で空気がきれい。坂を上り下りして、高齢になっても働く。
  • 水がきれいで、ミネラル分が多い。
  • 自家製の新鮮な生野菜を食べる。果物も食べる。
  • 精製されてないとうもろこし、雑穀類を食べている。
  • 発酵した乳製品を摂る。
  • 肉はあまり食べない。
  • 豆やナッツ類を食べる。
  • 砂糖は摂らない。

3.最近の研究で明らかになった百寿者の条件

近年老化防止や長寿の研究がいろんな機関で盛んになって、テレビでも時々この問題について放映されている。それらの中からこれはと思われる参考事例を以下紹介すると。

1)百寿者の健康診断から解ったこと

  • 慢性炎症の程度を表すCRPの数値が低い。炎症には怪我をした時などに腫れ上がって起きる急性炎症と、加齢と共に細胞が老化してくると、炎症性サイトカインによって引き起こされる炎症が身体至る所に起きるが自覚症状はない。これを慢性炎症と呼んでいる。
  • 微小循環が良好である。微小循環とは毛細血管の中で起きている目に見えないレベルの細かな血流の事。以前説明した毛細血管やグロミューがボロボロになっていない。
  • CTRA遺伝子群を持っている。この遺伝子は何かストレスを受けた時に働きを強める。満足感を得た時はその働きが弱まるが、働きが弱まった時に、慢性炎症が抑えられるという。そして満足感でも食欲、買い物、性欲、娯楽などの快楽型の満足感は炎症を促進し、生きがい型満足感の時は、炎症を抑える。生きがい型満足感とは、ボランティア活動とか、家族を大切にするとか、前向きにクリエイティブなことをすることである。
  • 血液中の生理活性物質のアディポネクチンの量が多い。その働きは糖尿病、動脈硬化、炎症などを抑える効果が有る。内臓脂肪の多い人は分泌量が少ない事が判っている。

2)百寿者の生活習慣

  •   高齢になっても体を動かしている。このことを身体活動と表現している。地形が斜面になっている地区に住んでいる。体に一定の負荷をかけている。
  •   その土地の風土に合った伝統的な食べ物を摂っている。
  •   幸せの感情を抱いている。ブツブツブツとグチをこぼさない。悲観的な考えを持たない。
  •   胃腸が丈夫で食欲が有る。これは活動しているから空腹になるのかもしれない。結果的に腸内環境が良好である。便秘や宿便のある人は少ない筈だ。

4.日本人には日本人の体質がある。それを活かした健康法とは

1)最近出版された奥田昌子著「欧米人とはこんなに違った日本人の体質」という本が有る。

副題は「科学的事実が教える正しいガン・生活習慣病予防」となっている。著者の経歴は京都大学大学院医学研究科修了、医学博士,内科医。
写真4写真5

 

 

2)欧米人とはこんなに違う日本人の体質

  • 内臓脂肪が付きやすい体質、一方欧米人は皮下脂肪が付きやすい。内臓脂肪が多いと、血糖値が上がる、血圧が上がる、動脈硬化、心臓病になり易い。地中海食が健康に良いと勧める人がいるが、オイレン酸のオリーブオイルには悪玉コレステロールを上げにくいとかいうが、しょせん油であるから摂り過ぎは良くないし、オイレン酸は肝臓で合成しているので、意識して摂る必要はない。以前地中海食を欧州のイタリヤ、フランス、ドイツ、イギリスの人達に摂ってもらい、実験したところ、イギリス人には効果は無かった。何故ならイギリスは地中海に面しておらず、風土が異なり、体質が違ったからだった。
  • 日本人はアルコールの分解酵素の少ない人が4割いて、酒を飲むとすぐ赤くなる人は発ガンなどのアルコールの害を受けやすい。ところが欧米人は100パーセント近く酒に強い酵素を持つ。日本人は赤ワインのポリフェノールが動脈硬化を防ぐとか言われて飲むか、或いは発ガンを選ぶか、あなたはどっちにしますか。
  • 日本人には牛乳の乳糖を分解するラクターゼ酵素を7割の人が持っていない。乳糖不耐症というが、下痢やアレルギーなどになり易い。遠い先祖の時代から遊牧民族でなかったから備わっていない。乳製品の混じったヨーグルトを飲んでいると、眩暈、抑うつ、下痢、肌荒れなどの症状が出てくることが有る。医者でも疲れやストレスとして診断を下すことが有るが、これを遅延型食物アレルギーという。
  • 日本人には腸内細菌の善玉菌が多く、悪玉菌が少ない。これは遠い先祖の時代から農耕民族で穀物中心の食生活だったことによる。肉や乳製品は腸内で腐敗しやすく、悪玉菌が増える。
  • 日本人は遺伝的にカフェインによって、情緒不安定になる体質を持つ人が半数以上いる。4人にひとりが150mg摂取で不安定になる。欧米人はそんな人は少数派である。ご存知の様にカフェインの害は恐ろしく、利尿作用で水分が抜けて肌荒れ、副腎疲労、交感神経亢進し、情緒不安定、胃炎、老化を早めるなど多くの害がある。一時的に疲労が抜けた感じがするだけである。
  • 日本人は欧米人よりも糖尿病になり易い体質をもつ。インスリンの分泌量が欧米人の半分から4分の1である。今日本に予備軍を入れて糖尿病の人が2200万人いる。
  • 日本人の胃は肉を消化する力が弱い。日本人の胃は釣鐘型に対し、欧米人はすっきりした形で、胃壁も厚く、胃酸の分泌量も日本人の倍位と多く、食べたものを速やかに処理して、腸へ流す。これに対し日本人の胃は出口も高く、しっかり溜めて消化するタイプになっている。これも太古からの食生活の違いによるものである。写真6

