健康を考えるブログ

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第161号 心と体の健康生活:令和 5年 1月 25日発行

第161号 心と体の健康生活:令和 5年 1月 25日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円

今回の見開きページは『 皮膚を鍛えよう』

参考文献 「西 勝造著作集」・「 西医学健康原理実践宝典 」より

Mitisiruba


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続 日本人の食と病気の変遷あれこれ(前回からの続き) By 豊岡 倫郎 氏 2023-1-30

前回からの続き

9.安土桃山時代(1500年代後半から)

 群雄割拠の戦国時代に入ると、各地に現れたのは、武力、知力に優れた武将たちであった。領地をめぐり、闘争が繰り返されていった。1568年織田信長が上洛するまで続いた。その後豊臣秀吉が1590年に天下統一をする。この時代医学の進歩はあまり見られなかった中で、僧から医師に転身した曲直瀬道三(まなせどうさん)は東西の医学の文献に通じ、陰陽五行説に基ずく陰と陽のバランスのとれた食事を、日本の土地で採れる米、魚、大豆、野菜をすすめている。そして「養生は与えられた天寿をまつとうし、生を完成させるために必要なのだ」と言っている。信頼を得て、足利義輝、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、毛利元就、明智光秀などに治療を施している。戦国武将の、上杉謙信48歳で脳出血、武田信玄52歳で胃がん、毛利元就74歳で、死因不明、豊臣秀吉61歳で、死因諸説あり、加藤清正42歳で梅毒で死亡。

この時代、千利休が茶道を確立して,懐石料理が生まれ、そこには「一期一会」の精神が生かされている。一期一会とは、その場その場の出会いを大切にする、という意味である。味噌や醤油の製造がほぼ完成した。

1543年に鉄砲伝来、1549年フランシスコ・ザビエル鹿児島に上陸し、ポルトガル、スペインと南蛮貿易が始まると、野菜・果物類では、スイカ、カボチャ、玉ねぎ、サツマイモ、ジャガイモ、トマト、ホーレン草、イチジク、ブドウが国内で栽培され始めた。天ぷら、がんもどきの油で揚げる調理法も生まれた。お菓子では、カステラ、金平糖、ビスケット、パンが伝えられた。鉄砲、火薬、毛織物、絹糸、香料、白砂糖も入ってきた。

10.江戸時代(1603年から)

 1600年関ヶ原の戦いで勝利した徳川家康は江戸に幕府を開いて、285年間続いたその間に、15人の将軍が入れ替わった。

 家康の健康法は、普段は麦ご飯に、みそ汁、おかずが1品か2品で、イワシの丸干しや煮付けをよく食べた。加藤清正や前田利家は玄米ご飯を食べていたと記録に書いてある。当時の武士は麦ご飯か玄米を食べていた。白米に比べて玄米は栄養素が豊富で、カリウム、マグネシュウム、鉄、ビタミンB1,B2、食物繊維が抜群に多いから、またよく噛んで食べていたから、健康効果があつた。

因みに家康は73歳で亡くなった。側近として健康アドバイをしていたのが、107歳まで生きた天海僧正だった。家康にすすめたのは粗食で、粗末ではなく、飾らない食事のことで、その土地の、新鮮な食材を使い、あまり手を加えずに、食べるように助言した。家康が体調を崩したときは、納豆をみそ汁の中に入れたものを食べさせたという。家康の死因は鯛の天ぷらによる食中毒と言われているが、胃か食道などの消化器ガンという説もある。

 戦争の心配もなくなり、太平の世となったこの時代は、食べて体を作ることから、食べて楽しむ時代に変化してゆく。この変化が今までなかった病気を発生させた。食事の枠組みは、米を主食とし、副食は魚や野菜類を食べるという、米中心の食事方法が定着した。しかし玄米ではなく、白米を食べ始めたために、当時「江戸わずらい」と呼ばれた「脚気」が流行し始めたのである。3代将軍家光は47歳で亡くなり、4代家綱、13代家定、14代家茂が脚気で死亡している。

 そして1日に従来は2食だったのが、江戸時代中ごろからは、3食が一般的になった。だから1日3食の歴史はわずか300年しか経過していないのである。そば、てんぷら、握りずし、ウナギなど色とりどりと増えて、店屋、屋台での外食することも増えた。江戸末期には、江戸の町に蕎麦屋が3760軒、すし屋が7000軒以上あった。うどんは好まれなかつた。

 この時代には社会制度も代わり、士農工商という身分制度が出来たが、唯一の例外が、医師だった。誰でも何年も修行して、師匠の許可を得れば、医師になることができた。医師は頭をそり、僧の姿をしいた。治療の中心は、漢方薬と鍼で、大陸の伝統医療に日本の風土、体質に合わせた独自のものが発展した。当時江戸の人口は1000万人くらいで世界一になっていた。人も増え、交流も盛んになると、天然痘、はしかが流行、子供の死亡率が高かった。南蛮貿易と共に梅毒が日本に入ってきて、罹る者も出てきた。蘭学を長崎で学ぶ医師もいて、全国から医学を志す人が師匠の門をたたいた。福沢諭吉も緒方洪庵の門下生だった。

 1713年に「養生訓」を書いた貝原益軒は大学者で、50年間に98部、247巻の書物を著わした。内容には、「命あることに感謝して、節度お守り、旬のものを、脂っこくないものを食べ、腹八分にすること。また病気でない時こそ病気のこと思え、健康を過信せず、予防を心がけるべきだ・・・」と。1774年に杉田玄白、前野良沢が「解体新書」出版している。ドイツ人が書き、オランダ語に訳されていたものを、苦労して、日本語に訳したもの。1804年和歌山の医師華岡青州が世界で初めて麻酔薬を使って、乳がんの手術を行った。有吉佐和子が小説化し「華岡青州の妻」書いている。

11.明治時代(1868~)

 新政府は、当時医学、薬学が進んでいたドイツから明治4年にドイツ人教授を迎え入れ、西洋医学教育を開始した。1876年に東京医学校の教授として招かれたエルヴィン・ベルツもそのひとりで、29年間滞在して、日本の医学発展に貢献した。逸話のひとつに、こんなのがある。草津温泉まで人力車で通っていた時、車夫に、お前は息も切らさず、元気なのは、何を食べているのか。車夫は、玄米とたくあんですと、答えると、肉を食べよと、勧められて、食べたところ、疲れて車が引けなかった、という話。草津温泉にベルツ記念館がある。

 明治28年政府は国家試験に合格して、西洋医学の免許を持たない漢方医は医療行為を禁止された。明治から大正にかけて、コレラ、赤痢、天然痘、腸チフス、結核が流行して、多くの人が亡くなった。日本でも大正7年からスペイン風邪が流行して、38万人が死亡している。明治6年に天然痘の予防接種が義務化されている。明治中頃から末期にかけて、注射器、顕微鏡、X線撮影機が輸入されて、医療技術も進歩してゆく。

明治27年日清戦争が、明治37年には日露戦争が勃発。この両戦争において、陸軍では脚気で31800人の兵士が死亡した。一方海軍では軍艦、龍譲と筑波の乗組員709人の内、死亡者25人だった。この件に関して脚気論争が起きた。陸軍の軍医総監の森林太郎(後の森鴎外)は脚気菌による感染症だと判断した。一方海軍の軍医総監の高木兼寛は食事を白米から麦飯やパンに変えた為に、脚気発生防いだ。森の判断ミスで何万人の兵士が戦わずして、白米で命を落とした。その後高木は慈恵医大や初めての看護学校を創設した。

12.大正時代(1912年~)

 都市部では食の多様化が進んで、牛鍋、カツレツ、カレーライス、トンカツ、コロッケ、ビール、チョコレート、キャメル、バター、牛乳など洋食が普及し始めた。福沢諭吉は咸臨丸に乗って、アメリカへ渡航して、アメリカ人の食事を体験して、日本人の体格にコンプレックスを持ったのか、帰国後に肉食と牛乳をすすめた。学問のすすめならぬ肉食のすすめだった。

 アメリカでは1977年のマクマガン報告による肉食の害を認識し、政府は食生活の改善を進め効果を上げた。一方日本では欧米崇拝の機運が食生活にまで及んだ。食の欧米化は日本人の風土、体質、食性を無視するもので、やれスイーツだ、焼き肉だと、浮かれて、暴飲暴食を止めない限り、病人は減らない。歴史の教訓が生かされていない。2013年和食が日本の伝統的な食文化として、ユネスコに登録された。今の高脂肪、高蛋白の高栄養食が決して健康をもたらしていないことを認識しないのは、何故か。子供の時の学校給食のパンと牛乳で洗脳されたのだろうか。イギリス、ドイツ、フランス、アメリカなどの子供はその国の伝統食を今でも食している。    

おわり


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日本人の食と病気の変遷あれこれ By 豊岡 倫郎 氏 2022-12-26 

1.長寿国の日本はどうして生まれたのか

2013年12月に日本の和食が「日本人の伝統的な食文化」として、ユネスコ無形文化遺産に登録された。世界で長寿国として、一、二位を争っている日本には、伝統的な和食が世界に認められたからだろう。そこで日本人の食の歴史を振り返ってみて、温故知新としたい。

2.食と病気の歴史

1)縄文時代の日本最古の遺跡

日本列島に人が住み始めたのは、島根県にある遺跡から12万年前頃の石器が見つかっている。

これが日本最古の遺跡と云われている。縄文人が大陸から日本に渡来したのは、1万8千年前から3万8千年前という。その頃の代表的な遺跡に青森県の三内丸山遺跡がある。主食はクリ、クルミ、ドングリなどの木の実と魚介類であった。人口は約26万人くらいだったらしい。

2)弥生時代に稲作の伝来

縄文時代に續き、弥生時代が紀元250年頃まで続くが、稲作はこの時代に九州から、近畿、東北地方に広まっていった。人口は約60万人位と推測されている。有名な遺跡に吉野ケ里遺跡、登呂遺跡がある。

紀元前221年に中国では秦が中国を統一して、皇帝として始皇帝か登場した。その時期に噂として広まっていたのが、「東の海に浮かぶ蓬莱島に不老不死の薬を持つ仙人が住んでいる」と。始皇帝は家臣の徐福に命じて、仙薬を探しに行かせたのである。結論として徐福は中国に戻らなかったようであるが、日本には今も徐福伝説が至る所に残っている。佐賀、鹿児島、宮崎、三重、和歌山、山梨、京都、愛知県など沢山あり石像まで建てているところもある。

3)古墳時代(西暦250~)

魏志倭人伝は西暦290頃に書かれたもので、そこには、この頃には稲作をして、魚や野菜を食べていたと記されている。邪馬台国の卑弥呼の存在の記述がある。なお邪馬台国がどこにあったかは今も謎のままである。倭の人は性格が折り目正しく、大変長生きで80歳あるいは100歳まで生きる、と書いてある。当時の日本人が長寿であるという記述は、五世紀に中国で編纂された「後漢書」にも書かれているという。

鉄製の農具が発達して、米以外にもアワ、ヒエ、小麦も作られた。外に小豆、大豆、カボチャ、大根、瓜なども栽培された。結核が弥生時代に大陸から入ってきて、この頃の人骨から多く罹った人がいたことが判明した。538年百済から仏教伝来。

4)飛鳥時代(592~710年)

645年大化改新。天然痘が大陸から入ってくる。鍼灸,按摩、呪術が大宝律令に記載されている。マラリヤ、ハンセン病、チフス、赤痢など発生していて加持祈祷盛んになる。約60種類の薬草が使われる。675年に天武天皇が「肉食禁止令」を発布する。殺生を禁じる仏教の教えによるものだったのか。ただし野生のイノシシやシカは食べることが出来た。700年文武天皇が税として、蘇(そ)作り命じる。これは乳汁を加熱濃縮させた乳製品で、薬や神饌としても使われた。

5)奈良時代(710年~793年)

わずか83年間だが、天然痘が大流行し、大仏や国分寺を建て国家の安寧と民の幸福を祈願した。飛鳥時代からこの時代の貴族は牛乳を飲んでいたし、白米を食べて脚気になる人もいた。

奈良時代の医療は、仏教伝来と共に僧侶が、韓医方や随・唐医方の医学知識をもたらしたことで、僧侶が医師を兼ねていた。鑑真や弓削道鏡も朝廷内で医療に才能を発揮している。

6)平安時代(794年~1185までの約390年間)

808年に日本最古の和薬の処方集「大同類聚集」全100巻が典薬頭の阿部真貞と侍医の出雲広貞によって選集された。これは全国各地の神社や豪族に伝わる処方を症状別に書いたもの。更に 984年に日本最古の医学書、「医心方」(いしんほう)が編纂された。これは宮中医官であった鍼博士の丹波康頼が其の頃日本にあった203種の中国の文献から選集したもので、全30巻、医師倫理・医学総論・各種疾患に対する療法・保健衛生・養生法・医療技術・医学思想・房中術などから構成されている。漢文で書かれていて、全30巻から成る。この本は現在国宝となっている。おでき、腫れものの治療にヒルを用いていた記述がある。この時代、寄生虫のサナダムシがお腹に湧く人も多かった。なお俳優の丹波哲郎は丹波康頼の末裔に当たる。これら二つの選集を槇佐知子女史が独学で全訳している。

時の太政大臣として権勢を振るった藤原道長は糖尿病を患った時に、のどが渇き、葛根を飲んでいたという。しかし病気が進行して、目が見えなくなり、10年あまり苦しんで亡くなったという。源氏物語の主人公のひとりは、藤原道長がモデルといわれている。当時の貴族たちの最期の拠り所は信仰で、やたらにあちこちに仏堂が造営された。そして活躍したのが加持祈祷を行う陰陽師だった。占いを行う人も朝廷の役人として認められていた。貴族の食事は贅を尽くし、接待料理として大饗料理が形成されたが、下級武士は品数が減り、一般庶民になると、質素で麦、アワ、キビ等の雑穀が主食の一汁三菜だった。平安時代の後期になると、天然痘、マラリヤ、赤痢流行する。平清盛がマラリヤで高熱を出して亡くなったようだ。

7)鎌倉時代(1200年代)

この時代に入ると、貴族社会から武家社会に変わって、大陸から留学していた僧侶たちが医学資料を持ち帰り、仏教が大衆に広がり、僧侶が医師として活躍した。武家出身の僧の梶原性全は大陸の医学書を基にして、全50巻からなる「頓医抄」(とんいしょう)を書いている。その中では、「病気を怨霊や神仏のせいにはしていけない、必ず理屈がある筈で、体の構造と働く仕組みを理解する必要がある」と。更に「慈悲の心を持って行えば、たとえ技術がつたなくても、効果があるものだ。欲深く、いつくしむ心のない者が広い知識を持ち、特効薬を山ほど用いても、効くはずがない」とも書いている。

もうひとりこの時代に、鎌倉極楽寺の僧の忍性(にんしょう)がいる。赤痢が流行したこの時代に、病人や貧しい人、孤児らの救済に奮闘した人物で、日本の仏教史上でもっとも衆生救済に尽くした僧とたたえられている。

他にも栄西がいる。栄西は中国に二度留学して、日本にお茶を広めたことで有名であるが、「喫茶養生記」を書いている。この本の中で「健康の基盤は5つの臓器、即ち肝、心、肺、腎、脾がバランスよく働くことである。そのためには、夫々の臓器に対応した味を持つ食べ物を適切に摂取することが大切である」と、食養生を重視している。禅僧による精進料理が広まった。また武士による本膳料理が形成された。これは料理を乗せた一人用の善がいくつも客前に並べられるのが特徴で、二汁五菜が定型で贅沢なものだった。

8)室町時代(1300年代) 今まで一日の食事の回数が2回だったのが、3回になり、品数も増えてきて、主食は玄米の炊いたものとおかずは魚類や野菜の煮物、漬物、梅干しなどを食べていた。味噌や醤油も作られるようになった。昆布だしや鰹節出汁、酢が使われるようになった。大陸との貿易も盛んになり、砂糖が入手しやすくなり、和菓子が作られた。

1467年京の都で応仁の乱がおこり、11年間続き、当時地震、台風、噴火、大飢饉が連続的に起こり、京都だけで8万人以上が亡くなっている。

次回へ続く


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柿茶本舗が新聞に載りました。

2022年12月15日四国新聞記事

ヒト・モノ・ワザ 香川の500社 Ⅲ

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(続) 間違った健康常識が病気の元 By 豊岡 倫郎 氏 2022-11-29

1.(続)間違った健康常識とは・・・前回の11項目に引き続いて解説する。

12)朝食を抜くと体に良くない。朝食を抜くと、頭脳の働きを悪くし、活力が
抜けてしまう、肥満を招くから、3食しっかり食べなさい。
→これに対して、朝食抜きの2食主義の人達の理論的根拠がいくつもある。

