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何故これが体に悪いのだろうか By 豊岡 倫郎 氏 2018.09.13

■ 体に良い事、悪い事

体に良い事、悪い事の判断を誤らないようにしたいものだ。前回長生きできない生活態度を箇条書きしたが、何故それが体に悪いのか、ここにその理由を説明します。これからの生活態度の見直しに活かしてほしい。

■ 何故これが体に悪い生活態度なのだろうか

(1)大食

病気になる原因の9割は食べ物にあると言っている医者も居る位に、健康を左右する重要な要件である。ところが今は食事も多様化して、和食離れが進んで、しかも食欲を刺激され、ついつい大食してしまう社会環境が出来上がっている。しかし医学界の流れは少食が健康維持に有効であるというのが一般的になってきた。例えばアカゲザルや二十日ネズミの実験でも少量のエサを与えた方が多めにエサを与えたのに比べて、大幅に長生きすることが報告されている。理論的には体内の長寿遺伝子の
活性化、細胞分裂を制御しているテロメアの短縮化、酸化ストレスの増大で免疫力低下、体内酵素の枯渇などである。学会では肥満指数のBMIが25以上を肥満と定義しているが、いま肥満の人が2300万人居て、その内有病者が1100万人居て、更に増え続けている。

体内の脂肪分、 即ち脂肪細胞からアディポネクチンというホルモンが分泌されているが、このホルモンは脂肪分の少ない体の人や逆に内臓脂肪が多い太っている人からは分泌される量は少ない。このホルモンの働きは、動脈硬化の予防や改善、糖の取り込み促進、脂肪の燃焼、血管の拡張、腫瘍の増殖抑制、抗がん作用、老化防止、ヒアルロン酸分泌促進などである。100歳以上の人と若い人との血液中のアディポネクチンの量を比較したら、100歳以上の人の方が二倍近く量が多かったという。逆に言うと太った人などはこの値が低いから長生きできないということ。そういえば百寿者で肥満の人など見たことない。食べたものが胃から小腸へ送られ、胃が空になると、モチリンというホルモンが十二指腸から分泌されて、胃や小腸の蠕動運動が起きて、胃の掃除と小腸の活動が盛んになる。だから食間の間食や夜食は特に小腸の活動を鈍らせてしまい、悪玉菌までが小腸に蔓延るというから怖い。

(2)酒

アルコール分が体内に入ると、肝臓で分解されて、アセドアルデヒドという物質に変わるが、それが更に分解されるときに、大量の活性酸素を放出する。
大量の飲酒が長年続くと、肝機能が低下し、小腸でのビタミンDの吸収率が悪くなり、骨の脆弱化が起きて、骨格が変形し、腰痛などの原因となる。
また毛細血管が硬化して、体内の血流低下、脳の血管の収縮など飲酒が体に及ぼす影響は広範囲である。
親戚、友人、町内の人など身近に観察してきた人々が酒で人生を早々に終えた例をどれだけ多く見てきたことか。ところが医者たちは自分が酒を飲むから、患者たちの飲酒にたいして、寛容な態度をとっている。
なおタバコの害はここに書くまでもない。

(3)骨格の歪み

イギリスの諺に「首の曲がった人は早逝する」というのがある。元気な長寿者はみな背骨がしゃんとして姿勢が良い。
首の頸椎から胸椎、腰椎と計32個の椎骨が連なっているが、それぞれの椎間孔から体の臓器や組織に脊髄神経と自律神経が分布されていて、体は機能している。ところがこれらの椎骨の構成が前後左右にズレていたり、捻じれたりしていると、そこから出ている神経が圧迫されて、臓器や組織に神経伝達が正常に伝わらないため、組織の機能低下が起きる。もう一つは骨格が歪んでいると、それを取り囲んでいる筋肉や靭帯も歪められて、正しい姿勢を保てなくなる。
では何故骨格が歪んでいる人がいるのだろうか。子供のころからの悪い姿勢のクセ、運動不足で骨格を支えられず、楽な姿勢を採ったり、横座り、足を組む、猫背、捻挫や怪我が治りきらず固まってしまったなどが考えられる。いづれにしても足首、膝、股関節、仙骨と足元の下の方からの歪みがだんだん上の方へと波及してきて、背骨の歪み、首の曲がりとなる。自分では正しい姿勢をしている積りでも、95%の人はどこか歪んでいる。
これを機会に他人の姿勢や歩き姿を注意深く観察し、その人がどんな病で苦しんでいるか、チェックするとよい。内科の医者が担当する病気でも骨格の歪みが原因でおきているケースが多々ある。これが現代医学の盲点のひとつである。

(4)ストレス

ますます複雑になってきた現代社会では、子供から大人まで、ストレスを避けて生きては行けない雰囲気がある。医学の発達と共にストレスが体に及ぼす影響も解明されてきた。
ストレスといっても、一言では片付けられないが、一般的に言って内分泌系、自律神経系が反応して、消化器、循環器、免疫、ホルモン、神経系すべてに影響を及ぼすから、疾病は多彩を極める。例えば膠原病、糖尿病、腰痛もストレスが起因しているケースがあるくらいである。
ストレスから逃れようとして、酒、タバコ、甘いもの、大食に走る行為は決して根本解決にはならない
意外と知らないことはストレスを受けると、交感神経が昂進し、白血球の中の顆粒球が増えて、リンパ球が減るが、この時活性酸素が発生して、免疫力を低下させるし、血管が収縮して、血流障害が起きていろいろな疾病を招く。

(5)運動不足

人間も動物である。体には何一つ無駄な骨や筋肉はない。体を動かさなければ、どんどん筋肉や骨は退行してゆく。もちろん新陳代謝は下がり、血液循環も低下する。
百寿者の話を聞くと、みんな毎日体を動かすことをしている。三度の食事もおいしく食べている。筋肉が骨を支え、内臓を支えているのである。
健康を維持するためには、有酸素運動をして、筋力を維持して、低酸素と低体温になるのを防ぐことが肝要である。どうせ体を動かすのならば、効果的な健康体操を行いたいものだ。それには私の過去の経験から自彊術が最適だと思う。家の中で自分の体力に応じて、無理なく、15分間で終わる。

(6)便秘と宿便

最近は腸内環境の良し悪しが健康を左右すると言われている。いま多くの若い女性や高齢者が便秘で悩んでいる。統計によればいま日本に便秘症の人が3300万人いるという。
この件に関して一番の問題点は便秘や宿便によって、腸内環境が悪化して、腸内で発生したインドール、スカトール、フェノール、アミンなどの毒素が腸から吸収されて、血液と一緒に体内を巡り、脳を始めとして全身の臓器や組織に悪い影響を及ぼす事である。しかし現代医学ではこのことは無視されている。
最近衝撃的な話題になっていることは、「腸もれ」である。腸もれとは、便秘や宿便、過食による消化不良などで腸壁が薄くなり、糜爛や炎症があると、細胞間の連結が緩み、穴が開いて、そこから細菌、未消化物、毒素、腐敗ガスなどが血液の中へ入り込み、体をめくり、どんな病気が発生してもおかしくないという。これも現代医学の盲点のひとつである。

(7)砂糖類

砂糖の摂り過ぎが体に悪いことを知らない人が多い。甘いものは疲れを取ってくれると思っている人も多い。
何故体に悪いか列挙すると、酸性食品なので、体内でそれを中和するために、骨のカルシュウム分が動員されて、骨が脆弱化する。体内に入った糖分をエネルギーに変える過程でビタミンB1が消耗されて、疲れやすくなる。毛細血管が消滅して、血流が悪くなる。腸内の悪玉菌のエサとなって、消化不良や炎症が起きる。糖分は細胞や組織に水分を呼び込み、弛緩させて、関節や器官の締りがなくなる。血液の赤血球の周りを過酸化リン脂質で被膜して、細胞への酸素と栄養分の補給が滞る。糖分は体内吸収が早いため、血糖値の乱高下が起きて、低血糖値が起きて、集中力低下や短気となる。常に血糖値が高いと、糖尿病を招く。中性脂肪やコレステロールを増やす。
体内で糖分はタンパク質と結びついて、AGEと呼ばれる終末糖化産物が生まれる。

(8)高脂肪、高タンパク質

今もって高脂肪、高タンパク質、高カロリー食が健康維持に必要だとか、病気を治すには栄養を摂らなければならないといった考えを抱いている人が多いが、これは大きな間違いである。この欧米崇拝主義が改まらない限りは、病人は減らない。
ガンも高血圧症も糖尿病も高脂血症も動脈硬化も食べ過ぎの結果、起きているのに、食生活に改善の兆しがない。タンパク質の多い肉と甘いものの摂り過ぎがAGEという終末糖化産物を作り出し、体内のシミやシワを、あらゆる生活習慣病に、老化に影響を与える。

(9)活性酸素

活性酸素が体内で増える要因を列挙すると、大食、飲酒、喫煙、ストレス、疲労、過激な運動、太陽を長時間浴びる、放射線、電磁波、慢性炎症、睡眠不足、便秘、食品添加物や薬の服用、終末糖化産物の形成時などであるが、体内に備わっている活性酸素除去酵素ではとても間に合わないのが現状である。
その結果体内に溢れた活性酸素は脂肪分を過酸化脂質に変質させる。脂肪分の多い肉や油で処理した揚げ物などは、この過酸化脂質を増やすし、肥満の人は体内脂肪、コレステロール、中性脂肪も過酸化脂質に変わる。この過酸化脂質は体内の臓器や血管の中に浸透してゆき、傷つけたり、破壊したり、血管を脆くしたりして、病気を招く。
活性酸素は遺伝子を傷つける。だから活性酸素は全病気の80%に関与しているから、万病の元と言われている。

(10)性格

「健全なる肉体は健全なる精神に宿る」という言葉の通り、あなたの日々の生き方が健康を左右している訳である。周りの人たちの生き様、死に様を何十年も見てきたり、新聞や雑誌、テレビで、毎日のように健康に関する情報が流れているのを見聞して、これからのわが身の有り様はどうあるべきか、それを左右するのはその人の性格が舵を握っている気がするのである。
健康生活に適すると思われる性格とは、常に前向きの発想をする人、ものごとの本質を知ろうとする人、快活である人、感謝の念のある人、バランス感覚のある人ではなかろうか。
逆にどんなに体に良い健康法を提案しても、実行できない人とは、欲張り、怒りっぽい、保守的、新しいことに関心がない、グチをこぼす、理屈っぽい、進取の精神に欠ける、感謝の念に欠ける、物事の本質を知ろうとしない、バランス感に欠ける人達ではなかろうか。

■ まとめ

(1)私の口癖は、体に悪いことを止めれば、病気は治るということ。降圧剤を飲みながら酒を飲んでいる人、胃薬を飲みながら、酒を飲み、肉や甘いものを食べている人、コレステロールを下げる薬を飲みながら、肉や卵や大食している人、これらは理不尽と慢心以外の何にものでもない。

(2)「事実は否定できない」という言葉がある。医者に見放された重病の糖尿病の人、筋無力症の人が八尾市の甲田病院に入院し治療を受け、快癒した経験談を実際に会って、聞いたことがある。甲田光雄先生は三年前に亡くなられたが、今でも書店に行けば、難病の治癒例が書かれた本が何冊も置かれてある。病気には医者に治してもらう病気と自分で治す病気がある。

(3)ある特定のテレビ局がこれでもか、これでもかと、大食い番組を流し続けている。何を視聴者に伝えたいのだろうか。製作局責任者の良識を疑う。大食がガンやその他生活習慣病の一番の原因である。大食を続けていると、各種消化器は疲弊してしまうし、体が必要としている以外の残余は腸や血管や細胞に蓄積されて、マクロファージがその異物の処理に翻弄されて、本来の免疫力を失ってしまう。だから大食者は風邪を引きやすいのは、このせいなのである。

(4)日本人には日本人の縄文時代から自然環境に適応してきた体質がある。例えば飢餓には強いが飽食には弱い体の仕組みがある。欧米の高脂肪、高たんぱくのカロリー主義が普及してから、及び甘いものの摂り過ぎが、病人を増加させた。欧米人と比較して、日本人は胃の形状も異なり、酒や牛乳を分解する酵素の構成も異なっている。なのに牛乳を飲み、焼き肉、ハンバーグ、とりの空揚げ、ハム、ソーセージを子供に食べさせている母親の思いは、健全なのだろうか。

(5)体質と言えば、これを知って食べ方を変えてほしい。日本人の生活習慣に42の厄という習わしがある。この年頃になると体質が変わるから、健康に気を付けようではないかと解釈されるが。医学的に解説すると、こうである。人間の体には、活動エネルギーを作り出す方法が二つ備わっていて、一つは「解糖系」、もう一つは「ミトコンドリア系」である。解糖系とは糖質という栄養素を原料にしてエネルギーを作り出し、即効性があるが、作り出すエネルギー量が比較的小さく、細胞質でエネルギーが作られるのが特徴である。一方ミトコンドリア系の特徴は、糖質、脂質、タンパク質以外に酸素や日光を基にして、細胞内のミトコンドリアで作られ、作られるエネルギー量も多い。
だから加齢と共に食べ物の好みが変わっていくのも、お年寄りのガンは進行が遅いのもこれに起因している。この体質のチェンジに対応じた生活をすれば、病気にならないと言える。具体的には良く体を動かして、低酸素にならないようにし、暴飲暴食を止めて、少食にして、季節の新鮮な野菜を食べて、その土地で採れる魚と根菜類、豆腐、海藻など中心の和食がお薦めである。冷たい清涼飲料水やビールを飲んだり、体を冷やさないことである。

(6)今回の結論として、ストレスを溜めないで、笑いのあるゆとり生活を心がけ、感謝の気持ちを忘れずに、生きがいや楽しい目標を見つけて、歩み続ける事ではなかろうか。

おわり


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健康への道しるべ 第135号

健康への道しるべ 第135号 心と体の健康生活:平成30年9月10日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円


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似顔絵 By かつらこ

健康への道しるべ編集者・増田 桂子(ケイコ)氏は何でもこなす才女だ。

そんな彼女が名前にちなんだペンネーム『かつらこ』で、似顔絵も書いている。

8月10日発行の「健康への道しるべ 第134号」に掲載された”西郷どん”こと・鈴木亮平さんの似顔絵はあまりに上手。


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健康への道しるべ 第134号

健康への道しるべ 第134号 心と体の健康生活:平成30年8月10日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

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健康へのトビラ Vol.15

■ 発行:2018年8月1日 Vol.15

■ 編集:NPO法人健康を考えるつどい


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小腸の不調が万病を招く

2018-6-15  豊岡倫郎氏による月例健康情報

1、今までブラックボックスだった小腸

最近の検査機器の進歩で、今まで観察することが出来なかった小腸の内部を、ダブルバルーン内視鏡とかカプセル内視鏡によって、診断できるようになってきた。そして改めて小腸の健全性の重要さが認識されだした。

2、小腸という消化器官の構造と働き

食べ物は口から食道→胃→十二指腸→小腸(空腸)→小腸(回腸)→大腸→肛門へと消化、吸収されて、最後は排泄されてゆく。

小腸の主な働きは、肝臓から分泌された胆汁や膵臓から分泌された膵液が加えられて、食物の消化分解を進めて、殆どの栄養分はここで吸収される。そして大腸は小腸で吸収しきれなかった食物の残りかすから、水分と少量のビタミンを吸収する。

小腸の長さは約6~8メートルある。それに対し大腸は1.5メートルほどである。小腸の内面は下の図のように絨毛が生えていて、この絨毛を平らにすると、テニスコート一面分の広さになる。食物の栄養分を吸収するために分解しやすくしているためである。

また小腸のヒダは大腸のそれと比べて、細かい折り畳み構造になっていて、このヒダをケルクリングヒダと呼ぶ。この細かいヒタダによって、食べ物と酸をはじめとする消化液がよく混ぜ合わされるような構造になっていて、食べ物の消化をしやすくしている。そして腸壁から分解吸収した栄養分は、血液の流れに乗って、全身のエネルギー源になって働く。

この小腸の働きが思わしくないと、食べたものもうまくエネルギー源となってくれない。

3、いま小腸の[SIBO]シーボーという病気が増えている

別名「小腸内細菌増殖症」と呼ぶが、小腸内で腸内細菌が爆発的に増え過ぎて、病気を招いているというものである。SIBOは大腸にあるべき腸内細菌が小腸に入り込み、小腸に停滞してしまい、本来の居場所である大腸に移動しない時に起こる。善玉菌であれ、悪玉菌であれ、本来あるべきでない不適切な場所、即ち小腸に居ることは、好ましくない事なのである。

このSIBOに罹っている人がいま日本で増えてきているが、まだ日本では医師すらその存在を良く知らない為に、患者が症状を訴えても、誤診してしまうという。

4、SIBOの症状とは

食後の腹部にガスが溜まる膨満感、頑固な下痢や便秘、胸やけ、腹痛、おなら、お腹のゴロゴロした違和感などが起きる。更にそれに留まらずうつ、ニキビ、肌荒れ、ムズムズ足症候群、肥満、疲労感、糖尿病、慢性肝臓病、免疫力の低下、リーキーガット症候群(腸の粘膜がびらんし漏れる腸)、狭心症、心筋梗塞、貧血、ビタミン吸収不良などの原因にもなっているという。

5.腸内細菌の数について

人の腸内にはなんと、100兆個、2000種類の細菌が生息している。その内小腸の1ミリリットルあたりの細菌の数は、10の3乗から10の9乗くらいであるのに対して、大腸では10の12乗位に爆発的に多いのである。

そしてSIBOの患者の小腸では通常の10倍以上に腸内細菌が増えているという。それが上述したような症状をもたらすのである。

6、なぜSIBOを発症するのか

その原因として考えられることは

★小腸の運動力の低下・・・糖尿病、甲状腺障害、膠原病、神経筋疾患、
パーキンソン病などによるもの

★大きなストレス、間食、酒、薬剤

★抗生物質の乱用

★胃薬による胃酸過少、慢性萎縮性胃炎

★免疫力の低下

★炭水化物の消化不良、食べ過ぎ

★重金属が体に蓄積

★急性胃腸炎の後に発生・・・腸のペースメーカー細胞のカハール細胞、
ビンキュリン蛋白が障害を受けるため

★大腸のバウヒン弁(回盲弁)の障害

★胆嚢除去者・・・胆汁不足で殺菌能力低下

7、SIBOと関連する病気

★過敏性腸症候群患者の85%がSIBOと合併している。

★機能性ディスペプシア・・・胃が知覚過敏になっている状態。

★クローン病・・・消化器官に潰瘍やびらん。

★セリアック病・・・小麦に含まれるグルテンというタンパク質が免役系を
狂わして炎症。

8、SIBOの検査方法

ラックロース呼気試験で呼気中の水素とメタン量をチェックすることで小腸の細菌の増殖を判定する。

9、SIBOを予防する対策

我々が摂取する糖質には、小腸から吸収されやすいものと、発酵性で吸収されにくくて、短鎖炭水化物となって、問題を起こすものとがある。FODMAPとは小腸での発酵性に関係する糖質の品名の頭文字から取って付けた名前である。それはガラクトオリゴ糖、フルクタン、ラクトース、フルクトース、ソルビトール、キシリトール、ポリオールなどの成分を多く含んだものは控える。

★低FODMAP(フォドマップ)食を摂る。・・・米、そば、グルテンフリー食品、ナス、大根、ブロッコリー、トマト、ニンジン、白菜、キャベツ、もやし、ほうれん草、かぼちゃ、きゅうり、じゃがいも、しょうが、レタス、マヨネーズ、ウスターソース、酢、豆乳、絹ごしでない豆腐、味噌、バター、バナナ、イチゴ、ブドウ、キウイ、みかん、パイナップル、メロン、紅茶、コーヒー、緑茶、ビール、日本酒、ウイスキー、ハム類、豚肉、牛肉、くるみ、魚介類、卵、カレー粉、ココア、味のり、など。

★高FODMAP(フォドマップ)食を摂らない。・・・小麦粉使用一切(パン、ラーメン、パスタ、うどん、そうめん、ピサ゜など)、豆類一式、らっきょう、ねぎ、たまねぎ、にんにく、ゴボウ、ハチミツ、りんご、フルーツジュース、スイカ、もも、なし、柿、干しブドウ、ワイン、ソーセージ、あずき、きな粉、牛乳、ヨーグルト、プリン、アイスクリーム、ミルクチョコレート、シイタケ、さつまいも、

なお留意すべきことは、上述した食品は全く胃腸に障害のない人には、無関係なお話であるから、従来通りの生活習慣、食生活を続けてもよい。

10、SIBOの治療対策

★上述した低FODMAP(フォドマップ)食を摂る。

★SIBOマッサージをする。「の」の字に大腸をやさしくマッサージする。

★抗生物質を使って小腸の増え過ぎてしまった細菌を殺す。

★腸管運動促進剤を使う。腸を冷やさない。間食をしない。睡眠不足に
ならない。

★小腸の中の細菌を飢えさせるためのエレメンタルダイエットという成分
栄養剤を飲んで、細菌を殺す。

★天然由来の抗菌作用のある成分を摂る。アリシン、ココナッツオイル、
しょうがなど。

★再発を防ぐ。良い腸の状態を維持して再発を防ぐ。酒、カフェイン、
グルテン、高FODMAP(フォドマップ)食、特に果糖、加工食品は避けて
少食にする。

11、まとめ

1)今回の記事は江田 証著「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べては
いけません」さくら舎発行、および同じく江田 証著「小腸を強くすれば
病気にならない」(株)インプレス発行の本を基にまとめたもので、江田
証氏は自治医科大学大学院医学研究科修了し、現在江田クリニック院長。
胃内視鏡、大腸内視鏡で多くの患者を毎日診察しているカリスマ医師とし
て有名。

2)技術の進歩で小腸の観察が進んで、これまでの常識や推測が崩れようとし
ている。海外の医師の間で、実行されている診断方法や治療法が、日本で
は実行どころか、認知されていないようだ。

