健康を考えるブログ

カテゴリー別アーカイブ: 健康情報誌

増え続ける糖尿病の人達 By 豊岡倫郎 氏 2022.4.30

1.日本は糖尿列島化

今糖尿病になる人が急増していて、40歳以上の4人に1人がなっていると云われている。糖尿病が疑われる人が1200万人、その予備軍が1100万人、合計2300万人になる。どんどん増える糖尿病に歯止めがかからないのは、何故か。100歳時代到来と浮かれている時ではない。

2.糖尿病の判定基準

毎年、5月から健康診断が開始されるが、血液を採取して、糖質検査が行われる。空腹時血糖値が99までが正常。ヘモグロビンエーワンシー (HbA1c)が5.5までが正常となっている。しかしこれ等の基準値は協会や医師によって若干異なることがある。なお血糖値は採血時の血中の血糖値を示すが、ヘモグロビンA1cは過去2~3カ月間の平均的な血中タンパク質に含まれる血糖値を現わしているので、比較的長期的な血糖値の状況が掴める。

3.糖尿病とは

糖尿病とは、食事の後や空腹時にも、一定量以上の血糖値の高い状態が続くことを言う。普通食事をすると、栄養素が消化、吸収されて血液中の血糖値が上がるが、それと同時に、膵臓からインスリンが分泌されて、その糖分を細胞が取り込んで、エネルギーとして、利用できるようにしてくれるので、血糖値は自然に下がる仕組みになっている。

インスリンは膵臓のランゲルハンス島で作られて、分泌されるが、このインスリンが正常に分泌されない場合、或は血中の糖分(ブドウ糖)を細胞内に取り込みできない場合は、糖分が血中に溢れた状態になってしまう。これが糖尿病と云われる病態である。

では何故糖尿病となるのか。糖尿病には1型と2型があり、1型というのは、自己免疫反応やウイルス感染などによって、膵臓のランゲルハンス島が破壊されて、インスリンが作られなくなるために起こる。若年で発症することが多く、治療法はインシュリン注射することになる。糖尿病全体の患者数の数パーセントといわれている。

それに対して2型は遺伝的要素もあるが、多くは生活習慣の不摂生などで起こる。中年以降に発症することが多く、全体の9割以上がこのタイプである。従ってこの稿では2型を対象にして述べる。この2型の発症には二つの原因が考えられる。ひとつは、長年の大食でだんだん膵臓が疲弊してしまい、インスリンの分泌量が減少するタイプである。もうひとつは、インスリンは分泌されているが、何らかの原因で、ブドウ糖を細胞内に取り込めないために、血中に溢れるタイプである。これをインスリン抵抗性という。尚溢れた糖は脂肪に代わり動脈硬化を招く。

4.糖尿病の初期症状とは

検診で前述の糖質検査で異常値があれば当然糖尿病の判定が下されるが、それ以外にも、次のような症状が有れば、糖尿病が疑われる。

●夜中にこむら返りがよく起きる。●ひげそり負けし、かゆい。●虫や蚊に刺されて、その痕が残る。
●頭の後ろのうなじに赤い斑点が出ている。●のどかよく渇く。●最近体が痩せてきた。●体がだるい。
●水を沢山飲み、尿がよく出る等の症状があれば、検診を受けた方が良い。

5.恐ろしいのは糖尿病の合併症

ひとつは、糖尿性の網膜症である。網膜の毛細血管に微小血管瘤が出来て、眼底出血や網膜剥離、飛蚊症の原因となる。白内障や緑内障のリスクも高くなる。

つぎは糖尿病性腎性である。腎臓に起こる病変は、腎臓の糸球体という血液の濾過装置の毛細血管がやられて、蛋白が漏れるようになる。3番目は高血糖が続くと神経細胞を傷つけて、神経線維や周りの毛細血管も傷つき、手足がピリピリするなどの知覚障害、しびれや痛みも感じなくなる知覚異常が起きる。更に進むと、自律神経失調し、立ちくらみ、発汗異常、下痢、便秘の症状が出て来る。そして動脈硬化も進み、脳梗塞、心筋梗塞、壊疽(えそ)になる。

6.糖尿病予防のキーポイント

1)大食しない。食べ過ぎが糖を体内に溢れさせる原因である。

2)急激に血糖値を上げるGI値の高い食品を摂らない。GI値とは色々な食品の食後2~3時間後の血糖値の上がり具合を数値化したもので、
この値が高いほど血糖値が直ぐ上がることを示す。

例えば砂糖や果糖類の含まれたお菓子、飲料水は最悪の食べもの。次に菓子パン類。白米、うどん、ラーメン、パスタ、イモ類が
血糖値を上げる。

3)肥満、特に内臓肥満は肥満細胞から分泌される生理活性物質の働きを弱めて、糖の代謝を低下させるだけでなく、インシュリン抵抗性
を高めて、インシュリンの働きを止めてしまう。

4)体内に溢れた糖がタンパク質と結合して、終末糖化産物(AGE)が産出される。最近ではこの物質が糖尿病の一番の難敵と云われている。
毛細血管を詰まらせるし、太い血管の動脈硬化を促進するし、AGEを産出する時に大量の活性酸素も発生させて、体内の脂肪分を
過酸化脂質に変質させる。この糖化と酸化が万病の元となっている。

7.糖尿病の治療法

現代医学の治療法では食事療法と運動療法を基本的には採用しているが、最終的にはインシュリン注射や経口薬に頼ることになる。糖尿病の人は普通の人よりも10年平均寿命が短いというが、根治の決め手がないから、病人が減らないのである。

8.もうひとつの糖尿病治療法

こんな本がある。渡辺昌著「糖尿病は薬なしで治せる」角川書店発行の新書版。著者は1941年生まれ、慶応大学医学部卒、もと国立がんセンター研究所疫学部長。著者本人が重度の糖尿病を薬なしで治した体験と治療法が書かれてある。もう一冊は森田トミオ著「糖尿病に薬はいらない」宝島新書発行。著者は1958年生まれ、出版社勤務を経て、フリージャーナリスト。渡辺正、森下敬一、甲田光雄、新田幸作の4人の医師の効果ある糖尿病の治療法を解説している。

9.まとめ

上述の二冊の本から得た結論は、少食にして、血糖値が上がらない3分つき玄米、生野菜ジュース、大豆製品、海藻、キノコなどをよく咀嚼して食すれば、食物繊維、ビタミン、ミネラルもあり、血糖値も下がる。運動は自彊術のような有酸素運動、全身の筋肉補強、骨格矯正を伴うものと、毛細血管の強化のために、西式健康法の毛管運動、裸療法がおすすめである。腸内環境も良くなり、免疫力も高まる。厳密な少食にして、体操をして、ストレスを溜めない生活を心がければ、糖尿病にはならない。治療に必要な事は、強靭な精神力で、キッパリと今までの悪習と決別することである。病気には自分で治す病気と医者に治してもらう病気とがある。異常な食へのこだわりを捨てない限り、自分で治すことは無理。これ位なら大丈夫だろうという、甘いものに、つい手を出す人には、至難の業かもしれないが、命には代えられない筈。

おわり


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食事療法による病気予防について By 豊岡倫郎 氏 2022.3.30

1.食は健康の要

体は毎日食べている食べ物によって作られている。中国には「医食同源」と云う言葉が有る、即ち「食誤れば病生じ,食正しければ病癒える、もって医食同源なり」と。食事療法の健康書を読むと、どの本にも出て来る記述がある。それは「マクガバンリポート」のことである。

2.マクガバンリポートとは

1970年代までのアメリカでは、ガン、心臓病、糖尿病等の生活習慣病が増え続け、止めることが出来ず、国民医療費は増加の一途だった。これではいかんと、当時の大統領フォード氏は上院議員のマクガバン氏を委員長として、栄養問題特別委員会が設置された。そして3000人の専門家と7年の歳月をかけて作成されたのが、5000ページに及ぶ通称「マクガバンリポート」と呼ばれている報告書である。1977年のことである。

その内容は、ガンや心臓病などの種々の慢性病は、肉食中心の誤った食生活が生み出した「食原病」であり、薬では治らないと断じ、私たちはこの事実を率直に認め、ただちに食生活を改善する必要があると。この時マクガバン氏は我々の肉食中心の食事がガン、心臓病、脳卒中、その他慢性病等の元凶だったとは、気付かなかった、我々はバカだった、あき盲だったと、涙ながらに語った話は有名である。

これを受けて、1979年、米国食品医薬品局は健康・医療・食事に関する対策を立て、実行に移した。また1990年には、米国ガン研究所は、デザイナーフーズプロジェクトと称して、ガン予防に有効な植物性食品の野菜、果物、穀類、香料等の摂取を呼びかけた。

3.その後のアメリカの食事療法の経緯

1)アメリカでは、2009年に、コーネル大学のT・コリン・キャンベル博士によって、「The China Study」、和書名「葬られた第二のマクガバン報告」翻訳者は松田麻美子女史、が出版された。その内容は 世界中の膨大な研究資料や、中国の農村地域と都市地域の大規模な疫学調査に基づく、研究成果によって、動物性蛋白質に発ガン性がある事が示されている。