  まず午前中は排泄の時間である。体の生理の法則によれば、午前4時から12時
までは排泄の時間帯である。腸や腎臓は体内の便や尿を
排泄するために活動する時間であるから、空腹が良い。そして昼の12時から
20時までは、食物を摂り、消化、吸収の時間帯である。
夜の20時から4時までは、代謝によって細胞の入れ替わりの時間帯である。
代謝とはある物質が化学変化して、全く違ったものになる
ことである。この代謝を阻害する行為は夜食と睡眠不足である。

  人間の歴史は飢餓の連続で、体は対応して、飢餓に強く出来上がっている。
少食になると、体内の眠っていた遺伝子も発現して、
病気にならず、長寿となる。実際に世界のいろいろな研究機関で、少食にする
ことで、アカゲザルやラットの長命化の実験が報告されている。
日本でも断食、少食健康法で有名な甲田光雄博士の多くの著書でも、例えば
「朝食を抜くと病気は治る」マキノ出版発行で多くの臨床報告が記載されて
いる。

  ただし朝食抜きの2食にするなり、少食にするときは、食べ物の質を吟味する
ことが大事である。ただ栄養があるとか、これだけのカロリーを摂らねばと、
こだわってはいけない。必要なものとは、生命力が有り、ビタミンやミネラル
が含まれているもの、即ち主食は玄米、生野菜汁、大豆製品、海藻、ゴマは
欠かせない。これが甲田光雄博士が治療食として、患者たちに勧めた食事で
ある。普通の保険食では、加えてキノコ、小魚、青魚、根菜類、みそ汁など
である。

  しかし現実はどうだろう。やれグルメだ、スイーツだと浮かれて、
ハンバーグ、焼き肉、ラーメン、ギョーザ、パスタ、スパゲッティ、
白いご飯、白いパンに加えて、間食、夜食の過食が続いている。これでは
生活習慣病が減るどころか、増加しているのも当然である。

13)お茶にはカテキンが多く含まれていて、ガンを予防する。→カテキンとは
タンニンの一種で、抗酸化作用が有って、ガンを予防する 効果があると
云われている。この話の発端は埼玉県立がんセンターが1986年から
11年間に、県内に住む40歳以上の男女8500人を対象に疫学調査を行った
報告にある。それによると緑茶を一日に三杯飲む人の発ガン率を1としたら、
10杯以上飲む人は0.54で、約半分だったという話からきている。

  ところが、その後東北大学医学部の川西正裕教授のグループは、緑茶に含ま
れる約40倍のカテキンを細胞に与えると、通常よりも1.5倍~2倍DNAが
傷つくことを報告している。

  お茶にはカフェインが含まれている害として、不眠症、不整脈、脱水症状、
胃の炎症、交感神経昂進などの弊害が出る。お茶はアルカリ性の為に、
胃液がアルカル性に傾き、ピロリ菌を増やすことになり、お茶を沢山飲む
ことが、必ずしもガン予防につながるとは考えられない。

14)電子レンジを使って料理すると、手軽で便利である。→確かにその通りで
ある。しかし電子レンジで処理したものは、食品が持っている生命力を
失くし、栄養価、酵素、酸素を失い、味も変わる。脂肪分は過酸化脂質に
変わる。生命力を失ったものは命の糧とならない。

15)野菜は煮て食べると、嵩張らないし、柔らかくなり、多くの量を摂取できる。
→確かに日本人の野菜摂取量は少ないと云われている。
しかし西式甲田療法で多くの難病患者の治療に貢献した甲田光雄博士が採用
していた野菜の摂り方は、5種類以上を混ぜた生野菜汁である。
その訳は生の野菜には生命力がある。ビタミンやミネラルが変質しない。
ドロドロにすり潰せば、嵩張らないし、食べやすい。
生きたものは生きたものに養われる、これが生物界の大原則である。

16)ヨーグルトや乳酸菌飲料はお腹の調子を良くしてくれる。
→ヨーグルト飲料が一般に普及してからもう60年以上経った。特に最近は
色々なメーカーが新製品を開発して、「○○に効く」と謳って、その特徴を
宣伝して、競争も激しい。あれこれ飲んでいる人も多い事と思う。

  ヨーグルトとは牛乳に乳酸菌や酵母を混ぜることで、発酵させたものを云う。
最近は牛乳を使わずに、植物性の豆乳などを使ったものも出回っている。

  そこで本当に乳酸菌飲料は腸内環境を良くしてくれるものだろうか。
主に大腸には約1千種の100兆個の細菌が生息しているという。
その内容は善玉菌が2、3割、日和見菌が6,7割、悪玉菌が1割程度で、
バランスを保ちながら、腸内環境を良好な状態にしている。
ところが腸内環境に良くない影響を及ぼすもの、甘い物、肉類ばかりを
食べていると、悪玉菌が増えてゆく。

  ところで製品基準があって、乳酸菌飲料が製品1ミリリットルあたり、1千万個
以上含まれていないといけない。そこで乳酸菌飲料メーカーは善玉菌を増やす
ことが出来ると云って、例えば乳酸菌が200ミリリットルのカップ1杯分で
は、1千万個×200ミリリットルで、20億個になる。しかし腸内の善玉菌の
数を100兆個の25%として、計算すると、25兆個生息していることになる
から、そこに20億個の善玉菌を摂取しても、その比率は0.008%にしか過ぎな
いのである。新しく乳酸菌を摂取しても、数と質の種類によって、腸内環境
をどれだけ改善してくれるか疑問符が残る。また人それぞれ食生活が異なる
し、どんな乳酸飲料がその人の体に合うかも
判らないし、菌が腸に定着しないという面もあるから、未知数なことが多い。
そもそも日本人には伝統的な味噌、醤油、粕漬け、
糠漬け類が地方毎に存在し、食されているから、伝統食を無視できない。
そもそも腸に悪い、悪玉菌を増やす甘い物、肉類の過食を止めることが
大切な筈。

17)糖尿病や高血圧などの疾患の人には運動不足解消の為に、1日1万歩の散歩が
良い。→現代医学の治療法に確たる運動療法や食事療法のマニュアルは持ち
合わせていない。これが現代医学の治療の盲点となっている。

  家庭電化、自動車の普及、農場や工場での機械化などで、現代人は体を使う
ことが少なくなった。そして運動しない人も多い。
長寿者を調査すると、皆、体をこまめに動かす生活をしている。運動不足は
肥満を招くだけでなく、血流も悪くなるし、筋肉も退化するし、内臓の働きも
低下するし、骨格も歪んでくるし、酸素不足にもなるし、神経のバランスも
崩れるなど、その弊害で加齢と共に病気の発症を招く。ただ散歩をしなさい
位の運動でどれ位効果が出るのだろうか。

  英語の比較級に例えるならば、散歩はGood、Better、Best のGoodの程度の
効果しか期待できない。やるならBestなことを実行したいものだ。西式健康法
では血流を良くするための毛管運動、骨格の歪みを矯正する金魚運動や
合掌合蹠法が有るし、古来インド発祥のヨガや中国の気功術、日本では
大正5年に創設された自彊術体操は今でも多くの人が実践して、健康維持
だけでなく、療法として成果を上げている。私は28年間、この自彊術体操を
毎朝15分間行っている。その効果は有酸素運動、必要な筋肉の維持、骨格の
矯正、血流アップ、酸アルカリの調和、自律神経の平衡、経絡の刺激し、
上下、左右、前後の3次元の方向に体をほぐしてくれる。
しかし西式健康法や自彊術体操がある事を医者達は知らない。
  

2.まとめ

1)「無知は死を招く」という。2回にわたり、17項目の間違った健康常識に
ついて、説明したが、体に良かれと思って実行していることが、逆に命を
縮めていることの無いようにしたいものだ。

2)日本人には伝統的な和食がある。これが長寿国の秘訣である。欧米の高脂肪,
高蛋白食の過食に走っている現実を反省しなくてはならない。
これでは生活習慣病は増加するばかりである。何故か、日本の現代医学の医療
体制は食事療法を取り入れないのだろうか。 

おわり


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健康へのトビラ 32号

NPO法人健康を考えるつどい が発行する機関誌 32号

法人の住所、連絡先 ↓

〒762-0011 香川県坂出市江尻町1220 TEL:0877-45-8441  

FAX:0877-45-8444

今回の記事は、

1、岡崎 輝城さん 101歳 インタビュー

2、秋の美肌対策 By 豊岡 倫郎 氏

3、甲田光雄先生 「水をたくさん飲むと便が出る」

4、カルチャースクールの案内

5、話題の著書紹介 玉那覇 康高 著「半日断食」


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間違った健康常識が病気の元 By 豊岡 倫郎 氏 2022-10-29

1.人生は決断の連続

 一生の間にその節々において、いろいろ決断をするが、そのベースにある情報が間違っていると、決断を誤ってしまう事になる。こと健康管理においても間違えると、病気を招くから怖い。

2.間違った健康常識とは

 1)肉食はスタミナを付けて、活力の源である。→以前のアメリカでは誰もが信じていた時代があったが、今は違って、心臓病とガンの要因となっていることに気付いた。そのきっかけとなったのが、アメリカ政府の「マクガバン報告書」である。その後、コリン・キャンベル博士が作成した「チャイナ・スタディ」も肉食の害を警告している。

  肉の脂肪分は血管を始め、体内いたるところに沈着するし、蛋白質は血液を酸化させるし、過剰分は腸内で腐敗し、アミン、インドール、スカトール等の毒素を生む。もはや乳がん、大腸ガン、前立腺ガンなどは肉食が引き起こしていることは、定説となっている。

  2)牛乳はカルシュウムも豊富で完全栄養食である。骨を丈夫にする→体内にカルシュウムが溢れると、体の調整機能が働いて、それを逃がそうとして、逆に体から抜けてゆく。それをカルシュウムパラドックスと呼ぶ。また牛乳に含まれるカゼインを消化する酵素を日本人の85%の人は持っていない為、消化不良を起こし、蛋白質が腐敗するため、腸内環境が悪くなり、アレルギー症状が出る。牛乳の脂肪は飽和脂肪酸が多くて、血液の粘稠度を高めて、高脂血症や動脈硬化の原因となる。牛乳に含まれるIGF―1と云う成分がガン細胞を活性化させる。

 3)甘い砂糖類は疲れを取ってくれる。→確かに甘いお菓子などを食べると、15分後には胃で吸収されて、エネルギー源として、細胞に行き渡り、しかも甘いものは幸せホルモンが分泌されてきて、気分良くさせる。

 しかしその時だけである。体がだるいからと、疲れが取れるからと、常時食していると、次のように不具合が出て来る。先ず血液が酸性化して、それを中和するために骨からカルシュウムが抜けてゆき、骨粗鬆症になる。肝臓や胃腸の働きが低下するし、腸内環境が悪くなるし、体内至る所が炎症を起こす。血糖値が乱高下して、膵臓の機能が低下する。毛細血管が消滅してゆき、血液循環が悪くなる。体内でタンパク質と糖分が合成されて、終末糖化産物(AGE)となって、至る所で体内の機能障害の原因となる。中毒になる。「白砂糖の害は恐ろしい」甲田光雄博士著 人間医学社発行。には甲田先生自身の砂糖との葛藤が書かれていて参考になる。

 4)小麦製品は体に良い。→今や我々日本人の食生活に深く浸透している小麦製品、パン、うどん、ラーメン、パスタ類、ギョーザ、焼きそばなど、これが生活習慣病の原因となっているから怖い。

「小麦は食べるな!」ウイリアム・デイビス博士著、日本文芸社発行。「長生きしたけりゃ小麦は食べるな」医師本間良子著アスコム発行、「いつものパンがあなたを殺す」デイビット・パールマター博士著、三笠書房。「パンと牛乳は今すぐ辞めなさい¡医師内山葉子著、マキノ出版。

 ではこれら勇気ある医師たちの本を読むと、実際に臨床でその影響や治療成果の事実に接すると、書かずにはおられない気持ちが理解できる。小麦にはグルテンと云う成分が含まれている。これがアレルギーを起こす。腸に炎症を起こす。肥満、糖尿病、高血圧、認知症などの症例が記載されている。小麦は中毒症をつくる。

 5)お酒は百薬の長である。→皆さんがこれまでどれだけ多くの人達がお酒で道半ばで挫折したかを見聞してきた事か。今更お酒の害をここに書くまでもない。体に悪いことが解かっていても止められないのがお酒である。これはもはや中毒なのであるから、致し方ない。主な害を敢えて列挙するならば、動脈硬化となって、高血圧、脳卒中、心臓疾患を併発する。毛細血管が硬化するため、血流が悪くなる。

 6)マーガリンは植物性の油から作られているから体に良い。→確かに植物性の油を原料にしているが、その製造工程では、脂肪分子に水素原子を加えて、トランス型脂肪酸に化学変化させて、室温で固体を維持するようにさせたものである。ショートニングも同様の処理がされている。その害は発ガン性や心筋梗塞などが疑われていて、ドイツでは発売禁止、アメリカでは使用制限されている。しかし日本では何ら制限はなく、開放状態である。パン、揚げ物、お菓子類など広範囲に使用されているから、食べない方が良い。

 7)コーヒーを飲むと、体がしゃきっとする。→カフェインが入っていて、眠気覚ましになり、一瞬体がしゃんとする。以前コーヒーを一日に4杯以上飲む人はガンに罹る率が低かった、という話もあった。しかし2018年5月のアメリカ、カリフォルニア州の裁判所が下した判決では、州内で発売するコーヒーには「発ガン警告」ラベルを張ることとなった。その原因物質とは、カフェインとアクリルアミドである。胃の悪い人は胃炎を増長するから飲んではいけない。また離脱症状として、中毒となる。

 8)お腹に宿便はない。→世界で初めて大腸の内視鏡を開発して、今迄に30万人以上の患者を診察してきた、新谷弘美博士著「超健康不老長寿で生き抜こう!」弘文社発行によれば、肉食を常食している人の大腸は固くて、短く、粘膜にヒダが多発していて、宿便の残存が多いと、書かれてある。当然こんな人たちは高血圧、心臓病、糖尿病、高コレステロール症、高尿酸症を合併していると。また宿便博士の異名で有名だった甲田光雄博士の数々の著書には、患者が断食をすると、一週間ぐらいして、異様なにおいの、真っ黒な宿便がどんぶり一杯以上も排出されるという記事が沢山書いてある。そしてこの宿便を出しきると、今迄の苦しんだ病状が好転しだすという。正に宿便は万病の元である。にも拘らず現代医学の医者たちは内視鏡で覗いても、宿便なんぞないと、主張している。一説によると、腸管の内皮の粘膜に浸み込んでいる異質な成分が断食すると、突出してくるのではないかと云っている。というのは、ムラキテルミ著「腸をきれいにする奇跡の「煮あずき」KKロングセラーズ発行、によれば、断食をすると、体中の穴という穴から脂汗、目ヤニ、舌苔、耳ダレ、鼻水、そして宿便が噴き出てきたという体験談が書かれてある。因みに著者は余命3カ月と云われた肝臓ガンを治した。

 9)肌をスベスベにするにはコラーゲンを摂ると良い。→コラーゲンはタンパク質の1種で、多数のアミノ酸から構成されている。コラーゲンを口から摂取しても、体内で最小単位のアミノ酸にまでバラバラに分解されてしまう。だからコラーゲンの含まれたものを食べても、必ずコラーゲンが作られるという保証はない。体内でコラーゲンが生成されるには、アミノ酸とビタミンCと酵素が必要なのである。

 10)冷え症には腹巻や靴下をはいて、体を温めると良い。→甲田光雄博士著「冷え症は生野菜で治る」文理書院発行。によれば、根本的な改善策は冷えに負けない体質に改善することにあるという。即ち冷えになっている原因がある訳だから、それを除去しないといけない。今までの間違った食事、皮膚の過保護、運動不足、宿便、甘い物の食べ過ぎを改善して、根本対策を採らないと、解決にはならない。

 11)体の血流は心臓のポンプ作用にある。→西式健康法を創設した西勝造先生によると、心臓の収縮と拡張は体に張り巡らされてある毛細血管の吸引力によって起こり、血液が循環している。

その補助として、肺呼吸や足の筋肉のミルキング作用がある。改善策の基本は毛管運動である。

3.まとめ

 何が正しいのか見極める洞察力が大事である。また中毒から立ち直る意志力を養うことも。

 体に良いと思って実行していることが病気を招いているとは。無知は死を招く。 

おわり


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健康への道しるべ 第159号 令和 4年 9月 30日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円

今回の見開きページは『骨粗しょう症』。

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健康へのトビラ Vol.31

令和4年(2022年)8月 15日発行 Vol.31

編集・発行:NPO法人健康を考えるつどい

〒762-0011 香川県坂出市江尻町1220 TEL:0877-45-8441  FAX:0877-45-8444

今回の記事は、

1、朝食抜きの問題 Ⅱ

2、健康ワンポイント特集

3、肌トラブルについて By 豊岡 倫郎 氏

4、ヨーガに学ぶ心身健康法 By 倉本英雄 著

5、免許返納はいつ?