3)無知は死を招くという言葉があるが、今回に限らず、良かれと思って実行
していることが、逆に不健康を招いていることは、良く見聞することであ
る。

4)「腸活」という造語があるが、ヨーグルトが体に良い、腸に良いと毎日
飲んでいる人が多い。

また胃腸が悪いからと言って、消化のよさそうな炭水化物の食品ばかり摂っていると、小腸には逆に悪い影響を与えていたことも起きているかもしれない。

5)加齢と共に体の免疫力が落ちてきて、70歳を超えると、若い時の半分に
低下するそうである。この免疫力の60%は腸が発揮しているから、元気
な老後を過ごすために、今一度胃腸を痛めつけることが無いよう心がけた
いものである。

6)小腸の長さは6~8メートルもある。お腹のわずかの空間にくねくねと曲
がりくねって、収まっている。生命維持に必要だからこんなに長いのに
違いない。食欲の亡者となって暴飲暴食をして、量的にも、質的にも、
小腸を痛め続けていると、そのうち疲弊して、長寿どころか、取り返しの
つかないことになるだろう。腹も身の内、感謝の気持ちを持って、労わろ
うではないか。

おわり


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健康への道しるべ 第132号

健康への道しるべ 第132号 心と体の健康生活:平成30年4月20日発行


2018年3月16日にNPO法人健康を考えるつどいの研修旅行の記事も掲載してくれている。

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円


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女性の肌のトラブルは体の危険信号

2018年4月度 豊岡健康情報   2018-4-15  豊岡倫郎 氏

1.美肌を求めて幾年月

美肌は女性の永遠の願い。これまで何十年もそれこそ何十種類もの化粧品をあれこれ試してきたがいまだ満足できないのではなかろうか。

「肌は内臓の鏡」という言葉がある。体内の臓器や器官に不調があると、肌にもその影響が出てくるから、いちど日頃の生活習慣を見直すことも必要ではなかろうか。

2.顔のシミでわかる体の不調

下の図では顔にでるシミと体内の不調との関係を示した一例である。

1.額のはえぎわのシミ・・冷え症で婦人科系弱い、宿便たまりやすい

2.額のシミ・・性腺ホルモン、副腎ホルモンの分泌異常

3.こめかみのシミ・・自律神経の乱れ、肝臓が弱い、甲状腺機能低下、更年期障害

4.瞼の上のシミ・・月経不順

5.側頭部よりほほ骨にかけてのシミ・・肝臓、胆嚢の障害

6.鼻の上のシミ・・腸が弱い、宿便がある

7.瞼の下のシミ・・貧血、肝機能低下、女性ホルモンバランス崩れ

8.ほほ骨のシミ・・肝臓が弱い、腰痛あり、痔が悪い、便秘症

9.鼻の天辺のシミ・・便秘、大腸が悪い、宿便が溜まっている

10.鼻の下や唇の下のシミ・・冷え症、宿便の停滞、女性ホルモンのバランス崩れ

★顔全体のシミ・・性ホルモン分泌不足、副腎機能低下

3.シミには原因がいろいろある

1)便秘、宿便によるシミ・・・

便秘になるとそこで発生した毒素が腸壁から吸収されて、血液は汚れ、体中を駆け巡り、シミ、小じわ、肌荒れの原因となる。

2)貧血、冷え症によるシミ・・・

女性に多いこれらの症状は、血液が不足したり、血流が悪いため、皮膚の細胞への酸素や養分の 供給が充分でなく、代謝分解物の運搬排除も 低下しているために、シミができる。

3)老化によるシミ・・・

若い時は皮膚細胞や色素細胞の新陳代謝が活発であるが、加齢と共に新陳代謝は衰え、メラニン色素が沈着しやすくなる。女性の場合は閉経期を過ぎると、女性ホルモンの分泌も減り、皮膚も荒れてくる。また加齢と共に脳下垂体 から出るホルモンも減って、保水能力も減ってきて、カサカサ肌になる。

4)肝機能低下によるシミ・・・

肝臓は体内に入ってくるあらゆる物を分解解毒し、再配分している。肝臓の機能が低下すると、皮膚に色素が沈着し易くなるし、慢性病でいつも薬を飲んでいたり、化粧品をいつも厚く塗っていると、ますます肝機能が低下する。尋常性肝斑と言われるシミは肝臓機能低下によりできる。

5)腎臓機能低下によるシミ・・・

腎臓も解毒代謝の役割をしていて、機能が低下すると、血液中に老廃物が増えて、解毒能力低下して、シミを作る。腎臓が弱ると肝臓の負担も増えて、悪循環する。

6)ストレスによるシミ・・・

ストレスを受けると、副腎皮質ホルモンが刺激されて、メラニン色素を増加させる。またストレスは活性酸素を増やすから体に良くない。

7)紫外線からの刺激によるシミ・・・

強い紫外線を長時間浴びると、皮膚に良くないことは誰でも知っている。最近は皮膚がんの原因とも言われている。紫外線による皮膚の炎症の後はシミになる。そもそも紫外線が活性酸素を発生させているが、体内でも活性酸素を発生させることもあるから、留意が必要である。

8)偏食やタバコによるシミ・・・

肉食ばかりしている人は、肌は汚くなるし、シミも増える。肉や甘いものは、腸内環境を悪化させて、血液は濁るし、肌に良い筈がない。欧米人のご婦人の肌が汚いのはこのためである。タバコが肌に良くないことは説明するまでもない。食べ物が悪くて、腸に炎症が起きると、腸壁がただれて、分子の大きい栄養物が血中に吸収されて、皮膚に出てくる。また摂取する栄養素のバランスが悪いと、皮膚形成も正常性を欠き、肌が荒れる。

9)薬、化粧品、食品添加物、農薬、空気中の化学物質など・・・

これらの化学物質は全て体にとっては、自然界には本来ありえない異物である。体は本能的に排除しようとするし、副作用が起きる。体内に残量して、臓器や器官の不調をもたらす。肌を綺麗にするために塗っている化粧品がシミの原因になることも多いという。

10)心臓病によるシミ・・・

顔は心臓の状態を反映している。心臓に脂肪が蓄積されると、顔にシミや斑点ができる。

4.外にもある重大な肌荒れの原因

1)AGE(終末糖化産物)による肌荒れ・・・

老け顔の人は早死にするという。この老け顔の原因と言われるものにAGEが関係している。AGEとは血中の糖分が細胞のタンパク質と暖かい体温に熱しられて、結合してできるもの。もう一つは加工食品の製造過程で糖分とタンパク質が加工中に熱しられてできるケースのものもあり、それを食べると体内に入ってくる。

これらが体内に蓄積されてゆくと、肌のシミや荒れの原因となる。これらは生活習慣病にも影響を及ぼすから怖い。

2)ゴースト血管による肌荒れ・・・

昨年から急に話題となっているのがゴースト血管の問題である。ゴースト血管とは動脈から静脈への血流の転換部分の毛細血管の先端がゴースト化、即ち消滅していて、各細胞への本来の養分や酸素の供給そして老廃物の回収という、新陳代謝機能が低下してしまうのである。当然肌の新陳代謝も低下してゆくから、肌荒れ、くすみ、シミなどが顔に出てくる。異常な赤ら顔やら粉が吹いて出ることもある。

3)各臓器の病変によるもの・・・

腎臓の機能低下で下まぶたのふくらみ、白髪、顔の黒ずみ。胃腸障害で青白い顔に。肝機能低下・・・黄色っぽい顔に。心臓の機能低下・・・赤っぽい顔に。ひどくなると白い顔に。便秘症のときは顔の肌の毛穴がくすむ。

5.なすべき美肌対策とは

1)便秘しない。宿便を排出して、腸内環境を良くする。それには少食にすることが必須となる。

生野菜ジュース、水分補給なども宿便排除に効果があるが、早く効果を出したいときは西式健康法では穏やかな緩下剤の水酸化マグネシュウムを使う。

2)きれいな生水と柿茶を合計一日に1.5リットル前後飲む。いっぺんに大量に飲むのではなく、ちびりちびりと飲む。柿茶には豊富にビタミンCが含まれていて、免疫力、抗ストレス作用、抗酸化作用もあるが、メラニン色素の発生を抑制して、肌を白くしてくれる効果がある。水分をコーヒーや緑茶、ジュースでは摂らない。コーヒー、お茶や酒には脱水作用がある。西洋には「コップ一杯の清水は一トンの化粧品にも優る」という諺がある。

3)長時間直射日光を浴びない。紫外線を浴びると活性酸素を発生させて、肌を痛める。

4)睡眠不足にならない。早寝早起きの規則正しい生活をする。睡眠不足や過労は肌の敵。ホルモンは夜寝ている時に作られる。

5)ビタミンC、ビタミンB1、B2、B6、Eが肌の代謝や血流を良くし、肌を綺麗にする。ミネラル分では硫黄が肌に良い効果がある。

6)毛細血管の消滅や硬化は甘いもの、アルコール、運動不足が原因である。毛細血管の再生には西式健康法にある毛管運動、裸療法が効果抜群である、誰でもすぐ実行できる。

7) 食生活を見直す。少食にする。出来れば三分づき玄米食にする。ニンジン、キャベツ、小松菜、ホーレンソウ、パセリ、リンゴなど五種類位入れた生野菜ジューを摂る。副食は海藻、大豆製品、カボチャ、青魚、白身の魚や小魚、黒ゴマなどを摂る。肉食や甘いものは腸内環境を悪くするから避ける。今の若い人は肉やフライや炒め物で脂肪分を摂りすぎているが、肌には良くない。欧米の女性の肌が汚いのは肉と甘いものの摂り過ぎが原因である。

8)健康体操をして、体全体の活性化を維持する。おすすめは自彊術体操が適当である。理由は筋力強化、有酸素運動、血液循環、骨格矯正、体液の弱アルカリ性、交感神経の均等化、体全体の柔軟化、経絡刺激などの面から、無理なく誰でも簡単に家で実行できる。

9)ストレスを溜めない。マイナス思考を持たず、前向きに、好奇心を持って生きれば、いつまでも若々しい気持ちが保てるし、ストレスもたまらない。精神の老化が身も心も老けさせる。

10)肥満の人は痩せる。肥満の人は心臓に脂肪がついている。それが活性酸素によって、過酸化脂質に変わって、シミをつくる。

11)体にとって異物であるあらゆる化学物質の入った添加物の入った加工食品などを摂らない。

12)解毒やホルモンに関連する肝臓や腎臓、副腎、脳下垂体などの機能正常化のためには、上述した様な対策はどれひとつ欠かせない。肝臓や腎臓の強い人は肌にハリがある。

6.まとめ

1)驚異的な美肌療法を望むならば、断食療法をすることである。簡単な朝食抜きの二食にしたり、毎週一回土曜日だけ断食すれば、その美肌効果は大きい。しかしその時は適切な指導者の下で行う方が良い。そして食する品目の質も吟味しないといけない。

2)「内皮は外皮に通じる」という言葉がある。口から食道、胃、小腸、大腸、肛門までは一本のパイプで繋がっている。特に小腸や大腸に宿便があったり、腸内が炎症を起こしていたり、腸内環境が悪ければ、その腐敗物から出るインドール、スカトール、アミンなどの毒素が体内に吸収されて、血液を汚濁させる。皮膚の細胞は約27日で入れ替わるが、その新陳代謝の元である血液が汚れていると、美肌は望めない。腸の汚れは外皮に反映しているのである。腸のきれいな人に、顔にシミのある人はいない。

3)加齢と共に老人斑と言って、過酸化脂質の分解物とタンパク質分子が結合してリポフスチンという色素を作り、皮膚に沈着する。それを加速させるのは活性酸素である。皮膚のメラニン色素を増やす働きをしているのも活性酸素であるから、活性酸素を増やさない努力と抗酸化物を摂取して、それを減らす努力も必要である。

4)コラーゲンがつるつるの肌の基を形成しているから、コラーゲンの含まれている物を食べれば良いと信じているのは、間違いである。口から入ったコラーゲンは,一旦消化器官で細かくアミノ酸に分解されてしまう。それが再びコラーゲンとして再生される保証はない。どんな食べ物でも、薬でも、酒でも、口から入ったものは必ず肝臓で分解することに体のシステムが出来上がっている。コラーゲンを体内で造成させるには蛋白質を基にして、ビタミンCと酵素が必要であるから、ビタミンCの摂取が欠かせない。

5)西式甲田療法で今まで多くの患者さんが体験してきた美肌療法がある。それは発芽玄米の生の粉末を煮たりせずにそのまま食するのである。これをご飯代わりに食べると、一週間もすれば肌が見違えるようにすべすべになる。水に溶いて、ハチミツを少し入れて食べやすいようにする。生の発芽玄米の澱粉はβ(ベーター)澱粉なので、胃でブドウ糖に消化されずに大腸へ行き、短鎖脂肪酸になって、吸収され、エネルギーとなる。この時大腸で酢酸、プロピオ酸、酪酸が出来て、腸壁を修復して綺麗にするし、便通も快腸となる。

発芽玄米にはギャバ(GABA)というγ(ガンマ)アミノ酪酸が多く含まれていて、脳の血流を良くする働きがある。玄米を粉にするには、製粉機、フードプロセッサー、コーヒーミルなどで作ることができる。詳しいことは「腸をキレイにする!」甲田光雄著 日経BP社参照。

6)「生きたものは生きたものに養われる」これが生物界の大原則のひとつである。生の水、生の野菜ジュース、生の玄米が体を生き生きさせるのである。これまで何度も紹介してきたが、八尾市で鍼灸師をしておられる森美智代さんはもう23年間も一日に青汁一杯で、元気に生活しておられる。正に少食の生き証人である。現代医学界がこの事実について、真摯に取り組んで、今の栄養学の矛盾点を解決する努力をしてもらいたいものである。そうすればガンも生活習慣病も難病も激減すること間違いない。

7)「顔にシミがある人は概して対人関係が下手である」長年患者に接してきた医者の言葉である。

毎食ごとに、まるで何かに取り憑かれたように、酒を飲み、ガツガツ肉やお菓子を食べる人がいる。

明日もまた三回も食べられるのに。

食とは命を戴いているのである。

感謝して体に必要なだけで済ます心構えを持ちたいものである。

飽食から逃れられない人には先ず心の宿便を取らないと、シミ取りの話は無縁かもしれない。

おわり


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前立腺肥大について

村田敏明先生が、前立腺肥大の友にカエル体操を勧めたところそれで直ったとの報告があった。

夜の頻尿もカエル体操で改善されると言う。


 


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2018年3月 健康情報 By Mr.豊岡

今月の健康情報は肝臓について

題して『体がだるい、疲れが取れない時は鈍重肝臓かも』

2018-2-14 豊岡倫郎

1.こんな疲れで悩んでいる人が多い

体がだるくて、なかなか疲れが取れないので、病院でいろいろ検査しても、格別異常が見つからず、「そんなはずはない、こんなにひどい疲労感があるのに、どこか悪いのに決まっている」と医者に訴えても、医者も困ってしまい、自律神経失調症、心身症、慢性疲労症候群などの病名を付けられて、的外れの薬を処方され、一向に症状が好転しないという事例が多くある。

2.鈍重肝臓とは

鈍重肝臓という病名は医学書にのっていないが、故甲田光雄博士が長年2万人以上の患者の治療にあたってきて、以下説明するような肝臓の悪い人を多く診療してきて、名付けた病名である。

甲田博士自身が医学生の頃に、肝臓病に罹り母校の大阪大学病院に入院して、薬を飲み、治療を受けていたが、一向に良くならず、担当教授から、甲田君いっぺん家に帰って養生したらどうかと、見放されてしまった。そんな時模索していて、出会ったのが築田多吉先生の赤本と呼ばれて有名な「家庭における実際的な看護の秘訣」という本に書いて有った断食をすれば肝臓病も治るという記事だった。そして生駒山の断食道場に入り、無事に健康を取り戻した。更にその時寺井寮長から西勝造氏の「西医学断食法」の本を貰ったという経緯がある。そして大阪大学を卒業し八尾市で開業し、終生西式甲田療法によって、多くの難病患者を救ってきた。

最近話題となっている肝臓の病気に非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)というのがある。お酒を飲まないのに、大食におぼれて、肝臓に脂肪が溜まり、肝機能低下を来す。甲田博士がもう50年も前からその存在を指摘していた鈍重肝臓もこれに相当するという。

3.肝臓の重要な働きとは

今回の記事をよく理解していただくために、肝臓の重要な働きを説明すると。

★胆汁を分泌する。胆汁は主に食物の脂肪の消化吸収に欠かせない。分泌された胆汁は胆嚢に一時貯留、濃縮され、随時十二指腸へ送られる。一日の分泌量は800㏄位である。

★グリコーゲンの貯蔵庫である。摂取した糖質は腸内で消化分解されて、腸壁から吸収されて肝臓へ行き、ブドー糖に変えられ、一部はグリコーゲンとして貯えられて、必要に応じブドー糖として戻り、体内に放出される。

★解毒作用をする。摂取されたあらゆる食べ物は腸管から吸収されると、腸と肝臓を結ぶ門脈を経由して、肝臓に到達すると、分解解毒される。栄養素は勿論、アルコール、薬剤、食品添加物、残留農薬、服用している薬剤などを無害なものに変える。

★血球造成器である。古い赤血球を分解破壊して、胆汁の黄色い色素となる。一方含まれていた鉄分は新しい赤血球を作るために肝臓内に貯えられる。

★アンモニアを尿素に変える。腸内でタンパク質などの消化時に発生する有毒なアンモニアを尿素に変えて、解毒する。

★タンパク質の代謝をする。肉、魚や大豆などのタンパク質は小腸でアミノ酸に消化分解された後、肝臓で体に利用される形のタンパク質に、例えばアルブミン、ホルモンなどに、作り変えられる。

★摂取した脂肪分は腸内で分解され、血中に入って脂肪組織の体内脂肪となるが、肝臓でも一部の脂肪の合成、分解が行われて、貯留する。コレステロールの八割は肝臓で生合成されている。

★体温を維持する器官である。体内で作られる熱量の大半は筋肉と肝臓が負っている。肝臓は寒暑のコントロール器官である。

★ビタミンB1、B6、Kなどやカルシュウムなどの分解合成に関与している。

以上でお解かりのように、我々が生存するために、必要欠くべからざる種々様々な働きをしている。肝臓は一大化学工場である。

4.鈍重肝臓の症状

上述したように、体が疲れていて、それが長期間続き、病院でのいろいろ検査を受けても、異常が見つからない。肝臓の機能を調べるGOTやGPTなどの数値も正常な範囲にあるから、普通の医者は肝臓に異常があることを見落として、誤診してしまう。鈍重肝臓になると、次のような症状が出る。

★とにかく脱力感で、体を動かすのもしんどい、根気がない。

★肩や首がこって、仕事に集中できない。

★いつもイライラしている。

★熟睡できない。

★朝体がだるくて、ぱっと起き上がれない・

★とりこし苦労ばかりで、悲観的になる。

★手足が冷えて、寒がり、また暑がりでもある。

★左下腹部の痛み。

★腹部膨満感があり、便秘する。放屁が多い。

★風邪を引きやすい。

これらの症状はいろいろな検査値に異常がないから心身症と誤診されるケースが多い。このような症状から鈍重肝臓かもしれないという事で、甲田医院では甲田式の断食療法を行うと、今まで正常であったGOTやGPTなどの数値が悪化することで、この鈍重肝臓であることを確信できるという。

5.鈍重肝臓の原因

★長年の過食で肝臓が疲弊している。

★薬剤、食品添加物、残留農薬、大気の汚染物質などの解毒で肝臓が疲弊している。

★宿便が溜まっている。便秘している。腸内で発生した毒素が体内に還流し、肝臓が解毒する。

★厚着、冷暖房完備の環境で、皮膚機能が低下し、静脈怒張し、四肢に血液が渋滞すると、肝臓の血流量が減る。すると肝機能低下し、胆汁分泌量減少する。肝臓には毎分1.5リットルの血液が流れているが、その流れが悪くなると、機能が低下する訳である。

★精神的なストレスがある。

★体がだるいのは何か栄養が不足なのではと、更に高栄養食品を食べて、悪循環する。

6.治療法

★キメ手は少食にする。少食の時は質に注意し、玄米、生野菜ジュース、大豆製品、ゴマ、海藻、小魚の摂取が必須。食品添加物の多い加工食品は排除。酒や甘いものは一切ダメ。

★病状に応じて、断食療法をする。これは必ず医師の指導の下に行わねばならない。

★生水の飲用。

★皮膚の鍛錬として裸療法、温冷浴をする。静脈の怒張を治し、毛細血管を再生する。

★適度な運動と骨格矯正。肝臓疾患の人は頸椎4番、胸椎4~8番の副脱臼があるから、木枕、金魚運動、合掌合蹠法、毛管運動など行う。これも現代医学の盲点のひとつである。

★宿便や便秘解消のために、西式健康法では「スイマグ」という水酸化マグネシュウムの緩下剤を飲む。

★精神面では、今までの間違った生活習慣を反省し、警鐘として受け止め、前向きに生きる。

7.もうひとつ体の疲れる病気に慢性疲労症候群がある

疲労感がいつまでも続いて、どうしても取れないと、医者へ行き、いろいろ検査を受けると、これは慢性疲労症候群(CFS)と診断されるケースも増えてきている。日本に約40万人いるという。20代から50代の人が多い。この病気の診断基準は厚生労働省によって、1991年頃に定められていて、医者の間でも共通の認識があって、その原因や治療法も研究が進んでいるが、これも難病のひとつである。今回説明は省略。

8 .まとめ

1)昔から肝腎かなめという言葉があるように、肝臓と腎臓は大事な臓器である。今回取り上げた鈍重肝臓は現代医学の医者の間では知れ渡っていない為、誤診されるケースが多い。しかし故甲田光雄博士によると、数百万人は居るのではないかと、書かれている。

2)今回取り上げた鈍重肝臓と慢性疲労症候群(CFS)の病気のことに、関心のある方は、ぜひ下記の本を読まれるとよい。更に詳しく病気のことも、治癒体験談も載っている。これ等の難治性の病気が薬も使わずに、食事と健康体操のみで、治癒してゆく姿は感動に値する。つくづく体の営みの本質とはなにかを垣間見ることができるのである。