しかしこの「The China Study」の和書名「葬られた第二のマクガバン報告」が示すように、一部の人には理解されたが、反動も大きかった。その訳は肉、牛乳、卵等の動物食品を断ち、植物性食品に替えることで、病気が治るという事から、食品業界、医学界、製薬業界からの嫌がらせがあった。だが多くの圧力や妨害を受けながらも、事実は事実として認められて、2011年に、キャンベル博士のこの著書は地球環境のノーベル賞と称せられるカターブァ賞に選ばれた。

2)ナチュラル・ハイジーン健康法とは

アメリカで1830年頃医師たちによって、自然と生命の法則を基にした医学理論による健康法で、世界中で知られるようになったのは、これを解説した「Fit for Life」という本が、1985年に出版された時からである。日本には2000年過ぎアメリカ在住の松田麻美子女史の著書によって知られるようになった。松田麻美子女史は翻訳だけでなく、自らも「常識破りの超健康革命」などいくつものこの方面の著書がある。

そして2013年頃からナチュラル・ハイジーンに賛同する医師や代替医療家が増加して、2017年には、医師約600人を含む900人が参加して会議が開かれている。

3)別に2013年にサンディエゴで第一回植物性食品による国際医療会議が開かれた。225名の医療関係者が出席した。更に翌年2014年の時には、400名の医師や医療関係者が世界15国から参加した。この時日本から初めて、医師の真柄俊一氏が出席した。

4)大ヒットした映画「フォークス・オーバー・ナイブス」の話

タイトルの意味は、正しい食事は手術に勝る、という意味である。2011年アメリカとカナダで公開されて、ドュメンタリ映画として、異例のヒットをした。その内容は、現代人が苦しんでいるガンや慢性疾患、心臓病、糖尿病等が動物性食品を排除することらよって、改善が可能であることを、科学的、客観的に解説している。この映画の日本版DVD「フォークス・オーバー・ナイブス、いのちを救う食卓革命」も発売されている。この映画の解説書も「フォークス・オーバー・ナイブスに学ぶ超医療革命」という表題で刊行されている。

5)ベジタリアンとビーガンについて

ベジタリアンとは肉や魚類を食べず、野菜、豆類、穀物などの植物性食品を主に食する人達の事。
またビーガンとはあらゆる動物性食品を厳格に避けて、卵、乳製品も摂らない菜食主義者の事。
アメリカでは人口の7%以上が、イギリスでは5%以上がベジタリアンだと云われている。だからこれらの国では、街中のレストランを始めとして、大学の学生食堂、飛行機の機内食でもベジタリアンの為の食事が可能となっている。

4.食は現代医療を超えた

「食は現代医療を超えた」この言葉は、前述した医師の真柄俊一氏の2015年に発行の著書の表題である。外にも「遺伝子群の働きを正常化すれば、ガンは治せる」など多数の著書がある。真柄俊一氏は新潟大学医学部卒業し、素門(そもん)八王子クリニックの院長で、食事療法と刺絡(ハリ治療の一種で、自律神経を調節して、免疫力を上げる)、及びメンタル面の指導で、遺伝子をコントロールする療法の三本柱で、がん治療を行って、効果を上げている医師である。

彼の食事療法は栄養学のアインシユタインと称されるT・コリン・キャンベル博士の前出の「葬られた第二のマクガバン報告」を読み、2014年の会議ではキャンベル博士にも会って、食事と病気の重大な関連性を再確認した。更に特筆すべきことは、ブルース・H・リプトン博士のエビジェネティクス理論に基づいたメンタル指導をしていることである。これは人々の意識を変えることによって、もって生まれた遺伝子もオンにもオフにもコントロールすることが出来て、それを療法に採り入れている。

5.ガンが増え続けている日本

人口10万人当たりの病名別の死亡者数を見ると、日本では1980年にガンが脳血管疾患を超えて、一位になってから、上昇の一途をたどっている。しかしアメリカやイギリス、フランスと比べると、これらの国は1990年をピークにして、ガンは下降線に転じているのに、日本では更に上昇し続けている。

6.まとめ

1)日本では最先端医学ばかりに目が向いていて、ガンは無論のこと、血管性の脳や心臓の疾患、糖尿病などの生活習慣病予防の為に、今こそ食事療法に国を挙げて取り組むべきではないか。

2)アジアの島国の日本は、井の中の蛙、大海を知らずで、アメリカに比べて食事療法が20年以上遅れているという。これでは生活習慣病は減らない。医療費は増大するばかりである。

3)クリントン元大統領は2度心臓発作で倒れたのを、食事療法で完治した。この記事を書いているこの日、3月29日は肉の日だ、肉を食べれば元気が出るよと、男性アナウンサーが話しているではないか。誤食によって健康を失う事がないよう的確な判断が今要求される時では。

おわり


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第156号 健康への道しるべ :令和 4年3月15日発行

第156号 心と体の健康生活:令和 4年 3月 15日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

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今回の見開きページの話題は「蓚酸とほうれん草」

西式健康法を考案した西 勝造先生の学説によると蓚酸は蠕動運動の張力を保ち、刺激を与えるのに必要な要素のひとつであると説かれている。

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↓ 私のブログ記事も掲載してくれている。

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脳梗塞が急増している By 豊岡倫郎氏 2022-2-28 

1.脳梗塞の人が増えた

最近私の身辺で脳梗塞で倒れる人が次々と発生している。脳梗塞は脳卒中のひとつで、心臓疾患と合わせて、ガンに次ぐ、死亡原因の上位を占めている恐ろしい病気である。共に動脈硬化が進むと、発症する確率が高いと言われている。何故こんなに多いのだろうか。

2.脳梗塞とは

脳卒中(最近は脳血管障害と呼ぶ)には、脳の細い血管が破れるのが脳出血、脳の比較的太い血管が詰まるのが脳梗塞、脳血管にコブや奇形が原因で出血するのがくも膜下出血である。この中で最近とみに増えてきたのが、脳梗塞である。それも若い人にも多いと言われている。

脳梗塞には3種類ある。ひとつはラクナ脳梗塞(隠れ脳梗塞とも呼ぶ)、次はアテローム血栓性脳梗塞、3番目は心原性脳梗塞(脳塞栓症)である。ラクナ脳梗塞は脳の細い血管が詰まる。症状がないが、一時的に軽微な障害が出ることもある。放置すると、アテローム血栓性脳梗塞、や心原性脳梗塞に進行してゆくこともある。アテローム血栓性脳梗塞は脳の太い血管に血栓が出来て詰まるもの。心原性脳梗塞は心臓に出来た血栓が流れてきて、脳の血管が詰まるもの。急激に症状が起こりやすい。

これら脳梗塞の発症のベースとなっているのが動脈硬化である。動脈は全身に張り巡らされているが、この動脈がいろいろな要因で血流が悪くなり、心臓の冠動脈で詰まれば、心筋梗塞になり、脳で詰まれば、脳梗塞となる。血管に欠陥が有っては長生きできない。

3.動脈硬化はどうして起きるのか

若い時の血管は、弾力があり、ゴムのようにしなやかだが、加齢と共に、血管も老化し、硬くもろい状態に変わってゆく。加齢以外にも、血液中で増えすぎた悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が原因で動脈硬化が進行してしまう。悪玉コレステロールは、血管の壁に入り込むと血管の壁がどんどん分厚くなり、弾力性を失う。放っておくと、プラークができて、血管の内皮に入り込む、すると白血球の一種のマクロファージが血管の中に入り込み、悪玉コレステロールを食べた後に死んだ残骸や残ったコレステロールによって形成されるのが、プラークと呼ばれるコブである。そして血管が狭くなり、どんどん血液が流れにくくなってゆき、プラークが何かの刺激で破れると、傷を修復するため、血小板でかさぶたが作られる。これが血栓と呼ばれるもので、血流が完全に妨げられると、その先の組織に酸素や栄養が行き届かなくなってしまう。

また間接的に動脈硬化を引き起こす危険因子は沢山ある。それは肥満、高血圧、糖尿病、高脂血症、高コレステロール、喫煙、飲酒、運動不足、不整脈(心房細動)、加齢、ストレス、慢性腎臓病などである。

4.脳梗塞の症状

脳内には色々な機能があり、梗塞を起こした場所が、どこか、細い血管か、太い血管か、血栓や血流の状態などによって、様々であるが、よく発生する症状を列記する。

急に手足が動かなくなる。体に力が入らない。顔にマヒがある。食事中に箸や茶碗を落とす。真っ直ぐ歩けない。つまずきやすい。片足を引きずる。言葉が出てこない。呂律が回らない。手足がしびれる。物が見えにくい。めまいや頭痛がする。要するに運動、言語、感覚、視覚障害
が現れる。

5.診断

上記のような症状が出たら、直ぐ医者に行くことである。病院ではMRI(磁気共鳴画像法)などで脳の血管の状態を検査して、直ぐに必要な処置を施すことになる。特に発症後4時間以内の緊急処置が一番大事で、次に8時間以内ならば別の処置になり、更に48時間以内なら、次の手立てとなって、早ければ早いほど、後遺症も軽くなる。正に時間との闘いが生命を左右する。