3)体質とは何か

  • 体質を決める要因はふたつあり、ひとつは持って生まれてきた遺伝的体質、もう一つは環境的体質である。このふたつがミックスされてその人の体質が決まっている。だから人種や風土、生活環境が違えば体つきも精神的性質も発症する病気も異なって当然なのである。欧米人は髪の毛の色、眼の色、肌の色、体つき、背の大きさも日本人とは異なる。それらを作り上げた遺伝子も、内臓器官も働きは日本人とは同じではなかったのである。
  • 遺伝的要因も変えられることが出来る。例えば病気になり易い遺伝的要因を持っていても食生活を含む生活環境要因を改善すると、遺伝子のスイッチを切り替えることが出来る。これをエビジェネティクス現象という。双子の兄弟がかけ離れた別々の環境で生活しているケースによっても、証明されている。しかしすべての遺伝子に適用できるかは今後の課題だという。

5.まとめ

1)結論として言える事は、日本人には日本人の伝統的な生活習慣から、長所となっていることは、今後も生かしてゆかねばならない。欧米式の食生活の鵜呑みがけっしてわれわれの長寿を約束してくれてはいない。飽食して、やれ肉や牛乳や砂糖や酒が強いとかは、皆今ガンを始め、高血圧、動脈硬化、糖尿病、アレルギー疾患の原因であることに、早く気付いてほしい。

2) 福沢諭吉は「肉食之説」という一文を書いている。その一部分を意訳すると、「・・・いまわが国民は肉食しないために、体の活力を落とすものが多い、これは一国の損亡である、・・・肉と牛乳を摂るべきだ・・・」と。福沢諭吉は生涯に三度欧米に行っているが、欧米人の大きい体格に圧倒されて、彼らの常食している肉食が活力の源であると信じたようだ。学問のすすめならぬ肉食のすすめを書いてしまった。

3)長寿の条件と裏腹になるのが、短命者の条件で、列挙すると、*大食、*タバコや酒の過飲、*甘いもの過食、*身体活動不足、*骨格の歪み、*ストレスに弱い、*偏食、野菜不足で肉食や油分の摂り過ぎ、*進取の精神に欠ける、*肥満又は痩せすぎ。

4)体の色々な臓器や器官は全て繋がって、生命活動を行っている。トータルシステムであるから、何か一つの事だけすれば改善されるほど単純ではない。健康管理はトータルバランスが大事。

5)「これ位なら大丈夫だろう」と薬を服用しながら、自分の置かれている状況を軽く見て、誤食に口を染めていては、根本解決にはならない。体の悲鳴に耳を貸す心のやさしさを持とう。