「肝臓病克服のキメテ」甲田光雄著 采根出版発行

「慢性疲労症候群克服への道」甲田光雄著 東方出版発行

3)甲田光雄博士はこうも言っている。現代医学ではうつ病は脳のセロトニンが不足して起きると言っているが、気分循環障害に属するうつ状態は鈍重肝臓が原因である。即ちセロトニンはアミノ酸のトリプトファンを原料にして作られるが、トリプトファンは食品に含まれるほか、肝臓で合成されるので、肝臓の機能が低下していると、トリプトファンを摂取しても、うつ病は治らないと。要は食べ過ぎて腸が悪くなると、肝臓も悪くなるという。多くの鈍重肝臓の患者に接して、共通した悪い生活習慣は皆若い時からの大食漢であったという。長年大食して、肝臓を酷使した結果だという。肝臓は沈黙の臓器と言われているように、七割以上機能が低下して初めて、顕著な病状が出てくるから、油断しやすいし、手遅れとなるから怖い。

4)病気治しは癖治しという。難病にかかる人は皆悪い癖を持っているという。その悪い癖を長年続けた結果が病気の発症となる。大食、酒、甘いもの、肉食、食品添加物の多い加工食品、運動不足、ストレス、骨格の歪みなど心当たりのある人は、まず反省して、改めないと、薬で病気は根治しないことは、前回の病気別人数の多さを見れば解かる。医は食を超えらない。

5)今の子供は可哀そうである。若い母親が元気に育ってほしいと、高脂肪、高蛋白の食事を食べさせられ、忙しいからと言って手軽に、インスタント食品や店屋物のフライやら、菓子パンを与えられて、肝臓は脂肪や蛋白質および食品添加物やマーガリンの分解に疲弊してしまう。このような小さい時からの飽衣飽食の生活習慣のため、若年層にも増えてきているという。

6)肝臓の働きには、判っているだけで500種類以上あり、その働きを円滑にするために、二千種類以上の酵素が肝臓に存在し,一大化学工場となっている。肝臓を酷使しても、痛みが出ないから、つい油断してしまうのがいけない。今ひと時の口福が次なる幸福の妨げとならないように。

おわり


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だんだん良くなるムラタの体操 ㉕

NPO法人 明日の健康を考える会が発行する機関誌『医食同源』2018年2月1日号に、金沢在住の「百まで歩こう会」村田 敏明氏が連載する「だんだん良くなるムラタの体操」なる記事があるのでご紹介。


↓ 老後の設計⑥


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2018年2月 健康情報 By Mr.豊岡

肥満は怖い 2018-2-17 豊岡倫郎

1.肥満は自慢にならぬ

一昔前までは恰幅がいいとか、押し出しがいいとか、言われた時代もあったが、しかし今は、あの人あんなに肥っていて、大丈夫なのだろうかと、心配そうに見られる。肥満の人に長寿者はいないことを皆さん知っている。その肥満の人がいま日本で急激に増えている。

2.肥満の定義とは

肥満かどうかの判断基準がある。それはBMIと言って、体重(キロ)を身長(メートル)の二乗で割った数値で表す。適正な数値は18.5~25が標準体重である。下の表参照。


厚生労働省の調査によると、日本でも肥満は特に40歳以上で、この20年間で増え続けている。20~60歳代の男性の28.7%、女性の21.3%が肥満である。

健康を維持するためには、肥満を解消し、標準体重を維持することが重要課題である。研究では痩せの場合にも死亡リスクの上昇がみられた。これは「高齢者の低栄養」という問題があるからで、食事での摂取エネルギーが少ない状態が続くと、筋力が低下するため、転倒や寝たきりのリスクが高まる。免疫の働きも低下するので、肺炎などの呼吸器疾患も増える。

痩せている人には食事の質や量の問題だけでなく、消化器や骨格などの機能不全によって、病的に太れない為に短命のケースも多い。

しかし肥満が原因で亡くなる人と痩せているために死亡する人の割合は圧倒的に肥満の人である。

肥満には下の写真のように皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満の二種類があるので、健康への影響にも違いがある。


3.メタボリックシンドロームとは

内臓脂肪症候群とも呼ばれていて、内臓脂肪の蓄積によって、複数の生活習慣病を引き起こしている状態のことをいう。略して「メタボ」ともいう。この言葉が使われる以前は「死の四重奏」 といって、上半身肥満・高血圧・糖代謝異常(糖尿病)・高脂血症の4つの症状が合併した状態があると、心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患の危険因子が集積し、死に至る恐れがあることから1980年代末に提唱された言葉である。

4.肥満の人はなぜ短命なのか

ご存知のように肥満の人は、人並みに走ることも、階段もスムースに登れないし、大汗をかいて息遣いも荒くなる。最近では肥満はれっきとした病気だと言われている。問題点は次の通り。

★過食で肥れば、脂肪が溜まり、血液は汚濁し、血液を体内に潤滑に巡らすために血圧を上げないと、生命を維持できない。脂肪は死亡をまねく。

★皮下脂肪ばかりでなく、心臓をはじめ、各臓器の周りにも脂肪がべっとりと付いて、体の働きを低下させている。

★血液の中にも中性脂肪やコレステロールが増えて、血管が脆くなり、プラークが出来たり、内径が細くなり、血栓が起きやすい。

★大食する人は腸に処理能力以上の負担を強いるから、腸に宿便が停滞する。そこから発生する毒素が腸壁から吸収されて、全身を巡るから、汚濁した血液がいろんな病気を発症させる。

★脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンというホルモン様の生理活性物質がある。その働きは脂肪を燃焼させたり、動脈硬化を抑制したり、高血圧を防いだり、インスリン抵抗性を改善する作用がある。しかし肥満時には、その分泌が低下し、動脈硬化や糖尿病が進んでしまう。

★大食によって消化器も循環器も疲弊してしまい、機能も低下し、免疫力も落ちて老化が進む。

★アメリカの大学で行われた有名な赤毛サルの実験がある。エサを制限なく与えたサルと摂取カロリーを30%少なくしたサルを20年間追跡調査した結果、無制限のエサのサルは半数が死に、食事制限したサルは80%がまだ生きているという。マウスでもこれと似たような実験結果が何件も発表されている。

★我々の体にサーチュイン遺伝子という遺伝子がある。この遺伝子は普段はスイッチがオフの状態になっているが、少食になるとスイッチがオンになり、わずかな食事でも体を活性化させてくれる遺伝子である。人類何万年物もの飢餓の中で生き抜く為に体に備わった遺伝子といえる。別名長寿遺伝子と呼ばれている。我々の体は飢餓に強いように出来上がっている。

★肥満の人は動作が鈍くなり、運動したがらないから、ますます新陳代謝が悪くなる。

4.肥満と疾病の関係

1)これまで「肥満パラドックス」といって、小太りの人が一番長生き出来ると、言われていたが、最近の研究では、肥満は明らかに疾病のリスクが高いことが確かめられた。パラドックスとは逆説という意味。その疫学調査研究はアメリカやイギリスの大学や研究機関が中心になって、世界32か国の、395万人の45年間の追跡調査のデーターを解析して得た結論である。

2)正常者に比べて、肥満者が病気になる確率についてのデーターはいろいろ発表されているが、

その一例を示すと、次の通り。

糖尿病  3.2倍  腎炎  2.1倍  胆石症 2.8倍
心筋梗塞 1.8倍  肝硬変 2.5倍  脳出血 1.6倍

5.まとめ

1)前回も書いたように、日本列島にこれだけ病人が溢れているのは食べ過ぎ食べ過ぎが原因である。更に食べ物の質も悪く、油や肉、砂糖、加工食品と偏食している。もはや日本人の食事態度と内容は崩食してしまった。吟味して良質の食べ物を腹7分目摂れば充分である。

2)若い人たちは、給食で育ち、欧米型の高栄養、高カロリーが体によいと、洗脳されていて、その過ちに気付いていないから、大食ぐせがどうにも止まらない。

3)大食する人の盲点のひとつは、自分の食べている量が決して食べ過ぎだと思っていない事。ふたつ目の盲点は、食欲が旺盛で、どれだけ食べても、どこも痛くも痒くもないから、慢心している事。自分の置かれている状況が解かっていないから反省もしない。

4)毎日の食べ物が血となり、肉となり、我々は命を繋いでいる。食べ物に感謝しないといけない。

5)大食すれば、それを処理するのに、体の各臓器や組織は悲鳴を上げている。あなたは王様か、殿様か。しもべの悲鳴を聞く耳を持たないと、身内から破たんする。テレビでは毎日のように、やれグルメだ、スイーツだと浮かれて、大食番組が後を絶たない。慈悲の心はどこへ行ったのだろうか。「食を制する者は健康を制する」、「肥満大敵死の用心」。

おわり


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健康への道しるべ 第131号のご紹介。

健康への道しるべ 第131号 心と体の健康生活:平成30年1月20日発行131
沖縄のどこにでもあるパパイアについて「いのちを育む”食”」のコラムに書いて頂いた。

題して『パパイヤは栄養の宝庫!』

パパイヤは16世紀の初めにコロンブスによって南アフリカ大陸北西部で発見されたトロピカルフルーツだが、フルーツだけではない。

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■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142


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増える生活習慣病患者 By 豊岡倫郎 氏

1.2016年10月現在年齢別の人口分布図

総数1億2,700万人、人口の二分の一の分岐年齢は46歳。

図の左は男子、右は女子で、これから人口は減り20年後の人口1億人、32年後の人口8,600万人と推定される。


2.百歳以上の長寿者の多い県と少ない県

調査によると、2016年9月現在、全国の百歳以上の高齢者が6万7,824人。

★人口10万人当たりの百歳以上の高齢者数の多い都道府県別順位は、

島根県97・5人

鳥取県92・1

高知県91・3

鹿児島県91・2

佐賀県85.0

香川県83.2

山口県83.2

長野県81.9

愛媛県81.2

沖縄県80.75の順。

★100歳以上が少ない順では

埼玉県32・1

愛知県35・0

千葉県37・8

大阪府40・3

因みに石川県は、66.0で23位

これを見ると長野県以外は全て南西に位置している県である。

最高と最低のその格差が3倍以上あるのは、何故だろうか。

3.増加する成人病患者数

糖尿病:1000万人、糖尿病予備軍;1000万人、高血圧症:4300万人、
脂肪肝:3000万人、脂質異常症;3200万人、慢性腎臓病:1300万人、
腰痛:2700万人、変形性膝関節症::2400万人、骨粗しょう症:1100万人、
睡眠障害:2200万人、頭痛症:3000万人、難聴:2000万人、
花粉症:2000万人、アトピー症:700万人、胆石症:1000万人、
うつ病:700万人、排尿障害:810万人、気管支ぜんそく:1000万人、
認知症(予備軍含み):860万人、便秘症:800万人など。

その他患者が数百万人いる病気は他にもいくつもあるが省略。

4.人口減少と総病人列島に明るい未来はあるか

前述したように総人口の分岐線は46歳で、即ち46歳以上の人口数が6千350万人居る計算になる。当然46歳以下の人達にも、成人病の人達はいるが、それにしても成人病患者が多いのに驚く。異常な現象が日本列島に起きている。この実態を見ると、今後の日本の行く末が心配である。

また65歳以上の人口数は3500万人で、総人口の28%を占めている。これ等の人達は、前述した病気のひとつやふたつ患っている筈。今政府は65歳まで働くことを推進しているが、これから60代の人達が本当に元気に働けるのだろうか。そして介護保険制度によって要介護又は要支援の認定を受けた人、即ち要介護者数は、平成26(2014)年度末で592万人いる。病人が沢山いれば当然医療費も嵩む。国民総医療費は42兆円を突破した。

5.何故こんなに病人が増え続けているのだろうか

今日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳という。しかし健康寿命は男性72歳、女性75歳という。平均寿命と比べて、男性は9年、女性は12年短い。これでは要介護者数が592万人もいるのも頷ける数字である。先進国の中で、高齢者の寝たきり老人の多いのは日本だけだと言われている。何故だろうか。何が間違っているのだろうか。各自が改めるべき事とは何か。

6.生活習慣病や寝たきり老人にならないための方策とは何か

★大食しない。飽食が一番の原因である。腹7分がよい。

★日本の伝統食に回帰する。どこの先進国に自国の伝統食を忘れ、朝から晩まで、パンやラーメン、スパゲティ、ギョーザなど食べている子供達がいるだろうか。我々は50年前までは副食には魚中心で、肉や卵、揚げ物、チーズ、牛乳は殆ど食べなかった。更に甘い糖分たっぷりのケーキやお菓子類とジュース、そして大人の酒の飲み過ぎなど嗜好品が生活習慣病を加速させている。肉や糖分の恐ろしさを知らない人が多すぎる。昔はアレルギーになる子はいなかった。

★運動不足を解消することである。骨や筋肉を適度に使うことの重要性を認識してほしい。

★加工食品を遠ざける。食品添加物や農薬などの害の恐ろしさに目覚めてほしい。

★以上の事に留意すれば、腸内環境も整い、血液もきれいになり、疲れ知らずの健康体を維持できる。最近腸内環境の重要性が見直されている。大食、肉や甘いもの、加工食品、冷たい酒や飲み物は腸内環境を悪くする。

7.まとめ

1)食べ物から命をもらっている。感謝の心があれば大食できない筈。
慢心してはいけない。

2)食の間違いから発生した病はそれを正すことが原則である。安易に薬に
すがっても根治しないことは、誰でも気づくはずなのに。病気には、自分で
努力して治す病気と医者に治してもらう病気がある。この病気に立ち向かう
姿勢を正さない限り、生活習慣病は減らないだろう。

3)「奇跡が起こる超少食」全国健康むら21ネット著という本がある。
脊髄小脳変性症、筋委縮症、筋ジストロフィー症などの難病を治した感激の
体験談が載っている。治る秘密を安保徹、昇幹夫、甲田光雄の各医師が解説
している。薬を使わずに、厳格な食事と運動療法での治癒であり、その喜び
は何物にも代えられないことがひしひしと感じられる。我々の生活が如何に
自然から乖離し矛盾に満ちているかが見て取れる。無知は死を招くというが。

おわり

2018.1.19 豊岡倫郎


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百まで歩こう会 体操法

2018年1月7日のNHKスペシャル「人体神秘の巨大ネットワーク」と言う番組で、骨の知られざる重要な役割が紹介された。

骨は単なる固いカルシウムのかたまりだと思ったら大間違い。

骨が操っているのは、「記2018年1月7日のNHKスペシャル「人体神秘の巨大ネットワーク」と言う番組で、骨の知られざる重要な役割が紹介された。

骨は単なる固いカルシウムのかたまりだと思ったら大間違い。

骨が操っているのは、「記憶力」「筋力」「免疫力」で、私たちの全身の「若さ」をも司っている。

その骨の役割を引き出すのは、骨を叩く事で、村田 敏明氏が主催する「百まで歩こう会」の体操法にも、

↓⑭きびす叩きがあり、骨を叩く事により骨芽細胞を活性化させるとある。

最近⑭に追加で椅子に座って両足のかかと同士をトントンさせる事が加わった。
骨に刺激を与える事が健康に結びついているなんて!

これからは私も『カカト落し』を一日3回、いっかい30回やろうと思う。


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今パンと牛乳の害が問題となっている

今パンと牛乳の害が問題となっている 2017-12-6 豊岡倫郎 氏

1、健康常識の盲点

最近はテレビや新聞、週刊誌などで、健康に関する情報で溢れかえっている。何が正しいのか、本当なのか、判断に迷うところである。しかしまだ少数派ではあるが真面目に真実を訴えている医者もいる。今回はそれを紹介する。

 

4、何故パンを食べない方がよいのか、その訳は、

★小麦に含まれているタンパク質のグルテンが未消化物として体内に残ると、異物と見なされて、それを攻撃する抗体ができる。これがアレルギーの原因となる。

★グルテンに含まれているグリアジンのアミノ酸の配列が小脳のアミノ酸配列と似ているために、抗体が小脳の組織を敵と見誤って、攻撃する。脳ばかりではなく、いくつかの神経組織、肝臓、副腎組織で作る酵素、甲状腺、卵巣、精巣、膵臓、胃、心臓、骨などの組織も攻撃する。

★グルテンの未消化物が小腸の上皮細胞に取り込まれて、絨毛の委縮が起きて、セリアック病が起きる。病気としては疲労感、下痢、関節炎、発達障害、精神症状、てんかんなど多種多様で、日本ではあまり問題視されていないが、海外では多くの論文が発表されている。

★小麦にはアミロペクチンという血糖値を急激にあげる糖質が含まれていて、急激に血糖値が上がった後、急激に反応性低血糖が起きる。すると、ふるえ、冷や汗、神経過敏、めまい、頭痛、眠気、動悸、筋肉痛、疲れなど様々な症状が出る。

★血糖値の急上昇で、インスリン分泌量の乱高下が常態化すると、自律神経の異常、ホルモンバランスの崩れ、脂肪の蓄積、更に高血糖とタンパク質が結合して、終末糖化物質(AGE)が作られて、酸化や炎症が起こり、シミやシワをはじめ、動脈硬化、腎障害、神経障害、認知症も起きやすくなる。当然糖尿病にもなりやすい。

★前述したグリアジンには、食欲を昂進させる作用があり、過食傾向に陥る。

★グルテンが分解する過程で、エキソルフィンというモルヒネ様物質が出来て、幸せな気持ちになり、中毒性があるから、一度食べたら、また食べたくなる。またこの物質は脳の受容体と結合して、脳神経に作用し、神経障害を起こす。エキソルフィンの受容体は腸にもあり、腸の動きを抑制する為に、便秘になることも多い。他にも呼吸が浅くなったり、眠気や排尿トラブルも起こったりする。

★体内にはメチレーション回路というものがある。メチレーション回路とは、体内で「メチル基」と呼ばれる化合物を他の物質に結合することで、生命を維持するために必要な物質を作りだしたり、反応させる回路のこと。この回路を回すためには、アミノ酸の一種であるシステインが必要であるが、パンなどの小麦製品を摂ると、システインが不足して、この回路が回らなくなり、自閉症、うつなどの神経不安定、免疫力低下も起きる。

★現在の品質改良された小麦は昔の小麦と異なり、非常に消化されにくく、腸に未消化物として残り、悪玉菌を増やし、炎症が発生しやすくなって、リーキーガット症候群、すなわち俗に「腸漏れ」が起きる。すると体内に侵入した異物を攻撃する抗体が生まれて、様々な組織や臓器が攻撃されて、自己免疫疾患になる。

具体的には、間接リュウマチ、多発性硬化症、小脳失調、橋本病、潰瘍性大腸炎、クローン病などである。

★腸の絨毛にある上皮細胞には、ある一定の大きさ以上のものは体内に吸収させないという、「ふるい」の構造になっている。ところが前述したグルテンのグリアジンには、この「ふるい」の働きを弱めてしまうゾヌリンという物質の分泌を促す作用がある。そのため腸漏れが発生しやすくなる。

★グルテンそのものが神経障害を引き起こす。小脳性運動失調症、多発性神経症などの不随意運動を伴う神経症、筋肉が痩せてくるミオパチー、自律神経失調症、頭痛、手足のまひなどの脊髄障害のミエロパチー、乳児の低緊張症、てんかん、脳幹障害、原因不明の運動失調など。

★小麦アレルギー反応がある人は、ほかの食品にもアレルギーを起こしやすくする性質がある。

卵、牛乳、コーヒー、チョコレート、米、ジャガイモ、大豆などのアレルギーを誘発することがある。だから小麦を食べるのを止めると、これらのアレルギーが消えるという。

★パンに含まれる他の危険な物質

砂糖、人工甘味料のアスパルテームやスクラロース、果糖ブドウ糖液、ベーキングパウダー、着色料、化学調味料、遺伝子組み換え小麦、農薬のクリフォセートやネオニコチノド系のもの。これ等は皆体への悪影響が懸念されているものである。

特にマーガリンやショートニングの油脂類は植物油を常温で半固形になるように、人工的に水素を添加して作ったもので、トランス脂肪酸となって、ガン、動脈硬化、不妊、聴覚障害、免疫障害、糖尿病、心臓病、うつなどの発症に関与している。日本では野放しだが、欧米ではもう十数年前から規制されている。

5、何故牛乳を止めた方がよいのか、その訳は

★衛生上の理由から、超高温殺菌、高温殺菌、低温殺菌のいづれかで加熱してあるために、酵素の活性が失われ、タンパク質も変性して、消化・吸収がされにくくなる、ビタミン・ミネラルも壊れてしまうものも多い。

★見た目を良くしたり、飲みやすくするために、ホモジェナイズ処理といって、圧力をかけ、高速撹拌などして、脂肪球を細かく、均質化させるが、それによって酸化したり、トランス脂肪酸が出来たりする。

★牛のエサには遺伝子組み換えの穀物が使われ、ホルモン剤、抗生剤が投与されていて、牛乳の中にそれらの成分が含まれている。

★牛乳に含まれているタンパク質の80%がカゼインである。日本人の85%の人は、これを消化する酵素を持っていないので、腸の中で未消化物として溜まり、腸内に炎症が起こりやすい。また便秘、下痢、中耳炎、頭痛、慢性間接リュウマチ、全身の炎症も起こりやすい。

更に腸で未消化物は異物として認識されて、アレルギー反応を誘発し、鼻炎、副鼻腔炎などが発症することも多い。

★牛乳のカゼインが不完全な分解のままだと、カソモルフィンというモルヒネ様物質が出来て、

その作用でいつも飲みたくなったりする。また脳神経に作用し、精神不安や神経障害、排尿トラブル、呼吸機能を乱したり、眠気を招いたりする。昼食に摂ると午後眠くなる。

★カゼインは胃の中に入ると、胃液と反応して、カードと呼ばれる乳餅、即ちタンパク質の塊が作られる。これがビタミンやミネラルの吸収を妨げる。特に鉄分の吸収が悪くなる。ビタミンやミネラルの吸収が悪いと、過食気味になったり、肥満、疲労感、無気力感なども起こることがある。