6.脳梗塞の盲点

脳梗塞の根本原因は動脈硬化に侵されているか否か次第である。上述した様に、血圧にしろ、血糖値にしろ、コレステロールにしろ、中性脂肪にしろ、これらは全て日頃の生活習慣の悪癖から起きている。予防法も、治療法も、食を正すことに尽きる。動脈硬化はもう子供の時から始まっている。そして加齢と共に進行して行く。隠れ脳梗塞の場合は症状らしい症状が出ないが、50代では二人に1人、60代ではなんと8割以上に隠れ脳梗塞が起きているという。

閾値(いきち)という言葉がある。脳の働きは、脳細胞が5割障害を受けていても、症状が出ない事がある。ところが6割になったとたんに、重大な症状か突然出ることがある。この限界値を閾値(機能的限界)という。普段から酒は美味いし、食欲もあるし、どこも痛くも、痒くもないないと、慢心していると、病魔は深く、静かに体内で進行している。脳梗塞で倒れる様な人は定期健診を受けていれば、健診項目に注意書きされている筈である。慢心して、それを無視して、養生を怠ることも盲点となっている。危機管理意識の欠如が墓穴を掘ることになる。

もう一つの盲点は、一度脳梗塞を起こした患者は、再発しゃすく、発症後一年で10%、5年で35%、10年で50パーセントの人が再発すると云われている。また心臓疾患で冠動脈に異常があり、治療を受けている人も、いつ発作が起きてもおかしくない閾値が高い状況にある。

7.予防と治療法

上述した脳梗塞形成の機序は一般の医学書に通説として、説明されているが、これに対して異論を唱える医師がいる。真島康雄医師である。福岡県久留米市で、真島消化器クリニックの院長で、1950年生まれ、久留米大学医学部卒業。「脳梗塞・心筋梗塞・高血圧は油が原因」動脈硬化は自分で治せる、という副題が付いている本(2018年、幻冬舎発行)の著者である。

それによると、真島医師は10年間にわたり5800人以上の患者を体の8か所の血管エコー(超音波)検査を行い、独自の方法で体の総プラークの算出方法を考案して、脳梗塞や心筋梗塞の原因は食品から摂る油や脂(あぶら)の超微粒子脂肪滴が原因だとしている。プラークを溜めない、溜まったプラークを減らす「RAP食」を患者さんに摂ってもらい、治療効果を上げている。一読の価値がある。西式甲田療法でも少食、生野菜ジュース、宿便排除、毛管運動が効を奏す。

8.まとめ

1)以前こんな言葉を云った人がいた。「白い猫でも、黒い猫でも、ネズミを捕ってくれる猫が良い」と。医療行為も同じで、理論もあり、病気を治す医者の実学が患者には福音となる。

2)脳梗塞になると、血管性認知症を併発することも多いので注意が必要である。

3)今日もテレビは爆食番組を放映して浮れている。油・脂と酒と砂糖漬けになった体は薬では治らない。日本の医療関係者は食事療法を摂り入れない限り、高血圧も、糖尿病も、高脂血症も、肥満も暴飲暴食が原因で起きている病人は減らない。食事療法は採算が取れないから医者は採用しないのだろうか。それとも真の栄養学の知識不足のせいなのだろうか。

おわり


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健康へのトビラ Vol.29

令和4年(2022年)2月 15日発行 Vol.29

編集・発行:NPO法人健康を考えるつどい

〒762-0011 香川県坂出市江尻町1220 TEL:0877-45-8441  FAX:0877-45-8444

今回の記事は、

1、「西式断食法」との出会い By 甲田光雄 先生

2、坂出健康会館が閉館しました。

3、健康に関する名言・格言 By 豊岡 倫郎 氏

4、緑内障・黄斑変性症・糖尿病網膜症を自分で治す方法 By 山口 康三 先生

5、健康スクールの移転お知らせ

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第155号 健康への道しるべ :令和 4年1月25日発行

第155号 心と体の健康生活:令和4年1月25日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

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巻末に七福神の紹介があった。信仰すれば7つの幸福を授かり

7つの厄災が取り除けられると言い伝えられている。

恵比寿天は清廉・正直

大黒天は有福

毘沙門天は威光

弁財天は愛嬌

布袋尊は大量

福禄寿は人望

寿老人は長寿

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第154号 健康への道しるべ :令和 3年12月15日発行

第154号 心と体の健康生活:令和3年12月15日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

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2 ページ目に「ビタミンCの宝庫 柿の葉」が記事になっています。


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健康へのトビラ Vol.28

令和3(2021)年 10月 1日発行 Vol.28

編集・発行:NPO法人健康を考えるつどい

〒762-0011 香川県坂出市江尻町1220 TEL:0877-45-8441  FAX:0877-45-8444

今正に「食欲の秋」、

由来を調べると、秋は多くの食材が豊富にそろい採れたてをその時期に頂こうという昔の人びとの考えから、いつしか「食欲の秋」と呼ばれるようになったんだそうです。

そこで健康へのトビラ 秋号では、肥満の解消方やコロナ太り、断食の話題を取り上げています。

私も大腸検査のため2日間断食しましたが、空腹のひもじさは経験しないと分からない事ばかりでした。

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第153号 健康への道しるべ :令和 3年9月15日発行

第153号 心と体の健康生活:令和3年9月15日発行

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今月の編集長からのメッセージ
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ビタミンCの効果

北陸大学薬学部講師の佐藤 安訓氏の研究をご紹介。

ビタミンCは白血病の発症を抑えることが分かっている。

今回の研究では皮膚がんに着目し、ビタミンCがDNAに付いたさびを減らす効果がある事を明らかにした。

がんは遺伝子の変異によって発生、変異の種類の中には{DNAメチル化」という現象があり佐藤氏はこれを「DNAのさび」に例える。

DNAがさびることで、がん抑制遺伝子が働かない状態になるという。・・・以下略

柿にはビタミンCが多い ↓


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肥満が招く病気の数々 By 豊岡 倫郎 氏 2021年8月30日

1.肥満の人が増えている

肥満人口は増加の一途をたどっていて、今や推計2300万人に達している。今年7月公表の文部科学省の調査では、小学6、中学3、高校3年生の肥満者がここ五年間毎年増え続けている。

2.肥満は自慢にならぬ

一昔前までは太っている人を見ると、あの人は恰幅がいいとか、押し出しがいいとか言われたものだが、今は太った経営者に対して、自分の体もコントロールできない者が、どうして部下を管理できるものかと、厳しい批判を受けている。これは何も経営者だけに限ったことではない。

3.肥満の定義

肥満を判断する基準がある。その数式は、「体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)=BMI値」である。この値が25以上を肥満者としている。なお18.5以下の人を痩せの人とする。男性では50代の人の37%が肥満のピークで、その前後の40代と60代も35%前後の人が肥満となっている。女性では、60代、70才以上の人がピークでそれぞれ28%を占めている。ある調査によると、一番死亡率の低いのは、BMI値が22から25の人だという。

4.メタボリックシンドロームとは

メタボリックシンドローム(メタボ)とは、BMI値が25以上で、腹囲(ウエストサイズ)が男性で85cm以上、女性で90cm以上ある場合、内臓脂肪型肥満となり、加えて脂質異常、高血糖、高血圧を二つ以上合わせ持った状態をいう。

5.体脂肪率とは

体重に占める体脂肪の割合を、体脂肪率(%)という。一般に健康的とされる体脂肪率の目安は、男性は10〜19%、女性は20〜29%で、それ以上になると、肥満という判断になる。なお肥満には、体質や生活習慣によって、脂肪の付く場所がヒップや太腿など下半身の皮下に脂肪が溜まるのが、洋ナシ型で、お腹を中心に上半身に溜まるのが、リンゴ型肥満と呼んでいる。

6.肥満の原因

社会経済が進歩し、豊かになって、自動車や家電製品などの文明の利器が普及し、日本では食事の欧米化が一般化してしまった。高脂肪、高蛋白の肉類と乳製品の高カロリー食を摂り、食事の多様化が進んだ。一方体を動かさない生活が続けば、消費エネルギーよりも、口から入る摂取エネルギーの方が多いために、余分なエネルギーが体に蓄積して、肥満を招く。これが根本的な原因である。脂肪はタンパク質や糖質よりも単位重量当たりのカロリー数が2倍と高い。

また歴史的経緯からもみても、人間の体は飢餓には強いが、飽食には弱い体質になっている。研究が進むにつれて、倹約遺伝子戸とか、肥満遺伝子と呼ばれる遺伝子の存在が判明した。日本人は太りやすい遺伝子を持っている人が多いという。

更にワシントン大学のジェフリー・ゴートン博士が発表した研究では、腸内細菌の中に、デブ菌とヤセ菌が存在し、太った人はデブ菌が多いという。便秘症や花粉症の人はデブ菌が多い可能性がある。

もう一つの理由は、中年以降の男女が肥満になるのは、40歳を過ぎると、体内のエネルギー生成システムが解糖系からミトコンドリア系主体に変わる為に肥満になる。ミトコンドリア系は解糖系の19倍のエネルギーを生成するから、大食してはいけないのである。