6)今回出てきた慢性炎症とアディポネクチンのことは、別の機会に詳細説明したい。

おわり


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第7回 健康観音フロントコンサ-ト

第7回 健康観音フロントコンサ-ト

  • 日 時  2017年2月11日(土) 
  • 場 所  坂出健康会館   TEL:0877-45-8441・FAX:0877-45-8444
  • 健康観音 法要    10:00~10:30 (御導師 龍光院 細谷宥純様)  
  • 観音様フロントコンサート  10:30~ 
  • ◇コンサート:無料 
  • ピアノ奏者:長田 順子 さん
  • 坂出高校音楽科卒・武蔵野音楽大学ピアノ科 卒、カメリアコーラス、多度津合唱団、ひまわりコーラス、その他ソロ楽器の伴奏ピアニスト 
  • ヴァイオリン:三武 睦弥 さん
  • 丸亀シティフィルハーモニックオーケストラ団内コンサートマスター、高松交響楽団、コレギウム・ムジクム高松、高松コンテンポラリー・ソロイスツ、香川モーツアルト祝祭管弦楽団などに参加 
  • ヴァイオリン:田村 凜 さん
  • 多度津町立多度津小学校5年生、昨年度香川ジュニア音楽コンクール銀賞受賞
  • 曲 名:チャルダッシュ、情熱大陸、チゴイネルワイゼン 他第7回観音様フロントコンサート 2017年

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健康へのトビラ Vol.10

NPO法人健康を考えるつどいが発行する機関誌”健康へのトビラ”

第10号”の紹介。

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2017年新年会のご案内

2017年 NPO法人健康を考えるつどい 並びに

健康会館友の会新年会のお誘い

前 略

年末にて慌ただしい今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。

本年も色々とお世話になり、誠にありがとうございました。

さて、毎年恒例の健康会館の新年会を、下記の通り開催致します。

ご多忙のこととは存じますが、是非ご参加下さい。

早 々

 

     ■ 日 時:平成29年1月22日(日)12:00~15:00 

     ■ 会 場:健康会館 坂出市江尻町1220番地          

     ■ 会 費:1名 3.500円 (大学生まで参加費無料)

※ 料理は、恒例の肉のしゃぶしゃぶ料理です。お酒などございましたら、ご寄付下さい。また新年会恒例の、ビンゴゲーム・カラオケ大会を開催します。なお、ビンゴゲームの景品に、参加者一家族でお歳暮等一品をご持参下さい。

※ 人手が少ないので、手伝って頂ける方は10時迄に健康会館に来て下さい。
前もってご連絡いただければ幸いです。よろしくお願いします。

※ ご参加されます方は、同封はがきにて1月10日までにご返事下さい。

※お酒を飲まれる方は、お車での参加はお断り申し上げます。

有限会社 生化学研究所 代表取締役 井上 信忠

TEL 0877-45-8441  FAX 0877-45-8444

NPO法人健康を考えるつどい 理事長 井上 芳子

〒762-0011香川県坂出市江尻町1220

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第3回健康を求めて in 坂出市民ホール

坂出市内で 3回目となる健康講演会を11月13日(日)、坂出市民ホールで開催。

柿茶の先代社長・井上 信幸氏が始めたこの講演会も16年続く。

継続は力なり!

とてもとても並の根性でやれる事でないと、心より尊敬している。

過去、講演会の多くは宇多津町のユープラザうたづで開催されたが、坂出市からの強い要請もあり今後は坂出市民ホールで開催すると決めた。

毎年の事ながら集客数には一番苦労する。

とにかく事前の根回しが大変なのだ。

加えて県や市町村、新聞・メディア各社の後援を取り付ける仕事、

協賛してくれる企業・団体への交渉が煩わしい・・・かと言って、しないわけにはいかない。

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講演会当日配布のレジュメの作成や司会者用原稿や進行タイムスケジュールの作成等々、
やることは山積み。

こんな苦労を先代は黙々とやってきたのだ。

さて愚痴は置いて、講演会当日を振り返ってみよう。

午前中は会場の設営や音楽演奏のリハーサル、チャリティーバザーの準備等に追われる。

・12時開場、さぁ~何人来てくれるのだろう?

・12時25分から坂出健康会館でのスクール活動のひとつ・オカリナ演奏が始まった。

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↓ 引き続き健康コーラスグループによる歌声の披露

赤尾先生の熱心な指導が功を奏し、人前で披露できるレベルに成長・・・少し失礼か!