★牛に含まれているカルシュウムは、多くはカゼインと結合しているために、腸で吸収されにくい。また牛乳は加熱処理されているので、カルシュウムはリン酸カルシュウム塩というものに変わっているため、有効に使われない。更に牛乳のタンパク質は腸内で窒素の残留物となって、血液の中へ吸収されていくと、血液が酸性化に傾こうとするので、体は平常の弱アルカリ性を維持するために、骨からカルシュウムを動員し、中和しようとする。牛乳を飲むとカルシュウムが体内で増えるどころか、減少するという事が起きるのである。

★牛乳に含まれている乳糖を消化する酵素はラクターゼと云うが、欧米人と異なり、日本人の85%の人はその酵素を持っていない。農耕民族として発展してきた歴史的体質がそこにある。これを乳糖不耐症と呼んでいるが、飲むと、下痢したり、ガスが溜まったりする。消化不良を起こす。しかし生まれてから二歳頃までは、うまい具合に母乳を飲むため、ラクターゼが体内で作られている。

★牛乳には牛の赤ちゃんを急成長させるようにIGF-1という成長ホルモンが含まれている。

また搾乳のときの乳腺炎を防止する為に、抗生物質が投与されている。またアメリカの牛は遺伝子組み換えのホルモンを打たれている。エサも遺伝子組み換え穀物が使われている。  牛乳を飲むと、グルテンの未消化物から、ニトロソアミンなどの発ガン物質がつくられる。また牛乳には比較的多くの不飽和脂肪酸やリンが含まれている。

以上のことから、乳がん、前立腺ガン、甲状腺、膵臓、副腎、動脈硬化、腎障害になるリスクが高まる。特に最近は乳がんとの関連が問題視されている。

6、過去にもこのパンや牛乳に関して問題提起している本があった

★ウイリアム・デイビス博士の著書「小麦は食べるな!」はアメリカで130万部のベストセラーとなった本で、これがいまの小麦の実態だと、その影響の恐ろしさを訴えた。

★デイビット・パールマター博士の著書「いつものパンがあなたを殺す」これまたベストセラーとなった本で、その数々の害の真実を伝えている。

★新谷弘実博士は著書「病気にならない生き方」の中で、書いているのは、「・・・牛乳を飲んでも体に良いことは何もない・・・」と。腸のファイバースコープを開発し、30万人の腸を観察してきた博士の実体験からの言葉である。

★フランク・オスキー博士は著書「牛乳には危険がいっぱい」の中で、牛乳の組成と健康被害の実態について、述べている。ニューヨーク州立大学やジョンズ・ホプキンス大学の医学部の教授や小児センター所長などを務めた人である。

★久司道夫氏は著書「マクロビオティック食事法」の中で、乳製品の体への影響について述べている。久司道夫氏は東京帝国大学政治学科を出て、食養家の桜沢如一氏との出会いから、厳しい玄米菜食主義をアメリカで普及に努めた人である。

7、まとめ

1)小麦といえば、パンだけでなく、うどん、そうめん、ラーメン、スパゲッティ、
ピザ、まんじゅう、ケーキ、お好み焼き、たこ焼きなど日常的に食卓に乗る食材
である。牛乳にしても、乳製品として、チーズも、ヨーグルトも広く食べられて
いるものである。これ等をすべて断つことは至難の決意が必要になることだろう。

しかし今回取り上げた内山葉子先生は自分の医院で、多くの体が不調な患者さん
たちに、実際に治療して、得た成果から、書かれたのがこの本である。
また書かれた背景には多くの海外の文献も読み、見聞を広めたことが覗える。
小麦製品と乳製品を三週間摂るのを止めると、不具合が消えて、体が生まれ変わ
るという。

2)ことパンや牛乳が、我々は体に良かれと思って食べているものが、逆に体を蝕ん
でいるとは、今回、驚愕した人も多いのではなかろうか。実際に学校の給食では
長年日本の子供たちは食べているし、医者や栄養士も推奨しているではないか?と
誰でも素直に肯定できないに違いない。しかしこの本には実例報告も載っている
し、日本で学校給食でパンや牛乳を摂るようになってから、アレルギー症が子供
に増え始めたのも事実である。また給食をパン、牛乳、肉食主体から、和食に切
り替えることによって、学校のいじめや非行が無くなったという事例もある。
それを推進した人は大塚 貢氏で長野県上田市の教育委員長だった人である。

3)農耕民族として、何千年間も命を繋いできたのは、米や穀物を主食として、その
土地で採れる魚や野菜、豆、海藻を食べてきた日本人の食性にパンや牛乳が適し
ていないことは、理解できそうなものである。

4)今回この記事を書いていて、思いつくことは、今まで自然のまま育っていた小麦
も、牛乳も人工的に改良されて、変質しているために、人間の体には異質のもの
として、受け入れられて、生体を狂わせて、結果的に疾病となっていることで
ある。更に体にとっては、異物を処理できないために、腸内環境の悪化が一番の
問題である。ましてや農薬、食品添加物、マーガリンなどで複合汚染されていて
は、どんな難病に体が侵されても、不思議ではない気がする。特に精神や神経組織
を狂わすのが気にかかるし、現代医学の盲点ではなかろうか。

5)体を構成する60兆個の細胞は食べ物によって、作られている。体は一大化学工場
であって、良い食べ物は良い細胞を作り、悪い食べ物は悪い細胞を作る。この良い
食べ物によって、我々は命を繋げるのである。日本人の体質にはパンと牛乳は必要
ないことを理解することが先決である。

6)囲碁に「これも一局の碁」という言葉がある。盤上での戦い方にはいろいろあっ
て、その人の考え方が出てきてもおかしくない。人間は生まれて、物心がついて
からは、毎日が選択の連続である。しかしこれから百歳まで長生きしたいのであれ
ば、やって良いことと悪いことは健康知識のある人は選択できる。しかし情報が
不足している人には、選択の余地が少ない。どうして私がこんな病気に罹ったの
だろうかと、病気になってから、嘆く人が多い。日本人はイワシの群れだ、と
言ったアメリカの経営学者がいる。みんなで渡れば怖くないという事では、済まさ
れないのが、パンと牛乳ではなかろうか。「これも一つの生き方」であるとして、
済まされてよいだろうか。人は生きてきたようにしか死ねないというけれども。

おわり


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健康へのトビラ VOL.13

NPO法人健康を考えるつどいが年4回発行する機関誌。

2017年12月1日発行、Vol.13。

Vol131

Vol133


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健康への道しるべ 講演会

2017年11月24日、静岡県男女共同参画センター「あざれや」にて講演会があり、参加して来た。

演題は『がんの原因と予防法』、講師は東京中野区の渡辺病院・医院長  渡辺 完爾先生。

主催は、健康生活研究会(代表・増田 桂子 氏)。

↓ 14時開始、まず増田代表の挨拶

↓ 講演会風景

内容を抜粋すると、

■ がんとは?
1、細胞の病気。
2、がんは細胞増殖の異状を伴う。
3、がん細胞は無秩序な分裂増殖と不死化を特徴とする。
4、すべてのがん細胞はそのDNAに異状が起きていて、細胞分裂を制御している
遺伝子やDNAの修復に関与している遺伝子が、変異を起こして正常に機能
しなくなることにある。

■ がんの予防
1、食べ過ぎない事、腹七分。
2、ビタミンCの補給
3、血液循環改善 → 金魚・毛管・合掌合セキ・背腹(西式健康法)
4、酸素を十分取り入れる事 → 裸体操・温冷浴
5、便秘の解消・宿便の排除 → スイマグ

↓ 会場内では絵手紙展やチャリティーバザーも行われた。

↓ ”かつらこ”の似顔絵コーナー

「かつらこ」が増田さんのペンネームとは知らな人が多い。

講演会は盛況のうちに閉幕した。

先生はじめ関係各位に感謝・感謝です。


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健康への道しるべ 第130号

健康への道しるべ 第130号 心と体の健康生活:平成29年11月10日発行
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昭和2年に西勝造先生が公表された『西式健康法 』 が、90周年を迎えた。

その遺訓 (その3)が紹介されている。

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142


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自律神経の乱れが体の不調を招く

自律神経の乱れが体の不調を招く BY   2017-11-15 豊岡倫郎 氏

1、体の不調は自律神経の乱れかも

体全体に張り巡らされている神経組織にはいろいろ種類があるが、その中でも自律神経が正常に機能していないと、体は不調を来すし、病気の原因にもなる。その複雑な仕組みを理解して、健康管理に生かしてゆきましょう。

2、神経の種類

神経には大きく分けると、二つの種類がある。一つは中枢神経、もう一つは抹消神経に分けられる。末梢神経はさらに体性神経と自律神経に分けられる。体性神経には神経は身体の各部を自分の意志で動かすための神経で、例えば見たり、聞いたり、話をしたり、手足を動かしたり、物を食べたりするとき働く神経で、知覚神経と運動神経とがある。

一方自律神経は自分の意志とは関係なく働く神経で、例えば心臓が動く、唾液が出る、汗が出る、胃腸や肝臓、腎臓などが働いているなど、生命の恒常性を維持する働きをしている神経である。

3、自律神経とは

自律神経と呼ばれているものには、二種類あり、ひとつは交感神経、もうひとつは副交感神経である。この二つは互いに拮抗しあうような形で働いている。このふたつの神経をコントロールしているのが大脳にある「視床下部」という場所である。さらに視床下部はその上部にある「大脳辺縁系」と「大脳皮質」とも連携しながら、機能している。

交感神経は朝起きてから日中にかけて、体が活動するときに優位に働き、副交感神経は夕方になって、くつろいだり、夜眠っているときに優位に働く神経である。

よく自律神経のバランスが崩れているとか、乱れているという表現が使われているが、その意味は、日中働くべき交感神経が、異常に興奮したり、逆に弱すぎる場合や主に夜中に働く副交感神経が過度に興奮したり、逆に弱すぎたりしている場合、更に交感神経と副交感神経の働きのレベルのバランスが崩れていることをいう。

理想的な交感神経と副交感神経の働きのバランスとは、いま便秘外来診療で有名な小林弘幸博士によると、1対1もしくは1対1.5を保ちながら、適度なレベルで働いているのが理想という。

4、こんな症状で悩んでいませんか

疲れる、だるい、めまい、不眠、頭痛、冷え、動悸、息切れ、顔のほてり、肩こり、食欲不振、便秘、下痢、発汗、ふるえ、吐き気、いらいら、血圧上下、不安感などありませんか。

これ等の症状を病院へ行き訴えて、いろいろ検査を受けても、特別変わったところはありませんと、医者に言われるケースがよくある。そして自律神経失調症かもしれませんねぇと。

自律神経の器官支配様式図というものがあって、それを見ると首の頸椎の一番から腰椎の五番更に仙骨に至るまでのそれぞれの椎骨と椎骨の間から出ている交感神経及び副交感神経がそれぞれ分担して、各臓器や器官と繋がっていて、脳との間で情報のやりとりが行われていて、体の働きをコントロールしている。

5、自律神経を狂わす要因は何か

■自律神経とストレス・・・精神的ストレス、構造的ストレス、化学的ストレス、温度
湿度、ストレスがある。精神的ストレスといえば、仕事や人間関係、困りごと、悩み
などである。化学的ストレスとは、食物やカフェイン、飲み物に関するものである。
構造的ストレスとは骨格や筋肉などの歪み,偏りなど。温度・湿度ストレスとは暑さ、
寒さ、風,音などである。ストレスが及ぼす負のスパイラルには次のふたつがある。

★ストレス→交感神経昂進→白血球の一種である顆粒球が増加、リンパ球減少→
活性酸素増加、→免疫力低下。

★ストレス→交感神経昂進→血管収縮→血流低下→酸素不足や新陳代謝低下→器官、
組織の機能低下。

★また副交感神経が昂進するとリンパ球が増えて、免疫力が高まる。しかしリンパ球が
増え過ぎるのも、免疫の抗原が敏感になりすぎて、アレルギー疾患を起こしやすく
なる。

前述したように交感神経と副交感神経が適度に高くて、拮抗している状態が良いので
ある。

  • 自律神経と便秘・・・交感神経が過剰だと腸が動かなるタイプの便秘になる。 逆に副交感神経が過剰だと腸が収縮するタイプの便秘になる。便秘になれば、腸内環境は悪くて、消化吸収機能も低下し、質の悪い血液しか作れないから、ドロドロ血液が体内に流れて行き、新陳代謝が低下する。血流も当然悪いし、血管自体も傷んでしまい、疾病の温床と化する。
  • 自律神経と睡眠不足・・・睡眠不足だと副交感神経のレベルを低下させて、自律神経のバランスが崩れて、血流も悪くなり、全身機能が低下する。即ち夜寝ているときに、副交感神経が働いて、消化吸収活動が行われるのであるから、それを阻害してはいけない。
  • 自律神経と薬・・・殆どの薬は交感神経を昂進させるから、なるべく薬は服用せずに、自分で治せる病気は、自分の力で養生するに越したことは無い。
  • 自律神経と健康体操・・・加齢と共に副交感神経のレベルがどんどん低下してゆく。健康体操にもいろいろあるが、その内容には骨格の矯正、深い呼吸、適度の筋肉の強化、経絡の刺激、血流の潤滑化が含まれていて、いつでも、どこでも、容易に、短時間で実行できるものがよい。これらの条件をすべて満たしているのが自彊術体操である。特に骨格の歪みの矯正と深い呼吸は自律神経の調整には欠かせない。何故なら体は酸素不足を感じると、脳への酸素供給を優先する為に、交感神経が優位にして、末梢の血管を収縮させる。だから深い呼吸をすると、酸素量が増えるので、副交感神経が優位になって、血管を拡張させる。いつもうつむき加減の姿勢では浅い呼吸しかできないから良くない。また骨格の歪みは各椎骨の間から派生している神経の働きを狂わせてしまう。股関節や仙骨のズレも大いに関係しているから、留意が必要。
  • 自律神経と体液の酸性とアルカリ性・・・酸性体質は交感神経を昂進させる、アルカリ性体質は副交感神経を昂進させる。だから玄米、菜食をしている人は体液がアルカリ性に傾くから、自律神経失調症にはならないと言われている。
  • 自律神経と食べ物・・・どんな健康法でも、食物を抜きにしては考えられない。食べ物で体質を酸性化するものは自律神経のバランスを崩すことは前述したが、カフェインの含まれるコーヒーや緑茶などは交感神経を極度に刺激するから、避けた方が良い。また大食や間食は胃腸に負担を強いて、休息する暇を与えない。アルコールや甘い飲み物、お菓子、冷たいもの、肉食、食物繊維不足は腸内環境を悪くしてしまい、それに便秘が加われば、もう自律神経を混乱させる要因が複雑に絡み合って、どんな病気が発症してもおかしくない。負のスパイラルの典型である。
  • 自律神経と性格・・・自律神経失調症になるような人の性格はこうである。即ち我が強く、自分中心で、人の言うことを聞き入れない、つまらないことを気にする、余計なことを気にする、心にヨロイを被ってしまうような人が罹るという。
  • 自律神経とホルモン・・・緊張したり、興奮するとアドレナリンが過剰に分泌されて、体は本能的に防御態勢に転じる。そんな事が日常的に発生すると、あらゆる器官に悪影響を及ぼす。逆に気持ちがリラックス状態の時や嬉しいことや楽しい時はエンドルフィンという脳内ホルモンが出て、毛細血管を広げ、血流が良くなる。

6、自律神経のバランスを保つには

上述した第5項の説明事項に留意すること以外に、更に付け加えるならば、●日頃から平常心を保ち、心に余裕を持った生活習慣を心がける。●笑いを忘れず、快活に振る舞う。笑うと副交感神経が昂進して、免疫力が高まる。怒れば血液がドロドロ化する。●腹式呼吸が副交感神経を高める。●手指の爪の生え際の両端を揉む。●腸を冷やさない。●指圧療法で該当のツボを押す。天柱、湧泉、労宮、内関、百会、手三里などを押す。●好きな音楽を聴くなり、友人と旅行するなり、趣味を持ち、前向きに生きる。

7、まとめ

  1. 自律神経の安定のポイントは、ストレスを溜めない、健康体操で骨格の矯正と深い呼吸、悪食で腸内環境を乱したり、宿便を溜めないこと、この三つが重点項目である。
  2. もうひとつ強調したいことは、安易に薬を服用しないことである。自分の不摂生を改めようともせず、薬で解決しようとする心構えはいただけない。すべての生活習慣病の病根はその間違った生活態度にあることを再考してほしいものである。
  3. 現代社会では精神的ストレスに満ちていて、避けることは難しいから、ストレスに強い人間になるには、日頃から見聞を広め、いろいろな経験を多く積んだ方が良いと思う。
  4. こんな人とは、一緒にランチもしたくない、温泉にも行きたくないというときは、こちらの気分も悪くなってしまい、副交感神経が低下するから、避けるに越したことは無い。逆に一緒にいると、楽しい気分にしてくれる人とは大いに付き合うがよい。
  5. 酒、コーヒー、甘いもの、肉は自律神経を乱すものばかりだが、これらにどっぷり浸っているのが現代人の日常生活である。これら間違った生活習慣を改めない限り、健康生活は望めない気がする。
  6.  お酒の飲み過ぎは最悪の生活習慣の一つである。交感神経を昂進させ、副交感神経を低下させる結果、血管の収縮し、アルコールの分解時に水分が不足し、血流を悪くし、血管の内皮を傷つけダメージを与える。また顆粒球が増加して、それが死滅するときに活性酸素を大量に発生させる。その結果血管は硬化し、血液はドロドロ化になり、脂肪分は過酸化脂質に変化して、動脈硬化を招き、血管が詰まりやすくなってしまうから怖い。
  7. 加齢と共に自律神経の副交感神経の働きは徐々に低下してゆく。しかし交感神経の働きの低下は少ない。女性はなぜ男性より長生きするのか、その理由のひとつは、加齢による副交感神経の低下が男性より10年遅いからだということが解かった。如何にして副交感神経の働きを維持し、交感神経を昂進させることを避けるかが健康を左右する要点なのである。  おわり

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健康への道しるべ 第129号のご紹介。

健康への道しるべ 第129号のご紹介。

平成29年10月10日発行。

昭和2年に西勝造先生が公表された『西式健康法 』 が、90周年を迎えた。

その遺訓(その2)が紹介されている。

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142


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だんだん良くなるムラタの体操

NPO法人 明日の健康を考える会が発行する機関誌『医食同源』2017年10月1日号に、金沢在住の「百まで歩こう会」村田 敏明氏が連載する「だんだん良くなるムラタの体操」なる記事がある。

村田氏は健康に関する情報を分かり易いマンガでも紹介し、自ら実践している。

一度金沢でもお会いし、坂出にも講演会の講師で来ていただいた。

↓ マンガの一部をご紹介


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誤嚥性肺炎は怖い (2017/10/17 By 豊岡倫郎 氏)

1.日本人の死亡原因

現在の日本人がどんな病気で死亡しているかを知って、自分がどんな生き方をすればよいか、参考にする必要がある。下のグラフは厚生労働省が発表した2016年度の死亡原因を示す。
今迄四位だった肺炎が三位になり、肺炎のひとつである誤嚥性肺炎について、解説する。

2.誤嚥性肺炎とは

物を飲み込むことを嚥下(えんげ)と云い、口から食道へ入るべきものが気管に入ってしまうことを誤嚥(ごえん)という。誤嚥性肺炎とは嚥下機能障害のために、食べ物、唾液、胃液などと一緒に、細菌を気道に誤って吸引することによって、発生する肺炎をいう。


3.誤嚥性肺炎の死亡数

調査によると、肺炎で亡くなった方の97%が65歳以上の高齢者で占められていて、またその高齢者の肺炎の内の70%以上が誤嚥性肺炎だと云うから怖い。

年間総死亡者数は約130万人であるが、それから推計しても誤嚥性肺炎で亡くなる人が如何に多いかことか。我々の健康管理上の一大重点注意項目として、上げねばならないのである。

4.喉(のど)の構造

右の図は食道と気管と喉頭蓋を横からの略図で示しているが、左側下方の太く丸い部分が喉仏で、甲状軟骨で出来ていて、右斜め上方の細くなっている部分が喉頭蓋である。呼吸をしているときは、気管部分は開いているが、口から物を飲み込んだときは、喉頭蓋が気管をふさいで、食道の方へ食べたものが流れてゆく仕組みとなっている。

5.何故高齢者に誤嚥性肺炎が多いのだろうか

  • のどを動かす筋肉は40歳代を過ぎるころから徐々に衰えてゆく。70歳を過ぎる頃になると、喉の筋肉や感覚がすっかり弱くなり、飲み込むタイミングにズレが生じ、飲食物や唾液が誤って気道に入りやすくなる。
  • 通常、声帯は開いているが、食道の入り口は閉じている。物を飲み込むと、喉頭が引っ張り上げられて、喉頭蓋が倒れて、声帯が閉じて、食道の入り口が開く仕組みになっている。

この開閉の切り替えには、周辺にある顎二腹筋、茎突舌骨筋、顎舌骨筋の三種の筋肉が連係して、喉頭を引き上げることで、わずか0.5秒のタイミングで行っている。要するに、これ等の筋肉が加齢と共に衰えていくと、飲み込む力も衰えて、誤嚥が起きてしまう訳である。

6.誤嚥を起こしやすい状況

  • 痰が絡む、●よくムセる、●声がかすれる、●錠剤が呑みこみにくい、●声が小さい、●胃液が逆流する、●飲み水が気管に入る、●知らぬま誤嚥と言って、睡眠中に唾液や胃からの内容物が軌道に入る。

7.誤嚥性肺炎の症状

  •  何となく元気がない。●食欲がない。●発熱、逆に発熱しないケースも多い。●咳が出る。
  • 膿のような痰が出る。本人が気づかない事が多いから、誰か気づいてすぐ対処が大事である。

8.誤嚥性肺炎の診断

明らかに嚥下機能障害から発生している場合は、レントゲン写真、CTで肺炎像を確認する。他に白血球の増加や炎症反応をチェックするなど。

9.治療

抗菌薬を用いた薬物療法が基本となる。呼吸状態や全身状態が不良の場合は入院治療となる。

また同時に口腔ケアの徹底、嚥下指導を受け、トレーニングすることも必要となる。

10.生活上の注意点

  • 高齢者や中枢神経系障碍者など寝たきりの人は、慢性的に繰り返し発症することも多い。
  • いろいろな薬常用者も発症に関連性がある場合もあるから服用を医者に伝える。
  • 口腔内の雑多なバイ菌を含んだ唾液を誤嚥するケースも多いから、口腔内を清潔にする。