7.何故肥満は万病のもととなるのか

上述した様に肥満になると、脂質異常、高血糖、高血圧だけでなく、心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患や糖尿病、腎臓病、ガン、胆石症、脂肪肝、痛風、睡眠時無呼吸症候群などを引き起こす可能性が高くなる。

有り余った脂肪は活性酸素によって、過酸化脂質に変質して、全身の細胞、血管に浸透してゆくから、どんな病気を発症しても不思議ではない。

内臓脂肪が増えると、脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンというホルモンが減る。このホルモンの働きは、動脈硬化、糖尿病、高血圧、高脂血症、メタボリックシンドロームの予防と改善である。ガンに対しても予防と退治の働きがある。

肥満の人は過食しているので、大量の食事量を処理するために、消化器官が疲弊するだけでなく、大量の糞便が常に腸内に停滞するので、活性酸素を発生させて、遺伝子を傷つける。

人間は歩行時に膝に体重の2~3倍の荷重がかかる。肥満の人は膝が痛くなるのも当然である。

膝だけでなく、足首の踝の一点で体重を受け止めてから、足の裏のアーチ状の三点で分散して支えている。踝の周りは23個の骨で構成されているが、この構造体が重い荷重で歪んでゆく。その歪みは親指の付け根から始まり、踝から膝関節へ、更に股関節に、腰椎から頸椎まで、左右の足の交互にジグザグに上体の方へ影響を及ぼす。これを西式健康法では身体故障伝達図によって説明している。太っている人は皆、自覚症状のあるなしに関係なく、足の関節に歪みがある。

9.肥満防止根本対策

答えは簡単である。大食しないことに尽きる。ところが食べる事は人生の一大楽しみであるから、凡人にはそう簡単には改善できないに違いない。その発想転換のヒントとしては。

▪人は生きた食べ物の命を戴いて、命を繋いでいるのであるから、食べ物に感謝し、
無駄喰いせず、食べ物に感謝すること。食への異常な執着心を捨てる。明日もまた
食べられるではないか。

▪大食すれば、体内のあらゆる臓器や器官にその処理するために、大きな負担を強いて
いる。この行為はイジメである。体の悲鳴に耳を傾けるやさしい気持ちを持つことで
ある。

▪すでに大食によって、病に苦しんでいる人は、強く健康を望む決意をもつて対処する
事である。

▪毎日15分、自彊術のような健康体操をすれば、自分の健康状態が把握でき、改善意欲
も湧く。

▪足首、膝、股関節、脊椎の歪みを矯正するには、西式健康法では、扇形運動、
上下運動、合掌合蹠運動、金魚運動が対策として用意されているから、コツコツ実行
するとよい。

10.まとめ

1)ひと時の「口福」に酔いしれて、無節操な牛飲馬食を繰り返せば、寿命が縮まることは、ラットや赤毛ザルなどの実験でも証明されている。

2)少食にすれば、サーチュインという長寿遺伝子が働くことによって、老化が防げる。

3))免疫力低下のもう一つの理由は、松田麻美子女史の著書「常識破りの超健康革命」によれば、「実際平均的な食事の消化に要するエネルギーは、フルマラソンで消費するエネルギー量(約1600キロカロリー)に相当する」とある。大食は体のエネルギーの無駄遣いである。

4)肥満症は基礎疾患として、コロナ過において認定されているのは位、免疫力がない。

5) 百寿者に肥満の人なんかいないという。「肥満大敵、死の用心」

おわり


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酸化と糖化が病気をつくる By 豊岡 倫郎 氏 2021年7月30日

1.抗老防衰

抗老防衰という言葉が有る。秦の始皇帝は美女から口移しに美味な料理を食べていたが、不老長寿の妙薬を求めて、日本へ徐福を派遣したというが、願いもむなしく、50歳で亡くなった。死ぬ頃は白髪だらけであったという。人間だれでも生者必滅で、毎日が死に向かって行進しているようなものであるが、人には夫々の生活習慣があり、その違いから健康格差が生じている。その大きな要因が酸化と糖化である。

2酸化とは

体が酸化することを酸化ストレスと呼ぶ。これは活性酸素が過剰に発生して、体がサビついた状態のことを言う。我々は呼吸することによって、酸素を体内に摂り入れて、代謝過程において、エネルギーを作り出しているが、酸素の一部が分子構造の一個が欠けた不安定な状態になって、近くの物質と結合しょうとする酸化力の強い物質に変わる。それを活性酸素と呼んでいる。体内に入った酸素の内約2~3%が活性酸素になる。

活性酸素には、体内に入った有害物質やバイキンを殺菌したり、取り除くという重要な働きをしているが、過剰に発生しすぎると、酸化力が強いために、体に様々な有害な作用を及ぼし、病気の80%は間接的、直接的に活性酸素に起因していると云われている。

3.活性酸素が病気を導く構図とは

我々が食事から摂り入れた魚や肉などに含まれている脂質が体内の活性酸素によって、過酸化脂質に変わる。また体内に蓄積されているコレステロールや中性脂肪も過酸化脂質に変わる。この過酸化脂質は体内の臓器や細胞の中に浸透して行き、傷をつけたり、破壊したり、血管を脆くしたり、遺伝子を傷つけるなど全身にダメージを及ぼす。

活性酸素が関与する病気には、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病、肝炎、腎炎、膠原病、アトピー性皮膚炎、ガン、一般炎症、老化促進などいろいろある。

4.活性酸素の発生原因

何故活性酸素が必要量以上に過剰に発生するのだろうか。その原因となっていることを、列挙すると。紫外線を浴びる、喫煙、飲酒、大食、薬の服用、放射線を浴びる、激しい運動、電磁波を受ける、体内に炎症がある、腸内に異常発酵や宿便がある、食品添加物、農薬、殺虫剤の摂取、ストレス、睡眠不足などある。

5.活性酸素から身を守るには

体内には活性酸素を除去するSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)という酵素が作られているが、40歳を過ぎる頃から生成量も減ってくる。上述したような活性酸素を発生させる生活態度を続けていると、SOD酵素と活性酸素との力関係のバランスが崩れて、活性酸素が優位になってしまう。

対策としては、SOD酵素以外にも、活性酸素に対抗する抗酸化物質を摂取することである。それを列挙すると。ビタミンA、C、E、緑黄食野菜、生野菜汁、ファイトケミカルと云われているフラボノイド、ポリフェノール、アントシアニン、ピコピンなどの含まれた食品がよい。食事では3分づき玄米、大豆製品、黒ゴマ、ニンジン、タマネギ、ブロッコリー、小魚、キノコ類、果物、海藻類、発酵食品の少食に徹することである。

もうひとつの対策は外部からSOD酵素を補給する方法がある。それは活性酸素の世界的な権威である丹羽靭負博士が開発したSOD様食品の摂取である。丹羽博士は高知県土佐清水市で土佐清水病院院長として、ガン、リュウマチ、アトピーなどの難病の治療に当たっている。これは薬ではなく、健康食品として誰でも入手できる。丹羽博士は多くの活性酸素に関する著書を書いているから、健康に関心のある人は一度は読まれると良い。

6.糖化とは

食事などから摂取した糖分は体内でタンパク質と結びついて、終末糖化産物(AGEエージーイー)という物質に変質してしまう。別名を糖化反応と云う。1912年にフランス人によって発見されて、発見者の名前を取って、「メイラード反応」と呼ばれている。その後研究が進み、体に様々な害をもたらすことが判ってきた。体内に過剰な糖分があると、血糖値が上がり、持続時間が長いほど、AGEの生成量も多くなって、蓄積されてゆく。

7.AGEの影響とは

体内のあらゆる器官や組織はタンパク質が主となって構成されているが、新陳代謝に必要な量以上の余分な糖分が血中に存在すると、至る所でタンパク質を変質させて、AGEが生成される。血管に沈着すれば動脈硬化に、皮膚に起きれば、皮膚の弾力性を失わせて、シワやシミを生む。

骨に入ればコラーゲン線維を損傷させる。またAGEが生成される過程で、活性酸素を発生させて、この活性酸素が糖化を促進させるというから、酸化と糖化はコインの表裏の関係になって、悪さをする。老けたくなければ甘いものを食べない事である。

もう一つ留意すべき問題は、このAGEはわれわれが日常摂取している加工食品の中に存在していることである。AGEを多く含む食品を列挙すると。バター、チーズ、マヨネーズ、高温の油で調理した、ステーキ、焼き肉、ハンバーガー、揚げ物類、鶏の唐揚げ、目玉焼き、焼き魚、トーストパン、ポテトチップスなどである。皮肉にもテレビでいつも放映中の料理ばかりではないか。

8.糖化を防止する食事法

基本は食事量を腹七分に抑える。主食は3分づき玄米、生野菜汁、小魚、大豆製品、黒ゴマ、緑黄色野菜、海藻類、キノコ類、発酵食品、果物などとする。避けるべき食品は、蛋白質の多い肉類、甘いお菓子と清涼飲料水、加工食品、スナック菓子は控える。