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2022年9月 スクール予定

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慢性炎症は万病の元 By 豊岡倫郎 氏 2022年7月28日

1.聞きなれない慢性炎症の恐怖

最近の研究によると、体内の至る所で慢性炎症と呼ばれている慢性的な微小な炎症が発症していて、それが生活習慣病を始めとして、アレルギー疾患、ガンの発症にも関係していると云われ出した。それがどうして発症するのか、予防法や治療法はないのだろうか。

2.慢性炎症とは

炎症には二通りあり、急性炎症では、細菌やウイルスの侵入、怪我などによって、発生すると、体内の免疫システムが作動して、異物の排除や傷ついた組織の修復が行われて、比較的短時間で回復する。典型的な症状としては、発熱、発赤、疼痛、腫脹が現れるのが
普通。

これに対して慢性炎症とは色々な原因(後述)によって、軽い炎症が何時までもくすぶり続けて、体内の至る所で組織や内臓に異常を来す。自覚症状がないのが特徴的である。そして長期化すると、発症した場所によって、機能不全に陥る。

3.慢性炎症はなぜ起きるか

1) ひとつは肥満である。食べ過ぎや運動不足で、内臓脂肪が過剰に蓄積された場合に  は、血管の内皮細胞がコレステロールや中性脂肪によって、プラークと云われる粥状隆起が出来て、内壁が狭くなると、
血管の炎症を引き起こす。即ち血管の内壁が狭くなると、白血球が狭窄部分で鬱滞し、白血球同士が反応して、炎症性サイトカインが産生される。多くの場合この現象は細動脈で起こって、毛細血管網へと広がってゆき、臓器が炎症性サイトカインによって、慢性炎症を発症してしまう。

2) 次は「腸もれ」(リーキー・ガット・シンドローム)によって、腸内で発生した毒素、細菌、消化不良のタンパク質などが、腸壁から吸収されて、血流に乗って全身の組織、臓器に慢性炎症を起こす。
なお腸内環境が悪化して、悪玉菌が増えると、腸粘膜細胞の連結を弱めて、細胞間に隙間が出来て、腸もれか起きてしまうのである。

4慢性炎症の判定指標となるCRPとは

体内に慢性炎症が起きているか否かの判定指標にはCRP(C―リアクティブ・プロテインの略、C反応性蛋白ともいう)が使われている。この数値が高いと、体内に炎症性の疾患があることになる。通常CRPの基準値は0.3mg/dl以下である。0.31~0.99mg/dlは要注意、1.0mg/dl以上は危険視とされる。

ところが最近は高感度CRPを測定する必要性が増えてきた。それは従来のCRP検査では異常なしと、判定されていた人の中に、慢性的に微小な炎症を発症しているケースがあることが解かってきた。例えばLDL悪玉コレステロール値が低くても、CRP値が高いと、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクが高いことが判明したからである。

5.慢性炎症が関与している主な疾病

1)がん

肉食や脂肪分の多い食事は慢性炎症を起こし、大腸ガン、前立腺ガン、乳がんを発症させる。慢性炎症が活性酸素を発生させて、遺伝子変異を起こし、発ガンに繋がる。更に慢性炎症は遺伝子編集酵素を活性化させて、ウイルス性肝炎、ピロリ菌感染胃炎、潰瘍性大腸炎がガン化する。なおがん治療の時は、CRP値が0.05mg/dl以下を目標としている。慢性炎症はがん発症の温床になっていると言われている。

2)動脈硬化

腸もれによって、血中に入り込んだ菌が腸内で炎症を起こすと、コレステロールやマクロファージ等の物質が集まり、粥状のこぶを作り、血流障害を引き起こす。と同時に炎症性サイトカインを産生し、慢性炎症が進む。

3)糖尿病

過食や糖分の摂り過ぎは体内で高血糖値状態が続くと、終末糖化産物(AGE)が蓄積して、血流障害を来すだけでなく、慢性炎症を発症し、筋肉、脂肪組織、肝臓でインスリン抵抗性を起こす。

4)その他の疾患

認知症、うつ病、花粉症やアトピー性皮膚炎、膠原病及び加齢にも慢性炎症が関係していて、これらの疾病を発症させる。

6.体内の慢性炎症を防ぐには

1)現代医学の盲点のひとつとなっている慢性炎症、まだ研究段階なのか、問題意識が希薄なのか医師間の医療体制の中には、慢性炎症の治療と云う言葉は聞かれない。

しかし我々が悩んでいる上述の生活習慣病が全て慢性炎症によって、発症していることを、知ったからには、医者に相談しても、納得のゆく 回答が得られるだろうか、疑問である。勿論慢性炎症を解消する薬などはない。

2)慢性炎症の原因にさかのぼって、因果の法則から対策を考えると。

●大 食で肥満して脂肪細胞を増やさない。
●糖分の過剰摂取をして、終末糖化産物の産生を増やさない。
●腸内環境を悪くする悪玉菌を増加させる動物食や油で処理した揚げ物、及びお菓子類を控える。
●宿便や便秘をしない。
●飲酒や喫煙を控える。
●ストレスを溜めない。
●適度な運動をする。
●食品添加物の多い加工食品を摂取しない。

以上の事をまとめると、常に述べているように、少食、3分づき玄米、生野菜汁、小魚や青魚、大豆製品、キノコ類、ゴマ、海藻類、緑黄色野菜、抗酸化食品、自家製漬物などの食事。および適度な運動をすることによって、血流を良くする。有酸素運動と適度の筋肉の強化。骨格の矯正。ストレス予防と解消の方策を自分なりに考え、実行する。

7.まとめ

1) 健康管理の要諦のひとつに、医者に治してもらう病気と自分で治す病気がある。日頃の生活習慣の間違い 暴飲暴食が招いた病気は自分で治すしかない。

2) 今回慢性炎症について、勉強して感じたことは、慢性炎症発症の機序は複雑で、専門用語が多く出てきて、 理解しにくいが、事の重大さは認識出来た。

3) 先日日本女子プロゴルフの試合の実況放送を見ていた。するとアナウンサーが女子トッププロ10人に 対してこんな質問をした。
「あなたの勝負飯は何ですか」と。すると10人中9人が焼き肉と答えていた。これを見て、まだうら若い25歳前後の選手たちが、これから少なくとも10数年以上過酷な選手生活を続けてゆくのに、健康で続けられるのだろうか、と不安にかられた。今の若い人達 が皆同じい考えを持っているとしたら、末恐ろしいことだ。

4) 百寿者や認知症にならない人はCRP値が高くないと言われている。

5) CRP値の測定は自治体の年1回の健康診断の項目にはない。慢性炎症は痛みがないから
深く静かに進行して、組織や臓器を改変して、機能不全に陥れる。難病もこれが関与
しているとか。

6)「参考図書」金子義保著「炎症は万病の元」中央公論新社発行

和田洋巳著「がん劇的寛解」角川新書発行

藤田長久著「体の不調は腸もれが原因」幻冬舎 ほか。

おわり


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健康へのトビラ Vol.29

令和4年(2022年)2月 15日発行 Vol.29

編集・発行:NPO法人健康を考えるつどい

〒762-0011 香川県坂出市江尻町1220 TEL:0877-45-8441  FAX:0877-45-8444

今回の記事は、

1、「西式断食法」との出会い By 甲田光雄 先生

2、坂出健康会館が閉館しました。

3、健康に関する名言・格言 By 豊岡 倫郎 氏

4、緑内障・黄斑変性症・糖尿病網膜症を自分で治す方法 By 山口 康三 先生

5、健康スクールの移転お知らせ

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柿ポリフェノールによる血管弛緩作用と血管収縮抑制作用

奈良県立医科大学法医学教室の研究グループが柿の果実から抽出した柿タンニン(柿渋)と柿の葉に含まれるポリフェノールが、強力な血管弛緩作用と血管収縮抑制作用を持つことをラットから摘出した血管において実証した。

これらの作用は動脈硬化症や高血圧症などにより内皮細胞が障害された血管においても同じ作用を示す事から降圧効果を発揮する可能性があり循環器疾患の予防・治療への応用が期待できる。

現在、柿の葉茶の病態改善効果を検証しているとの事。

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第155号 健康への道しるべ :令和 4年1月25日発行

第155号 心と体の健康生活:令和4年1月25日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円

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巻末に七福神の紹介があった。信仰すれば7つの幸福を授かり

7つの厄災が取り除けられると言い伝えられている。

恵比寿天は清廉・正直

大黒天は有福

毘沙門天は威光

弁財天は愛嬌

布袋尊は大量

福禄寿は人望

寿老人は長寿

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弱体化していく子供の体 By 豊岡倫郎氏 2022-1-29

1.弱体化してゆく子供の体

人生100年時代になったと、楽観視している人が多いが、今の百寿者の人たちは、大正末から昭和の初めに生まれて、成長期時代の環境は、食事、乗り物、冷暖房手段などは簡素で、厳しく、体も鍛えられた。ところが今、心ある医者達からは、子供の体に異変が起きていて、子供たちの健康状態について、先行き懸念する声が上がっている。

2.子供たちに起きている憂いべき症状の数々

ある教育機関の小学生、中学生を対象にした調査によると、その症状を多い順から列挙すると、アレルギー性疾患、視力が弱い、すぐ疲れる、歯並びが悪い、腹・頭痛がある、背中がぐにゃぐにゃ、体温36度以下、首・肩コリ、虫歯、肥満などの症状である。

3.何故こんな症状が起きるのか

我々を取り巻く社会環境は、整備されて、多種多様な食べ物は溢れ、交通機関も発達して、歩くことも少なくなり、放課後友達と外で遊ぶこともなく、夜遅くまでスマホやパソコンを操作して、腹がすけば夜食を摂り、冷暖房設備が完備されて、農薬や食品添加物の入った加工食品、大気汚染の中に囲まれているという、衣食住の生活環境がすっかり、自然から乖離してしまつた。即ち飽衣飽食、運動不足、ストレス、睡眠不足などで、体は弱体化してしまった。

4.多いアレルギー性疾患

アレルギー性疾患には、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎(花粉症もその中に入る)、食物アレルギーなどがある。その中でも一番多いのがアトピー性皮膚炎で、全国に治療を受けている人が約700万人、花粉症は10人に1人が悩んでいると云われている。上述した様に子供達にも一番多いのが、アレルギー性疾患で、3人に1人いるという。

5.アレルギー性疾患発症のメカニズム

アレルギー性疾患発症のメカニズムは、どの症状の場合も、皆同じで、起こってくる場所と、その症状が違うだけである。つまり体外から入ってくる抗原(アレルゲン)となる物質、例えばダニ、カビ、花粉、そして大豆、卵、牛乳などのタンパク質が体内に入ってくると、体に備わっている抗体との間で、異物として処理しようとする反応が炎症を起こし、それぞれの場所で症状として発生する。なお抗体とは、病気の原因となる物質が体内に侵入したとき、異物として攻撃したり、体外に排除する役割を担うために作られたタンパク質のこと。

6.アレルギー性疾患の治験

何故私がアトピー性皮膚炎や花粉症になったのか、しかも通院していても、治療の決め手となる治療法が確立されていない為に、どうしたらよいのか、悩んだり、疑問を持っている人が多い。

この問題に対して、1998年に話題となったのは、八尾市の甲田医院で行われたアトピー性皮膚炎の治療の為に実施された「健康合宿」とよばれるものである。この合宿には浜松医科大学、大阪大学、兵庫医科大学、岡山県立医科大学の先生方も参画して、重傷から中等のアトピー性皮膚炎の患者20名が入院して、1996年11月から12月の2か月間、甲田医院にて、治療が進められた。その結果は好成績に終わった。

その後、この健康合宿の成果を知った人達から、もう一度健康合宿を実施してほしいとの声が上がり、1997年8月に第2回目が、17名のアトピー性皮膚炎の患者が参加して甲田医院で行われた。その結果は前回と同様に、17名全員の症状が軽快するという好成績が認められた。そしてその治験が1998年12月に行われた、第48回日本アレルギー学会総会で、報告された。

この合宿の体験集が、甲田光雄監修、すこやかな子供を育てる勉強会編、「アトピーの健康合宿に学ぶ、甲田療法の実践記録」として創元社から出版された。

アトピー性皮膚炎に対する、所謂甲田療法の主眼点は、外部からのアレルゲンと云われる抗原物質よりも、タンパク質の多いに肉,乳製品の過食で悪化した腸内環境に、発症の原因があるとするものであった。

従ってその対策としては、アレルゲンが傷ついた腸粘膜から体内に入らないようにする事に視点を置いた。これを戸締り論と称した。浜の真砂のようにアレルゲンは数々あれど、腸壁を修復し、しっかりと戸締りすれば、体内に入って行かないという理論である。

まず少食主義に切り替えて、今迄の乱れた食事によって荒れた腸粘膜の傷を治すことに主眼を置いて、少食、玄米、生野菜汁など、一連の甲田療法を実行したのである。詳細は上述の著書参照。現代の症状を消そうとするだけの医療は食を超えられないことを示したのである。

7.体の不調は腸もれ、正式にはリーキーガット症候群とは

腸もれに関する研究が進み、腸もれが体の不調の一大原因と云われている。腸もれとは、腸壁の細胞間の連結が緩んで、隙間が出来て、そこから腸内で腐敗したタンパク質の毒素や細菌などが腸壁から吸収されて、血液に混じり、全身の組織に悪い影響を与えてしまうことが解かってきた。今や日本人の70%に「腸もれ症候群」の可能性があるという。

例えば、アレルギー性疾患はもとより、慢性炎症、慢性の消化器系疾患、めまい、疲労、多動症、自閉症、糖尿病、アルツハイマー病、パーキンソン病、全身痛、動脈硬化、慢性リュウマチなどの発症に係わっている可能性を指摘している。

対策は良い腸内環境を作る食事、即ち少食、3分づき玄米、生野菜汁、小魚、大豆製品、ゴマ、海藻、キノコ、根菜類中心の食事である。肉、卵、乳製品、食品添加物の多い加工食品、酒、甘いものは控える。特に蛋白質の過剰摂取で生じる窒素酸化物が元凶となっている。

8.子供の病気は親の責任

両親が健康であれば、生まれる子供も元気に生まれる筈。問題は両親が不規則な、乱れた食生活を続けていれば、「この親にして、この子あり」という諺の通り、病弱な子供が生まれるに違いない。先ず子供の為にも、自分の為にも、正しい生活習慣を身に付けねばなるまい。

食育と云う言葉が有る。食育基本法と云う法律が2005年に制定されている。その中身は、国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成のために、保護者、教育関係者の役割、伝統的な食文化、生産者の環境、食の安全性などについて規定されているが、今の医療体制は食事療法に無関心で、治療に活かされていないというから、話は深刻さを増す。

9.まとめ

1)毎日テレビでは地方のグルメやスイーツの食べまくり番組を放映している。今回触れなかったが、いま小、中学生に高コレステロール、脂質異常、動脈硬化が激増しているという。

2)乱れた食生活がじわじわと体を蝕んでいる、今の子供が百歳まで生きられるのだろうか心配。

3)親は早く食の重大さに気づき、子供の食育をしないと、親も子も滅びてゆく。

おわり


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第154号 健康への道しるべ :令和 3年12月15日発行

第154号 心と体の健康生活:令和3年12月15日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

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2 ページ目に「ビタミンCの宝庫 柿の葉」が記事になっています。


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第153号 健康への道しるべ :令和 3年9月15日発行

第153号 心と体の健康生活:令和3年9月15日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

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今月の編集長からのメッセージ
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色彩を健康生活に活かす By 豊岡 倫郎 氏 2021年6月30日

1.健康生活の中の色彩

健康法上見逃すことが出来ないものに色彩学がある。顔色と病気、食物の色と臓器、太陽光線と食物、服装の色と体への影響などについて、解説します。

2.顔色と病気の関係

色彩と生体は関連が深く、顔色を見れば大体どの器官が悪いかわかる。白い色は肺臓に影響するし、黒い色は腎臓、副腎に、紫色は循環器障害、呼吸困難に、青色や蒼白は胃腸に、緑色は脾臓に、黄色は肝臓に、赤は心臓に影響する。

3.病気と食べ物

上述したように顔色を見れば、どの器官が悪いかわかることになるから、顔色に合った色彩の食物を摂れば、病気が治って健康色の桜色に戻る。なお手のひらの色も大体顔色と同じ傾向があるからチェックしてみることも必要である。