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↓ 13時より本番開始、まず井上理事長開会挨拶

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↓ 続いて来賓挨拶 By 綾 坂出市長

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↑ この日は講演会直前まで防災訓練に参加していたとの事で、消防署の制服を着ての挨拶

・最初の講演は、NPO法人大地といのちの会理事長・吉田 俊道先生、

題して

『食が変われば人生が変わる PartⅡ ~人はもっと元気になれる。現代人にしのびよる新型栄養失調~』

昨年の講演会でもそうだったが、客席と演台を行ったり来たりの熱演だった。

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休憩をはさみ、青木精一氏によるサック演奏

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サックス演奏を生で聞ける機会は滅多になく、観客は大いに魅了されたのではないだろうか。

昨年は渡辺先生による二胡の演奏だったが、「この演奏だけで価値があった」とのアンケートもあったくらいだ。今年も・・・かな?

・二つ目の講演は、栃木で回生眼科を開業されている山口 康三 院長、

演題は『生活習慣を変えると目の病気は治っていく』

↓ 山口先生 講演風景

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こうして無事、講演会は終了。

今回も、おかげさまで 360人強の聴講があり、まずは成功と言える講演会。

来てくれた皆様に謝意。 ありがとうございました。

一方、会場ロビーでは例年恒例となった丸亀ユネスコ協会によるチャリティーバザーや絵手紙教室,フラワーアレンジメント教室の作品展示も行われた。

↓ チャリティーバザー

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↑ チャリティーバザーの収益金は発展途上国の学校建設や国際交流などに役立てられる。

アンケートに、このバザーが楽しみ・・・と言う人もいて、今や講演会のもう一つの目玉。

↓ 絵手紙教室の作品、フラワーアレンジメント教室の作品展示

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↑ もちろん柿茶も販売。

講演して頂いた先生方の本もたくさん売れて面目が保てた。Photo_2


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健康情報 By 豊岡 倫郎 氏(うつ病と腸内環境の因果関係) 

うつ病と腸内環境の因果関係

1.うつ病の人が増えている

日本では精神疾患を患う患者は、ここ数年で大きく増加している。厚生労働省のデータによると、精神病患者は平成23年度で約320万人。精神疾患の内訳では、もっとも多いものがうつ病の人が約110万人で、次に多いのが、統合失調症、不安障害、認知症と続いており、特にうつ病と認知症が近年著しく増加の一途を辿っている。

2.うつ病とは

うつ病とは、憂うつな気分や食欲、性欲、意欲の低下、不眠などの心理的症状が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状を伴うこともある状態になることさす。 例えば、憂鬱な気分が何時までも続く、気分が沈み込む、何をしても楽しめない、やる気が起きない、食欲がないなどの「抑うつ状態」が続くだけでなく、頭痛やめまい、便秘や疲労感など、様々な身体的な自覚症状をともなうこともある状態の事である。また、劣等感、無価値感が強くなって、自信を無くしてしまい、自己嫌悪や自己否定が強くなって、抑うつ状態が続いて、仕事や学校などの生活に支障が生じて、精神的に追い詰められることも有る。

3.うつ病診断チェック

アメリカのベック博士によって考案された「ベックのうつ病自己評価尺度表」が広く用いられており、全21問の質問に回答することによって、客観的にうつ病の傾向を測定することが出来る。 これによって自分自身の心の状態を知ることが出来る。

4.うつ病と神経伝達物質の深い関係

うつ病と云えば、その原因は一般的には、家庭や仕事上の悩みや人間関係の問題、経済的な問題、その他環境の変化などから発生したストレスや不安などと考えられていたが、近年医学の進歩と共に、解明か進んできた。そのひとつに、神経伝達物質のひとつであるセロトニンが感情や精神をコントロールしているという説がある。では神経伝達物質とは何か。体内の情報伝達は神経細胞(ニューロンと呼ぶこともある)の中を電気信号が次から次へと流れて行き、末端まで行くが、それは家庭の電気の線のように一本の線を伝って流れて行くのではない。

右の説明図参照。%e3%81%86%e3%81%a41

 

脳の神経細胞は木の枝のように樹状突起があり、1本の長い軸索が付いており、その先端をシナプスと呼んでいる。前ページの拡大図に有るように、電気信号がシナプスの先端に来ると、シナプス小胞から神経伝達物質が放出されて、次の神経細胞の間の間隙を渡り、次の細胞の末端にある受容体に受け継がれて、情報が伝わってゆく。こんな神経細胞が体全体にネットワークとして張り巡らされている。神経伝達物質とは、シナプス小胞から放出されて、次の神経細胞に受け渡される化学伝達物質のことである。