調理法は、焼く、炒める、揚げるから煮る、茹でる、蒸す方法に転換する。生で食べられるものは、糖化値が低く、生命力もあり、酵素も含まれているからお勧めである。

9.まとめ

1) 活性酸素がこれだけ病気発症に関与していても、医者から活性酸素がどうの
こうのと忠告を受けることは皆無である。糖化についてもまた然りである。
自分で気を付けるしかない。

2)活性酸素を発生させる五大要因は、飲酒、腸内異常発酵、ストレス、大食、
食品添加物・薬。

3) 70歳以上の人の80%は白内障になると云われている。その原因は活性酸素と
糖化による。

4)あなたは他人から実年齢よりも若く見られますか、それとも老けて見られ
ますか。その差は日頃の生活習慣による。これ位なら大丈夫
だろうという甘い考えが身から出たサビを生む。もうそろそろ酒を飲むのを
止めようか、毎日ケーキや大福もちを食べるのを止めようか。
医者から薬を貰っている方はこんな発想が湧かないものなのか。

おわり


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健康へのトビラ Vol.27

令和3(2021)年 7月 1日発行 Vol.27

編集・発行:NPO法人健康を考えるつどい

〒762-0011 香川県坂出市江尻町1220 TEL:0877-45-8441  FAX:0877-45-8444

今回より金沢にお住いの豊岡 倫郎氏 執筆の「健康情報」を毎号お届けします。

今回のテーマは『体の危機管理とは?』です。

豊岡倫郎氏のプロフィール

昭和13年8月生まれ。

金沢大学法文学部経済学科卒業。

定年後、金沢市内の公民館で健康問題に関心のある人たちに来ていただいて、毎月一回 健康講座を開催。

かれこれ18年間続けている。

健康法の道に入ったきっかけは、35歳の時に「甲田式西式健康法」で有名な八尾市の甲田光雄博士の診察を受け、慢性胃腸病が治った事。

その後西式健康法のみならず、自彊術、ヨガ、気功術、食事療法、運動療法など様々な健康法を体験し、またいろいろな健康法の知識を吸収して現在に至る。
自彊術は中伝の資格取得。

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色彩を健康生活に活かす By 豊岡 倫郎 氏 2021年6月30日

1.健康生活の中の色彩

健康法上見逃すことが出来ないものに色彩学がある。顔色と病気、食物の色と臓器、太陽光線と食物、服装の色と体への影響などについて、解説します。

2.顔色と病気の関係

色彩と生体は関連が深く、顔色を見れば大体どの器官が悪いかわかる。白い色は肺臓に影響するし、黒い色は腎臓、副腎に、紫色は循環器障害、呼吸困難に、青色や蒼白は胃腸に、緑色は脾臓に、黄色は肝臓に、赤は心臓に影響する。

3.病気と食べ物

上述したように顔色を見れば、どの器官が悪いかわかることになるから、顔色に合った色彩の食物を摂れば、病気が治って健康色の桜色に戻る。なお手のひらの色も大体顔色と同じ傾向があるからチェックしてみることも必要である。

例えば白い顔の人は肺が悪いから、白い大根、ネギの白い部分、とろろ芋などを摂ると良い。

顔色の黒い人は、腎臓系統が悪いから、黒ゴマ、黒豆、昆布などを摂ると良い。顔色の青い人は緑黄色野菜を摂る。顔色の黄色い人は肝臓が悪いから、黄色い食物、つまりミカン、ニンジン、レモン、カボチャなどを摂る。顔色の赤い人は心臓が悪いから、赤いトマト、赤いカブラ、赤い鮪の刺身、リンゴなどを摂る。そうすれば次第に健康色の桜色に戻ることが出来る。

4.太陽光線と野菜や果物の収穫タイミング

太陽光線を分光すると、七色に分かれる。即ち紫,藍、青、緑、黄、橙、赤で、これが人間の眼で光として認識できる可視光線領域である。因みに太陽光線にはこれ以外に、この可視光線よりも波長の短い領域に紫外線があり、逆に長い領域には赤外線がある。

そこで一日の可視光線は朝は紫から始まり、夕方には赤で終わりを迎えるが、夫々の色が一番その波長が活発な時に、野菜や果物を収穫すると、その生命力も一番活発になっている。例えば朝には紫色のナスを収穫し、昼頃には青い色の青菜やキュウリ、夕方にはトマト、カキミカン類を収穫すると、栄養成分も一番充実していて、長持ちするし、損傷も少ない。

5.色彩と性情の関係

赤色は活気、情熱、喜び、興奮の現れを現わす。深紅色は激怒、激烈を。朱色は獣的な愛情を。黄色は向上心、快活、明朗、明快、興奮を。橙色は喜びを。緑色は嫉妬を。青色や黄色は後悔、失望、失意を。紫色は温厚、優雅、従順を。黒色は憎悪、怨恨、恐怖を。灰色は謙遜、恐怖を。白色は清浄、潔白を。桜色は穏健、優雅を現わしている。

従ってこれらの性情を考慮して、これらの色素を食物で補給したり、逆に制御したりすると同時に、被服の面でも配慮することで、段々精神的にも安寧をもたらすことが出来る。

6.色彩の好みと若い女性の性格

紫色の衣類を好む娘さんは、非常に内気で、言うべきことも言えないような内気な人で、他からプレッシャーを受けると、精神状態が混乱することも起こりかねない。従って紫好みの娘さんは、時々赤い色の衣類も用いるようにして、バランスを取ることが大事である。

赤い色の衣類ばかり好きな娘さんは、非常に活発で、お転婆さんになり易いから、幼い時から余り赤い衣類ばかり着て、育てるのはよろしくない。赤好きの娘さんには、時々紫色の衣類を着せて、調和を図ることによって、あまり活発過ぎるのを抑えて、程よい性格の娘さんにすることが出来る。

7.色彩と体の部位別服装

健康を保持する上で、人体各部の服装の基礎的な色彩は.次の通り。頭部は藍色がよく、手ぬぐいや帽子も藍色に近いものが良い。咽喉部は空色が良く、肩掛け、マフラーはこの色にする。

ご婦人の洋服の襟も空色系統にする。下腹部は赤色が良く、パンツの色もこれで元気が良くなる。足部は藍色が良く、靴下は紺色が理想的である。

8.色彩と波動の関係

色彩を可視光線として目から認識するだけでなく、体全体で感ずることが出来るという。例えば目隠しをして、内部を黒色にした部屋に入っているときは、気持ちが陰鬱になるし、真っ赤にした部屋に入っているときは、明るい気持ちを抱くという。それぞれ違った感覚に陥ることが実験で証明されている。また三重苦のヘレンケラーが色の認識を皮膚から感じ取っていたと、本に記述されている。

皮膚は色を感じ取ることが出来るようである。一説によると、夫々の色から波動が発信されていて、それを肌で感じ取っているらしい。ただし誰にでもできる技ではない。現代人はもはやどっぷりと文明の利器や暴飲暴食で、体全体が鈍感になってしまっているので、普通の人では無理かもしれない。

9.皮膚の健康法

内皮は外皮に通じる、という言葉が有る。腸のきれいな人は肌がきれいである。腸がきれいということは、腸内環境が良いということを意味している。顔や手のひらに悪い徴候の色が出るような人は、先ず腸内の宿便を排除することが最優先事項であることを認識する必要がある。

10.まとめ

1)漢方には未病を治すという言葉が有る。これはまだ病気になる前段階の兆候をつかみ、対処することによって、未然に病気を防ぐという意味である。だから顔色を観察して、病気の兆候を見つけることの意義もここにある。

2)上述した様に顔色と体内臓器の疾患との関係から、顔色に合った食べ物を摂取すれば、疾病を治し、健康色の桜色になる方法を解説したが、食物だけでなく、顔色に合った色彩の衣服を着ることも、同じ意味で必要である。赤ん坊には赤い服が良く、黄疸の人には黄色の下着が良い。

温かい季節になると、家の中ではTシャツ一枚で過ごす事も多い。店にはいろんな色の物が売っているから、試しに着て過ごしてみてはどうか。

3)では何故皮膚に現れた該当疾患の色の物を食べたり、身に着けたらよいのか、疑問に思う方もおられることと思う。その訳は身体内部の臓器に、その色素が欠乏している事を示しているからである。これが「症状は即ち療法である」という根拠から生まれた療法なのである。

4)最近の大型テレビは鮮明に人の顔が大写しされる。いろんな人達の顔色だけでなく、顔のいろんな部位の状態をも観察して、健康状態を推測するのも、役に立つことがあると思う。興味がある人は、病気の予兆についての本も出版されているから読まれると良い。

おわり


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日本ヨーガ同友会 会長・倉本 英雄氏 著

日本ヨーガ同友会 会長・倉本 英雄氏 著「楽しむヨーガ」

2021年5月15日発行

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健康へのトビラ Vol.26

令和3(2021)年4月1日発行 Vol.26

編集・発行:NPO法人健康を考えるつどい

〒762-0011 香川県坂出市江尻町1220 TEL:0877-45-8441  FAX:0877-45-8444

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酵素不足は万病の元 By 豊岡倫郎 氏 2021年3月31日