例えば白い顔の人は肺が悪いから、白い大根、ネギの白い部分、とろろ芋などを摂ると良い。

顔色の黒い人は、腎臓系統が悪いから、黒ゴマ、黒豆、昆布などを摂ると良い。顔色の青い人は緑黄色野菜を摂る。顔色の黄色い人は肝臓が悪いから、黄色い食物、つまりミカン、ニンジン、レモン、カボチャなどを摂る。顔色の赤い人は心臓が悪いから、赤いトマト、赤いカブラ、赤い鮪の刺身、リンゴなどを摂る。そうすれば次第に健康色の桜色に戻ることが出来る。

4.太陽光線と野菜や果物の収穫タイミング

太陽光線を分光すると、七色に分かれる。即ち紫,藍、青、緑、黄、橙、赤で、これが人間の眼で光として認識できる可視光線領域である。因みに太陽光線にはこれ以外に、この可視光線よりも波長の短い領域に紫外線があり、逆に長い領域には赤外線がある。

そこで一日の可視光線は朝は紫から始まり、夕方には赤で終わりを迎えるが、夫々の色が一番その波長が活発な時に、野菜や果物を収穫すると、その生命力も一番活発になっている。例えば朝には紫色のナスを収穫し、昼頃には青い色の青菜やキュウリ、夕方にはトマト、カキミカン類を収穫すると、栄養成分も一番充実していて、長持ちするし、損傷も少ない。

5.色彩と性情の関係

赤色は活気、情熱、喜び、興奮の現れを現わす。深紅色は激怒、激烈を。朱色は獣的な愛情を。黄色は向上心、快活、明朗、明快、興奮を。橙色は喜びを。緑色は嫉妬を。青色や黄色は後悔、失望、失意を。紫色は温厚、優雅、従順を。黒色は憎悪、怨恨、恐怖を。灰色は謙遜、恐怖を。白色は清浄、潔白を。桜色は穏健、優雅を現わしている。

従ってこれらの性情を考慮して、これらの色素を食物で補給したり、逆に制御したりすると同時に、被服の面でも配慮することで、段々精神的にも安寧をもたらすことが出来る。

6.色彩の好みと若い女性の性格

紫色の衣類を好む娘さんは、非常に内気で、言うべきことも言えないような内気な人で、他からプレッシャーを受けると、精神状態が混乱することも起こりかねない。従って紫好みの娘さんは、時々赤い色の衣類も用いるようにして、バランスを取ることが大事である。

赤い色の衣類ばかり好きな娘さんは、非常に活発で、お転婆さんになり易いから、幼い時から余り赤い衣類ばかり着て、育てるのはよろしくない。赤好きの娘さんには、時々紫色の衣類を着せて、調和を図ることによって、あまり活発過ぎるのを抑えて、程よい性格の娘さんにすることが出来る。

7.色彩と体の部位別服装

健康を保持する上で、人体各部の服装の基礎的な色彩は.次の通り。頭部は藍色がよく、手ぬぐいや帽子も藍色に近いものが良い。咽喉部は空色が良く、肩掛け、マフラーはこの色にする。

ご婦人の洋服の襟も空色系統にする。下腹部は赤色が良く、パンツの色もこれで元気が良くなる。足部は藍色が良く、靴下は紺色が理想的である。

8.色彩と波動の関係

色彩を可視光線として目から認識するだけでなく、体全体で感ずることが出来るという。例えば目隠しをして、内部を黒色にした部屋に入っているときは、気持ちが陰鬱になるし、真っ赤にした部屋に入っているときは、明るい気持ちを抱くという。それぞれ違った感覚に陥ることが実験で証明されている。また三重苦のヘレンケラーが色の認識を皮膚から感じ取っていたと、本に記述されている。

皮膚は色を感じ取ることが出来るようである。一説によると、夫々の色から波動が発信されていて、それを肌で感じ取っているらしい。ただし誰にでもできる技ではない。現代人はもはやどっぷりと文明の利器や暴飲暴食で、体全体が鈍感になってしまっているので、普通の人では無理かもしれない。

9.皮膚の健康法

内皮は外皮に通じる、という言葉が有る。腸のきれいな人は肌がきれいである。腸がきれいということは、腸内環境が良いということを意味している。顔や手のひらに悪い徴候の色が出るような人は、先ず腸内の宿便を排除することが最優先事項であることを認識する必要がある。

10.まとめ

1)漢方には未病を治すという言葉が有る。これはまだ病気になる前段階の兆候をつかみ、対処することによって、未然に病気を防ぐという意味である。だから顔色を観察して、病気の兆候を見つけることの意義もここにある。

2)上述した様に顔色と体内臓器の疾患との関係から、顔色に合った食べ物を摂取すれば、疾病を治し、健康色の桜色になる方法を解説したが、食物だけでなく、顔色に合った色彩の衣服を着ることも、同じ意味で必要である。赤ん坊には赤い服が良く、黄疸の人には黄色の下着が良い。

温かい季節になると、家の中ではTシャツ一枚で過ごす事も多い。店にはいろんな色の物が売っているから、試しに着て過ごしてみてはどうか。

3)では何故皮膚に現れた該当疾患の色の物を食べたり、身に着けたらよいのか、疑問に思う方もおられることと思う。その訳は身体内部の臓器に、その色素が欠乏している事を示しているからである。これが「症状は即ち療法である」という根拠から生まれた療法なのである。

4)最近の大型テレビは鮮明に人の顔が大写しされる。いろんな人達の顔色だけでなく、顔のいろんな部位の状態をも観察して、健康状態を推測するのも、役に立つことがあると思う。興味がある人は、病気の予兆についての本も出版されているから読まれると良い。

おわり


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柿タンニンについて

2021年5月31日 NHK シブ5時で柿タンニンについて放映があった。

題して<キニナル!>再注目!柿タンニンパワー

↓ シブ5時のテレビより

柿茶本舗が売っている「アスミン」にも柿タンニンが含まれている。


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第151号 健康への道しるべ :令和 3年5月15日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円

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「次の世代に伝えたい事」欄におにぎりの話が掲載されていた。

ほろりと来るいい話。


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酵素不足は万病の元 By 豊岡倫郎 氏 2021年3月31日

1. 栄養素には炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6つがあるが、厳密には栄養素ではないが、第7の栄養素と言われてもおかしくないのが酵素である。酵素の体内での重要な働きを無視して、身体の生命活動を語れないし、その不足が万病の元と言われている。

2.酵素とは何か

酵素とは、体内で化学反応を起こさせるための触媒の働きをするタンパク質の分子のことである。触媒とは、それ自身は変化しないが、他の物質に働きかけて化学反応を促進させる物質のことを言う。我々が食べたものを消化、吸収できるのも、筋肉を動かしたり、呼吸をしたり、考え事をしたりするのも、酵素の働きが関与している。今から20数年前に、アメリカのエドワード・ハウエル博士が50年間の酵素の研究と実験から「酵素寿命決定説」を唱えた。それは、体内の酵素が尽きた時が、寿命が尽きることを解明した。

3.酵素の種類と働き

酵素には2種類がある。体内には、体内酵素あるいは潜在酵素とも呼ばれることもあるが、それは消化酵素と代謝酵素の2種類である。消化酵素とは文字通り、食べ物を消化する酵素である。代謝酵素とは、身体全体の新陳代謝、自然治癒力や免疫力発揮の為に働いている酵素である。以上の区分け以外に、体外から摂り入れるものを外部酵素という。例えば大根おろしを食べると、含まれているジアスターゼが消化を助けてくれるなど。

4.酵素の特質

我々の身体には約3000種類の酵素が働いていると言われているが、一説には1万種類位あるのではとも云われている。ひとつの酵素はひとつの役割しか行わないから、体内での消化と代謝の種類に相応した数だけあってもおかしくない。一大化学工場である。問題なのは、一生の間に使える体内酵素の量は限られているから、若い時に浪費してしまうと、早く枯れてしまい若死にする羽目に陥る。

また加齢と共に体内酵素の産生量は減少してゆくから、食べ物から補うことが大事である。「消化酵素適応分泌の法則」があって、体外から消化酵素の多く含まれている食べ物を摂ると、体内の消化酵素の分泌量が少なくて済むので、体内酵素の在庫量を温存できて助かる。

更に体内の消化酵素と代謝酵素の間には、量的な面での代行性があって、例えば、大食して消化酵素の活動が忙しい時は、代謝酵素は自分の量を減らして、対応する。酵素は一日に一定量しか産出されない。従って大食して消化酵素をいつも大量に浪費していると、代謝酵素が常に不足を来していて、代謝機能が落ちて、免疫力も低下して、ガンになることもあり得るのである。

この大事な酵素の一番の弱点は熱に弱く、48度から55度で活性を失うことである。また体内の体温が低いと、酵素の働きが鈍くなり、半減する。更に自然界にない不自然な農薬、食品添加物の含まれた加工食品、加熱した食品や服薬も酵素の働きを半減させる。

更に一般的に体液がPH(ペーハー)が7.35の弱酸性の時に一番活性化する。殆どの現代人の体液は酸性化している。しかし胃液の場合は酸度が高いがこれは特殊なケースである。

ビタミンやミネラルは酵素の働きを補佐してくれているから、補酵素と呼ばれている。これらも不足しないように摂取する必要がある。

いろいろな原因で体内に活性酸素を多く発生させる生活をしていると、体内から抗酸化酵素、例えばSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)が分泌されるが、加齢と共に分泌量も少なくなるから、活性酸素を多く発生させる間違ったライフスタイルは慎まなければならない。

5.一日の生理、新陳代謝のリズムとは

アメリカで生まれたナチュラル・ハイジーンという健康理論がある。自然の法則に基づいた生命理論で、そのひとつに人体の生理リズムがあり、1日24時間には、3つのリズムに分担されて、生命活動が行われている。①午前4時~正午までは排泄の時間、②正午~午後8時までは栄養補給と消化の時間、③午後8時~午前4時までは吸収と代謝の時間となっている。これと同じ考え方は既に西式健康法にもあり、朝食抜きの二食主義を提唱している。なお補足すると、食べ物が栄養素に分解されることを異化といい、その栄養素から組織・器官の材料が作られることを同化と云う。異化と同化を合わせて代謝と呼んでいる。

6.消化液の分泌量

摂取した食べ物は体内で分泌される消化液に含まれる酵素の働きによって、消化されやすいように分解される。成人1日当たりの主な消化液の分泌量は次の通りである。口腔から澱粉を分解する唾液アミラーゼが、1500ml、胃からタンパク質を分解するペプシンが2500ml、肝臓から胆嚢経由で脂肪を分解する胆汁が500ml、膵臓からは十二指腸経由で、澱粉を分解する膵臓アミラーゼ、タンパク質を分解するトリプシン、脂肪を分解する膵臓リパーゼなど計700ml、腸粘膜からは数種の消化液が計3000ml、これら合計すると8200mlになる。

これら消化液の量の多さと、我々が身勝手に色々な食物の摂取に対応じて、黙々と各臓器や器官が機能している複雑な体のシステムがあることを知れば、牛飲馬食を慎まねばならない。

7.酵素を浪費したり、不足させないライフスタイルとは何か

規則正しい生活、即ち睡眠不足にならない。食事の間隔は5時間空けて、なるべく間食しない。咀嚼回数は30回以上。3分づき玄米少食、生野菜ジュース、新鮮な野菜サラダ、果物、発酵食品の糠漬、粕漬け類、納豆、梅干し、大根おろし、長芋のとろろ、ビタミンやミネラル豊富な小魚や海藻、大豆製品、ゴマ、キノコ類、イモ類、味噌汁などを摂取。水分は生水やビタミンCの多い柿茶から補給。適当な健康体操をして、冷えや低体温を防ぐ。

避けるべき行為は大食しない。食事は加熱料理だけとか、加工食品ばかりは避ける。活性酸素を発生させる過激な運動、ストレス、飲酒、喫煙、薬の常用、食品添加物、紫外線にも留意する。肉食や甘い物の過剰摂取で腸内環境を悪化させたり、便秘しないこと。

8.まとめ

1)西式甲田療法を提唱した故甲田光雄博士著「生野菜食健康法、その実際と24人の体験集」という本がある。難病で苦しんでいた人たちの治験談を読むと、「生きたものは生きたものに養われる」また「酵素無きところに生命なし」を痛感する。どうしてこんな素晴らしい療法が世間に普及しないのか。現代医療は病気の原因と食事との関連を無視している為か。歯がゆい気がする。

2)未だに高カロリー、高脂肪、高蛋白の食事が健康に良いと信じて疑わない人達が多い。これを機会に、大食は止め、肉食と砂糖は控えて、腸内環境を整え、代謝機能を低下させないライフスタイルに転換すれば、間違いなく病人は減るに違いない。

3)今後望むことは、皆んなが安心して生野菜や果物が食べられるように、無農薬、有機栽培が拡大し、容易に入手出来るような時代が実現すれば、健康増進に寄与出るだろうに。

おわり


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こいのぼり

井上杏那さんの作品

「屋根より高いこいのぼり〜」の歌い出しで有名な、童謡「こいのぼり」の作詞者は近藤宮子、作曲者は不明です。

しかしもう一つのこいのぼりの歌がある事をご存知でしょうか。

1913年(大正2年)の「尋常小学唱歌 五学年用」に初めて掲載された「鯉のぼり」は、文部省唱歌として歌われてきました。

作詞者は不明、作曲者は弘田龍太郎だとされています。

歌詞は、鯉が滝を上って竜になる中国の伝説「登竜門」が元になっているといわれ、男の子が「こいのぼりのように雄大な姿に成長するように」という立身出世の願いが込められています。

私はこの歌のメロディーも一番の歌詞は知っています。

「鯉のぼり」の歌詞

甍(いらか)の波と 雲の波
重なる波の 中空(なかぞら)を
橘(たちばな)かおる 朝風に
高く泳ぐや 鯉のぼり


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健康への道しるべ 第150号のご紹介

第150号 心と体の健康生活:令和3年3月15日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円

今回の号には自然治癒力を高めるもう一つの西式健康法として「背腹運動」が紹介されている。


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野菜の効能

参考文献は梶尾 太郎先生著「生野菜汁療法」、「ブログ栄養百科」等


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血管を柔らかくするNO(エヌオー:一酸化窒素)とは By 豊岡倫郎 氏 2021-1-28

1. NO(エヌオー)の発見でノーベル賞受賞

1998年にNO(エヌオー)即ち一酸化窒素を発見したアメリカの3氏、ルイス・イグナロ氏、ロバート・ファーチゴット氏、フェリド・ミュラド氏に、ノーベル医学・生理学賞が授与された。一酸化窒素はノーベル賞を授与するに値するほど重要な役割を体内で果たしていることの査証に外ならない。

2.NO(一酸化窒素)とその働きとは

一酸化窒素とは窒素(N)と酸素(O)が結合した窒素酸化物である。血管の動脈は外膜、中膜、内膜の3層で構成されていて、外膜は血管の外側を保護する層で、中膜は平滑筋と線維から成り立っていて、伸び縮みする層で、内膜は内皮細胞と内皮下組織から成り立っている。

順調に血流が流れている時は、一酸化窒素はこの血管の内皮細胞で生成されて、中膜にある平滑筋に作用して、平滑筋の緊張が緩んで、血管が広がるので、血流が良くなる働きをしている。

以前、福岡歯科大学の平田雅人教授の「かかと落し健康法」を紹介したが、かかと落しを実行することによって、骨ホルモンと称するオステオカルシンが分泌されて、健康維持に効果があるという内容の話である。

今回の一酸化窒素の発見でノーベル賞を貰ったフェリド・ミュラド氏は当時スタンフォード大学の教授をしていた時に、平田雅人氏はこの大学に留学していて、教えを受けていたという逸話がある。

かかと落しで発生するオステオカルシンには、一酸化窒素の産生を促進する働きがあり、この一酸化窒素を作ることが、動脈硬化の予防になる。前述したように一酸化窒素には血管の平滑筋を弛緩させる働きがあるから、血流が良くなるし、血管内のコレステロールや血栓の発生を抑えることから、動脈硬化の抑制に効果がある。更に一酸化窒素にはアンモニアを取り除いたり、乳酸の消費を促進することによって、疲れにくい体を作る効果もあるという。

その他一酸化窒素の働きを整理すると、●血管を拡張する。●血栓を作りにくくし、血液をサラサラにする。●血管の炎症を抑える。●酸化を抑える。●血管内のコレステロールの塊であるプラークの発生を抑える。●毛細血管の数を増やす。

3.血管の老化

加齢と共に血管も硬くなり、衰えてゆくが、加えて生活習慣の悪い人には、更にそれを促進するような血糖値が高い、中性脂肪が多い、コレステロールが多い、血圧が高い、肥満である、運動をしないなどが重なり、最終的には動脈硬化を招いている。