5. 神経伝達物質の種類

神経伝達物質には多くの種類が有り、現在解明されているのは、20~50種類ぐらいといわれていて、大きく分けると、次の三種類になる。

1)   アミノ酸類の伝達物質・・・グリシン、グルタミン酸、γ―アミノ酪酸(GABA)、
タウリン、アスパラギンサンなど。

2)モノアミン類の伝達物質・・・ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミン、
アセチルコリンなど。

3)  ペプチド類の伝達物質・・・アンギオテンシン、インスリン、ソマトスタチン、
エンケファリン、バゾプレシン、β-エンドルフィン、黄体形成ホルモン放出ホルモ
ン、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンなど。

6.うつ病に関係しているセロトニンとは
うつ病に関係しているセロトニンについて、以下説明すると。
我々は規則正しい生活をすることによって、これら神経伝達物質のバランスが保たれ
ていて、健全な精神を保っている。セロトンニンとは、心身の安定や心の安らぎな
ど  に関与していて、幸せホルモンとも呼ばれている。セロトニンが不足すると、
精神のバランスが崩れて、キレたり、うつ病などいろいろの精神疾患を発症する
ことが解ってきた。 セロトニンは必須アミノ酸であるトリプトファンが原料と
なって、体内に存在している。その合成経路は、トリプトファン→5-HTP→セロト
ニン→ノルメラトニン→メラトニンという経路をたどり合成されてゆく。よく耳に
する睡眠ホルモンのメラトニンもセロトニンが不足すると合成されないから、睡眠
の質にも関係しているのである。セロトニンの体内分布状況を見ると、腸内に
90%、血液中に8%、脳内に2%に存在していて、夫々の部位で役割を果たしてい
る。例えば腸では整腸作用、血液中では血止め、収縮作用、脳内では、気分や感情
のコントロールなどの働きをしている。

7.何故現代人はセロトニンが不足しているのだろうか

  • 増加する人間関係からのストレス
  • 運動不足
  • 日光不足
  • 食事内容の偏りと腸内環境の悪化
  • 加齢

8.セロトニンを増やすには

  • 日光浴をする。
  • 早寝早起きの規則正しい生活をする
  • リズミカルな運動をする
  • 人と交流する
  • 良く噛む
  • トリプトファンの含まれた食品を摂る.肉類、乳製品、豆類などに多い。同時にビタミンB6、鉄分もトリプトファンの生成を助けるのに必要。
  • 腸内環境を良くする

9.セロトニン症候群の発生に注意

セロトニン症候群とは、うつ病の治療薬であるSSRIや睡眠薬、気分安定剤、抗不安剤、感染症治療薬、サプリメントなどの飲み過ぎで、脳内のセロトニン濃度が高くなりすぎて、引き起こされる症状の総称である。症状は、落ち着かない、不安になる、イライラする、震える、発汗、発熱、めまい、頭痛、嘔吐など色々ある。むやみに薬に依存するのは要注意。

10.うつ病と腸内環境の重要な関係

国立精神・神経医療研究セン ターの精神科部長の功刀 浩 (くぬぎひろし) 医師はうつ病、躁うつ病、統合失調症に関する先端的脳科学検査と栄養学的検査に基づいて診断・治療を行っていて、日本でほとんど注目されてこなかった精神疾患の栄養学的側面に注目した臨床研究成果を発表している。うつ状態では、憂うつな気分、悲観的な考え、食欲低下、不眠などのさまざまな苦痛を感じるうえ、自殺行為に傾きやすいため、早期発見、早期治療が重要になる。  従来のうつ病の治療は、1)心身の休息、2)ストレスや発症の引き金となった誘因を取り除く、3)心理療法、4)抗うつ薬などの生物学的治療の4本柱で行われてきたが、功刀医師は「これらに(5)食生活などの生活指導を加えた5本柱で行うべきである」と主張している。これまでの調査から、うつ病患者は、肥満・糖尿病・メタボリック症候群が多いこと、ビタミンの一種である葉酸の不足、鉄分の不足、必須アミノ酸の不足などが多いことを見出し、特に乳酸菌などの腸内環境を整える食品を摂取することで、うつ病の症状が改善されるという。