11.予防策

根本原因の誤嚥を起こさないための予防策は色々あるが、例えば・・・・

●姿勢を正して、ゆっくりと、よく噛んで食べる。テレビなど見ながら飲食しない。●口腔内のバイ菌の発生を防ぐため、歯磨きを徹底する。
●食事の後、すぐに横にならない。
●生活習慣を見直して、禁煙、規則正しい生活、栄養バランスをとり、免疫力を
高める。
●嚥下訓練としては、のどの持つ「飲み込み力」、「発声力」、「呼吸力」の機能を
強化する為には、のど仏の筋肉を意識して、水を飲み込む訓練、のど仏を意識
して、勢いよく息を吐く訓練、お腹に手を当てて、腹式呼吸で「あ、え、い、
お、う」と大きな声で発声する。高い音程の歌を歌うとよいなど他にもいろいろ
訓練法がある。
●医学的に動脈硬化と飲み込み力とに関連性があり、動脈硬化にならないように
気を付ける。
●誤嚥を起こす人は平均より10年寿命が短いと言われている。

12. まとめ

西式健康法や自彊術の体操には、首を上下、左右、前後に倒す動作があるし、頸椎の歪みを矯正し、胸郭を広げる動作もある。日頃から健康体操をして、全身の筋肉も、骨格も、呼吸器も、血流にも配慮している人とそうでない人では、長い年月の間にここでも格差がでるのは、当然な気がする。

おわり


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健康法実施の6大原則 その基本から外れないように

健康法実施の6大原則 その基本から外れないように

2017-9-15 豊岡倫郎

1、溢れている健康情報

いまテレビ、新聞、雑誌には健康に関する放送や記事が載らない日はないくらいに、巷には健康情報が溢れている。そもそも皆さんは学校教育で習った保健科目の知識だけで、社会に出てから死ぬまで、健康的な生活を営むことができると、お考えですか。私は否だと思って、この大きな問題点に少しでも応えられたら良いとの思いから、15年以上前から毎月1回公民館で、健康問題に関心がある方たちに、健康講座を開いている。

2、なぜいま健康法実施の6大原則をとりあげたか

健康情報が溢れ、人々はあれが良い、これが良いと、健康法を実行している人も多い。また生まれつき健康で、病気をしたことのない人達は、健康問題に無関心で、それが永遠に続くと勘違いしている。でも実態は糖尿病や高血圧、心臓疾患、脳疾患、ガンなどの所謂生活習慣病の人たちで、病院へ行くと溢れかえっている。

ではその歯止め策は何かといえば、予防策しかないのである。医者の一服のさじ加減で病気が完治しないから、病人が溢れているのである。この事実を軽視してはいけない。

3、健康法実施の6大原則

病気の具体的な予防策より大事なことは健康問題に対する心構えである。今までいろんな健康情報を皆さんに発信してきたが、人それぞれの生き方や価値観、性格が異なるために、せっかくの情報も生かされてないことを長年痛感していたので、ここに改めて説明したい。

(1)原則その1・・・誰にでも適用可能な普遍性を備えている事

老若男女、即ち年齢、性別、体質など問わず、誰でも安心して実行できることである。例えば体質的に酸性体質とアルカリ性体質があるし、陽性と陰性体質、冷え症と暑がり症、肥満と痩せ型、男性と女性、若者と老人などいろいろ体の特質が異なる人でも安全で、成果があがるものでなければならない。

(2)原則その2・・・長期的に見ても支障が起きない事

一時的には効果が期待できるが、それを長期間実行すると、逆に害が出るものが多いから要注意。例えば一過性の病気ならそれでも良いが、慢性的な病気の時は、一時的に症状は軽減されても、何年も継続していると、逆に害を及ぼすものもある。

(3)原則その3・・・総合的でバランスを保つものである事

総合的であるべきとは、「群盲象を撫でる」ではいけない。また石川県が生んだ哲学者の西田幾多郎は言っている。「ただ一つの思想を知るということは、思想というものを知らないというに同じい」と。私は今まで幾多の健康法の本を読んできたが、その多くの健康法は、これさえ実行すれば、健康になると、書かれている。

しかし病気を招く原因は一つではなく、多くの場合、いくつかの要因が影響しあい発症している。日本人はとかくイエスかノーかと、決めつけたがる悪い癖がある。例えば内科の病気でも、骨格の歪みから発症しているケースがよくある。そんな時にいくら薬を飲んでも解決する筈がない。即ち病気になるのは三大原因である精神、運動、食事のいづれかに異常がある時である、しかもこの三つは総合的に繋がりを持っている。体の生命維持機能はトータルシステムとして、働いているのだから、「木を見て森を見ない」検量の狭さがあっては解決しない。

次にバランスを崩さないようにすることである。漢方では体のバランスの崩れ、それが病気だと言っている。例えばストレスを感じると、自律神経の交感神経が昂進して、体調を崩してしまう。逆にもう一つの副交感神経が昂進する状態の時も、これもまた好ましくない、この二つの神経が拮抗して、バランスを保っているときが健全な姿なのである。

精神状態ばかりでなく、筋肉や骨格のバランス、体液の酸性とアルカリ性のバランス、摂取する栄養素のバランスなど重要な要素はいくつもあるから、すべて配慮する必要がある。

(4)原則その4・・・自然の理に適っている事。

人間は何千何万年の間、自然界の中で生き抜いてきた関係から、厳しい自然環境に適応して、体が作られている。いくら文明や科学が発達したとはいえ、自然界の摂理からかい離したことを続ければ、必ず体の摂理も狂ってしまうのである。

農耕民族で温帯地方に住み、米を主食にして、野菜や魚を常食して作られた身土不二の体質がある。にも拘らず、戦後の高脂肪、高蛋白の肉や乳製品を中心とした高カロリーの欧米食は日本人の体質に合わないから、ガンをはじめ生活習慣病やアレルギー疾患を発生させて、いまだ留まる気配はない。

もうひとつ大事なことは、自然界の野生の四足の哺乳動物と人間の大きな違いは、何かといえば、人間は衣服を着ている、火食している、運動不足である、自然界にない化学加工の食品を食している、精製されたり、エキス化されたものを食べている、化学加工の汚染物質を体に取り込んでいる、保健治療薬を飲んでいる、二本足で歩くなどである。これ等はみな本来体に備わっている生命維持機能や摂理を狂わすものばかりである。

これ等の中でも自然の理に適うためには、「生きたものは生きたものに養われる」というのが生物界の大原則である。火食ばかりでなく、火を通さない生の食物と生水を摂取しないと生命力の衰えが早いのである。

(5) 原則その5・・・重点的で、効率を考えること

あれが良い、これが良いと振り回されないためには、それが上述した四つの原則に照らすと、どういう位置づけにあるのか、更に体に及ぼす効果が高いのか、低いのかという事を見極めることが必要である。些末なことをいくら続けていても、ピント外れのことをいくら続けていても労多くして効果なしでは、救われない。逆に健康を害することになることもある。

重点的にやれ!と言われても、健康法に関する知識を持たない人は困惑するだけだと思う。

「無知は死を招く」という言葉がある。冒頭で書いたように、長寿を全うするために最低限の健康知識を持っていないと、生き延びられない時代であるという事を認識してほしい。

こういう類の人たちは、何かあれば医者へ行けばよいの一点張りである。無知だから医者に治してもらう病気と、自分で治す病気があることを知らない。選択肢がないのは無策に等しい。

(6)原則その6・・・悪事は良事を駆逐すること

いくら体に良いことを毎日せっせと実行していても、一方では体に悪いことを平気でやっている人が多い。例えば酒、たばこ、甘いもの、肉食、食品添加物、大食、運動不足、肥満、便秘、ストレスなどを止めたり、解消しない限り、これら悪しき事に足を引っ張られて、せっかくの良い事も生かされず、健康にはなれないことを肝に銘じてほしい。

4、まとめ

(1)何が必要かを知ろうとしない、全体を見渡せてない、気づきの精神がない、軌道
修正ができないような人達は、まず健康に立ち向かうスタンスから見直すことが
必要なのである。

(2)自然界で生かされている事に感謝する気持ちを持つ。命を繋いでくれる食べ物は
何かを知り、ひと時の口福に酔いしれ、体を苛めるような傲慢な姿勢を改めない
と健幸はない。

おわり


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夢道場

NPO法人健康を考えるつどいが運営する健康会館で太極拳を教えておられる谷澤 信子先生の記事が、読売 ”さぬきネット” に載ったのでその記事をご紹介。

「地域のお年寄りが気軽に出かけられる場所をつくりたい」との想いで、高松市の谷澤 信子さんが坂出市川津町の実家の納屋を利用して憩いのスペース『夢道場』を開設した。

「健康」、「癒やし」をキーワードに体操教室、娯楽などの活動の場を提供している。・・・アト略

利用料は基本的にお茶代として300円

問合せは谷澤さんまで・・・☎  090-1577-7355


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”写真で綴る” 自彊術を創り育てた人達

金沢市にお住いの豊岡 倫郎氏の著書『写真で綴る自彊術を創り育てた人達』をご紹介する。

発行は”ヘルシーライフ研究所 豊岡 倫郎”
〒921-8151 石川県金沢市窪2丁目82番地
TEL/FAX:076-241-4998

自彊術の創始者・中井 房五郎氏は明治12年2月香川県坂出市高屋町に生まれ、昭和6年10月53歳にて逝去された人物。

現在53,000人もの会員がいる公益社団法人自彊術普及会だが、創始者の地元でこの健康体操を知る人は殆どいない。

自彊術は、治療法が土台になっているという点において、ただの体操ではないところに大きな特徴があり、この健身術を創った中井房五郎は天才手技療法士でした。

発表されたのは、1916年(大正5年)で、彼は医療制度が未だ不充分であった時代に、現在の按摩、指圧、整体、カイロプラクティック、マッサージ等をミックスした数百種に及ぶ手技療法で難病を治したと言われる伝説的存在の人でした。

その治療法に代わるべきものとして、氏により案出された31の体の動かし方が「自彊術体操」。

この偉人を紹介しようと、自彊術を長年実践されている豊岡氏が自ら書かれた著書を送ってくれました。
ありがとうございました。

現在、NPO法人健康を考えるつどいが運営する健康会館のスクールメニューにも自彊術があり、倉敷の佐野 典子先生(奥伝)と高松の山本先生が指導に当たられている。


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健康新聞

東京都中野区で渡辺医院を開業している院長・渡辺 完爾先生が年4回発行する季刊誌をご紹介。

渡辺先生は父上の代から主として西医学に基づく治療を行う医師。

西医学とは、昭和2年(1927年)に西勝造先生が公表された「西式健康法」を基礎とする。

その西式健康法を「健康新聞」で紹介している。

↓ 平成29年8月4日発行・第523号 表紙


■ 発行:年4回
■ 定価:1部300円、年額1,000円(送料共)
■ 問合せ:電話=03-3362-9171、Fax=03-3362-9173


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健康への道しるべ 第128号のご紹介。

健康への道しるべ 第128号のご紹介。

平成29年08月25日発行。


昭和2年に西勝造先生が公表された『西式健康法 』 が、90周年を迎えた。

その遺訓が紹介されている。

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142


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健康へのトビラ Vol.12

NPO法人健康を考えるつどいが発行する機関誌 ”健康へのトビラ”  第12号” を発刊しました。

■ 健康講演会の話題は、金沢市の村田 敏明氏による『介護老人にならない! 法』

■ 8月18日からの夏期合宿の案内


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健康への道しるべ 第127号のご案内

健康への道しるべ 第127号 心と体の健康生活 平成29年6月25日発行

 


『 闘病奮闘記 』By  安曇野市在住 百瀬 稔 氏
・・・から一部抜粋

え~ 大腸ガンから一年、元気です!

昨年3月、地元の赤十字病院ドックで貧血と便潜血の指摘を受けた。その前も便潜血が+であり、主治医は様子を見るとの事だったが、心配だったので大腸カメラをすると

・・・アト略

その他記事に「手相でわかる病気と運勢 その1」等など。

 

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142


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健康をあきらめない! こうすれば病気は治る!

■ 日 時:2017年7月22日(土)9:00~16:30、8:30 開場

■ 場 所:レグザムホール(香川県県民会館)

■ 主 催:おむすびの会、問合せ・087-881-2323

■ 受講料:前売り 2,000円、当日 2,500円



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薬の副作用は怖い

薬の副作用は怖い    2017-6-15 豊岡倫郎

1、年々増加する国の医療費

厚生労働省が公表した2015年度の医療費は41.5兆円となり、前年比3.8%増えた。その内調剤医療費が5兆9783億円で、前年比11.3%増で、そのなかのトップが血圧降下剤で、4953億円、次が抗ウイルス剤の4139億円と続く。

2、薬に依存する日本人

今は高齢化社会で、お年寄りは体のあちこちに不具合が起きて、医者へ行くと、不具合の数に応じて、どっさりと薬袋をもらい、それらの薬を服用しても、長引くばかりで、医療費ばかりが嵩んでゆくのが実態である。更に問題なのは、何種類もの薬を長期に亘って飲んでいると、その副作用で、別の病に侵されて、命を縮めかねないのである。これを医原病と呼んでいる。 東京大学大学院医学系研究科教授の秋下雅弘氏の著書「薬は5種類まで、中高年の 賢い薬の飲み方」という本が話題になっている。多種の薬を飲むことを戒めている。

3.今必要なのは薬に関する正しい知識

いま生活習慣病を患っている人が激増している。例えば糖尿病は予備軍を入れて、2210万人、高血圧症4000万人、脂質異常症3200万人、これが三大生活習慣病である。何故こんなに患者数が多いのか、答えは簡単である。症状を緩和させても、これ等の病気を完治させる薬がないから、一生飲み続ける羽目に陥るのである。
そこで問題なのは、これらの人たちが服用している薬の副作用がないのだろうかということである。昨年秋に大橋巨泉さんが亡くなったのを契機として、医療問題が話題となり、マスコミがこの件に関して、詳しく日本の医療事情の特集記事を発表し始めた。週刊現代が以下の記事を掲載した。上述の三大生活習慣病に関する薬の副作用のことである。
■コレステロールを下げるスタチン剤についての記事1■総コレステロールの基準値とは
日本動脈硬化学会が定める基準値は、総コレステロール値が220以上は、高コレステロール血症という。しかしこれには多くの異論があり、次ページ右上のグラフを見ると、判るように低い方が死亡率が高いのである。コレステロールを下げる薬として広く使用されているのがスタチン剤であるが、急性で横紋筋融解症という命にかかわる病気がある。この病気に罹り、命がけの闘病生活と医療告訴を行ったのが、福田 実氏の著書「私は薬に殺される」である。これを読むと、薬に対する知識を持たずに、医者の薬を何の疑いも無く、飲み続けることの怖さをしみじみと感じさせるのである。
長尾クリニックの長尾和宏院長によると、急激な横紋筋融解症でなくても、徐々 に筋肉が低下していったり、筋肉痛になったり、肝機能が低下したり、酵素の働きを低下させるため、免疫力低下、ガンや認知症のリスクも高まるという。

■もうひとつ、コレステロール値と死亡率の関係について、日本動脈硬化学会と日本脂質栄養学会、良識派医師との間で論争があり、疑わしい病人を調査対象から除外したりして、作成されたのが、左下の表である。自治医科大学が発表したもので、160~200mg/dlの範囲の人を1として、200~240mg/dlの範囲にあっても、死亡率が低いことが見て取れる。特に女性の場合は、240mg/dl以上でも死亡率が低いのである。逆に160mg/dl未満の低コレステロールの人が死亡率が高いことが分かった。下の表は週刊現代に掲載されていたコレステロール値と死亡率の関係グラフである。


■下の表は主な高血圧症の薬に関する誤解という名で週刊現代に掲載されたものである。殆どの患者たちはこれらの薬を長期間服用しているから、副作用には留意が必要である。そもそもいまだに高血圧の基準値に関する論争は続いていて、70歳を過ぎた人の場合は上の値が140近くでも異常値ではないという意見が多い。

■下の表は糖尿病の薬に関する週刊現代の記事である。昔インシュリンが開発された当初は、 これでもう糖尿病の患者は無くなると 言われたものだった。しかし患者が 2,220万人もいる現実の姿に、何を思うかである。

4.無知は死を招く

今回この記事を書くに当たり、前述した本以外に参考にした本は次の通りである。

  • 田村豊幸著  「薬の副作用にやられないための本」
  • 岡田正彦著 「薬なしで生きる」
  • 丹羽靭負著            「クスリで病気は治らない」
  • 近藤 誠著  「クスリに殺されない47の心得」
  • 船瀬俊介著  「医療大崩壊、もうクスリはのめない、医者には行けない」
  • 安保 徹著 「薬をやめると病気は治る」

    また下に掲げた表紙の本は現代医学の医者や薬剤師の方々の「良心の叫び」である。正に薬はリスクである。

3. 薬から離脱するには

いわゆる生活習慣病は長年の間違った生活習慣によって、育まれてきた病気であるから、そう簡単に医者の一服のさじ加減で快癒するものではないことは、皆さんは百も承知している筈。その内、今度は薬の副作用によって、本来の病気以外の、本人も予想だにしなかった病気に罹り、死を早めるケースも多いのである。そもそも生活習慣病の薬というのは、症状を解消する対症療法である。血圧の降圧剤しかり、糖尿病の薬しかり、コレステロール降下剤しかりである。これ等の病気を招いた原因は、過食、酒の過飲、甘い糖分の摂りすぎ、肉類の過食、運動不足、ストレス、過労などに起因するものであるから、これらの原因を先ず解消する対策を採るのが本筋である。薬の服用者は自分の心の中の理不尽さに気づかないとは、どうしたことか。

4.薬に関するワンポイントアドバイス

  • 薬は体にとっては本来異物であり、毒であること。
  • 長く服用を続けると、耐性が出きて、だんだん効かなくなる。
  • 一般に薬は自律神経の交感神経を昂進させるから、免疫力の低下など諸病につながる。
  • 漢方薬といえども副作用があること。よく便秘症の人が、センナやアロエを飲んでいるが、民間薬でも、副作用がある。
  • 今自分が飲んでいる薬が、体に入るとどんな働きをするのか、副作用は何かを調べて、納得した上で服用すべきで、医者の言葉を鵜呑みして、悪いようにはしない筈と、過信してはいけない。今は情報化社会で、インターネットやスマホでなんでも調べられる。
  • 薬は5種類までという本を紹介したが、別の本には3種類までと書いてあるものもある。食品添加物もそうだが、何種類も体にいっぺんに入ると、化学変化で本来体が持つ免疫力や自然治癒力、ホメオスタシス(生命恒常性維持機能)を狂わせて、生体がガタガタになる。
  • 高血圧の降圧剤で血圧が下がればよいというものではない。真の原因の動脈硬化や肥満などから、体が危機感から上げざるを得ないのに、薬で血圧だけ下げても、根治にはならない。
  • 70歳を過ぎると、体力、免疫力、酵素などの分泌量も半減するのに、働き盛りの大人と同じ用量はおかしい。
  • 勝手に薬の服用を中止すると、体に異常が出ることもあるから、必ず医者に相談してみる。

5.まとめ

1)私の持論の一つは、「悪事は良事を駆逐する」である。せっかくいろいろ健康
療法をしていても、片方で、毎晩酒を飲んでいては、治るものも治らない。

2)病気になって、反省する様子もなく、言い訳ばかりする人がいる。食べるの
が、飲むのが、好きだから止められないと。健康法において、好きだの、
嫌いだ等と、言っていては、前進はない。健康法は良いか、悪いかの基準が
大事なのである。「甘えの構造」はいけない。

3)血圧やコレステロールの基準値を設定する関係者、即ち厚生労働省、製薬
業界、医師会などの間では、基準値のレベルを厳しくすることによって、薬
の売り上げや診療費などの収入が跳ね上がるという。病人にされて、薬の
服用を迫られ、副作用で命を縮めることのないようにしたいものだ。

4)薬に関する正しい知識を身に着けて、薬漬けの生活からの脱却策をいち早く
実行する時代であることを痛感する次第である。

5) 紙面の関係で省略したが、風邪薬、胃腸薬、睡眠薬、精神安定剤、鎮痛剤
などについても、問題点が多いことを付け加えておきます。

6) 日本は狭い。本当に病気を治したければ、現代医学を習得した医者で、薬を
使わずに生活習慣病を治している医者は沢山いるから看てもらったらよい。
今回取り上げた三つの生活習慣病ほど悪い生活習慣の改善で治りやすい病気
はないのではなかろうか。

おわり


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アトピー、花粉症になる人、ならぬ人

1、増え続けるアトピー、花粉症の人達

アトピー症700万人、花粉症2,000万人。これが今の日本の現実の姿である。特に最近は大人のアトピー症の患者が増えてきた。これらの病気になる人、ならぬ人の差はなんなのだろうか、考えてみることにする。私達の子供のころはこんな病気で悩んでいる人は、クラスには一人もいなかったのに。

2、アトピー、花粉症とはどんな病気なのだろうか

そもそも人間の体には、自然治癒力とか、免疫力とか、恒常性維持機能とかが備わっていて、怪我したり、外部から異質なものが入ってきたり、感じたりすると、治したり、排除したり、働きを修正することができる。

では先ずアレルギーとは、体に何か物が入ってきたとき、それに対して体内で起きる過敏な反応であって、その反応が体にとって、有害なものであるものをいう。そういう反応の持ち主をアレルギー体質の人と呼ぶ。アレルギー体質の人の血清にはアレルギー反応を起こさせる特別に物質があり、それを免疫グロブリン、すなわち抗体という。これにはいくつかの種類があるが、ここでは通称IgEという抗体が関係するⅠ型アレルギー性疾患について述べる。