血流の悪いところに、ガンを始めとして、いろいろな病気が発生するのは理の当然であるが、しなやかな柔らかな血管を維持することによって、血流を改善して疾病を防ぐためには、一酸化窒素の生成を昂進する方法を実行すれば、動脈硬化も予防できる。

4.一酸化窒素の生成を促進する方法

1)体操療法・・・●以前紹介した「かかと落し体操」をする。一日に30回。●床に座って、両足を真っ直ぐ前に伸ばして、足首を先方へ倒し、次に手前へ引き寄せるふくらはぎ体操をする。5分間。●自彊術体操をする。31の動作を約15分で行う。●外へ出て、20分の早足散歩をする。●家の中で足踏み体操をする。ゆっくり5分間。これ等の体操の中から気の向くものを始めたらよい。ただ高血圧や心臓に負担をかけないように、無理をせず、マイペースで、徐々に回数や時間を増やす工夫をする。

2)和温療法・・・元鹿児島大学医学部の教授で、今は和温療法研究所所長の鄭忠和氏が確立した療法で、それは、室温を60°Cに設定した遠赤外線乾式サウナ治療室で、全身を15分間温め、そのあと、椅子に座った状態で30分間保温し、最後に発汗量に見合った水分を補給するという方法である。全身を温めることによって、血管が広がり、血液循環が促進されて、血管内皮細胞から一酸化窒素が放出される。血管新生作用も起きて、動脈硬化を抑制する効果もある。詳細は鄭忠和氏の著書「なぜ微熱は体にいいのか」の中で、いま迄45年間の診療から、心不全を始めいろいろな難病の治癒例も掲載されている。

3)食事療法・・・骨も筋肉も血管も血液も毎日の食べ物によって、作られている。適量のタンパク質は白身魚、青魚や大豆製品から摂取し、生野菜、果物、小魚、海藻、ゴマ、コケ類、発酵食品、梅干しなど摂取すれば、ビタミン、ミネラル、酵素、抗酸化成分も補給できる。

4)避けるべき行為・・・高コレステロール、脂質異常症、高血圧、動脈硬化症は高脂肪、高蛋白質の欧米食に起因するものであるから、程々に控えることが肝要である。

またタンパク質と糖分の過剰摂取は体内で最終糖化産物という、別名AGEsを体内で生成させて、血管を傷つけ、老化を早めるから、摂取は控える。

更に活性酸素を体内に発生させるような事、即ちストレス、過激な運動、便秘、過労、食品添加物や農薬の多い加工食品の摂取、医薬品、酒、喫煙、長時間の直射日光は極力控える。

5.血管の欠陥は万病の元

死亡原因のトップスリーといえば、ガン、心臓疾患、脳卒中であるが、ガン以外の死因には、血管の欠陥に起因している。長年暴飲暴食を続けていれば、病魔に侵されるのも当然である。生活が豊かになり、これでもか、これでもかと毎日テレビでは、やれグルメだ、スイーツだと、浮かれているのは、如何なものか。

血管は沈黙の臓器と言われている。痛みや、痒みも感じないから、おろそかにされて、健康診断で指摘されても、生活に何ら不都合を感じないから、放置され続ける結果、最終段階に入って、突然として、発症したときにはもう遅い。薬では完治せず、手術によって応急処置を受ける羽目に陥る。今こんなに病人が多いのも、例えば糖尿病の人が予備軍を入れて、2200万人、高血圧3500万人、慢性腎臓病1300万人、骨粗しょう症1300万人、腰痛2200万人、変形性膝関節症1400万人、下肢静脈瘤1000万人、メタボ960万人等、薬では簡単に病気は治らないこの事実を真摯に受け止めて、日頃の生活態度に問題がないか、今一度反省することも無駄にはなるまい。病気になっても、医者に丸投げしないで、自分の努力で治せる病気と医者に治してもらう病気とがあることを知って、健康知識を身に着けて、自助努力に励めば、病人は減ることは間違いない。

6.まとめ

体操をすることによって、血流を高めて一酸化窒素を増やす行為は誰でもすぐに実行できることである。しかも副作用がない。私が毎朝実行している自彊術体操の31の動作の中にある、スクワットや前屈、かかと落しなどに、一酸化窒素を増やす効果があることを今回知ったが、百年前に創設した中井房五郎先生の先見の明に感動した次第である。今まで長年健康講座を開いていて、折に触れ、自彊術を薦めているが、実行してくれる人は稀有である。皆さんは体を動かすことが嫌いなのか、効能を認識出来ないのか。実際に体験しないと、その良さを理解できない。「座して死を待つ」のだろうか。

おわり


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体の石灰化 By 豊岡倫郎 氏 2020-12-27

1.体の石灰化とは

体に違和感を覚えて、病院で超音波やMRI検査を受けると、患部に石灰化が見られるというケースが最近話題になっている。

石灰化とはどんな現象なのだろうか。体内で重要な働きをするカルシュウムが異常を起こして血液の中に溢れると、血管、関節、組織や臓器などに沈着して、石灰化する現象をいう。当然石灰化すればこれらの器官の働きは制限されて、疾病につながって行くから怖い。

2.何故石灰化が起きるのか

体にはホメオスタシスという生体の恒常性維持機能が備わっていて、血中のカルシュウム分の濃度は常に一定に調整されている。その値は血液100ml中10mgに維持することであるが、カルシュウム濃度が低くすぎたり、逆に高すぎると、カルシュウムパラドックス現象が起きる。

カルシュウムパラドックスとは、二つのケースがあり、摂取したカルシュウム量が少ないと、骨からカルシュウムを取り出し流用するために、一時的に血中に必要以上のカルシュウム分が溢れてしまうケースをいう。

もう一つのケースは摂取したカルシュウム分が多すぎると、血中の濃度を下げようとして、体外へ排出させるために、逆に一時的に血中のカルシュウム分が不足してしまう。そこで骨からカルシュウムを捻出することになる。要するにカルシュウムの摂取量が少なすぎても、多すぎても、骨からカルシュウムが抜けてゆく結果、血中に溢れたカルシュウムが体の至る所に沈着してしまう。当然骨粗しょう症にもなってゆく。いづれにしても、各人が日常の食生活の中で、毎日のカルシュウム摂取量が適正であるかどうかは判断するのは難しい。

3.体内でのカルシュウムの役割

周知のように骨や歯の主成分はカルシュウムで出来ていて、重要な役割を果たしているが、体内での配分は、骨対血液対細胞の比は、1億対1万対1の比率で厳密に維持されている。細胞内のカルシュウムは生体の神経の反応や細胞内シグナルの伝達などに欠かせない役割を持っている。血中のカルシュウムは骨や歯の新陳代謝のために使われてゆくが、血中のカルシュウム濃度が高く、溢れる状態が続くと、本来必要としない場所に沈着してしまう現象が起きてしまう。これを異所性石灰化と呼んでいて、沈着する場所は、血液と共に全身に運ばれているため、至る所で発生する可能性を持つ。

4.体内に沈着し石灰化する主な例

心臓の冠動脈、腹部の動脈、軟骨、腱、肩の関節、乳房、肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、子宮、下肢動脈など至る所に石灰化が見られる。

以前から石灰化は加齢と共に高齢者の人達には、誰にでも見られる現象であったが、最近は普通の成人にも散見されるようになり、しかも疾病に結びついていることが起こってきたために、注視され出した。

例えば動脈硬化と言えばコレステロールのアテローム化が血管内に形成されるケースしか、知らなかった、最近では血管内の石灰化が取り上げられていて、高血圧についても、石灰化も危険因子だと説明されている。

次に疾病として重大な心臓の冠動脈の石灰化である。初期の冠動脈の狭窄はバルーンで拡張させたり、更にステントを留置して、血流を確保していたが、高度石灰化した病変ではロータブレーターという一種の小型のドリルのようなもので、血管内部の石灰化したところを削って血流を確保する処置を施すことも行われている。

次に慢性腎臓病や腎臓の透析患者に血管の石灰化現象が見られることや、肩関節が急に痛くなり、整形外科で検査してもらったら、肩関節に石灰化が起きているケースもある。更に特異なケースとして、後縦靭帯の骨化がある。頸椎、胸椎、腰椎の背側に骨化が出来て、強烈な痛みで苦しむという後縦靭帯骨化症の時も、石灰化の一種である。

5.何故石灰化が起きるのか

大きな要因としては、体内のカルシュウムの調整機能がタイミングよく精密に行えないことにあるが、病理学的にも、臨床学的にもまだ研究段階で、諸説があるようで、一般の人にその機序が公にされた本は見当たらない。そこでこの病気に罹る人と罹らない人との違いは、何かという観点から整理すると、次の通りである。

  • カルシュウムの摂取量の多少によってパラドックス化の頻度が増した。
  • 体が酸性体質になっている。過食、肉食、油で処理したフライなど、タンパク質の過剰摂取、甘い物やお酒の摂り過ぎ、ストレス、過労、睡眠不足などによる。
  • 運動不足と血流の停滞。
  • 生野菜や果物の食物繊維の摂取不足。便秘と腸内環境の悪化。
  • 加工食品からのリンの摂り過ぎとマグネシュウム不足。

6.石灰化の対応策はあるのか

石灰化も一種の生活習慣病であるから、次のような生活習慣に改めるのがよいのでは。

  • 食生活は3分づき玄米、生野菜汁、良質のたんぱく質は大豆製品と青魚や白身の魚や小魚、海藻、ゴマ、果物などで少食とする、これで酵素と食物繊維、ビタミン、ミネラルの補給は万全である。また腸内環境も改善される。逆に排除すべきものは、高脂肪高蛋白食品、乳製品。アルコール、甘い砂糖製品。塩分過剰。
  • 運動は体全体を動かして、肺活量増大、筋肉補強、骨格矯正、血流促進、関節の可動域拡大、経絡刺激の自彊術体操が理想的である。
  • 石灰化予防の観点から、適度の水分補給にはきれいな生水を飲む。
  • アーク光線療法によって、ビタミンDの働きを活発化させて、十二指腸で作られるビタミンD依存性蛋白質とカルシュウムが体内に吸収できるようにする。
  • 骨粗しょう症の治療には適度なカルシュウムの摂取は無論の事、体を動かして、骨に適度の負荷を加えなくては効果が出ない。

7.まとめ

1)上皇陛下の心臓手術を担当した天野篤博士の著書「若さは心臓から築く」の中に石灰化という言葉が四か所、47、89、155、211ページに出て来るが、石灰化が致命傷となることも多い。

2)砂糖は灰盗なり、と云って、この強酸性食品が骨からカルシュウムを捻出させて石灰化を招く一番の原因ではなかろうか。その他いろいろ砂糖の害を知らない人が多いのは残念なことだ。

3)学校の給食、老人介護施設や入院時の食事に牛乳が付いている。違和感を持つのは私だけか。

4)最近多くの医者が言っている言葉は、「改善策を実行する前に、今までやって来た体に悪かったことを全て止めることだ」と。病気には必ず原因がある。手順を間違えぬように。

おわり


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柿のお話

秋の果物と言えば ” 柿 ”  をまず思い浮かべる。

柿茶を製造販売している柿茶本舗(有)の前社長が私の友人だったことから柿との縁はますます深まった。

「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがある。

柿が赤くなる秋は天候がよいので、体調を崩す人は少なく、医者は商売にならずに青ざめる、という意味。

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柿は老化防止や美容、二日酔いの予防にもおすすめです。

得筆すべきは、ビタミンCの含有量が下図のごとく抜群に多い事。
甘柿は可食部100gあたり70mgと果物の中ではトップクラスで、1個食べると、ビタミンCの1日の摂取基準量を満たすことができます。
ビタミンCは風邪の予防や免疫力アップ、美肌の育成・維持などに重要な働きをする栄養素。
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コロナ禍の今、柿と柿茶を毎日食べて飲んで免疫力をUPしましょう。
ちなみに10月26日は「柿の日」って知ってました?box2
正岡子規の有名な俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」は彼が1895(明治28)年10月26日に奈良へ行った時に詠んだといわれています。
この俳句にちなみ、10月26日は「柿の日」に定められたとか。

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サルコペニアとフレイルとは By 豊岡倫郎 氏 2020-10-30

1.サルコペニアとフレイルとは

サルコペニアとは加齢に伴って、骨格筋肉量や筋力が低下して、身体機能が低下することを云う。一方フレイルとは加齢と共に、筋力だけでなく、精神的、社会的に活動までもが低下している状態のことを云う。

2.サルコペニアとフレイルを予防して健康長寿を

データによると、平均寿命と健康寿命との間に大きな開きがある。男性は9歳、女性は13歳と、その間は、人のお世話にならねばならないという不本意なことが起きているのが現状である。経済的にも介護費、治療費など国家の医療費も高額となってゆくという問題もある。

3.サルコペニアの症状

加齢と共に筋肉が低下して、骨格も歪み、歩くのもままならなくなる。すると生活の活動範囲も限定され、生活の質も低下する。そのうち転んだり怪我をすると、寝たきりになったり、色々な老人特有の病気も発症することになる。それを防止するには、若い頃からの健康管理が大事であるが、老齢になっても出来る限りの努力も功を奏するから諦めてはいけない。

4.フレイルの症状

加齢と共に、筋力の低下はもとより、活動性の低下、認知機能の低下、精神活動の低下等が起きる状態になる。サルコペニアとの違いが分かりにくいが、サルコペニアは主として、筋肉量の減少によって発生する身体機能の低下を対象としているのに対して、フレイルは筋力低下などの身体的要因だけでなく、精神的要因のうつ病、認知症など、更に社会的要因の孤独や閉じこもりなどの生活活動全般までの広い範囲のことを対象としている。

5.フレイルの診断基準

日本老年医学界ではその診断の要素基準として、例えば体重の減少、歩行速度の低下、握力低下、疲労感、身体活動のレベルの低下、記憶力低下、認知機能、栄養状態、持久力、日常生活での活動性などの要素を上げている。

6.サルコペニアとフレイルの予防策

加齢と共に誰でも体力は低下するし、食も細くなるし、人との付き合いもおっくうになってきて、記憶力も低下してくる。加えて独居老人になると、介護を受ける一歩手前の状態になるのも時間の問題となってくる。そこで健康寿命を伸ばすのには、どうしたらよいか。

1)運動面では・・・最近は高齢者の運動には、あれが良い、これが良いとテレビや新聞、雑誌で報じられている。実際色々な教室に通っている人も多い。子供の頃から体の弱かった私は、ボディビル、西式健康体操、気功術、ヨガ、自彊術など体験してきた。また35歳の時に西式甲田療法で有名な甲田光雄博士に診察を受けたのを機にして、健康法に目覚めてからは、多種多様な健康に関する本を読破して、最終的に皆さんにお勧めする健康体操は自彊術である。

自彊術は今から約百年前に中井房五郎という療術師によって創設された健康体操である。戦前の大正から昭和にかけて、ピーク時には二百万人以上の人達が実行していた。体操自体は31種の動作を約15分かけて行うだけですが、その効果は素晴らしく、列挙すると。

有酸素運動、骨格の矯正、筋力のアップと柔軟性、ツボと経絡の刺激、血液循環促進、自律神経の平衡化、体液の弱アルカリ化、精神の安定など、健康維持のためのあらゆる要素を網羅している。メリットとして、家庭で手軽にいつでも一人で出来ること、場所を取らない、機械を使わない、一回の消費カロリーが37キロカロリーと少なく、疲労することなく、逆に疲れを取ってくれる。しかも自分の体力に応じて、無理なく行えるので、どんな人にも向いている。

体には骨の数が206個、筋肉は600個、可動関節は239個有るが、一回あたり僅か15分間の体操であるが、体全体のあらゆる関節を、述べ1万数千回動かすことによって、三次元の方向に、即ち上下、左右、前後の方向にほぐしてくれる。従って高齢者の体力維持や向上は無論のこと、食欲増進、便秘解消、骨格の矯正、冷え症解消、ストレス解消にも効果があり、毎日継続すれば、体が喜ぶ体操である。私は今日まで23年間続けていて、この体操を知って良かったと思って毎日続けている。

2)食事面では・・・いつも申し上げているように、3分づき玄米、生野菜ジュース、小魚、貝類、大豆製品、ゴマ、海藻類、キノコ類、根菜類、青い菜っ葉、果物少々、それに筋力をつけるのであれば、良質のタンパク質として、白身や青魚を摂る。避けるものは、酒、甘い飲み物とお菓子類、肉類、乳製品である。また栄養補助として、自然のビール酵母がおすすである。

3)精神面では・・・何か生きがいを見つけて、前向きに過ごすことである。夢を無くした時から老化が始まる。何事にも興味を持つことが大事で、私はもう年だからと、諦めないで挑戦する。陳腐化してしまい、人にバカにされることは、誇りあるあなたにとって屈辱でしかない筈。ボケない為には脳を使う趣味を見つける。テレビや読書していても脳の血流は良くならない。