11.宿便と心身症

一見、腸の宿便停滞と精神疾患は全く無関係に思われるかも知れないが、断食、生野菜、少食療法で多くの難病患者の治療にあたってきた甲田光雄博士の著書「奇跡が起こる半日断食」118ページに、こう書いてある。「今迄多くの心身症の患者を診察してみると、頑固な宿便がとどこおっており、その影響で苦しい症状が現れている事がわかった。過食や飽食によって、腸が変形し、いびつな形のまま固定してしまい、食べ物の残りかすが、その部分にひっかかり、停滞して、異常発酵を繰り返していると、そこから有毒なガスや分解産物が腸壁から吸収されて、脳神経や肝臓に障害を与えて、うつ状態の症状を呈するのである」と。ところが現代医学の医者たちは、上述したような因果関係に無知であるから、自律神経失調症だとか、更年期症状だとかの診断を下してしまうことも多いという。甲田博士は半日断食を行って、宿便を排泄させて、食事内容も所謂玄米、生野菜中心の少食に変えて、西式健康体操をして、体全体の体質改善すれば、弱った肝臓も回復するし、当然腸内環境もよくなり、病気になるとはどういう事なのか、反省して、心の宿便も取れて、心身症は回復するという。

12.便秘患者の増加

右の図が示すように70歳を過ぎると、便秘の人が急増している。老人の便秘は弛緩性便秘と云って、腸の変形と運動不足と食べ過ぎで活力を失って、伸びきってしまい、便秘する。%e3%81%86%e3%81%a44

 

その上食べるものが欧米食や甘いものときたら、腸内環境も最悪となる。トリプトファンやセロトニンを論ずる以前の基本的な問題ではなかろうか。

13.大腸の各部位と病気の関係

右の図は%e3%81%86%e3%81%a441
大腸の各部位と体の色々な器官との関係図で、アメリカの自然療法の先駆者であるノーマン・ウォーカー博士の図である。見ての通り大腸に宿便が停滞すると体のあらゆる部門にその影響が現れることを示している。便秘は体の最大の敵といっている。N・ウォーカー博士著「大腸をきれいにすれば病気にならない」の本より抜粋した。

14.宿便と健康に関する文献

戦前から-宿便は諸病の因-、だという説を発表していたのは、西式健康法の創設者の西勝造先生である。今回の精神異常に関しては、その著書「西勝造著作集 第七巻 便秘と宿便」という本の中で、宿便と精神衛生という項目で、113ページに亘り、精神異常は治せるという主張を、欧米の多くの文献を紹介しながら、展開している。一言で言えば、腸内便停滞により、脳髄血管の膨張から、皮膚機能、肝機能、胆汁異常、内分泌腺、四肢冷却等に障害が起きて、また暗示作用を受けやすくなって、ついには精神に異常を来すという。解決策は西式科学的断食法の実行による宿便解消と西式健康体操の実行である。

15.まとめ

1)断食療法の本に良く書かれている事例にこんなのがある。内臓の疾患を患って、入院して断食療法で快癒したら、今までの暗い性格が一変して、見違えるように明るい性格になったという話。体の腸の宿便ばかりでなく、心の宿便も取れたのである。即ち腸内環境が良くなるだけでなく、そもそも断食療法は体を健康体に戻すのが目的であるから当然と云えば当然な話なのである。

2)今また「いじめ」の問題が再発しているが、この記事が載るたびに、思うことは、毎日人よりも二倍も、三倍もの過飲、過食をして、我が身をいじめている行為は如何なものか。体の悲鳴に耳を傾けると同時に、人間の体は一大化学工場であるから、体が要求しない、適当でない物を摂取すれば、次第に体質も悪くなってゆくのは理の当然で、この理不尽に気づかない限り、長寿はない。自然界の摂理は人を選ばず、何人にも平等に働くのである。

3)宿便は精神異常だけでなく、ガン、アレルギー疾患、皮膚病、免疫力低下、胃腸障害、甲状腺疾患、頭痛、めまい、認知症など万病の元のである。「長生を得んと欲すれば腸中まさに清かるべし」である。

おわり

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宿便の取り方二法

百まで歩こう会・村田 敏明氏の記事。

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だんだん良くなるムラタの体操⑭

百まで歩こう会・村田 敏明氏が、健康機関誌『医食同源』に投稿した記事。

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血流改善に上下運動

自然医学療法センター代表・橋本 和子氏が、健康機関誌『医食同源』に投稿した記事。

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