1. 栄養素には炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6つがあるが、厳密には栄養素ではないが、第7の栄養素と言われてもおかしくないのが酵素である。酵素の体内での重要な働きを無視して、身体の生命活動を語れないし、その不足が万病の元と言われている。

2.酵素とは何か

酵素とは、体内で化学反応を起こさせるための触媒の働きをするタンパク質の分子のことである。触媒とは、それ自身は変化しないが、他の物質に働きかけて化学反応を促進させる物質のことを言う。我々が食べたものを消化、吸収できるのも、筋肉を動かしたり、呼吸をしたり、考え事をしたりするのも、酵素の働きが関与している。今から20数年前に、アメリカのエドワード・ハウエル博士が50年間の酵素の研究と実験から「酵素寿命決定説」を唱えた。それは、体内の酵素が尽きた時が、寿命が尽きることを解明した。

3.酵素の種類と働き

酵素には2種類がある。体内には、体内酵素あるいは潜在酵素とも呼ばれることもあるが、それは消化酵素と代謝酵素の2種類である。消化酵素とは文字通り、食べ物を消化する酵素である。代謝酵素とは、身体全体の新陳代謝、自然治癒力や免疫力発揮の為に働いている酵素である。以上の区分け以外に、体外から摂り入れるものを外部酵素という。例えば大根おろしを食べると、含まれているジアスターゼが消化を助けてくれるなど。

4.酵素の特質

我々の身体には約3000種類の酵素が働いていると言われているが、一説には1万種類位あるのではとも云われている。ひとつの酵素はひとつの役割しか行わないから、体内での消化と代謝の種類に相応した数だけあってもおかしくない。一大化学工場である。問題なのは、一生の間に使える体内酵素の量は限られているから、若い時に浪費してしまうと、早く枯れてしまい若死にする羽目に陥る。

また加齢と共に体内酵素の産生量は減少してゆくから、食べ物から補うことが大事である。「消化酵素適応分泌の法則」があって、体外から消化酵素の多く含まれている食べ物を摂ると、体内の消化酵素の分泌量が少なくて済むので、体内酵素の在庫量を温存できて助かる。

更に体内の消化酵素と代謝酵素の間には、量的な面での代行性があって、例えば、大食して消化酵素の活動が忙しい時は、代謝酵素は自分の量を減らして、対応する。酵素は一日に一定量しか産出されない。従って大食して消化酵素をいつも大量に浪費していると、代謝酵素が常に不足を来していて、代謝機能が落ちて、免疫力も低下して、ガンになることもあり得るのである。

この大事な酵素の一番の弱点は熱に弱く、48度から55度で活性を失うことである。また体内の体温が低いと、酵素の働きが鈍くなり、半減する。更に自然界にない不自然な農薬、食品添加物の含まれた加工食品、加熱した食品や服薬も酵素の働きを半減させる。

更に一般的に体液がPH(ペーハー)が7.35の弱酸性の時に一番活性化する。殆どの現代人の体液は酸性化している。しかし胃液の場合は酸度が高いがこれは特殊なケースである。

ビタミンやミネラルは酵素の働きを補佐してくれているから、補酵素と呼ばれている。これらも不足しないように摂取する必要がある。

いろいろな原因で体内に活性酸素を多く発生させる生活をしていると、体内から抗酸化酵素、例えばSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)が分泌されるが、加齢と共に分泌量も少なくなるから、活性酸素を多く発生させる間違ったライフスタイルは慎まなければならない。

5.一日の生理、新陳代謝のリズムとは

アメリカで生まれたナチュラル・ハイジーンという健康理論がある。自然の法則に基づいた生命理論で、そのひとつに人体の生理リズムがあり、1日24時間には、3つのリズムに分担されて、生命活動が行われている。①午前4時~正午までは排泄の時間、②正午~午後8時までは栄養補給と消化の時間、③午後8時~午前4時までは吸収と代謝の時間となっている。これと同じ考え方は既に西式健康法にもあり、朝食抜きの二食主義を提唱している。なお補足すると、食べ物が栄養素に分解されることを異化といい、その栄養素から組織・器官の材料が作られることを同化と云う。異化と同化を合わせて代謝と呼んでいる。

6.消化液の分泌量

摂取した食べ物は体内で分泌される消化液に含まれる酵素の働きによって、消化されやすいように分解される。成人1日当たりの主な消化液の分泌量は次の通りである。口腔から澱粉を分解する唾液アミラーゼが、1500ml、胃からタンパク質を分解するペプシンが2500ml、肝臓から胆嚢経由で脂肪を分解する胆汁が500ml、膵臓からは十二指腸経由で、澱粉を分解する膵臓アミラーゼ、タンパク質を分解するトリプシン、脂肪を分解する膵臓リパーゼなど計700ml、腸粘膜からは数種の消化液が計3000ml、これら合計すると8200mlになる。

これら消化液の量の多さと、我々が身勝手に色々な食物の摂取に対応じて、黙々と各臓器や器官が機能している複雑な体のシステムがあることを知れば、牛飲馬食を慎まねばならない。

7.酵素を浪費したり、不足させないライフスタイルとは何か

規則正しい生活、即ち睡眠不足にならない。食事の間隔は5時間空けて、なるべく間食しない。咀嚼回数は30回以上。3分づき玄米少食、生野菜ジュース、新鮮な野菜サラダ、果物、発酵食品の糠漬、粕漬け類、納豆、梅干し、大根おろし、長芋のとろろ、ビタミンやミネラル豊富な小魚や海藻、大豆製品、ゴマ、キノコ類、イモ類、味噌汁などを摂取。水分は生水やビタミンCの多い柿茶から補給。適当な健康体操をして、冷えや低体温を防ぐ。

避けるべき行為は大食しない。食事は加熱料理だけとか、加工食品ばかりは避ける。活性酸素を発生させる過激な運動、ストレス、飲酒、喫煙、薬の常用、食品添加物、紫外線にも留意する。肉食や甘い物の過剰摂取で腸内環境を悪化させたり、便秘しないこと。

8.まとめ

1)西式甲田療法を提唱した故甲田光雄博士著「生野菜食健康法、その実際と24人の体験集」という本がある。難病で苦しんでいた人たちの治験談を読むと、「生きたものは生きたものに養われる」また「酵素無きところに生命なし」を痛感する。どうしてこんな素晴らしい療法が世間に普及しないのか。現代医療は病気の原因と食事との関連を無視している為か。歯がゆい気がする。

2)未だに高カロリー、高脂肪、高蛋白の食事が健康に良いと信じて疑わない人達が多い。これを機会に、大食は止め、肉食と砂糖は控えて、腸内環境を整え、代謝機能を低下させないライフスタイルに転換すれば、間違いなく病人は減るに違いない。

3)今後望むことは、皆んなが安心して生野菜や果物が食べられるように、無農薬、有機栽培が拡大し、容易に入手出来るような時代が実現すれば、健康増進に寄与出るだろうに。

おわり


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健康への道しるべ 第150号のご紹介

第150号 心と体の健康生活:令和3年3月15日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円

今回の号には自然治癒力を高めるもう一つの西式健康法として「背腹運動」が紹介されている。


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エネルギーを作る解糖系とミトコンドリア系を使い分けて長命を By 豊岡倫郎 氏 2021-2-27

1.解糖系とミトコンドリア系とは

我々が毎日口から摂取した食べ物は体内で消化分解され、各細胞に吸収されて、エネルギーとなって、生命活動を維持しているが、このエネルギーを生産する経路には、二通りあることをご存知だろうか。それが解糖系とミトコンドリア系(別名クエン酸回路・電子伝達系)である。この二つの経路を理解し、使い分けることによって、無病長生を計る一助としたい。

2.解糖系とミトコンドリア系の機能と役割

解糖系とは、細胞の細胞膜でエネルギーを生成している経路のことを言う。その特徴は酸素を使わないで、短時間でエネルギーを生成する。エネルギーとして使われる栄養素はご飯、パン、イモ類や砂糖などの糖質である。

一方ミトコンドリア系とは、細胞の中のミトコンドリアと云う器官でエネギーを生成していて、酸素を必要とし、即効性はないが、持続性があり、解糖系に比べて18倍のエネルギーを生成すことが出来るのが大きな違いである。

3.加齢と共にこの二つのエネルギー生成経路の分担が変わる

赤ちゃんの時から20歳頃までの体の成長期には、ものすごい勢いで日々細胞が増殖して、体を完成させてゆくが、そのエネルギーの基はもっぱら解糖系で生成している。無酸素で、迅速に、瞬発力で、低体温でもどんどんエネルギーが作られてゆく。ところが成長が完了した頃からは、エネルギーを作る主役はミトコンドリア系に、徐々に役割チェンジが起きて、低体温ではなく、有酸素の条件下で、持続力のあるエネルギーを作り出す。