またアレルギー性疾患を引き起こさせる物質をアレルゲン、すなわち抗原と呼ぶが、これらの物質には、花粉、ダニ、ハウスダスト、動物の毛、卵、牛乳、魚、大豆、化学物質、その他いろいろあり、人体の皮膚、呼吸器、食道などから体内に入ってゆく。

アレルギー反応発症のプロセスは次のとおりである。

アレルギー原因物質の抗原体内侵入 → 抗原提示細胞が抗原捕獲 → 抗原提示細胞が免役反応を起こす → Th2細胞を活性化 → インターロイキン4を産生 → B細胞にIgE抗体を作らせる → アレルギー反応発症

ただ抗原提示細胞が免役反応を起こすときに、Th2細胞を活性化だけでなく、一方ではアレルギーを抑えるTh1細胞をも活性化させるが、その働きがTh2細胞よりも弱い時に、アレルギー反応が起きるという。

3、アトピー皮膚炎発症の仕組み

一般に皮膚の弱い人がアトピーになりやすいといわれているが、皮膚表面の角質層の防御機能が低下して、皮膚に付着した微生物や皮膚の内側に入り込んだアレルゲンが、体内のマスト細胞の表面に待機しているIgEとアレルゲンが反応して、マスト細胞から炎症を引き起こす物質であるヒスタミンを放出したり、ロイコトリエンやサイトカインという物質を作り出す。その結果炎症ばかりでなく、体内のいろいろな器官や臓器に異常が発生する。

4、アトピー皮膚炎の素因

●抗原となる食べ物、ハウスダスト、ダニ、花粉などいろいろ。

●免疫力の低下

●睡眠不足

●ストレス

●不規則な生活

●偏った食事・・・肉類、野菜、タンパク質、油の多いもの、過食など。

●チョコレートや甘いお菓子、お酒、たばこなど嗜好品。

●化学製剤・・・食品添加物、医薬品、化粧品、農薬、排気ガス,煤煙、粉塵等。

●体内に活性酸素の発生

●生まれつき弱い体質

5、一般的アレルギー治療法

血液検査、食物負荷試験、皮膚検査などでアレルゲンを特定し、アレルゲン排除したり、避ける生活。

抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬などはアレルギー症状を抑える。代表的な薬に、副腎皮質ホルモンのステロイド剤がある。しかしこの薬は副作用が強く、長期間の使用は問題が多いので要注意。

減感作療法によって、アレルゲンとなっている物質を確認し、徐々に免役を作り出してゆく手法。

皮膚のスキンケアの実行。清潔にしたり、保湿する。

6、少数派療法

上述した一般的な療法は主に対処療法であって、根本的な治療法はまだ確立されていないのが実情である。その証拠に患者数は減らないし、逆にどんどん増加していることが如実にそのことを証明している。そんな中で、いくつかの有力な少数派の治療法を紹介する。

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●故甲田光雄博士による西式甲田療法(左端の本)の「アトピーの健康合宿に学ぶ」大阪大学医学部卒業。

この本で紹介されている内容は、アレルギー疾患を患っている人は、腸に宿便をためていて、腸管内に異常発酵や腐敗が続き、その為に産生された有害物やガスのため、胃腸粘膜にビランや微細なキズが出来て、その結果タンパク質が最終段階まで分解されず、分子が大きな状態で腸壁から吸収されてゆく。その結果体内では異物として、アレルゲンとなって、反応を起こすという。花粉やハウスダストも鼻やのどの粘膜から鼻汁やたんと一緒に食道に入り、腸から

体内に吸収されてゆき、反応を起こす。従ってもはやこれらアレルゲンとなりうる物質を防ぐことは不可能であるから、腸壁の炎症を治癒させて、侵入を防ぐ治療法である。長年多くの患者の治療法として実施してきた西式甲田療法によって、アトピーであれ、花粉症であれ、治療効果を上げた。具体的には甲田医院に、1995年と1997年の二度にわたり、子供たち、夫々20名、17名が入院して、現代医学の皮膚科の先生方も驚く成果を上げたのだった。その内容は「医事新報」や日本アレルギー学会総会でも報告された。

●下関市立中央病院の永田良隆著「アトピーは和食で治せ!」(写真中央の本)鹿児島大学医学部卒業。現在同病院の嘱託医。

今まで一万人以上のアトピーの患者さんを治療してきた実績から、その治療法と効果は全国的に知れ渡っている。その治療方針は、食べ物にはアレルギー反応を起こすものと、アレルギーを抑える食べ物があるということ。卵、肉類、乳製品、油を使った揚げ物類などを止めて、伝統的な和食に戻すというもの。それで思い当たることは、アトピー患者が増えてきた年代を思い起こせば、誰でも気が付くはずである。欧米食と学校給食が盛んになった時が、其の始まりだったのであることに。

●土佐清水市の土佐清水病院院長の丹羽靭負(ゆきえ)著「アトピーがぐんぐん良くなる本」(写真右端の本)京都大学医学部卒業。

知る人ぞ知る活性酸素の世界的権威で、活性酸素除去酵素(SOD)の開発者として有名。

アトピーの主因は活性酸素である主張している。活性酸素発生の要因として、上げているのは

加工食品、紫外線、放射線、医薬品、食品添加物、粉じんや排気ガス、酒、たばこ、ストレス、

便秘、過労などで活性酸素が体内に過剰となった状態で、欧米食の肉食や油を使った食事によって、体内で活性酸素によって脂肪分が過酸化脂質に変わる。するとアルデヒド基が角質層の保湿機能を破壊して、乾燥肌となり、アトピー発症につながるという。もちろん他のダニ、ハウスダスト、食品アレルゲンの関与も否定していない。

7.アトピー症の病状の変遷と複雑性

●40年前まではアトピー症といえば、乳幼児がかかる病気で、小学生になれば、自然に治ったものだ。

●ところが今は乳幼児から青少年、中年、高齢者にまで、年齢を問わず発症している。

●発症する体の部位もバラバラで、場所を選ばずという。

●症状も単純なものから紅斑,肥厚苔癬、落屑、結痂、皮疹炎症、糜爛、皮膚萎縮、結節性痒疹などいろいろある。

●よくなったり、また再発したり。高齢になって突然発症したりと、発症の誘因が複雑。

8.アトピーや花粉症になる人、ならぬ人の違いとは

前述した三冊の本やその他の資料を調べた結論として、こんな人が罹り易いと言えるだろう。

●過食や偏食で胃腸を酷使してきた。

●便秘や宿便停滞で、腸壁が糜爛している。悪玉菌で腸内環境が悪い。

●卵、肉、乳製品や油を使ったフライなどを摂りすぎ。

●生まれつき皮膚が弱い体質である。

●冷たいジュース、アイスクリームやビールなどの摂りすぎ。母親が妊娠中に冷たいものを摂りすぎると生まれる子供は罹病の確率が高い。

●生活環境面では、排気ガス、粉じん、ハウスダスト、ダニ、花粉など。および薬品、洗剤、化粧品、農薬、食品添加物、マーガリン、ショートニングの入ったパン、店屋物フライなど。

●疲労や睡眠不足、ストレス。自律神経のバランスが崩れている。副腎の働きが弱い。

●甘いジュース、お菓子類、コーヒー、チョコレート。

9.アレルギーに強い体質を作るには

前項で指摘した悪い生活態度の反対のことを行うことである。即ち

●腸をきれいにする。一日二食の少食にし、便通をよくする。糜爛のない腸壁にする。

●活性酸素の体内発生の少ない生活を心がける。過酸化脂質はいけない。

●高脂肪、高たんぱくの欧米食から和食へ。タンパク質の消化不良、腐敗は怖い。

●甘いもの、冷たいものは避ける。甘いもの、冷たいものの害は怖い。

●アレルゲンを排除する。

●規則正しい生活、疲労や睡眠不足、ストレスのない生活へ。

●全身運動となる健康体操をする。手軽に15分で出来る自彊術などがよい。

●空気のきれいな環境に住む。都会に住むの人の方が罹患率が高いのは煤煙、粉じんによる。

10.まとめ

●閾値(いきち)という言葉がある。これをアレルギー症に例えると、いろいろな悪い条件や基準値が体の制御の限界を超えて、オーバーフローすると、発症するということ。だから良くなったり、また悪くなったりするのもそのためである。現代は食生活も生活環境も人体の健康を害するものが溢れている、いつ誰がこれらアレルギー症を発症しても不思議ではない。

●こんな時代を生き抜くには、無知であってはいけない。医者の言うことを鵜呑みにしていては、医者や薬に殺されてしまう。医者に直してもらう病気と自分で治すべき病気の区別を判断できる知識を身につけなくてはいけない。健康のことをもっと知ろうと心がける人が少ないのが現状である。これでは病人は減らない。

●以前私がある有名な103歳の人のことを健康講座で話をしたことがある。するとある妙齢のご婦人がこんな感想をもらした。「世の中、平等ではないですねぇ・・・」と。このご婦人の想いは、誰でもみんな長生きできたらいいのになぁ・・」という単純な気持ちだったかもしれないが。しかし私にしてみれば、長生きする人は、努力して、健康に配慮した生活をしてきたから、長生きできたのである、病気で短命に終わる人は、平気で間違った悪い生活が原因であったことを、理解してほしいものである。

人間の体は一大化学工場に例えることができる。体に入る食べ物が悪いものであれば、作られる筋肉、血液も、血管も臓器も粗悪なものになるのは当然である。質の悪い素材がインプットされれば、アウトプットされる製品も粗悪品になることは、誰でも理解できるはずである。自然界の摂理や、生体の生理は、何人であるかを問わず、平等に体内で化学変化が起きるのである。

●毎日テレビでは、やれグルメだ、スイーツだと騒いでいる。全国どこの都市へ行っても、郊外には、焼き肉、ラーメン、お好み焼き、ファーストフード、ファミリーレストラン、回転ずし店などが立ち並んでいる。食品スーパーの店頭には、菓子パンや店屋物のフライが所狭しと並ぶ。果たしてこれ等の食品で長寿をまっとうできるだろうか。

●「内皮は外皮に通じる」という言葉がある。アトピーや花粉症は腸内の粘膜の悪化が皮膚の表面に出てきたのである。腸壁のただれを治すことがまず先決である。

おわり

2017-5-17 豊岡倫郎


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健康への道しるべ 第126号 のご紹介

健康への道しるべ 第126号 心と体の健康生活 平成29年4月25日発行

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104歳 希望にあふれる日々の暮らし ・・・から一部抜粋

静岡県湖西市に在住の佐原さんは、90歳の時、書道展の作品を見て「すごいなぁ~」と感動し、それをきっかけに90歳の手習いで書道を始めた。

それだけでも凄いのに、師範の資格を目指して益々「書」に打ち込み、とうとう昨年11月に103歳にして師範免許達成しました!・・・・アト略

発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31

Tel:054-245-8141   Fax:054-245-6142


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人生が3倍楽しくなるヨーガ

日本ヨーガ道友協会 会長 倉本 英雄 先生の新著書をご紹介。

四国新聞社「健康新聞」に連載されていたものをまとめたご本。

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20170518145508179_0001
発行:森林舎

発売:西日本放送サービス

 

 

 


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糖尿病は万病の元 By 豊岡倫郎 (2017/4/10)

1.激増する糖尿病患者

いま糖尿病の人が890万人、糖尿病予備軍の人が1320万人いると言われている。合計すると2210万人にも上る。どうしてこんなにも増え続けているのだろうか。医学が進歩したといっても、糖尿病も治せない、動脈硬化も治せず、心臓の冠動脈にカテーテルを通して、網目状のステントを入れて、なんとか生命を維持させている実情を見るにつけ、どこかおかしい。

2.何故糖尿病患者が増え続けるのか

答えは簡単である。糖尿病を根治させる薬が今でもないからである。1921年にカナダの開業医のバンティングとベストという助手が犬のランゲルハンス島から膵臓エキスを抽出し、瀕死の14歳の糖尿病の少年に注射し、命を救ったのがインスリンというホルモンの使用の始まりだった。それはバンティング・ベストの奇跡として、永遠に名を残し、ノーベル賞を受賞したのだった。インスリンホルモンが人工的に作られるようになってからは、当時これからはもう糖尿病患者はいなくなると、言われたものだったが、どっこいその考えは甘かった。そもそも生活習慣病といわれる糖尿病にしろ、動脈硬化症による高血圧症にしろ、高コレステロール症にしろ、症状を緩和する薬は有っても、根治させて、もう治ったから、薬を飲む必要はないですと、医者から言われた人がいないことは、皆さん周知の事実である。これらの病気はみな間違った生活習慣が招いたものだという事実を容認すべきなのである。

3.糖尿病とは

糖尿病には二種類あり、Ⅰ型糖尿病は、何らかの理由で、膵臓のランゲルハンス島のベータ細胞が破壊されてしまい、全くインスリンが分泌されないために起きる病気で、自己免疫やウイルス感染が関係すると言われている。若い人に多く、日本で年間500人位発症する人がいるが、インスリン注射によって、普通の人とさほど変わらない生活をすることが出来る。

一方Ⅱ型糖尿病はおもに過食等の生活習慣が原因で、徐々に発症するもので、膵臓のインスリン分泌機能が完全にダメになったわけではないが、不足気味になったり、その働きが悪くなったために、高血糖値になるものをいう。昔から、経験的に食べ過ぎや肥満が関係していることは気付いていたが、病気の進行を止める術もなく、ゆっくり死を待つしかなかったのである。

4.糖尿病の病態とは

ここから以降は全てⅡ型糖尿病について記述する。我々が毎日の食事で摂るご飯やパン、芋などの糖類は胃腸で消化、吸収されて、ブドウ糖となるが、いったん肝臓にグリコーゲンとして貯蔵されていて、血糖値が下がってきたり、体を動かして大量にエネルギーを必要としているときに、またブドウ糖に分解されて、血液中に放出されるという万全のシステムが出来ている。

そして膵臓から分泌されたインスリンの助けを得て、血液中のブドウ糖が細胞膜を通過して、細胞内でエネルギーに転換されて、活動エネルギーの源となる。

ところが糖尿病になるような人には、次の二つの原因が考えられるのである。

その1・・・インスリンの分泌量が不足しているために、ブドウ糖が細胞内に取り込まれない。

その要因としては、長年の過食で膵臓が疲弊してしまった。或いはストレスを受けて、交感神経が亢進し、膵臓を痛めつけ弱っている。こんな状態ではインスリン不足で、いつまでも血液中にブドウ糖が溢れていることになる。

その2・・・インスリンは分泌されるが、何らかの原因で、ブドウ糖が細胞内に取り込まれず、血液中に取り残されてしまう。これをインスリンの感受性の低下とかインスリン抵抗性という。そもそも細胞膜にはブドウ糖が流れてきたら、それをキャッチして、取り込もうとするブドウ糖トランスポーターというセンサーが働く。もうひとつ細胞膜には、インスリン受容体があって、ブドウ糖をキャッチしてくれる。しかしこれらがスムースに機能してくれないと、ブドウ糖は細胞内に入れないのである。その原因としては体内に脂肪組織が増える為だという。太った人が糖尿病になるのはそのせいである。しかし明確な原因はまだつかめていない。

細胞内に取り込まれたブドウ糖はエネルギーとして使われる以外の余分なものは、体内脂肪となってしまうし、細胞内に入り込めなかったブドウ糖は尿と一緒に体外へ捨てられてしまう。

糖尿病患者の末路は、体がだんだん痩せて行くのは、ブドウ糖をエネルギーとして、体内に取り込めないからである。

5.糖尿病の診断に使われる血糖値とは

通常血液100mlあたり70~110mgの範囲で一定に保たれている。健康な人は食後でも最高値は180mg程度に抑えられていて、食後2時間も経つと、元の値に戻る。糖尿病の診断が下される血糖値は、

★朝の空腹時 正常値は100mlあたり110mg未満。糖尿病は126mg以上。糖尿病予備軍は110~125mg。

★75gのブドウ糖を飲み、2時間後の糖負荷試験の場合 正常値は140mg未満。糖尿病は200mg以上。糖尿病予備軍は140~199mg

★ヘモグロビンA1c(これは赤血球のヘモグロビンにブドウ糖の結合したものの割合をパーセントで表したもので、過去2~3カ月の平均的血糖値を知ることが出来る。)

ヘモグロビンA1c(HbA1cと表示) 正常値は4.3~5.8パーセント。この基準も時々変わる。

6.糖尿病の治療方法

1)現代医学での一般的な治療法

★食事療法・・・そもそも発症の最大の原因が食べ過ぎにあるから、糖尿病と診断されたら、病院で講習を受けて、その指導書に基づく食生活を実行することになる。総摂取カロリーやら、食品の種類、量など守らないといけない。

★運動療法・・・発症の二番目の原因が運動不足によるエネルギーの過剰とみなされている。

これも病院からの指導を受ける。

★薬物療法・・・その人の体質やその程度などを考慮して、医者が判断して決められるが、経口経血糖降下薬の主なものは、

・インスリン分泌促進薬で、膵臓に作用してインスリンの分泌を促す。

・グルコース吸収遅延薬で、小腸粘膜に作用して、糖の消化を抑制して、吸収を遅らせて、食後の高血糖値を抑える。

・インスリン抵抗性改善薬で、インスリンは分泌されていても,インスリンの効きが悪い状態を改善する。

2)医薬に頼らない治療法の数々

漢方薬によるもの、運動療法によるもの、食事療法によるもの、民間療法など幾つもあるが、

現代医学を習得した医者でありながら、独自の治療法を確立して、実績をあげている治療法

もある。その内、次の二つを紹介する。

★「糖尿病には薬は要らない」森田トミオ著、宝島社発行、著者はフリージャーナリスト。西式健康法の渡辺医院の故渡辺正博士、お茶の水クリニックの森下敬一博士、甲田医院の故甲田光雄博士の治療法など記載している。

★「糖尿病は薬なしで治せる」渡邊昌著、角川書店発行、著者は慶應義塾大学医学部客員教授。

自分自身の重度の糖尿病を薬なしで治した体験と糖尿病に関する医学情報を網羅している。

渡邊昌先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7.グリセミックインデックス(GI値)とは

食品によって食後の血糖値の上がり方に差が有るから、特に糖尿病の人は、血糖値が直ぐ上がるものは最初に食べないで、後回しにするなどするとよいという考え方が有る。

白パンを食べた後の血糖値変化を100として、それに比べて各食品の血糖値の上がり方を、パーセントで表示している。確かに白米に比べて、玄米や全粒粉は相当低いし、食物繊維の多い物も値は低い。ただこの数値は2~3時間の間の測定値を基に作られていて、4~5時間後に急激に血糖値が上がる食品もあり、これにこだわり過ぎるよりも、総量を減らすことが大事。

これに関連して血糖値スパイクという事が言われだした。これは一言で言うと、食後急激に血糖値が上がるような人は、食後眠気をもよおしたり、集中力を欠いたり、糖尿病になり易いとか言われるが、これも結局食事の在り方を改善することが必要。

8.糖尿病の合併症

今では健康診断制度が普及していて、誰でも年に一度位は医者で血糖値を測ってもらえるから、自分の血糖値がどれくらいか知っている筈である。

しかし医者から警告を受けても、初期の段階では、何も体の異常を感じないから、酒は美味いし、食欲はあるし、体のどこも痛くも痒くもないから、油断してしまう。ところが体内では深く、静かに病状は進行しているのである。糖尿病は一過性の病気ではないから、深化して悪化してゆくだけである。

ではどんな症状が出るか、初期から重度の症状、合併症までをランダムに列挙すると、

  • 体が痒い、●傷の治りが遅い、●歯茎が浮いて歯周病で歯が抜ける、●首の後ろぼんのくぼに、赤い湿疹が出る、●手足が冷える、●顔の皮膚が白い粉を吹く、●のどが渇く、●頻尿になる、●尿が泡立つ、尿量が多い、●汗が香ばしく酸っぱい臭いがする、●目の網膜に眼底出血など異常が出る、●足がしびれたり、痛い、●インポになる、●腎臓から蛋白が出る、●足の神経感覚が鈍る、●体重が減ってくる、●食欲が増進する、●甘いものが食べたい、●動脈硬化になる、●血圧が上がる、●体内のタンパク質と糖分が結合して、終末糖化産物(AGE)が生成されて、老化を早めて、シミやシワが出来る、●体がだるい、●てのひらが赤っぽい、●顔のこめかみの下が腫れている、●壊疽になる、●免疫力低下し、肺炎など感染症にかかりやすくなる、●脳卒中や心筋梗塞の危険性増大、●水虫になりやすい、●かみそり負けする、●コムラ返りなど。

これらの症状や病気に共通している病根は何かと云えば、毛細血管などの血管に欠陥が出たからである。血中に糖分が多いと、毛細血管が溶けて消失する。そして大きい血管も随時ダメになってゆく。そして動脈硬化が進むと血管の内壁にカルシュウムが沈着することが起きることも有る。所謂石灰化である。すると益々血管が狭窄化して、心筋梗塞が起きやすくなる。血液中に酸性の糖分が多いと、体の恒常性機能がそれを中和しようとして、骨からカルシュウムが抜けて、血液の中に出てくるからである。骨自体もこの現象に加えて、骨芽細胞の再生能力の低下やカルシュウム摂取量の不足が重なって、骨粗しょう症に気を付けねばならない。

 

9.根本治療とは何か

1)食事の改善

大食が原因であるから、少食にする。しかし既に糖尿病になってしまった人には、これだけでは改善しない。毛細血管を再生しなければならないから、お薦めは前述した本に掲載されている西式甲田療法である。即ち朝食抜きの二食で、玄米と生野菜汁中心の少食自然食である。そして西式の健康体操をする。水分補給はビタミンCが豊富な柿茶を飲み、血管強化する。

2)運動療法

前述の渡邊昌先生の本に詳しく、何故運動しなければならないかを実体験をもとにして、詳述しているから、読まれるとよい。ただ余分なカロリー消化させるだけではなく、新陳代謝活発化、そしてインスリン感受性を高めるのである。それには散歩などよりも自彊術がよい。

というのは、前自彊術協会の会長をしていた故近藤芳朗博士は東京大学医学部を出て、母校の内科の講師まで務めた人であるが、中年になって糖尿病に罹り、それを自彊術を知り、実行したところ、快癒してしまったのである。そしてこんな素晴らしい健康体操をもっと世間に広めたいと、活動を起こした。現在全国で55000人の人達が、教室に通い体操している。