もうひとつはストレスを溜めない。マイペースで生きる。そして自分の健康哲学を確立して、それを人生の指針とする。健康生活では運動と食事は車の両輪で、それをけん引するのは健康哲学に基づいて、人生を歩むのが、理想的な老後ではなかろうか。

7. ルーの法則とは

生理学のおける古典的な基本法則で、筋肉は適度に使うと発達し、使わなければ退化し、過度に使えば障害をおこすという法則である。体を適度に動かさないと体力が低下するばかりでなく、不定愁訴、自律神経失調症などの神経科系統の体調不良も出る。

糖尿病の患者に医者は一日に一万歩、歩きなさいとアドバイスすることがある。しかし歩き方を誤ると逆に別の疾患にかかることも懸念される。何故なら昭和51年に「予防医学」という題名の本を出版した磯谷公良氏によれば、股関節の転位角度の不良により、骨盤が傾き、左右の足の長さも不均等となり、脊柱の異常を引き起こす。これが万病のもとになっているという。こんな骨格の歪みのある人が毎日一時間以上も歩けば、体にいろんな支障が出ても不思議ではない。

石川県が生んだ哲学者の西田幾多郎は「ただ一つの思想を知るということは、思想というものを知らないというに同じ」と本の中で書いている。この「思想」という言葉を「健康法」に代えて、読むことを提案する。いろいろな健康法を勉強するのも、生き抜く力のひとつである。

8.まとめ

病気には必ず原因がある。ガン、心臓疾患、脳卒中の三大生活習慣病も自分の間違った生活習慣にあることを、どれだけの人がそれに気が付き、改善していることだろうか。また自分の無智に気付いて、こんな病気に負けるものかと、いろいろ調べてベストを尽くそうとしているだろうか。転ばぬ先の杖はあなたの気づきのセンスの持ち合わせ次第であろう。

おわり


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ビタミン・ミネラルが健康を守る By 豊岡倫郎 氏 2020-9-29

1.飽食時代の栄養の偏り

飽食の現代において、偏った食生活によって、ビタミンやミネラルが不足しているために、いろんな病気が発症していると言われ出した。これを機会に我々の日常の食生活において反省し、改善すべきことは何だろうか。

2.体に必要な栄養素とは

体に必要な7大栄養素といえば、炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラル、酵素、食物繊維が食生活には欠かせない。その中でも今まで軽視されがちだったビタミン、ミネラルの重要な働きを再認識して、不足を補い、健康維持に役立てたい。

3.ビタミン、ミネラルとは

ビタミンはエネルギー源や体を作る成分ではないが、体の生理機能を調節してくれる有機化合物のことで、13種類ある。またミネラルは食物の消化、吸収、老廃物の排泄、エネルギー生産などの生命活動を助けている無機質成分のことである。16種類あり、これらのほとんどが体内では作れないので、食べ物から摂取しなければならない。厚労省はこれらの摂取基準量を定めている位重要な栄養素なのである。我々が一般常識として知っているのは、ビタミンAの不足で夜盲症、ビタミンB1の不足で脚気、ビタミンCの不足で壊血病、カルシュウムの不足で骨粗しょう症、鉄分の不足で貧血などであるが、それ以外のものも皆大切な働きを持っているから、不足させてはいけない。

4.摂取不足が指摘されている主なビタミン、ミネラルの働き

1.ビタミンC・・・抗酸化作用、コラーゲンの生成、免疫力強化、コレステロール低下、血管の強化、ミネラルの吸収向上など。
2.ビタミンB1・・・成長促進、糖のエネルギー化、食欲増進、
3.ビタミンD・・・カルシュウムの吸収促進し骨の発育、免疫力強化、腸の上皮強化
4.ビタミンE・・・過酸化脂質の発生を抑え、老化・ガン・動脈硬化防止,血行促進
5.カルシュウム・・・骨の発育、酸性血液の中和、心臓の収縮リズムの調整、精神安定
6.マグネシュウム・・・酵素の働き活発化、骨の生成、筋力低下や糖尿予防、脳神経安定、血流促進、脂肪代謝、カルシュウムの沈着防止
7.カリュウム・・・細胞内水分調整、心臓リズム調整、筋肉の収縮、血圧調整
8.亜鉛・・・インスリン・酵素の生成、男性生殖機能、細胞の生成、味覚機能、免疫機能向上、コラーゲン生成
9.セレン・・・抗酸化作用、老化防止、血管の強化、精子生成、重金属の解毒
10.クロム・・・新陳代謝促進、糖尿・高血圧抑制
11.ヨード・・・甲状腺の機能正常化、子供の肉体的、精神的発育機能
12.マンガン・・・骨の発達、生殖機能、炭水化物や脂肪の代謝、筋無力症やパーキンソン氏病などの神経伝達異常抑制。
13.微量ミネラル・・・ミネラルは必要摂取量が微量でも、摂取不足が続くと、酵素の活性が弱り、自然治癒力や免疫力の低下を招いて、色々体の不調の原因となっていても、不慣れな医者も多く、診断が難しく、治療の盲点となっているという。

5.ビタミン、ミネラルの複合相乗効果

アメリカのロジャー・ウイリアムス博士は「生命の鎖」の理論を発表している。即ちビタミン、ミネラルは、相互に関連していて鎖のようにバランスよく形成されて、繋がっていないと、健全に生命活動を維持できないとした。

例えば亜鉛はビタミンA、マグネシュウムはビタミンB群、カルシュウムはビタミンC、セレンはビタミンEとの相合作用で効果が出る。

更に「ミネラルバランス説」を唱えたのは、ドイツのリービッヒ博士である。即ちミネラルは身体の中でそれぞれの相互関係によって成り立っていると云う。例えばカリュウムが必要量より不足すれば、他のミネラル量も不足したカリュウム量に合わされてしまうから、各種バランスよく摂らねばならないとした。

今では食生活におけるミネラルバランスの理想比というものがあり、リンとカルシュウムは1対1、カルシュウムとマグネシュウムは2対1、ナトリュウムとカリュウムは1対1、亜鉛と銅は8対1が理想的であるという。

6.ビタミンやミネラルを減らす誤った行為とは体に良いと思って摂取したビタミンやミネラルを無駄に消耗させたり、効果を減少させることが起きないよう、日常生活で注意すべきことは、例えば。

  • 砂糖の摂り過ぎはビタミンB1を消耗させる。カルシュウムも減少させる。
  • ストレスを受けると、マグネシュウム、ビタミンCを失う。
  • 大汗をかくと、ナトリュウム、ビタミンC、マグネシュウム、鉄分を失う。
  • 飲酒によって、肝臓が疲弊すると、ビタミンDの活性衰え、骨の生成低下。活性酸素が発生し、ビタミンCやEの効果低下、亜鉛、マグネシュウム、カリュウムが減少。

7.ビタミンやミネラルの摂取方法

具体的に各ビタミン、ミネラル毎の摂取方法を説明する紙面が無いので、概略すると。

  • ビタミン、ミネラルが効率よく体内に吸収されるためには、胃腸を丈夫にすることが最優先となる。その為には腸内環境を整えて、吸収を良くし、体操をして内臓全体を鍛える。
  • 少食精栄主義で少食だが必要なビタミンやミネラルが豊富な食品を摂取する。玄米、そば、緑黄色野菜、大豆や小豆製品、根菜類、ワカメ、昆布、ひじきなど海藻類、ゴマ、小魚、牡蠣、シジミ、あさりなど魚介類、果物類など。
  • 食べ方としては、新鮮な季節の旬のもの、生野菜ジュースなど加熱しないもの、一物全体食、出来れば無農薬で有機栽培のもの。
  • 摂取を控えるべき品目はお酒、甘いお菓子やジュース類、精白した白米、パン、うどん類、インスタント食品、食品添加物の多い加工食品など。また乳製品は日本人には適していない。

8.まとめ

1)百年以上も同じ田畑で米や野菜を栽培していると、化学肥料だけでは地力も弱り、栄養価の低下は免れない。叉ハウス栽培や水耕栽培も露地栽培に比べて栄養価は低下していないのか。

2)これを機に自分の食生活で充分にビタミンやミネラルが摂れているのか反省をして、何が不足し、いかにして補うべきかを考えても損はあるまい。ただ注意点は市販の栄養剤などで過剰摂取すると、害になる栄養素もあるので気を付けたい。

3)食べたものが血となり肉となる。毒にもなり薬にもなる。医食同源とはこの事なり。

おわり


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健康への道しるべ 第146号のご紹介

第146号 心と体の健康生活:令和2年6月25日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円

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2020年9月 健康会館スクール予定

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20209


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農薬まみれ食品の恐怖 By 豊岡倫郎 氏 2020-7-30

1.日本の農薬使用量

OECD(世界経済協力開発機構)の資料によると、各国の耕地面積1ヘクタール当たりの農薬使用量で、日本は第三位にランクされている。一位は中国、二位は韓国。

こんな逸話がある。ヨーロッパの旅行社が、日本へ渡航する際に観光客に渡されたパンフレットに書かれていた文句は、「日本は農薬の使用量が極めて多いので、出来るだけ野菜は食べないようにしてください。あなたの健康を害する恐れがあります。」と。我々は国産の野菜なら世界で一番、安全、安心だと思っていることが、客観的に他国の人の目から見れば異常とみられているのである。

2.法律による農薬の管理

日本では「農薬取締法」や「農薬安全使用基準」、「残留農薬基準」などに基づいて、使用者・消費者に対する安全、収穫物に対する安全、環境に対する安全である。具体的には、薬品の効果、薬害の有無、毒性、発ガン性、催奇形性、残留性などが、人体、農作物、環境に配慮されて規定されている。

3.農薬の種類

一口に農薬と言ってもその種類は多岐にわたっている。「農薬取締法」によると、農薬とは、農作物の防除に用いられる殺菌剤、殺虫剤、その他の薬剤及び農作物の生理機能の増進または抑制に用いられる成長促進剤、発芽抑制剤、その他の薬剤を言う。農薬の分類法はいろいろあるが、使用目的によって分類した場合は、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、誘引剤、植物成長調整剤の発根促進剤、着花促進剤などがある。なお誘引剤とは害虫を匂いなどでおびき寄せる薬剤のことである。

日本で使われている農薬量は大きく分けて、4種類ある。除草剤35%、殺虫剤29%、殺菌剤22%、殺虫殺菌剤11%、その他3%。殺虫殺菌剤というのは、日本で稲作に使われているもの。

4.残留農薬とは

食品衛生法において定められる食品の規格の中で、食品に残留する農薬の基準を「残留農薬基準」と呼んでいる。この基準を超えるような農薬が残留している農産物は販売禁止等の措置が取られる。これによって飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、公衆衛生の向上及び増進に寄与することを目的としており、国産農産物、輸入農産物のいずれもがこの規制を受ける。

5.今問題となっている農薬

1)ネオニコチノイド系殺虫剤・・・神経系に作用する殺虫剤で、7種類あり、通称ネオニコと呼ばれている。その毒性は、非常に低い濃度でも脳神経に影響を与えると言われている。子供の発達障害、自閉症や注意欠陥・多動性障害(ADHD、腸内環境悪化、自己免疫疾患などを引き起こす可能性も示唆されている。我々が日常食する野菜や果物、お茶からこの成分が検出されているから怖い。

2)グリホサート・・・除草剤「ラウンドアップ」の主成分で、この農薬は、すべての草木に共通する性質の「光合成」を阻害し、その結果草木を枯らす。その毒性が疑われるのは、発ガン性、腸内環境悪化、生殖機能障害などいろいろある。パン、パスタに使われている小麦粉、大豆製品から広くこの成分が検出されている。

6.ポストハーベスト農薬および燻蒸処理とは

収穫された後に、収穫物である果物や穀物、野菜に散布する農薬のことで、その目的は遠い外国へ時間をかけて輸送する輸出農産物は、その運送時間が長くかかるほど、運送中に発生する害虫やカビなどによって、品質が悪くなり商品価値を下げてしまうのを防止するために行うのである。

ポストハーベスト農薬は表面に付着するだけでなく、皮や中味まで浸透する危険性も高いと言われている。発ガン性や催奇形性が疑われている薬剤も存在するというから怖い。例えば輸入品と言えば、バナナ、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、サクランボなどがある。

燻蒸(くんじょう)処理とは、海外の農産物を輸入する時に、外国の害虫が付着している可能性があるため、日本に持ち込まないように、事前に殺虫処理をすることが義務付けられている。この植物検疫を受けないと、輸入できないのである。

7.日本の食品自給率

日本の2018年度のカロリーベース総合食料自給率は37%だった。日常生活で使用されている食料で自給率の低いものは、小麦14%、大豆7%、油脂類13%、ソバ22%、エビ5%、果実40%、ゴマ0.1%となっている。輸入農産物の依存度が高いものは、輸入時の残留農薬濃度を一定の基準に基づいて検査しているとはいえ、不安が残る。

8.残留農薬の汚染が多い野菜・果物

ある調査によると、イチゴ。ホーレンソウ、リンゴ、ブドウ、モモ、サクランボ、トマト、日本茶などが挙げられている。比較的少ないものは、キャベツ、玉ネギ、ナスなどである。

9.農薬から身を守るには

  • 少食にする。口から入る絶対量を減らす。
  • 充分水洗いしてから使う。皮をむいて使う。湯がいてから使う。
  • 農薬が多く使われているものは極力食べない。
  • 外食しない。加工食品は買わない。どこの産地の野菜や果物が使われているか不安。出来れば畑を借りてでも自家栽培をする。
  • 無農薬、有機栽培と表示されている物を使う。なお有機栽培のことをオーガニックともいう。
  • 例えば、バナナは付け根の方を1cm切り落す。キャベツ、白菜は外側の葉を剥いで捨てる。ブドウの粒に口を付けずに食べる。日本茶は二番出しを飲む等、本に色々秘訣が書いてある。

10.まとめ

1)今から数十年程前に自然農法に関する本「自然農法わら1本の革命」福岡正信著、近年では「奇跡のリンゴ」で有名になった木村秋則氏の自然   農法の本を読んだことを思い出した。

2)農薬の害、食品添加物の害、環境ホルモンの害で我々の体は「複合汚染」で毒されている。これら害の問題点は、じわじわと体内に深く静かに潜航してゆくから、病気になっても、何が原因で発症したのか、究明できない事である。

3)現代の食生活には危険がいっぱいと言われても、危ない食品を食べていませんか、と言われても、何を食べたらいいの?と、戸惑うのが現実の姿ではなかろうか。

4)我々は常に八方に目を配り、危機管理意識を高めて、「買ってはいけない、食べてはいけないものを把握し、君主危うきに近寄らず」を貫くしか生きる道は無いのだろうか。

おわり


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健康へのトビラ VOL.23

2020年7月15日発行、第23号をご紹介。

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柿の葉採取の新聞記事

柿の葉採取の記事を紹介。

↓ 四国新聞

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↓ 毎日新聞 :四国新聞からの引用記事

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↓ 日本経済新聞

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↓ 朝日新聞

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朝日新聞と日本経済新聞は耕作放棄地での収穫を強調、四国新聞は加えて有機JAS認証取得も協調している。

同じニュースなのに各社で何を訴えるかが違うのは面白い。


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添加物まみれ食品の恐怖 By 豊岡倫郎 氏 2020-6-28

1.体を汚染する化学物質

今、我々はいろいろな加工食品を買って食べている。一定の安全面の規制がされているとはいえ、そんな中には化学合成された添加物がてんこ盛りされている。今回は、身近な食品添加物の安全性について検証する。

2.食品添加物とは

食品衛生法によって、使用できる添加物、品質や使用量、食品への表示のルールが定められている。食品添加物は4種類に分けられていて、令和元年6月現在では、指定添加物が463点、既存添加物が365点、天然香料が約600点、一般飲食物添加物が約100点が認定されている。

3.主な化学合成食品添加物の役割と種類

食品に甘味を与える甘味料。食品の色調を調節する着色料。カビや細菌の繁殖を抑えて、保存性を良くし、中毒を予防する保存料。食品に粘り気を与えて、分離を防止し、安定性を向上させる増粘剤、安定剤や糊剤。油脂などの酸化を防ぎ、保存性を良くする酸化防止剤。ハムやソーセージなどの色調、風味を改善する発色剤。食品を白くきれいにする漂白剤。柑橘類などのカビの発生を防止する防カビ剤。パンのイーストの発酵を良くするイーストフード。食品に香りを付けて、おいしさを増す香料。食品に酸味を与える酸味料。食品にうま味などを与え、味を調える調味料。水と油を均一に混ぜ合わせる乳化剤。食品の酸性とアルカリ性の度合いを調節し、品質を良くするペーハー調整剤。ケーキなどをふっくらさせ、ソフトにする膨張剤。栄養素を強化する栄養強化剤など沢山ある。これらの添加物は、我々の健康に害を及ぼさないのだろうか。安い、簡単、便利、早い、美しい、口当たりが良いと、安易に飛びつくのは如何なものか。