従って高齢になると、体の摂理が自然と変わってゆき、ミトコンドリア系では、解糖系の18倍もの多くのエネルギーを作り出すから、大食しなくてもよいようになる。

4.ミトコンドリアとは

ミトコンドリアとは細胞内にある小器官で、細胞内で、栄養素からエネルギーを生成するだけでなく、傷ついた細胞を消滅させるアポートシス、神経伝達などにも関与している。体のひとつの細胞の中には平均では300から400個のミトコンドリアが存在するが、肝臓、腎臓、筋肉、脳、神経組織などの代謝の活発な細胞に数千個のミトコンドリアが存在し、全身の体重の10%を占めている。特徴的なことは、細胞核にあるDNA遺伝子とは別に独自のDNA遺伝子を持っていることである。そして親から子へ遺伝するのは、母親の持つミトコンドリア遺伝子に限られているから、 話が複雑になる。遺伝子解析が進歩した現在では、先祖を遡るとミトコンドリア・イブのことやら、日本人はどこからやって来たかとか、話題は尽きない。

5.赤筋と白筋の話

魚を例にとると、あまり動き回らないヒラメなどの魚の身は白いが、カツオやブリ、マグロのような動き回る魚の身には赤身が多い。スポーツでいえば、瞬発力が必要な短距離選手は白筋、持続力の必要なマラソン選手には赤筋が必要となるのも、ミトコンドリアで説明がつくのである。

6. 40歳からは生き方、食べ方を変えよう

  • 解糖系からミトコンドリア系への経路転換に対応して生活習慣を変える必要がある。それにはどうしたらよいのか。  先ずミトコンドリアを増やし、元気にするには、健康体操をして体温をアップし、有酸素にして、少食にする。またストレスを少なくする生活にする。血管系疾患や糖尿病も発症し、免疫力も低下し、ガンにも罹り易くなるのもミトコンドリアが活性化していないからである。
  • 食生活では、3分づき玄米、生野菜ジュース、大豆製品、ゴマ、小魚類、海藻、キノコ類、緑黄色野菜、発酵食品を中心とした少食にする。食事には時間をかけて、一口30から50回咀嚼する。間食をせず空腹時間をつくると、ミトコンドリアも増えるし、長寿遺伝子のスイッチもオンになる。
  • 体を動かすことも必須で、自彊術が理想的である。何故なら有酸素運動、自律神経平衡化、体に必要な筋肉を補強、血流促進で体温アップできる。家で毎日15分間で済み、毎日継続できる。
  • ストレスを解消して、心の安寧を計ることも必須である。前向きに生きがい、楽しい趣味を見つける。頑張り過ぎない、気の合う仲間を見つける、十分な睡眠と、生活にゆとりを持つ。健康体操をして、筋肉の緊張を取り、骨格の歪みや自律神経のバランスを整えると、精神的なストレスも解消するし、穏やかなすがすがしい気分になる。
  • 避けるべき悪い生活習慣を列挙すると、先ず大食、糖質の多い白米、パンやうどんなどの小麦製品、甘いお菓子類と飲み物、お酒、肉類、乳製品なとの摂取。活性酸素が発生する様な激しい運動、直射日光、便秘、ストレス、農薬や食品添加物、服薬を避ける。

7.自然の摂理、体の摂理には逆らえない

人間は数万年の歴史を経て、自然環境に適応して、体が作られている。自然の摂理から乖離した歪んだ生活を送っている人が病に侵される。

それを経験的に戒めているのが、42歳の厄年の習わしである。日本医大出身の病理学者である金子仁(かねこまさし)著「厄年の科学」という本がある。厄年は昔の人の生活の知恵であり、一種の健康法として根拠のない事ではない。昭和51年発行の古い本であり、ミトコンドリアのことはまだ書かれてないが、40歳を過ぎれば、この二つのエネルギー生成経路の理論を活かして生きることが賢明ではなかろうか。

事実40歳を過ぎた頃から、大食できなくなったとか、食べ物の好みが変わったとか、自覚する人も大勢いる。しかし若い頃の食欲旺盛な時の事が念頭にあるため、体がだるいのも、疲れるのも、栄養分が足りないのではないかと、勘違いして、焦って高蛋白、高脂肪のいわゆる欧米食を大食していけない。加齢と共に食が細くなり、嗜好が変わるのも自然な体の摂理なのである。

8.まとめ

1)いつも書いているが、いくら体に良いことを実行していても、一方で悪い事
を止めない限り、病気は減らない、治らない。病気になるのには必ず原因が
ある。悪事は良事を駆逐する。

2)ガンを防ぐには、低体温や無酸素にならない体づくりをし、脳卒中や心臓
疾患を予防するには、少食にして、腸内環境を整えて、綺麗な血液が滞り
もなく、全身を巡る体作りを心がける。ストレスは血管を収縮させて、
低体温、低酸素、低免疫力の三低のもとになるから要注意。

3)この記事を書くにあたって、納得させられたことは、無病長生を達成する
には、体をよく動かして、食事にも気を配り、また精神の安寧を計ること
の重要さだった。テレビでは相変わらず、これでもかと、毎日グルメだ、
スイーツだと浮かれている。身の回りの人達に体操を進めても、食事が大事
だと悪食を戒めても、どこ吹く風とばかり、ただ笑って実行せず。
これでは病人は増加しても、減るとは思われない気がする。
おわり


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野菜の効能

参考文献は梶尾 太郎先生著「生野菜汁療法」、「ブログ栄養百科」等


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血管を柔らかくするNO(エヌオー:一酸化窒素)とは By 豊岡倫郎 氏 2021-1-28

1. NO(エヌオー)の発見でノーベル賞受賞

1998年にNO(エヌオー)即ち一酸化窒素を発見したアメリカの3氏、ルイス・イグナロ氏、ロバート・ファーチゴット氏、フェリド・ミュラド氏に、ノーベル医学・生理学賞が授与された。一酸化窒素はノーベル賞を授与するに値するほど重要な役割を体内で果たしていることの査証に外ならない。

2.NO(一酸化窒素)とその働きとは

一酸化窒素とは窒素(N)と酸素(O)が結合した窒素酸化物である。血管の動脈は外膜、中膜、内膜の3層で構成されていて、外膜は血管の外側を保護する層で、中膜は平滑筋と線維から成り立っていて、伸び縮みする層で、内膜は内皮細胞と内皮下組織から成り立っている。

順調に血流が流れている時は、一酸化窒素はこの血管の内皮細胞で生成されて、中膜にある平滑筋に作用して、平滑筋の緊張が緩んで、血管が広がるので、血流が良くなる働きをしている。

以前、福岡歯科大学の平田雅人教授の「かかと落し健康法」を紹介したが、かかと落しを実行することによって、骨ホルモンと称するオステオカルシンが分泌されて、健康維持に効果があるという内容の話である。

今回の一酸化窒素の発見でノーベル賞を貰ったフェリド・ミュラド氏は当時スタンフォード大学の教授をしていた時に、平田雅人氏はこの大学に留学していて、教えを受けていたという逸話がある。

かかと落しで発生するオステオカルシンには、一酸化窒素の産生を促進する働きがあり、この一酸化窒素を作ることが、動脈硬化の予防になる。前述したように一酸化窒素には血管の平滑筋を弛緩させる働きがあるから、血流が良くなるし、血管内のコレステロールや血栓の発生を抑えることから、動脈硬化の抑制に効果がある。更に一酸化窒素にはアンモニアを取り除いたり、乳酸の消費を促進することによって、疲れにくい体を作る効果もあるという。

その他一酸化窒素の働きを整理すると、●血管を拡張する。●血栓を作りにくくし、血液をサラサラにする。●血管の炎症を抑える。●酸化を抑える。●血管内のコレステロールの塊であるプラークの発生を抑える。●毛細血管の数を増やす。

3.血管の老化

加齢と共に血管も硬くなり、衰えてゆくが、加えて生活習慣の悪い人には、更にそれを促進するような血糖値が高い、中性脂肪が多い、コレステロールが多い、血圧が高い、肥満である、運動をしないなどが重なり、最終的には動脈硬化を招いている。

血流の悪いところに、ガンを始めとして、いろいろな病気が発生するのは理の当然であるが、しなやかな柔らかな血管を維持することによって、血流を改善して疾病を防ぐためには、一酸化窒素の生成を昂進する方法を実行すれば、動脈硬化も予防できる。

4.一酸化窒素の生成を促進する方法

1)体操療法・・・●以前紹介した「かかと落し体操」をする。一日に30回。●床に座って、両足を真っ直ぐ前に伸ばして、足首を先方へ倒し、次に手前へ引き寄せるふくらはぎ体操をする。5分間。●自彊術体操をする。31の動作を約15分で行う。●外へ出て、20分の早足散歩をする。●家の中で足踏み体操をする。ゆっくり5分間。これ等の体操の中から気の向くものを始めたらよい。ただ高血圧や心臓に負担をかけないように、無理をせず、マイペースで、徐々に回数や時間を増やす工夫をする。

2)和温療法・・・元鹿児島大学医学部の教授で、今は和温療法研究所所長の鄭忠和氏が確立した療法で、それは、室温を60°Cに設定した遠赤外線乾式サウナ治療室で、全身を15分間温め、そのあと、椅子に座った状態で30分間保温し、最後に発汗量に見合った水分を補給するという方法である。全身を温めることによって、血管が広がり、血液循環が促進されて、血管内皮細胞から一酸化窒素が放出される。血管新生作用も起きて、動脈硬化を抑制する効果もある。詳細は鄭忠和氏の著書「なぜ微熱は体にいいのか」の中で、いま迄45年間の診療から、心不全を始めいろいろな難病の治癒例も掲載されている。