勿論糖尿病が治ったという体験談も多い。家の中で15分もあれば、手軽に、簡単にできるから、試してみたらよいと思う。

3)-精神的支柱の確立

酒に溺れ、食欲に負け、怠惰になり、進取の精神に欠け、ただひたすら医者や薬にすがりつく姿勢を改めない限りには、健康は取り戻せないだろう。何事も知ろうとしないのは退歩の始まりである。自分の健康は自分で守るという信念を持ち、自己管理を貫く姿勢が大事。

 

10.糖尿病治療薬の副作用

どんな薬にも多かれ少なかれ必ず副作用が有る。

★グルコース吸収遅延薬では、低血糖症状、腸閉塞症状、肝機能障害、おなかが張る、下痢、便秘など。

★インスリン分泌促進薬では、疲弊した膵臓にムチ打って、分泌を促すわけだから、そのうち段々出なくなってしまう。決して膵臓の働きを回復させるわけではない。副作用も低血糖、貧血、肝障害、白血球減少などある。

★インスリン抵抗性改善薬では、黄疸、肝障害、浮腫など。

★肝臓からのブドウ糖の放出を抑える薬がある。低血糖、消化器障害、倦怠感、筋肉痛、など。

★最近使われだした新薬「SGLT2阻害薬」がある。インスリンの分泌を促す従来の薬とちがい、尿中の糖を体内に吸収させるたんぱく質の働きを邪魔し、体外に出して血糖値を下げる。利尿作用があり、体重を減らす効果もあるとして注目されている。国内で6製品が販売され、専門家によると10万人以上が服用していると推定される。ところが朝日新聞が各社の調査を集計したところ、約3700人で約4800件の副作用報告があった。うち重篤なものは皮膚障害、尿路感染症、脱水症など630件で、10人が死亡していたという。

これらの薬は決して膵臓の機能を回復させるものではない。ひたすら血糖値を下げる働きだけである。これら薬を服用していても、糖尿病は進行してゆくことを知らねばならない。そして最後の手段として使われるのが、インスリン注射である。

 

11.あまり知られていない糖尿病によい話

★有名な食事療法家の東城百合子の「自然療法」という本によれば、240ページの糖尿病という項目に書かれていることは、・・・糖尿病の根本原因は、肝機能が参ってしまって、糖の貯蔵調整がうまくできなくなった為である。肝臓が弱っていると、グリコーゲンとして蓄えることが出来ないから、調整が出来ずにいると、膵臓も繋がっていて、働きが弱る。だから先ず肝臓を強くすることが先決である。ご主人様の傲慢で、出鱈目な、間違いだらけの負いきれない負担を、無理やりに背負わされる下僕の内臓こそ哀れであると。絶対君主であってはいけない。体の悲鳴に耳を傾けよう。

★同じような話は西式健康法の西勝造先生の本にもある。即ちどれだけ大食、美食していても、肝臓の強い人は動脈硬化型になり、弱い人は糖尿病型になると書いている。

★糖尿病に良いという食べ物は沢山あるので、参考までに列挙すると、

  • 玄米に小豆を入れたごはん、●小豆とコンブとカボチャの煮たもの、●生のタマネギ、●食物繊維の多い物、●ミネラルのひとつのクロム、亜鉛、●苔のひとつシメジ、●ビタミンCの多い柿茶、●五種類以上の生野菜ジュース、●タウリンが糖代謝によい、

★毛細血管と付属のグローミューというバイパスの再生のためには、毛管運動は欠かせない。

★骨格の矯正。糖尿病になる人は、胸椎の11番に異常が有る。胸椎の8番と9番の右圧痛。

 

12.まとめ

1)日本人の1万年前からの生存過程では、飢餓の連続であったが故に、遺伝子に刷り込まれてい

るのは、飢餓に強い体内システムが出来上がっているということ。ところが飽食の時代に入る

と、過剰摂取糖分を処理するシステムが体内にはないが為に、糖尿病が増えてきたのである。

2)糖尿病は一部遺伝するというが、それでも諦めずに努力すれば、体質を変えられると思う。

3)糖尿の人が食べてはいけないものは、脂肪酸の多い肉類、揚げ物類、マーガリンやショートニ

ングのトランス型脂肪酸はインスリンの働きを低下させる最悪の食品である。

4)糖尿病の人は普通の人より10年寿命が短いという。血管がダメになり、新陳代謝も悪いから、

ガンにもなり易い。認知症には普通の人より3~5倍なり易い。正に万病の元である。

5)面白い事に、死亡原因の統計を見ても、死因に糖尿病という名前が出てこない。何故だろうか。

統計上の死亡原因は糖尿病の合併症で死ぬから、その病名で載っているからである。

6)私は健康法に関心を持ってから、もう何十年も幾多の人の生き様と死に様を見てきたが、つく

づく思うことは、「人は生きて来たようにしか死ねない」ということ。

7)最近医学界で言われ出したことは、糖尿病は予防する時代になったという。1年に一回健診を

受けていれば、初期の段階で発見できるのであるから、その段階で適切な対応策を講じれば、

治癒することも可能である。必要なのは、これではいかんぞと、慢心し、続けてきた間違った

生活習慣を断ち切る大英断である。

8)ひとつの情報だけで、物事を決めてはいけない。特に命に関することは、慎重を期したいものである。もっと知ろうとする求める心を持たない者には、明日の健康は付いて来ないのではなかろうか。いつも思うことは、私ならこうするのにとなあ。無知は死を招く。

9)先月に糖質制限食について、詳細説明したので、あえて今回記述しなかった。ところがこの記事を執筆中に、文藝春秋五月号が発売された。その中に前に取り上げた「日本人の体質」の著者の医師奥田昌子博士が「日本人は糖質を制限するな」という記事が掲載されていた。その内容を要約すると、日本人は昔から食事の80%を炭水化物で摂っていた為、インスリンの量が欧米人に比べて半分以下の量で賄える体質だっが、1960年代以降に脂肪の摂取量の増加と共に、糖尿病が増加の一途を辿っている。そして内臓脂肪が増えると、インスリンの働きを悪くする悪玉物質のTNF-αを分泌する。だから糖質制限よりも脂肪摂取を控えるべきだと。因みにTNF-αは血圧を上げ、動脈硬化を促し、血液を固まりやすくする悪玉物質なのでもある。

おわり


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健康へのトビラ Vol.11

NPO法人健康を考えるつどいが発行する機関誌 ”健康へのトビラ”  第11号” を発刊しました。

健康へのトビラ Vol.11-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健康へのトビラ Vol.11-2

健康へのトビラ Vol.11-3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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今見直されている毛細血管の重要な働き

今見直されている毛細血管の重要な働き 2017-1-20・By 豊岡 倫郎 氏

1.毛細血管とは

1)心臓から出た血液は動脈を通って、何本ものだんだん細く枝分かれして、毛細血管になって、体内の細胞まで到達すると、そこで酸素と栄養分を補給し、炭酸ガス、老廃物を受け取り、今度は細い静脈の毛細血管に受け継がれて、段々太い静脈に合流して、心臓にまで戻ってくる。

2)その所要時間は凡そ45秒前後で、皆さんの想像以上に早く、でないと生命維持
できない。

3)毛細血管はその名の通り、毛の様に細くて太さは5~8ミクロン(1ミクロンは千分
の1mm) で赤血球がやっと通り抜ける位である。そして体全体の血管の総長さは
10万キロメートルあるが、その内の99%を毛細血管が占めている。

2.テレビで矢継ぎ早に報道され始めた毛細血管の話

昨年秋からNHKの「ためしてがってん」や民放2社などでこの毛細血管の重要性が放送されて、また本や雑誌にも記事が書かれ出した。

直近では金沢医科大学の赤澤純代准教授(次ページに写真掲載)が民放のテレビに出演して、更に国民の間に関心が高まっている。この毛細血管の重要性については、後述するが、昭和の初めに既に西式健康法の創始者西勝造先生がその重要性を論述していたことなのである。

3. ゴースト血管の発生原因とは

毛細血管が薄くなったり、消滅してしまった状態はまるでゴースト化、即ち幽霊の様なので、ゴースト血管と呼ばれている。

では何故ゴースト血管が発生するのであろうか。その原因として考えられる事は・・・。

★老化現象・・・加齢と共に血管も衰えてくるのは否めない。

★運動不足・・・使わないと血管細胞は私はもう用がないのだと消えてゆく。
廃用性の法則。

★太り過ぎ・・・余計な贅肉にも血管が必要となり、全体のメンテナンスが低下する。

★食べ過ぎ・・・消化活動に血液が注力し、全身の血流が手薄になって、衰えてゆく。

★酒の飲み過ぎ・・・毛細血管を硬化させて、鼻の先や首筋に細い赤い血管が出てくる。

★甘いものの摂り過ぎ・・・典型的なのは糖尿病の人で、血液の中に糖分が多いと、
毛細血管は消滅してゆく。合併症の眼の網膜がやられる、
腎臓がやられる、足の神経組織がやられる、歯茎がやられ
て歯が抜ける、足が壊疽になるなどは、皆毛細血管が消滅
したために起きている。糖尿病にならなくても、甘いもの
好きの人で手のひらが紫色がかっているのは循環不良。

豊岡2017年1月-1 図A豊岡2017年1月-1 図B

 

・ 図A 左            ・ 図B 右

dふぁあだdfdふぁ図Aは手の爪の生え際の毛細血管で、先端まではっきりとしていて、形がはっきり
している。図Bは先端まで血液が届かず、いびつな形で消えかかっている。

図Cは手の毛細血管の正常なものとゴースト化しているものとのイメージ図。

豊岡2017年1月-1 図C

↑ 図C

4.ゴースト血管チェックリスト
あなたはいくつチェックマークがありますか。多いほど血管のゴースト化が
考えられる。

□シミや小ジワが増えた

□顔や足がむくみやすい

□目の下にクマが出来る           赤澤純代豊岡2017年1月-2 赤澤先生

□目が疲れやすい              金沢医科大学

□白髪が増えた               准教授

□冷えてつらい           著書「血管の教化書」

□寝ても疲れが取れない

□爪が割れやすい

その外のチェック方法は、足の内側のくるぶしの下の所の皮膚の表面に赤い細い血管
が出ている。

あるいは、手指の先の指紋のある部分をもう一方の手で押してみて、直ぐ赤みが戻ら
ない時。

4.毛細血管のゴースト化によって発生する病気

★シミ、シワ、タルミ、クスミが増えてくる。

★冷え症になる。

★白髪や抜け毛が起きる。

★骨粗しょう症、腎臓障害、アルツハイマー病、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、ガン
など、どんな病気が出てきてもおかしくない。

5.毛細血管のゴースト化を防ぐには

★甘いものを食べない。血中の糖分で消滅してゆく。

★酒を飲み過ぎない。飲んだ時は血管膨張するが、その後収縮する。段々硬化

してゆく。

★健康体操して体を動かす。じーっとしていれば、体内の血液循環は遅くなり、ガス
交換量も低下して、じり貧となる。百寿者は高齢になっても毎日体を動かしている。

★適正体重を維持する。贅肉に血液を送るムダは止める。太っている百寿者はいない。

★少食の実行。大食すると、胃腸に血液が集中し、他の部分に十分血液が配分されず、
疲弊する。

★血液をきれいにする玄米、生野菜ジュース、小魚、海藻、ゴマや大豆製品中心の少食
で、常に腸内環境を良くする。血流も大事だが、汚濁化してドロドロ血液は血管を
再生できない。

★柿茶でビタミンCを摂る。

★ストレスを溜めない。血管が常に収縮した状態では、血管の再生も不十分になる。

★毛細血管の構造は外側に壁細胞があり、内側には内皮細胞の二層構造となっている。

右の図参照。

豊岡2017年1月-3 壁細胞の内側からアンジオポエチン・1という物質が分泌されていて、内皮細胞の外側にあるTie2(タイツー)という受容体と密着していることによって、毛細血管が機能しているのが正常の状態なのである。
ところが加齢その他の要因によって、アンジオポエチン・1の分泌量が減ってくると、壁細胞の膜が浮いてきて、内皮細胞との間の隙間から、酸素や栄養分が漏れ出して、細胞にまで、到達できずに終わる。
最近の研究で、アンジオポエチン・1の代わりになる物質が見つかり、シナモン(桂皮)、ルイボスティー、沖縄の香辛料のヒハツ(ロンク゜ペッパー)を摂取すると、これを防げることが解ってきた。シナモンやヒハツの一日の摂取量は小さじ半量でよい。何回かに分けて、パンに振りかけたり、スープやみそ汁に入れたり、コーヒーなどの飲み物に入れてもよい。ただし摂り過ぎるのは良くない。

 

6. グローミューが血液循環を左右する

グローミューとは血液は細動脈から毛細血管を通り細静脈へ流れるが、毛細血管を通らずに血液を流すバイパスがある。それを動静脈吻合とか、グローミュー、とかAVAと呼んでいる。
グローミューは1707年フランスの解剖学者レアリ・レアリースによって発見された。その後多くの学者によって体内の諸器官や皮膚内にも存在することが証明された。

体内の血液循環及び毛細血管とグローミューの関連図は下の通りである。
豊岡2017年1月-4 

1)グローミューの働き

我々が急激な寒さにさらされたとき、皮膚は体温を逃がさないようにと、毛細血管は収縮して、白くなる。血液が遮断されたのである。そんなとき血液は毛細血管を通らずに、グローミューを通って流れているのである。もしグローミューが硬化していたり、消滅していたら、毛細血管にぶつかり停滞してしまう。寒い外での赤ら顔や鼻が赤いのは良くない。水仕事でしもやけやあかぎれもグローミューの働きの不全である。逆に暑い季節では毛細血管もグローミューも解放されて、体内の熱を逃がそうとする。
上図のグローミューの上下に青く色塗りした部分がグローミューの開閉をコントロールしているルージェ氏細胞である。緊急時に交感神経の下に調節されている。しかし各細胞への栄養や酸素の補給、そして炭酸ガスや老廃物の回収はあくまでも毛細血管が行っていて、グローミューは細胞とのガス交換とは関係がない。

2)アルコールと糖分によるグローミューの変質

毛細血管自体もそうであるが、グローミューもまた酒を飲む人は動脈硬化症となり、グローミューは硬化するし、糖分過剰の人はグローミューが消失したり、委縮する。ともに不健康の基となる。

7.血液循環の決め手は毛管運動

1)毛管運動とは右の図の様に、首の所に半円形のかまぼこ型の木枕をして、無い時は座布団を二つ折りして頭の下に敷く。両手両足を垂直に伸ばして、手先、足先を微振動させる体操である。豊岡2017年1月-5 金魚運動

足首は直角に曲げる。手首はまっすぐ伸ばし、1~2分間行う。
この体操の特徴は手足の血液が腹部の方へ還流して、一時的に手足は白く貧血状態になる。すると体の恒常性維持機能が働いてこれではいかんと、組織を再生させようとすることによって、毛細血管やグローミューが再生されるのである。

健康雑誌でもよく取り上げられている健康体操であるが、「ごきぶり体操」と呼ばれている。

初めてする人は腹筋が弱いので、足を長く上げておられないし、ひざも真っ直ぐにのびないかもしれないが、毎日二回朝晩続けているうちに、上手くできるようになってくる。毛細血管に問題のある人は、3~5分ぐらい、途中休み休みでもよいから、続けるとよい。毛細血管の70%は手足に存在するから、暇さえあれば手足を挙げて,振るに限る。

2)西式健康法にはこの毛管運動の外に、温冷浴、裸療法というものがある。どちらも毛細血管やグローミューの再生、強化に効果が有る。書店で西式健康法の本を一度読まれるがよい。

3)西式健康法では上述した体操以外に、玄米少食、生野菜ジュース、柿茶は必須となっている。食べ物も吟味しないといけないのである。生命力のある物を食べて、きれいなサラサラな血液が、強い柔軟な血管を作るのである。また腸のきれいな人は血液もきれい。肉食過多や甘いもの好きの人には、血液のきれいな人はいない。腸内環境が悪いからである。

4)西式健康法の創始者の西勝造氏は昭和11年に出した「心臓原動力説は誤謬なり」の中で、この毛細血管とグローミューのこと、および血液循環の原動力は毛細血管の吸引力あることを主張している。血液の循環は心臓のポンプ作用で廻っているのではない。毛細血管がゴースト化した人は息切れもするし、病気のデパート化するのも時間の問題である。

8.まとめ

1)いずれにしも、西式健康法で昭和11年に公表して以来80年も経ってやっと、
現代医学で毛細血管の重要性が認められて来たことは、画期的な事である。

2)毛細血管の血流不全問題が、現代医学で問題視され始めたことは、大変結構なことで
あるが、前述したように、その解決方法が、漢方薬的な薬剤を使っての壁細胞と内皮
細胞の密着化とか、かがと上げ体操とかでは根本的な解決策には程遠い。

3)しなやかで若々しい毛細血管を作り上げるには、食べ物を吟味しなければならない、
食べ物が血となり肉となるのであるから、特に血管強化にはビタミンCは欠かせない。
それには生野菜ジュースと柿茶で摂るのがよい。

4)手足ばかりではなく、最近の研究で脳をはじめとして、各内臓も毛細血管が張り巡ら
されて、覆われていて、それぞれの活動の原動力の基盤となっていることが理解されだ
した。「健全な毛細血管が健全な肉体を作る」、である。

5)私の今回の語録はもうひとつ。「悪事は良事を駆逐する」。大食、酒や甘いものを
止めないと、いくら毛管運動をしても、相殺されてしまい、効果は上がらないと
いう事。

おわり


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健康への道しるべ 第124号のご紹介

健康への道しるべ 第124号のご紹介。

平成28年12月25日発行。

124
健康への道しるべのお問い合わせは下記へ。

電話:054-245-8141  健康生活研究会 増田氏まで。


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健康へのトビラ Vol.10

NPO法人健康を考えるつどいが発行する機関誌”健康へのトビラ”

第10号”の紹介。

20171
20172
20173


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健康情報 By 豊岡 倫郎 氏(狭心症になってからでは遅すぎる) 

狭心症になってからでは遅すぎる

1.長寿の人はみな血管が若々しい事実

「人は血管と共に老いる」という言葉が有る。百歳以上の百寿者が亡くなられた後の血管を調べると、皆若々しい血管であるという調査報告が有る。生活様式の多様化と共に、健康に気を配っている人とそうでない人の差が血管に如実に表れて、寿命を左右している。それにしても最近私の身の回りの人達で、狭心症になって、ステント(後述)を心臓の冠動脈に挿入したという人が後を絶たない。何故こんな人が増えてきたのだろうか。

2.心臓の血流

心臓は主に心筋という筋肉でできていて、心筋が収縮と拡張を繰り返すことで、全身に血液を循環させている。心臓の内部は四つの部屋に分かれていて、具体的には全身に血液を送り出す左心室、肺に血液を送り出す右心室、全身から戻ってきた血液が入る右心房、肺から戻ってきた血液が入る左心房がある。
心臓はひと時も休まず、一日に約10万回も拍動していて、一分間に約5リットルもの血液を送り出している。この心臓を動かす筋肉即ち心筋に血液を供給している血管が冠動脈と呼ばれている。この冠動脈が加齢や悪い生活習慣によって、動脈硬化が進むと、血管の内腔が狭くなり、血流が悪くなって、心筋が虚血状態を起こす。これを心筋虚血と呼んでいる。
心筋虚血の状態になると、心臓の拡張。収縮を繰り返す運動も正常に働かず、心臓の働きを支配している自律神経も異常を起こし、脈搏が乱れて不整脈が起きたり、心筋虚血の状態が長く続くと、冠動脈の内腔の狭くなったところに、血栓が出来て、血管が詰まりやすくなる。こうして一時的に血管が詰まることで、狭心症が起きる。そして血管が完全に詰まると、その先に血液が流れなくなり、心筋は酸素不足に陥って、壊死してしまう。これが命に係わる心筋梗塞である。壊死してしまった心筋は元に戻らない。

3.狭心症の種類

ひと口に狭心症と云っても、原因や症状の違いによって、いくつかのタイプが有る。

★労作(ろうさ)性狭心症と安静時狭心症・・・症状の違いによって分類

労作性とは体を動かしたときという意味で、いつもより激しく動いた時に発作が起きるのか特徴である。体を動かすと、筋肉に酸素を送る必要性から、心臓は活発に動こうするが、冠動脈が動脈硬化になっている為、血管の内部が細くなっていて、血流が悪く、酸素不足で心臓に負担がかかり、胸痛などの発作が起きる。

一方安静時狭心症は冠動脈が急に痙攣することで起こる。冠動脈が痙攣すると、一時的に血管が狭まって血流が滞り、心筋に酸素が届かなくなって、胸痛等が起こる。睡眠中の夜中や早朝など、体をほとんど動かしていない時にも発作がよく起こるため、安静時狭心症と呼ぶ。

安静時狭心症の場合、高脂血症、糖尿病、高血圧など動脈硬化を進行させる病気を持つ患者に多い事から、間接的に動脈硬化と何らかの係わりが有ると見られている。

★不安定性狭心症と安定性狭心症…危険性で分類

不安定性狭心症は血液中の余分なコレステロールが冠動脈の内壁に入り込んで溜まり、まるで泥のように柔らかいプラークを形成し、徐々に血管の内側が狭くなってゆく。プラークの表面は、破れやすく、破れると、それを修復するために血小板が集まって、血栓が作られ、血管の内部が狭くなっていて、血流の流れが途絶える事が、いつ起きてもおかしくない状態にある。

これに対し安定性狭心症は、硬いプラークの盛り上が出来ても、表面がしっかり破れにくく覆われていたり、発作の周期が安定しているものをいう。心筋梗塞に移行する危険性はあまり高くはないが、動脈硬化をさらに悪化させない対策は当然必要不可欠である。