4.実態が解からない「一括表示」とは

一括表示とは、何種類もの物質の添加物をまとめて一括表示できるルールがある。これに該当する物には、イーストフード、調味料、香料、酵素、軟化剤、乳化剤、PH調整剤、膨張剤、凝固剤、光沢剤など14グループが一括表示を許可されている。

この制度の問題点は、例えばイーストフードにはじつに16種類の合成化合物があり、どんな種類のものが、どれだけ使用されているか不明だし、調味料については、調味料(アミノ酸等)と表示されていても、グルタミン酸ナトリュウム、アラニン、グリシン、アスパラギン酸などいろいろ問題のある合成化合物が使われていても判らない。PH調整剤にしても、天然には存在しないものが使われていたり、乳化剤にしても、パンやお菓子の保存中の食感を良くするために使われているが、どんな種類のものがどれだけ使われているか全く判らない。

5.食品添加物の危険性

食品添加物の毒性として指摘されていることは、●慢性毒性で、肝臓や腎臓その他の臓器や組織の細胞に影響し、機能低下させる。●発がん性で、遺伝子に傷をつけ、突然変異を起こさせて、細胞をガン化させる。●催奇形性で、胎児に作用して先天性障害をもたらす。●ホルモン攪乱でいわゆる環境ホルモンと言われているが、内分泌かく乱物質として悪作用を及ぼす。

そもそも動植物以外の化学物質をあれこれ化学的に合成したものは、自然の産物である人間にとっては異物である。そんなものが体内に入ってくれば、体内では異常反応したり、生命活動に悪い影響を及ぼすのは当然である。

これらの食品添加物が盛んに使われだしてから、歴史が浅く、明確にその影響を実証できない面が多々ある。今、若年層にガン、難病、奇病が多発しているのと無関係と言えるのだろうか。

特に問題なのは、二つ以上の添加物が体内で反応すると毒性を帯びるものがあっても、膨大な組み合わせとなるため、安全性を検証できないのが実情である。

6.極力避けたい主な加工食品の数々

  • ハム、ソーセージなどの加工肉・・・多種の添加物が含まれていて、発ガン性があるとWHO(世界保健機構)が発表している。
  • マーガリン、ショートニング、フアットスプレッド・・・トランス脂肪酸が含まれていて、動脈硬化、心臓病、ぜんそく、アレルギー疾患が懸念されて、欧米では使用が規制されている。パン、クッキー、揚げ物に使用されている。
  • 亜硝酸ナトリュウム・・・食肉のアミンと反応して、ニトロソアミンという発がん性物質に変わる。大腸がんの可能性ありと、WHOが発表している。
  • ソルビン酸・・・保存料として広く食品に使用。発ガン、免疫障害、発育不全等のリスク。
  • 安息香酸ナトリュウム・・・保存料として使用。発ガン、白血病、神経障害、めまいのリスク。清涼飲料水、栄養ドリンクに使用されている。
  • 調味料(アミノ酸等)・・・うまみ成分として加工食品全般に使用。神経細胞を破壊し、知能障害、認知症、うつ病、めまい、不眠症、多動性障害のリスク。
  • 人工甘味料・・・スクラロース、アスパルテームなどが使用されている。味覚障害、免疫力低下、発ガン性、肝臓障害などのリスク。お菓子、パン、清涼飲料水など広範囲に使用。
  • 着色料、発色剤・・・お菓子、練りもの、パンなど広範囲に使用。発ガン性のリスク。

7.食品添加物から身を守るには

  • インスタントやレトルト食品、加工食品を買わず、外食しない。おにぎりや弁当も買わない。
  • パッケージの食品表示欄を見て、疑わしい添加物が使われているものは買わない。
  • 玄米、魚、野菜、海藻を中心とした少食にして、口から入る絶対量を減らす。
  • 食物繊維を多く摂ることによって、便と共に排泄する。水分を補給し、便秘しない。
  • よく咀嚼することによって、毒性を中和する。
  • 料理は身土不二の新鮮な魚や野菜を買ってきて、家庭で手造りする。パンは自家製にする。

7.食品添加物の一番の問題点

  • 長年、人工の添加物の多い食品を食べていると、味覚が慣らされて麻痺してくる。本当の自然な食べ物の味が分からなくなり、加工食品の中毒に陥る。
  • 添加物の多い食品は生命力がなくて、しかも体内に活性酸素を発生させるし、ビタミンやミネラルの不足や、胃腸や肝臓障害など万病の元となる。
  • 日本人は1日に約10㌘の食品添加物を摂取しているという。年間に4㌔にもなる。

8.まとめ

1)子供は食べ物を選択できない。自然界にない化学合成品の塊のような加工食品やお菓子、飲み物を摂取させて、可愛いお子さんがこれから百歳まで生きられると、思いますか。

2)体の危機管理は食べ物の吟味から始めよう。能天気では済まされない。

おわり


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柿茶のシフォンケーキ

2020年日経新聞掲載記事

香川短期大学は柿の葉を原料とするお茶「柿茶」を製造・販売する柿茶本舗と連携し「柿茶とゆで小豆のシフォンケーキ(400円)を商品化した。

柿の葉に含まれる豊富な栄養素に着目し健康志向に対応したスイーツに仕上げた。

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タンパク質の過剰摂取の害 By 豊岡倫郎 2020-5-30

1.タンパク質の摂取基準量

厚労省の摂取基準によれば、一日当たりのタンパク質の必要摂取量は、男性は50g、女性は40gと定められている。この飽食の時代には、大半の人が基準量を超えているとすれば、過剰摂取の害を認識し、予防することも肝要となる。

2.タンパク質とは

タンパク質は炭水化物、脂肪と並んで三大栄養素のひとつである。タンパク質は生命の基本単位で、筋肉、皮膚、毛、骨、各種臓器、血液など全てタンパク質から出来ている。タンパク質はアミノ酸が多数連結してできた化合物で、それらが体内のいろいろな器官や組織などの部分の役割に応じて、存在していて、その数は3万~10万種類あると言われている。しかしその基となっているアミノ酸の種類はわずか20種しかないから、その組み合わせの緻密さと合成方法の複雑さに驚愕する。

3.タンパク質の過剰摂取の害とは

  • 摂取したタンパク質は体内に入ると、胃腸で消化酵素によって消化されて、アミノ酸に分解されるが、その過程でアンモニアが発生する。アンモニアは肝臓で尿素に変えられる。更に次には尿素を腎臓で分解されるので、膵臓、腸、肝臓、腎臓の酷使で疲弊してしまう。
  • 必要量以上の過剰なタンパク質の摂取分は、窒素残留物となって、腸内で腐敗発酵を起こして、アミン、フェノール、インドールなど毒素が発生する。
  • タンパク質の消化分解過程で、血液は酸性に傾くために、それを中和するために体内のカルシュウム分が動員されて、骨粗しょう症など骨や歯が脆くなる。
  • 過剰なタンパク質が腸内で充分に消化されないと、未消化のまま腸壁から吸収されて、異物と判断されて、いろいろなアレルギー症状が起きる。
  • 常に未消化のタンパク質が腸内に停滞すると、腸内環境が悪化して、免疫力も低下する。
  • 過剰なタンパク質は体内の糖分と結合して、終末糖化産物即ちAGEが産生される。このAGEは体内のあらゆる部位のタンパク質を劣化させて、心臓病、脳卒中を招く動脈硬化、ガン、骨粗しょう症、変形性関節症、認知症、肌のシミやシワ、老化を早めるなどの原因となる。
  • AGEの発見はもともと「メイラード反応」と呼ばれていて、アミノ酸と糖質を一緒に加熱すると褐色になり、AGEを大量に含んでいることに由来している。例えば食パン、焼きおにぎり、お好み焼き、たこ焼き、パンケーキなど熱を加えて、褐色になったものにAGEが含まれている。従ってAGEの含まれている加工食品を摂取しないように留意する。
  • 腸内で完全に消化しきれなかったタンパク質は悪玉菌のエサとなって、腸内環境を乱し、腸壁の炎症を起こし、「腸もれ」即ちリーキ・ガット・シンドロームが起きて、腸壁から毛細血管の中へ細菌やら毒素が入り込み、諸病の根源となる。
  • 動物性蛋白質の過食は尿中の尿酸が多くなり、尿路結石を作る。
  • 腎臓で尿素を完全に処理できないと、尿酸が発生し、痛風の原因となる。
  • 腸内に腐敗産物が増えると、体臭や口臭の原因となる。
  • 以上の様に過剰なタンパク質の摂取は炭水化物や脂肪の体内での消化や吸収に比べて、より大きいエネルギーの消耗が体内で起きている。体内酵素も浪費される。体力強化のために摂取したタンパク質が実際は逆に体力を消耗させていることに気付かないでいる人が多い。

4必須アミノ酸とは

タンパク質を構成しているアミノ酸は20種類であるが、その内の9種類は体内で合成することが出来ないので、食べ物から摂取しなければならない。これを必須アミノ酸と呼んでいる。

これら20種類のアミノ酸は相互関係を保ちながら、バランスを維持しているので、どれひとつ欠けても効果を充分発揮できない。

5.タンパク質の新陳代謝

体内に数万種類もあるタンパク質の寿命は短いものでは数十日、長いものは十数年維持されているが、部位によって寿命があり、分解と合成を繰り返している。タンパク質の細胞内にあるDNA遺伝子の設計図に基づいて、合成され、機能に応じて使いこなせる当初の形に再生されている。

ところが加齢、AGE、熱、低酸素、加圧、紫外線、放射線、薬剤、活性酸素、酵素、栄養素など色々な要因で変性されたり、異質物が蓄積されたりしてゆく。

例えば脊髄小脳変性症はポリグルタミン蛋白質が、アルツハイマー病はアミロイドβが、クロイツフェルトヤコブ病はプリオン蛋白質が蓄積していて、尚且つ神経細胞のタンパク質の変性にも原因があるというが、その詳細はいまだ解明されていない。

6.コラーゲンの異常

肝硬変、肺線維症、動脈硬化、ケロイドなどの線維化疾患はコラーゲンが異常に溜まる病気で、現在のところ有効な治療法がない難病である。コラーゲンの線維化にはヒートショックプロテインの一種が関係しているというが、因果関係の詳細はまだ解明されていない。

体内のタンパク質の30%がコラーゲン線維で占められている。ところがAGEに侵されているとコラーゲン線維の新陳代謝が悪くなり、古いものが蓄積されて残るという。

7.理想的なタンパク質の摂取方法とは

1)タンパク質の摂取基準量を超えない。摂取内容は玄米3分つぎ、大豆製品だけで必須アミノ酸は補える。

最近は運動選手にも食物性蛋白質を摂取する方が良いと云われだした。

2)酵素の豊富な発酵食品、味噌、漬物類、生野菜ジュース、大根や長芋のおろし、果物を摂る。

コラーゲンを生成するには、ビタミンCと酵素の摂取が欠かせない。なお美容のためにコラーゲンの多い食品を摂取

してもアミノ酸に消化分解されるので、叉コラーゲンなる保証はない。

3)控えるものは甘い物、動物性肉類、魚、卵、乳製品、添加物の多い加工食品、冷たいもの。

4)大食はしない。よく噛んで食べる。食事の間隔は最低5時間を保つ。

8.まとめ

1)動物性蛋白質と食物性との摂取の比較疫学調査によれば、食物性蛋白質の方が疾病患者数が少なかった。
動物性と食物性とでは、タンパク質の分子構造が異なり、各臓器への負担も違う。

2)テレビでは毎日やれ焼き肉だ、ステーキだ、ハンバーグだとグルメや大食番組を放映している。これでは生活習慣病は減らない。

3)「タンパク質の一生」永田和宏著 岩波新書の本によると、「タンパク質について知ることは、とりもなおさず生命の営みを
しることである」と。生命の巧妙な営みにタンパク質が関与しているから、日頃から異常なタンパク質を発生させないような
生活態度を心がけねばならない。

おわり


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健康へのトビラ Vol.22

2020年5月1日発行、第22号をご紹介。


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免疫力を上げて病気を防ぐには 2020-3-27 By 豊岡倫郎 氏

1.今話題の免疫力とは何か

新型コロナウイルスの感染で戦々恐々としている昨今、

免疫力を上げるにはどうすればよいのだろうか。現代人は文明の発達に反比例して、体が弱くなり、様々な病気に冒されるようになった。風邪、ガン、アレルギー疾患、リュウマチになるのも、みなこの免疫力が関係している。

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何故こんなに免疫力が低下したのだろうか。免疫力の強さを年齢別に示した上の図のように、20歳をピークにして、下降してゆき加齢と共に、色々な疾患に罹患する率も高くなる。そこで免疫力について理解を深めることが急務となってきた。

2、免疫とは何か

人体には外部から侵入する有害な細菌やウイルス、花粉、化学物質などの有害物質及び体内で発生するがん細胞や腸の腐敗便からでる異質な有害物質などの異物から身を守る防御システムが備わっている。これを免疫と呼んでいる。

そしてこれら内外からの有害物質や異物を抗原と呼んでいる。これに対してこれら抗原の侵入を受けた生体は抗体を作り、それに対抗して生体を守ろうとする。

免疫には2種類あり、生まれつき備わっている免疫を自然免役と称し、出生後に細菌や異物などに接すると対抗してできる免疫を獲得または適応免疫という。同じ異物が2度目に体内に入った時はリンパ球が記憶していて、やっつけてくれる。予防接種はこの働きを応用している。

3、免疫力の主役は白血球

体の中には縦横に張り巡らせた免疫システムがあり、その主役は血液の白血球である。白血球の成分は、マクロファージ5%、顆粒球60%、リンパ球35%で構成されている。これらを免疫細胞と呼んでいるが、その役割は、マクロファージは大きな異物を処理したり、細胞から出た老廃物を片づけたり、更にサイトカインという生理活性化物質を産生して、免疫細胞間のコントロールをしている。

顆粒球には好中球、好酸球、好塩球の3種があるが、好中球は細菌や死んだ細胞の死骸などの大きな異物を食べて処理したり、体内に炎症が起きると、腫瘍細胞を攻撃する。またリンパ球の中味は、NK細胞、NKT細胞、B細胞、T細胞から成っていて、ウイルスなどの微小な異物やガン細胞を攻撃する働きを持っていて、これら免疫細胞が連携を取りながら、抗体と闘っている。

4、免疫力が低下する要因

●加齢と共に免疫細胞の産生を担当している胸腺、脾臓、肝臓、腎臓、小腸等の機能低下。

●宿便停滞による腸内環境の悪化、即ち悪玉菌が増え、善玉菌の減少し、有害毒素の発生と腸粘膜の炎症による血中への侵入。

●ストレスによって自律神経の交感神経と副交感神経とのバランスが崩れて、顆粒球とリンパ球の正常な構成比率を乱し、免疫力低下。

●生活環境の悪化によって、有害化学物質の体内吸収。

●間違った食生活。即ち高脂肪、高タンパク食の過食が腸内に有毒腐敗便を作る。

●甘いもの摂取過剰、喫煙、過飲酒。●睡眠不足。

●運動不足による血行不良。

●過労。●低体温。●薬の服用。

●血液やリンパ液などの体液のアルカリ性と酸性の不均衡。

●ストレス、過飲酒、便秘、過労、食品添加物、服薬等による活性酸素の増加など。

5、ガン細胞の発生

健康な人でも毎日4千個前後のガン細胞が体内で発生していると言われている。ガン細胞発生は遺伝子レベルでの細胞障害が関与している上に、ウイルス、有毒物質、活性酸素、炎症、低酸素、放射線などの原因が関与している。しかしガン細胞発生段階であれば、体内の免疫力で排除しているが、前述したような要因によって、体内の免疫力が低下して、一気にガン発病へと進む。

6、アレルギー疾患の発生

今花粉症やアトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患で苦しんでいる人は約3千万人いるという。

アレルギーの原因となる花粉、粉塵などの異物、これをアレルゲンと言うが、体内にはいると、それに対抗するために免疫グロブリンIgE抗体が作られて対抗する。そのときにヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、神経や血管を刺激して、炎症を引き起こして、アレルギー症状を呈す。そもそも腸には前述した免疫細胞が70%も存在しているが、高脂肪・高蛋白質の過食で悪玉菌が増加し、腸内環境も悪化すると、免疫細胞も減り、免疫機能が低下して、発症する。