4.狭心症の症状

まず心臓の筋肉が血流不足により酸素不足に陥るため、胸から背中、肩にかけて、痛みや胸の圧迫感、息切れ、呼吸困難などの症状が出る。これらは急に寒い場所に行ったり、重い物を持ち上げたり、興奮したりした時に出やすい。ただこれらの症状は数分から10分前後で収まるのが特徴である。これに対して、心筋梗塞の場合は、胸の痛みははるかに強烈で、その場にうずくまったり、失神するほどで、数十分から数時間続く。

狭心症の症状といえども、発作の回数が増えたり、軽い動作でも起こるようになったら、心筋梗塞の前触れであるから、重症化している可能性大で、直ぐ病院へ行くことが望ましい。心筋梗塞になる人の半数は過去に狭心症を発症しているというから、軽視してはならない。

以上の様な症状は外の病気の時にも、発症するから病院で精密検査を受けないといけない。例えば、心膜炎、不整脈、大動脈解離、肺梗塞、肋骨骨折、肋間神経痛、胃潰瘍、胆のう炎、膵炎など色々ある。

5.狭心症の原因

冠動脈狭窄の主な原因には糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、動脈硬化、喫煙がある。では全身に動脈が沢山あるのに、何故心臓周辺の冠動脈に病変を起こしやすいのかといえば、心臓が収縮と拡張を繰り返して、血流が増減していると、そこに一酸化窒素が発生する事と血管が多く枝分かれしていて、弯曲するためである。下の図参照。図の左前下行枝、ついで右冠状動脈、左冠状動脈の順で起こりやすい。また冠状動脈の起始部分ほど重症になり易い。糖尿病から併発したものは細い動脈にも病変が起きていて、治療も難しくなる。

6.主な検査方法%e7%8b%ad%e5%bf%83%e7%97%87%ef%bc%91

★心電図、運動負荷心電図、ホルタ―心

電図(24時間携帯し記録)

★運動負荷心筋シンチグラム(同位元素

で血流チェック)

★心臓カテーテル検査(冠動脈造影)

7.治療方法その1

★薬物療法には、血流をサラサラにする抗血小板薬、心臓の仕事量を減らすベータ遮断薬、心臓の負担を減らして、血管を拡張する硝酸薬、血管を広げ、血圧を下げるカルシュウム拮抗薬、発作時に一時的に冠動脈を広げるニトログリセリン舌下錠等が有る。当然危険因子である糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、動脈硬化などの治療も並行して行う。

★経皮的冠動脈形成術には

  • バルーン(風船)治療・・・細いカテーテルを冠状動脈に挿入し、狭窄部分を風船付きのカテーテルで膨らませ、広げる。
  • 溶解治療・・・カテーテルの先端から薬剤を注入して、血栓を溶かす。
  • ステント治療・・・再び狭くなるのを防ぐために、カテーテルと共にステントを入れて、狭窄部で広げて、留置する。ステントとは金属でできた網状の筒のことである。

近年薬剤溶出ステントが使用されだした。薬剤溶出ステントからは、暫くの間、細胞増殖抑制剤がしみ出て動脈硬化の進行を抑えるもので、しかもステントが金属製ではなく、溶けてなくなる生体吸収性ステントも使われだした。

ただしステントを留置した部位が再び狭窄してくるときは、またカテーテル治療が必要である。また別の部位にも次から次と狭窄が発生するようになるから、早く根本対策が必要。

  • 方向性冠動脈アテローム切除術、高速回転式アテローム切除術・・・閉塞部のプラークを削り取る。硬く石灰化した病変に有効。

なおプラークとは中型動脈の内膜に発生しやすい斑状肥厚性病変という意味である。

アテロームとはプラークが出来ている状態をいう。

★冠動脈バイパス手術とは

一般的に狭窄部位が前下行枝、回旋枝、主要

冠状動脈の
三本ともに起きているときは、この治療が行われる。右の図参照。方法は全身麻酔で開胸し、狭くなった血管の先に他の部位の血管を繋いで、バイパスを作る。胸の動脈や足の静脈などが使われる。以上のいずれの治療法を採用するかは、専門の医者が総合的に判断して決めることになる。%e7%8b%ad%e5%bf%83%e7%97%87%ef%bc%92

 

8.治療方法その2

狭心症の最大の原因が間違った生活習慣によって発生した動脈硬化にある。この章では前述した現代医学とは別に、薬も手術もしない無薬無刀治療法にどんなものが有るか説明する。これがイコール動脈硬化の予防法にも繋がるのである。

脂肪分の多い食品を摂取すれば、血液の中にコレステロールが増えることは、今では誰でも承

知しているはずである。また炭水化物と云えども体内に過剰に摂取すれば脂肪に変化して体内に

蓄積される。

1)半日断食メニュー ステージ1

★朝食・・・青汁(生野菜ジュース)180cc、生水と柿の葉茶500ccだけとする。

★昼食・・・食事の量は従来の8割とするが、食事の内容は問わない。

★夕食・・・食事の内容は問わない。ただし腹八分目とする。

水分は生水と柿の葉茶を一日に1.5リットル摂取する。但し食事中と食後3時間は飲まない。

但し嗜好品の酒、たばこ、甘いものは極力控える。間食しない。この水分補給と嗜好品と間食の制限は以下のステージ2や3の場合も同様に守ってほしい。

2) 半日断食メニュー ステージ2

★朝食・・・朝食を抜く。生水と柿の葉茶500ccだけとする。

★昼食・・・食事の量は従来の8割とする。主食は出来れば3分づきの玄米とする。

おかずは野菜、豆類、イモ類、海藻、小魚を中心とする。

★夕食・・・食事の量は腹八分目にする。主食は出来れば3分づきの玄米とする。

おかずは野菜、豆類、イモ類、海藻、小魚を中心とする。

3) 半日断食メニュー ステージ3

★朝食・・・朝食を抜く。生水と柿の葉茶500ccだけとする。

青汁(生野菜ジュース)180cc、

★昼食・・・3分づきの玄米ご飯茶碗一杯、豆腐半丁、ゴマとコンブ粉少々

★夕食・・・青汁(生野菜ジュース)180cc、

3分づきの玄米ご飯茶碗一杯、豆腐半丁、

おかずは野菜、豆類、海藻、小魚類から1品、リンゴ小1個

  • 青汁の作り方

5種類以上の生野菜(小松菜、ホーレンソウ、ニンジン、大根、白菜、パセリなど)をミキサーにかけて作る。リンゴやハチミツ少々加え飲みやすくしても良い。根と葉を半々に入れる。

4)この半日断食の特徴

★この半日断食の療法は、今まで3万人以上の人に断食療法を実行して、実績をあげた故甲田

光雄博士著「奇跡が起こる半日断食」マキノ出版から引用したものである。今迄食事療法や断食に関心がなかった方でも、一度は読んでもらいたい本である。何故なら現代医学の薬と手術中心の治療法というのは、自動車の運転免許に例えるならば、限定付き免許であることが解ると思う。即ち治療法の限界が有るのである。又間違った食事によって発症したのならば、食事を正すことが王道である筈なのに、それに気づかない事には、前進はない。

★今まで朝昼晩と3食を過食してきた動脈硬化の人には、直ぐ半日断食を開始すると、色々反動が出るので、徐々にステージ1から時間をかけてステージ3に持って行く方法がよい。

★この半日断食には、現代医学では無視され続けている医学理論が有るが、それが効を奏することに注目してほしい。それは「自己融解」理論と「心臓タンク」説である。

  • 自己融解とは、体は外部からの栄養分を絶たれると、体内に不要となっている部分の栄養分をエネルギーに変えて、利用する仕組みが有る。従って断食中は血管の中のアテロームがどんどん使われて、消失して、狭窄が解消するわけである。
  • 心臓タンク説とは、体内の血液の循環は心臓の収縮による押し出すポンプの力によって、循環しているのではなく、毛細血管の吸引力が原動力であり、心臓は血液の流量を調節しているタンクに過ぎないという説である。

断食をすると、体内の各細胞が飢える為に、栄養を吸収しようとして、血液を吸引する力が増して、心臓に負担をかけずに、血液循環が良くなる。その為には体内の血管の99%を占める毛細血管が硬化したり、消失しないように、西式健康法の毛管運動をして毛細血管を鍛えることと、生野菜ジュースを飲んで、血管の細胞の活性化を促すことが必要なのである。

こんなことしたって、狭心症が治るわけがないよと、うそぶく人は、一度前述した「奇跡が起こる半日断食」の100ページの動脈硬化の項目を読まれるとよいのでは。

9.まとめ

1)死亡原因の一位はガンで、二位と三位の心疾患と脳疾患は共に動脈硬化が主因となっている。

如何に高脂肪、高タンパクの欧米食が危険因子であるにも拘らず、まだこれらの過食と酒、タ

バコ、お菓子を止められない人が何と多い事か。因みにアメリカの国の死亡原因の第一位は心

臓病である。残念ながら日本もアメリカの病状に追随してきた。しかし改善の兆しはない。

2)狭心症の発作が起きて、まさか私がと云う人が多い。その兆しは糖尿病、高脂血症、高血圧等であるから、健康診断で注意を受けている筈である。甘く見てはいけない。現代医学では応急処置はしても、根治できない、本人は生活態度も改めない、これでは人生プランもオジャン。

3)今小中学生なのに動脈硬化になっている子の増加に警告が発せられいる。子供達の健康管理は親達が指導しないと、将来はない。肉や卵、牛乳、砂糖は血管には大敵なのに。

おわり


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健康情報 By 豊岡 倫郎 氏(うつ病と腸内環境の因果関係) 

うつ病と腸内環境の因果関係

1.うつ病の人が増えている

日本では精神疾患を患う患者は、ここ数年で大きく増加している。厚生労働省のデータによると、精神病患者は平成23年度で約320万人。精神疾患の内訳では、もっとも多いものがうつ病の人が約110万人で、次に多いのが、統合失調症、不安障害、認知症と続いており、特にうつ病と認知症が近年著しく増加の一途を辿っている。

2.うつ病とは

うつ病とは、憂うつな気分や食欲、性欲、意欲の低下、不眠などの心理的症状が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状を伴うこともある状態になることさす。 例えば、憂鬱な気分が何時までも続く、気分が沈み込む、何をしても楽しめない、やる気が起きない、食欲がないなどの「抑うつ状態」が続くだけでなく、頭痛やめまい、便秘や疲労感など、様々な身体的な自覚症状をともなうこともある状態の事である。また、劣等感、無価値感が強くなって、自信を無くしてしまい、自己嫌悪や自己否定が強くなって、抑うつ状態が続いて、仕事や学校などの生活に支障が生じて、精神的に追い詰められることも有る。

3.うつ病診断チェック

アメリカのベック博士によって考案された「ベックのうつ病自己評価尺度表」が広く用いられており、全21問の質問に回答することによって、客観的にうつ病の傾向を測定することが出来る。 これによって自分自身の心の状態を知ることが出来る。

4.うつ病と神経伝達物質の深い関係

うつ病と云えば、その原因は一般的には、家庭や仕事上の悩みや人間関係の問題、経済的な問題、その他環境の変化などから発生したストレスや不安などと考えられていたが、近年医学の進歩と共に、解明か進んできた。そのひとつに、神経伝達物質のひとつであるセロトニンが感情や精神をコントロールしているという説がある。では神経伝達物質とは何か。体内の情報伝達は神経細胞(ニューロンと呼ぶこともある)の中を電気信号が次から次へと流れて行き、末端まで行くが、それは家庭の電気の線のように一本の線を伝って流れて行くのではない。

右の説明図参照。%e3%81%86%e3%81%a41

 

脳の神経細胞は木の枝のように樹状突起があり、1本の長い軸索が付いており、その先端をシナプスと呼んでいる。前ページの拡大図に有るように、電気信号がシナプスの先端に来ると、シナプス小胞から神経伝達物質が放出されて、次の神経細胞の間の間隙を渡り、次の細胞の末端にある受容体に受け継がれて、情報が伝わってゆく。こんな神経細胞が体全体にネットワークとして張り巡らされている。神経伝達物質とは、シナプス小胞から放出されて、次の神経細胞に受け渡される化学伝達物質のことである。

5. 神経伝達物質の種類

神経伝達物質には多くの種類が有り、現在解明されているのは、20~50種類ぐらいといわれていて、大きく分けると、次の三種類になる。

1)   アミノ酸類の伝達物質・・・グリシン、グルタミン酸、γ―アミノ酪酸(GABA)、
タウリン、アスパラギンサンなど。

2)モノアミン類の伝達物質・・・ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミン、
アセチルコリンなど。

3)  ペプチド類の伝達物質・・・アンギオテンシン、インスリン、ソマトスタチン、
エンケファリン、バゾプレシン、β-エンドルフィン、黄体形成ホルモン放出ホルモ
ン、甲状腺刺激ホルモン放出ホルモンなど。

6.うつ病に関係しているセロトニンとは
うつ病に関係しているセロトニンについて、以下説明すると。
我々は規則正しい生活をすることによって、これら神経伝達物質のバランスが保たれ
ていて、健全な精神を保っている。セロトンニンとは、心身の安定や心の安らぎな
ど  に関与していて、幸せホルモンとも呼ばれている。セロトニンが不足すると、
精神のバランスが崩れて、キレたり、うつ病などいろいろの精神疾患を発症する
ことが解ってきた。 セロトニンは必須アミノ酸であるトリプトファンが原料と
なって、体内に存在している。その合成経路は、トリプトファン→5-HTP→セロト
ニン→ノルメラトニン→メラトニンという経路をたどり合成されてゆく。よく耳に
する睡眠ホルモンのメラトニンもセロトニンが不足すると合成されないから、睡眠
の質にも関係しているのである。セロトニンの体内分布状況を見ると、腸内に
90%、血液中に8%、脳内に2%に存在していて、夫々の部位で役割を果たしてい
る。例えば腸では整腸作用、血液中では血止め、収縮作用、脳内では、気分や感情
のコントロールなどの働きをしている。

7.何故現代人はセロトニンが不足しているのだろうか

  • 増加する人間関係からのストレス
  • 運動不足
  • 日光不足
  • 食事内容の偏りと腸内環境の悪化
  • 加齢

8.セロトニンを増やすには

  • 日光浴をする。
  • 早寝早起きの規則正しい生活をする
  • リズミカルな運動をする
  • 人と交流する
  • 良く噛む
  • トリプトファンの含まれた食品を摂る.肉類、乳製品、豆類などに多い。同時にビタミンB6、鉄分もトリプトファンの生成を助けるのに必要。
  • 腸内環境を良くする

9.セロトニン症候群の発生に注意

セロトニン症候群とは、うつ病の治療薬であるSSRIや睡眠薬、気分安定剤、抗不安剤、感染症治療薬、サプリメントなどの飲み過ぎで、脳内のセロトニン濃度が高くなりすぎて、引き起こされる症状の総称である。症状は、落ち着かない、不安になる、イライラする、震える、発汗、発熱、めまい、頭痛、嘔吐など色々ある。むやみに薬に依存するのは要注意。

10.うつ病と腸内環境の重要な関係

国立精神・神経医療研究セン ターの精神科部長の功刀 浩 (くぬぎひろし) 医師はうつ病、躁うつ病、統合失調症に関する先端的脳科学検査と栄養学的検査に基づいて診断・治療を行っていて、日本でほとんど注目されてこなかった精神疾患の栄養学的側面に注目した臨床研究成果を発表している。うつ状態では、憂うつな気分、悲観的な考え、食欲低下、不眠などのさまざまな苦痛を感じるうえ、自殺行為に傾きやすいため、早期発見、早期治療が重要になる。  従来のうつ病の治療は、1)心身の休息、2)ストレスや発症の引き金となった誘因を取り除く、3)心理療法、4)抗うつ薬などの生物学的治療の4本柱で行われてきたが、功刀医師は「これらに(5)食生活などの生活指導を加えた5本柱で行うべきである」と主張している。これまでの調査から、うつ病患者は、肥満・糖尿病・メタボリック症候群が多いこと、ビタミンの一種である葉酸の不足、鉄分の不足、必須アミノ酸の不足などが多いことを見出し、特に乳酸菌などの腸内環境を整える食品を摂取することで、うつ病の症状が改善されるという。

11.宿便と心身症

一見、腸の宿便停滞と精神疾患は全く無関係に思われるかも知れないが、断食、生野菜、少食療法で多くの難病患者の治療にあたってきた甲田光雄博士の著書「奇跡が起こる半日断食」118ページに、こう書いてある。「今迄多くの心身症の患者を診察してみると、頑固な宿便がとどこおっており、その影響で苦しい症状が現れている事がわかった。過食や飽食によって、腸が変形し、いびつな形のまま固定してしまい、食べ物の残りかすが、その部分にひっかかり、停滞して、異常発酵を繰り返していると、そこから有毒なガスや分解産物が腸壁から吸収されて、脳神経や肝臓に障害を与えて、うつ状態の症状を呈するのである」と。ところが現代医学の医者たちは、上述したような因果関係に無知であるから、自律神経失調症だとか、更年期症状だとかの診断を下してしまうことも多いという。甲田博士は半日断食を行って、宿便を排泄させて、食事内容も所謂玄米、生野菜中心の少食に変えて、西式健康体操をして、体全体の体質改善すれば、弱った肝臓も回復するし、当然腸内環境もよくなり、病気になるとはどういう事なのか、反省して、心の宿便も取れて、心身症は回復するという。

12.便秘患者の増加

右の図が示すように70歳を過ぎると、便秘の人が急増している。老人の便秘は弛緩性便秘と云って、腸の変形と運動不足と食べ過ぎで活力を失って、伸びきってしまい、便秘する。%e3%81%86%e3%81%a44

 

その上食べるものが欧米食や甘いものときたら、腸内環境も最悪となる。トリプトファンやセロトニンを論ずる以前の基本的な問題ではなかろうか。

13.大腸の各部位と病気の関係

右の図は%e3%81%86%e3%81%a441
大腸の各部位と体の色々な器官との関係図で、アメリカの自然療法の先駆者であるノーマン・ウォーカー博士の図である。見ての通り大腸に宿便が停滞すると体のあらゆる部門にその影響が現れることを示している。便秘は体の最大の敵といっている。N・ウォーカー博士著「大腸をきれいにすれば病気にならない」の本より抜粋した。

14.宿便と健康に関する文献

戦前から-宿便は諸病の因-、だという説を発表していたのは、西式健康法の創設者の西勝造先生である。今回の精神異常に関しては、その著書「西勝造著作集 第七巻 便秘と宿便」という本の中で、宿便と精神衛生という項目で、113ページに亘り、精神異常は治せるという主張を、欧米の多くの文献を紹介しながら、展開している。一言で言えば、腸内便停滞により、脳髄血管の膨張から、皮膚機能、肝機能、胆汁異常、内分泌腺、四肢冷却等に障害が起きて、また暗示作用を受けやすくなって、ついには精神に異常を来すという。解決策は西式科学的断食法の実行による宿便解消と西式健康体操の実行である。

15.まとめ

1)断食療法の本に良く書かれている事例にこんなのがある。内臓の疾患を患って、入院して断食療法で快癒したら、今までの暗い性格が一変して、見違えるように明るい性格になったという話。体の腸の宿便ばかりでなく、心の宿便も取れたのである。即ち腸内環境が良くなるだけでなく、そもそも断食療法は体を健康体に戻すのが目的であるから当然と云えば当然な話なのである。

2)今また「いじめ」の問題が再発しているが、この記事が載るたびに、思うことは、毎日人よりも二倍も、三倍もの過飲、過食をして、我が身をいじめている行為は如何なものか。体の悲鳴に耳を傾けると同時に、人間の体は一大化学工場であるから、体が要求しない、適当でない物を摂取すれば、次第に体質も悪くなってゆくのは理の当然で、この理不尽に気づかない限り、長寿はない。自然界の摂理は人を選ばず、何人にも平等に働くのである。

3)宿便は精神異常だけでなく、ガン、アレルギー疾患、皮膚病、免疫力低下、胃腸障害、甲状腺疾患、頭痛、めまい、認知症など万病の元のである。「長生を得んと欲すれば腸中まさに清かるべし」である。

おわり

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宿便の取り方二法

百まで歩こう会・村田 敏明氏の記事。

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だんだん良くなるムラタの体操⑭

百まで歩こう会・村田 敏明氏が、健康機関誌『医食同源』に投稿した記事。

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血流改善に上下運動

自然医学療法センター代表・橋本 和子氏が、健康機関誌『医食同源』に投稿した記事。

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健康への道しるべ 講演会 in 静岡

増田桂子氏が代表の”健康生活研究会”主催の講演会が11月4日(金)に開催された。

もちろん、NPO法人健康を考えるつどいも共催している。

ご講演は東京中野区で渡辺医院を開業されている医学博士・渡辺完爾先生。

演題は『血流と脳~血圧が左右するもの』

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↓ 主催者挨拶

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↓ 渡辺先生

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↓ 講演会風景

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今回の講演会を聞いて、私自身間違って認識していたことがあった。

それは、血圧は最高と最低の差が大きいほど良いと思っていた事。

先生によると、こうだ↓。

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上下の血圧差を脈圧といい、脈圧が大きいと血管の病気、例えば脳卒中や心臓病,腎臓病になるリスクが高くなるという。

↓ 脈圧が高い人ほど血管が硬くなっていて

長生きする確率が低くなるという研究結果が出ているとか。

脈圧が59mmHg以上の人は30%も生存率が低下する。

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以下、為になったスライドをどうぞ。

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↓ 高血圧の対処法

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↓ Mgにも降圧効果がある。

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↓ 断食の効果

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以上、大変有意義のある講演だった。

たくさんの質問があり、先生がひとつひとつ丁寧に答えていたのが印象的だった。


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健康への道しるべ 第122号

健康への道しるべ友の会が年6回発行する機関誌、その120号をご紹介。

健康への道しるべ 第122号(表紙)

■ 購読料:年間2,000円 ・年6回発行

■ 申込み:健康への道しるべ友の会 増田 桂子氏まで

■ 郵便振込口座:00830-5-97295

■ 口座名:健康への道しるべ


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健康へのトビラ Vol.8

健康へのトビラ、2016年夏号が発刊されましたので、紹介。

Vol81
Vol82
Vol83
今年4月に行ったハワイの記事も掲載されている。


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