7、自己免疫疾患の発生

自己免疫疾患には、膠原病、慢性関節リュウマチ、強皮症、全身性エリテマトーデスなど数多くの難病が含まれているが、初期症状の人を入れると約500万人いるという。アレルギー疾患は外から侵入した抗原に反応するのに対して、自己免疫疾患は体内で発生した自分の一部細胞を抗原と見なして、反応し攻撃することによって、いろんな症状が出る。その機序は明確ではないが、甲田光雄博士の半日断食に関する本には、生野菜食と断食で治癒した事例が書かれてある。

8、免疫力を上げる方法

1)精神面

  • ストレスに負けないように、日頃から豊富な知識と体験を重ねて、何事にも動じない強靭な精神力を養う。
  • 常に前向きの気持ちを抱き、趣味を持ち、他人と良好な人間関係を築き、生きがいのある生活を送れるよう心がける。また笑うことは免疫力を高めてくれる。

2)食生活面

  • 腸内環境を悪くする高脂肪・高蛋白の欧米食を避ける。
  • 宿便や便秘の原因となる過食をしない。小魚、大豆、ゴマ、海藻、生野菜ジュース、3分づき玄米食中心の少食にする。生野菜や柿茶から、風邪に強いビタミンCを摂る。発酵食品や抗酸化食品、食物繊維の摂取も欠かせない。
  • 甘いお菓子や清涼飲料水、お酒、間食など嗜好品は慎む。冷たい物は食べない、飲まない。
  • 食品添加物の多い加工食品は摂らない。

3)動作・呼吸面

  • 健康体操を日課とする。お勧めは自彊術体操で有酸素、骨格矯正、筋肉補強、経絡刺激、血行促進、自律神経調整、酸とアルカリの調整、心が安すらぐ効果等がある。1回15分でできる。1日1回この体操をすれば体温も上がるし、安眠もできる。私は23年前からこの体操実行していて、その効果を実感している。
  • 腹式呼吸でリラックス効果と腸の活性化を。一方自彊術で横隔膜を広げる胸式呼吸も必要。

9.まとめ

1)免疫力アップのキーポイントは、肉や甘いものを過食して、腸内環境を悪化させない事。健康体操をして、血液循環を良くする事。教養を身に着け、人格を磨いて、精神力を養う事。

2)動物性蛋白質の過食は腸内で腐敗し、その毒素の処理に免疫細胞が注力するため、他の免疫活動が手薄になってしまい、ウイルス等の感染症、ガン、アレルギー疾患に罹り易くなることを知っていれば、暴飲暴食も慎む気持ちになれる筈。食を制する者は命を制することが出来る。

3)「無知は死を招く」という言葉が有る。今何をすべきか、選択するにも知識を持たないと、何を重点的に対策を講じるべきかも決められない人が多い。これでは病人は減らない。

おわり


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自律神経の乱れが体の不調を招く By 豊岡倫郎 2019-12-27

1.自律神経失調症という病気がある

これは不規則な生活やストレスなどによって、自律神経のバランスが乱れるために起こる、様々な体の不調のことで、はっきりとした内臓や器官の病変によるものでない。従って症状の現れ方も不安定であるし、体全体に広範囲に自律神経が張り巡らされているので症状も複雑である。

2.自律神経とは

読んで字のごとく、体が我々の意志とは関係なく、内外からの情報や刺激に対して、自動的に反応する神経で、呼吸、血液循環、体温調節、消化、排泄、免疫などの機能を、調節している。

自律神経は頭の間脳の視床下部というところにあり、交感神経と副交感神経のふたつから、構成されている。交感神経は主に昼に働き、筋肉の緊張を保つ、心臓の鼓動を早める、呼吸を早める、脂肪を分解してエネルギーを生み出すなどの働きをしている。それに対して副交感神経は主に夜に働き、胃腸の働きを促進して、使用可や排せつをスムーズにする、脂肪を蓄積する、筋肉の緊張をゆるめる、脈や呼吸を穏やかにする、血管を広げてリラックス状態に導くなどの働きをしている。この二つの神経がバランスを保ちながら、順調に働いていれば、心身ともに快調に生体を維持できるが、ところが体内外の環境の変化に対応できずに、バランスが崩れると、心身に色々な不調を起こる。

3.自律神経のバランスとは何か

最近の研究の進歩によって、交感神経と副交感神経夫々の強さを測定することが出来るようになった。

自律神経のバランスは4つのタイプに分けられる。

  1. 交感神経も副交感神経も高いタイプ・・・理想的で集中力も高くて、冷静さを保ちながら、行動できるタイプ。
  2. 交感神経が高く、副交感神経が極端に低いタイプ・・・ストレスなどでイライラすることが多く、血流が悪くなり、免疫力が下がり、病気になりやすい。頑張りすぎる。
  3. 交感神経が低く、副交感神経が極端に高いタイプ・・・注意力が散漫になり、ミスをしがち。いつも眠たい、体がだるいといった状態になる。
  4. 交感神経も副交感神経も低いタイプ・・・ぐったりして、体調がよくない状態。

4.自律神経のバランスの不調によって生ずる症状の数々

頭痛、耳鳴り、倦怠感、動悸、息切れ、手足のしびれや痛み、胃の不快感、下痢、便秘、肩こり、筋肉の痛み、生理不順、めまい、微熱、ふらつく、血圧や心拍数の乱れ、発汗の異常、ほてり、食欲不振、精力減退、睡眠障害、朝起きれない、イライラする、怒りっぽい、不安感や恐怖心、集中力低下、やる気が出ない、悲しくなる、直ぐ落ち込むなど。これ等の症状は人によって、ひとつだけの時も、いくつかが重なって出ることもある。出たりでなかったりすることもある。症状の軽重もある。これらの症状は別の病気を持っている時も発症するから、早く専門医の診断を受けることが肝要である。

5.自律神経のバランスが崩れる要因

1)加齢

30歳を過ぎると加齢と共に少しづつ自律神経の働きは低下してゆく。10年で15%づつ低下してゆく。特に副交感神経の働きの低下の方が早い。

2)ストレスや怒り

交感神経が高まり、白血球の顆粒球が増えて、免疫力を低下させる。活性酸素も増える。血流が悪くなる。

3)睡眠不足

日が暮れ夜になると共に副交感神経の働き高まる時に、睡眠が充分取れないと、自律神経のバランスが狂う。

4)不規則な生活

体の生理には一日の中でのリズムがある。朝起きるのが遅く、夜寝るのも遅いとか、食事の時間もまちまちなどは自律神経を狂わす。

5)運動不足や骨格の歪み

適度に体を動かさないと、体の摂理は十分に機能しないし、ましてや骨格が歪んでいては、背骨の椎骨の間から出ている神経も機能しない。そして姿勢も悪くなり、呼吸が浅くなり、副交感神経が働かない。

6)不適切な食事

過食や便秘など食の間違いは腸内環境を悪化させて、きれいな血液が作られない。腸内環境の悪化は脳にも影響を及ぼして、自律神経を狂わす。

7)酒や喫煙

アルコール中毒、ニコチン中毒と言われるように、神経中枢をマヒさせてし まう。自然界にないものは、生体にとって異物である。

8)季節の変わり目

日本には四季がある。冬から春になると、心の病が出るのは交感神経から副交感神経への切り替え時期であり、夏から秋先にかけて風邪を引くのは、副交感神経から交感神経への過渡期にあるからである。真冬のインフルエンザの流行も交感神経が高ぶり、血流が悪くなり、白血球の顆粒球が増えて、免疫力が低下するからである。

9)女性ホルモンや甲状腺ホルモンの変調が自律神経の安定を乱す。

6.自律神経の健全な働きを取り戻すには

  1. 規則正しい生活をする・・・早寝早起き、十分な睡眠を確保する。
  2. 正しい食事をする・・・過食しない、腸内環境を悪化させるものを食しない。便通を付ける。飲酒を控える。偏食しない。間食しない。
  3. 適度な運動をする・・・毎日十五分でよいから、健康体操をする。その中には有酸素運動の深い呼吸、筋肉の強化と維持、骨格の矯正が含まれている体操が良い。
  4. 笑う・・・リラックスできて、副交感神経が高まる。ゆったりとした好きな音楽を聴く。
  5. 体を冷やさない・・・冷たいビールや清涼飲料水を飲まない。季節の旬の野菜を摂る。
  6. ストレスに強くなる・・・ストレスに負けない強靭な精神力を養う努力をするにはどうしたらよいか、自分の弱点を知り、対策を講じる。訓練すればストレスに強くなる。

7.まとめ

1)複雑な社会環境の中でストレスが増す要因が増えている。そんな社会で精神的にも、肉体的にも快適に過ごす道を自ら見つけだすことが、必須となってきた。

2)健康管理の原則のひとつに、「医者に治してもらう病気と自分で治す病気がある」。さしずめ今回の自律神経失調症は薬を服用すれば治るというものではなさそうな気がする。

3)自律神経失調症の症状は複雑多岐にわたっている。何か一つのことをすれば解消するものではない。日頃から知育、体育、食育の三育に対するバランスのとれた努力が必須となる。
例えば健康を維持し長寿のためには最低限どんな知識が必要か、慢心することなく、真摯に受け止めて、間違った生活習慣を見直したいものである。

4)自律神経は自分の意志ではコントロール出来ないが、自律神経に影響を及ぼす要因はコントロールできる。

おわり


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健康へのトビラ Vol.20

2019年11月15日発行、第20号をご紹介。

 


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近視・老眼を自力で良くする名医のワザ

回生眼科院長・山口康三先生監修の本に柿茶も紹介されているのでご紹介。


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歯周病が影響を及ぼす病気の数々 By 豊岡倫郎 2019-9-18

1.歯は健康の重要な要

歯を失って初めて知るその有難さ。歯を失う原因のトップは歯周病によるものである。今日本人の20歳代で70%、45から54歳で80%が軽度を含み歯周病に侵されているというから、日頃からもっと歯の衛生に関心を持って、対処する必要がある。

2.歯周病の怖さ

歯周病に侵されて、歯を失うことによる噛むことの不都合ばかりではない。最近明らかになったことは歯周病が全身の病気を引き起こしているという信じられないような事実である。その機序を今回説明する。

3.歯周病とは

歯茎に炎症が起きる病気の総称で、炎症が歯を支えている側面の歯肉だけならば、歯肉炎と言い、歯の奥の歯槽骨まで広がっていると歯周炎、即ち歯周病と言う。更に進んで症状が悪化して、血や膿が出る、口臭が発生する、歯がぐらぐらするなどの重いのは歯槽膿漏と言う。

注意すべきことは、歯肉炎の初期段階では、痛みもなく、たまに歯がしみたり、歯肉が腫れたり、出血することがある程度では、放置する間に、どんどん静かに進行してゆくから怖い。

歯垢(しこう)別名デンタル・プラークともいうが、これは、食後4~5時間すると歯の表面にネバネバしたものが出来てくる。それが歯垢で、そこには無数の所謂歯周病菌がいる。歯磨きが充分でないと、歯と歯の間や歯肉の間に、歯垢が歯周病菌の塊となってしまい、周辺に炎症を起こす。これが歯周病の始まりとなる。なお歯石とは歯垢を放置しておくと、それが石灰化して、固まったものを言う。

4.口腔内の衛生

口の中には色々な菌が住み着いていて、約700種、合計100億個の細菌がいるという。これ等の細菌の中には、善玉菌も居れば、悪玉菌も居て、歯周病の原因となる細菌は、十数種類居るという。その中でもジンジバリス菌、デンティコーラ菌、フォーサイシア菌の3種が危険。歯の病気によって、これら細菌が血液中に入り込んでいる状態を歯原性菌血症と呼んでいる。そして歯周病菌内部で毒素が作られたり、菌が壊れた時にも毒素が出て来る。

5.歯周病が影響を及ぼす病気の数々

1)糖尿病

歯周病が悪化すると糖尿病も悪化する。その機序は歯周病菌が歯茎の炎症した部分から血中に入ると、血中に炎症性サイトカインが増加して、血糖値を下げようとするインスリンの働きを邪魔して、糖尿病を悪化させてゆく。従って歯周病を治療すると、糖尿病が改善されたという事例も多いのである。

もうひとつ関連性がある。それは糖尿病になると、体内の糖の過剰によって、歯肉の毛細血管が減少しているために、歯茎が弱くて、出血もしやすいので、歯周病にも罹り易い。この二つの要因が悪循環してゆく。

2)動脈硬化

歯周病菌が血中に入り込むと、血管内皮細胞に付着して、血管内膜に炎症が起きて、アテロームと呼ばれる脂肪の塊が出来て、血管の通り道が狭くなる。動脈硬化が進むと、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などが引き起こされる。

3)誤嚥性肺炎

誤って食べ物が気管や肺に入り込んでしまうと、誤嚥性肺炎を起こすことがある。特に高齢になると、飲み込む働きが弱くなり、誤嚥を起こしやすい。その際に歯周病菌が食べ物と一緒に肺に入ると、免疫力も低下しているために、誤嚥性肺炎になってしまう。

4)腎臓病

糖尿病の余病のひとつに腎機能低下があるが、腎臓の濾過する血管に歯周病菌が混じっていると、更に腎臓の負担が加わり、機能が低下してゆく。

5)アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症の人の脳から歯周病菌の毒素が検出されている。またアルツハイマー型認知症に見られるβ―アミロイドを沈着を促進させることも判ってきた。

6)関節リュウマチ

関節リュウマチは自己免疫疾患のひとつであるが、関節を包む滑膜に炎症が発生して、骨を破壊させてゆくが、この炎症に歯周病菌の酵素が関与しているという。

7)早産

妊婦さんが歯周病を患っていると、本来出産のために増加してくるプロスタグランジンという生理活性物質が、歯周病菌による炎症によって、異常に増えてしまい、低体重の早産につながるという。

6.歯周病予防策

1)朝晩の歯磨きは正しく実行する。

2)喫煙、ストレス、睡眠不足、体調不良などによる免疫力の低下を防止する。

3)食生活では、食物繊維が不足しないようにする。よく噛んで食べる。
偏食しない。抗酸化物やオメガ3系の油を摂る。

4)歯茎の毛細血管を強化するために、適度のブラッシングも必要であるが、ビタミンCの摂取が欠かせない。それには柿茶を飲むのが良い。酒や甘いものは毛細血管を硬化させたり、消滅させるから要注意。

5)糖尿病や動脈硬化は共に血管を不良にするから、予防と治療に配慮する。

6)少なくとも6カ月に一回は歯医者へ行き、クリーニングしてもらう。

7.まとめ

1)8020運動を1989年に当時の厚生省が推進したことがある。80歳になっても20本以上の歯があれば、楽しく充実した食生活を送ることが出来るという内容だった。しかし今は楽しい食生活よりも、歯周病が寿命を縮めるから歯のケアを実行することの方が大事である。

2)最近慢性炎症がガン化を引き起こす原因のひとつと言われている。慢性炎症が発生する要因は歯周病菌ばかりでなく、活性酸素、酒、ストレス、過食や宿便、過労など色々あるから、日頃の生活習慣を見直すことこそ肝要である。長寿者は体内の炎症度を示すCRP値が低いという。

3)歯周病は「静かな病気」と呼ばれている。自覚症状が無くて、深く静かに進行して行き、最初の軽い症状が出ても、見過ごすケースが多いので、軽視してはいけない。

4)適度な健康体操をして、体内の血液循環を良くすることも、健康生活には欠かせない。

おわり


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有機JAS認証

柿の葉茶を製造販売する柿茶本舗有限会社が有機JASの認証を2019年8月23日に取得した。

先代社長からの念願がやっと叶った。

本当にめでたい事である。認証取得に関わった関係各位に深く感謝したい。

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有機認証(有機とオーガニックは同じ意味)とは、生産者が有機の基準(農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで、自然界の力で生産されたもの)に基づいて生産したものであることを、第三者機関(農林水産大臣の登録を受けた登録認証機関)が証明すること。

柿茶の場合の第三者機関は「NPO法人日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会(JONA)」。

平成11年にJAS法(日本農林規格等に関する法律)に基づき、有機農産物と有機農産物加工食品のJAS企画(有機JAS制度)が創設され、有機認証の統一基準が決められた。

国際基準に合わせて始まったこのシステムは、有機(オーガニック)に対するニーズの高まりから、現在は食品以外の分野にも広がっている。

有機認証されたものは「有機JASマーク」を付けることができ「有機」や「オーガニック」と表示できる。

国産品も輸入品も、すべてが対象で、有機JASマークなしで「有機」や「オーガニック」の表示はできない。

一度取れば未来永劫かというと、とんでもない! 毎年認証機関による検査を受けなければならない。

↓ 有機JASマークは、太陽と雲と植物をイメージしたものだそう。

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このマークのすぐ下に認証機関の名前が表示される。

柿茶の場合は認証機関がNPO法人日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会なので ”JONA” と書かれる。

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このマークをつけた柿の葉茶や粉末茶が市場に出る日も近い。うれしい限りだ。


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