3)食事療法・・・骨も筋肉も血管も血液も毎日の食べ物によって、作られている。適量のタンパク質は白身魚、青魚や大豆製品から摂取し、生野菜、果物、小魚、海藻、ゴマ、コケ類、発酵食品、梅干しなど摂取すれば、ビタミン、ミネラル、酵素、抗酸化成分も補給できる。

4)避けるべき行為・・・高コレステロール、脂質異常症、高血圧、動脈硬化症は高脂肪、高蛋白質の欧米食に起因するものであるから、程々に控えることが肝要である。

またタンパク質と糖分の過剰摂取は体内で最終糖化産物という、別名AGEsを体内で生成させて、血管を傷つけ、老化を早めるから、摂取は控える。

更に活性酸素を体内に発生させるような事、即ちストレス、過激な運動、便秘、過労、食品添加物や農薬の多い加工食品の摂取、医薬品、酒、喫煙、長時間の直射日光は極力控える。

5.血管の欠陥は万病の元

死亡原因のトップスリーといえば、ガン、心臓疾患、脳卒中であるが、ガン以外の死因には、血管の欠陥に起因している。長年暴飲暴食を続けていれば、病魔に侵されるのも当然である。生活が豊かになり、これでもか、これでもかと毎日テレビでは、やれグルメだ、スイーツだと、浮かれているのは、如何なものか。

血管は沈黙の臓器と言われている。痛みや、痒みも感じないから、おろそかにされて、健康診断で指摘されても、生活に何ら不都合を感じないから、放置され続ける結果、最終段階に入って、突然として、発症したときにはもう遅い。薬では完治せず、手術によって応急処置を受ける羽目に陥る。今こんなに病人が多いのも、例えば糖尿病の人が予備軍を入れて、2200万人、高血圧3500万人、慢性腎臓病1300万人、骨粗しょう症1300万人、腰痛2200万人、変形性膝関節症1400万人、下肢静脈瘤1000万人、メタボ960万人等、薬では簡単に病気は治らないこの事実を真摯に受け止めて、日頃の生活態度に問題がないか、今一度反省することも無駄にはなるまい。病気になっても、医者に丸投げしないで、自分の努力で治せる病気と医者に治してもらう病気とがあることを知って、健康知識を身に着けて、自助努力に励めば、病人は減ることは間違いない。

6.まとめ

体操をすることによって、血流を高めて一酸化窒素を増やす行為は誰でもすぐに実行できることである。しかも副作用がない。私が毎朝実行している自彊術体操の31の動作の中にある、スクワットや前屈、かかと落しなどに、一酸化窒素を増やす効果があることを今回知ったが、百年前に創設した中井房五郎先生の先見の明に感動した次第である。今まで長年健康講座を開いていて、折に触れ、自彊術を薦めているが、実行してくれる人は稀有である。皆さんは体を動かすことが嫌いなのか、効能を認識出来ないのか。実際に体験しないと、その良さを理解できない。「座して死を待つ」のだろうか。

おわり


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体の石灰化 By 豊岡倫郎 氏 2020-12-27

1.体の石灰化とは

体に違和感を覚えて、病院で超音波やMRI検査を受けると、患部に石灰化が見られるというケースが最近話題になっている。

石灰化とはどんな現象なのだろうか。体内で重要な働きをするカルシュウムが異常を起こして血液の中に溢れると、血管、関節、組織や臓器などに沈着して、石灰化する現象をいう。当然石灰化すればこれらの器官の働きは制限されて、疾病につながって行くから怖い。

2.何故石灰化が起きるのか

体にはホメオスタシスという生体の恒常性維持機能が備わっていて、血中のカルシュウム分の濃度は常に一定に調整されている。その値は血液100ml中10mgに維持することであるが、カルシュウム濃度が低くすぎたり、逆に高すぎると、カルシュウムパラドックス現象が起きる。

カルシュウムパラドックスとは、二つのケースがあり、摂取したカルシュウム量が少ないと、骨からカルシュウムを取り出し流用するために、一時的に血中に必要以上のカルシュウム分が溢れてしまうケースをいう。

もう一つのケースは摂取したカルシュウム分が多すぎると、血中の濃度を下げようとして、体外へ排出させるために、逆に一時的に血中のカルシュウム分が不足してしまう。そこで骨からカルシュウムを捻出することになる。要するにカルシュウムの摂取量が少なすぎても、多すぎても、骨からカルシュウムが抜けてゆく結果、血中に溢れたカルシュウムが体の至る所に沈着してしまう。当然骨粗しょう症にもなってゆく。いづれにしても、各人が日常の食生活の中で、毎日のカルシュウム摂取量が適正であるかどうかは判断するのは難しい。

3.体内でのカルシュウムの役割

周知のように骨や歯の主成分はカルシュウムで出来ていて、重要な役割を果たしているが、体内での配分は、骨対血液対細胞の比は、1億対1万対1の比率で厳密に維持されている。細胞内のカルシュウムは生体の神経の反応や細胞内シグナルの伝達などに欠かせない役割を持っている。血中のカルシュウムは骨や歯の新陳代謝のために使われてゆくが、血中のカルシュウム濃度が高く、溢れる状態が続くと、本来必要としない場所に沈着してしまう現象が起きてしまう。これを異所性石灰化と呼んでいて、沈着する場所は、血液と共に全身に運ばれているため、至る所で発生する可能性を持つ。

4.体内に沈着し石灰化する主な例

心臓の冠動脈、腹部の動脈、軟骨、腱、肩の関節、乳房、肝臓、腎臓、膀胱、前立腺、子宮、下肢動脈など至る所に石灰化が見られる。

以前から石灰化は加齢と共に高齢者の人達には、誰にでも見られる現象であったが、最近は普通の成人にも散見されるようになり、しかも疾病に結びついていることが起こってきたために、注視され出した。

例えば動脈硬化と言えばコレステロールのアテローム化が血管内に形成されるケースしか、知らなかった、最近では血管内の石灰化が取り上げられていて、高血圧についても、石灰化も危険因子だと説明されている。

次に疾病として重大な心臓の冠動脈の石灰化である。初期の冠動脈の狭窄はバルーンで拡張させたり、更にステントを留置して、血流を確保していたが、高度石灰化した病変ではロータブレーターという一種の小型のドリルのようなもので、血管内部の石灰化したところを削って血流を確保する処置を施すことも行われている。

次に慢性腎臓病や腎臓の透析患者に血管の石灰化現象が見られることや、肩関節が急に痛くなり、整形外科で検査してもらったら、肩関節に石灰化が起きているケースもある。更に特異なケースとして、後縦靭帯の骨化がある。頸椎、胸椎、腰椎の背側に骨化が出来て、強烈な痛みで苦しむという後縦靭帯骨化症の時も、石灰化の一種である。

5.何故石灰化が起きるのか

大きな要因としては、体内のカルシュウムの調整機能がタイミングよく精密に行えないことにあるが、病理学的にも、臨床学的にもまだ研究段階で、諸説があるようで、一般の人にその機序が公にされた本は見当たらない。そこでこの病気に罹る人と罹らない人との違いは、何かという観点から整理すると、次の通りである。

  • カルシュウムの摂取量の多少によってパラドックス化の頻度が増した。
  • 体が酸性体質になっている。過食、肉食、油で処理したフライなど、タンパク質の過剰摂取、甘い物やお酒の摂り過ぎ、ストレス、過労、睡眠不足などによる。
  • 運動不足と血流の停滞。
  • 生野菜や果物の食物繊維の摂取不足。便秘と腸内環境の悪化。
  • 加工食品からのリンの摂り過ぎとマグネシュウム不足。

6.石灰化の対応策はあるのか

石灰化も一種の生活習慣病であるから、次のような生活習慣に改めるのがよいのでは。

  • 食生活は3分づき玄米、生野菜汁、良質のたんぱく質は大豆製品と青魚や白身の魚や小魚、海藻、ゴマ、果物などで少食とする、これで酵素と食物繊維、ビタミン、ミネラルの補給は万全である。また腸内環境も改善される。逆に排除すべきものは、高脂肪高蛋白食品、乳製品。アルコール、甘い砂糖製品。塩分過剰。
  • 運動は体全体を動かして、肺活量増大、筋肉補強、骨格矯正、血流促進、関節の可動域拡大、経絡刺激の自彊術体操が理想的である。
  • 石灰化予防の観点から、適度の水分補給にはきれいな生水を飲む。
  • アーク光線療法によって、ビタミンDの働きを活発化させて、十二指腸で作られるビタミンD依存性蛋白質とカルシュウムが体内に吸収できるようにする。
  • 骨粗しょう症の治療には適度なカルシュウムの摂取は無論の事、体を動かして、骨に適度の負荷を加えなくては効果が出ない。

7.まとめ

1)上皇陛下の心臓手術を担当した天野篤博士の著書「若さは心臓から築く」の中に石灰化という言葉が四か所、47、89、155、211ページに出て来るが、石灰化が致命傷となることも多い。

2)砂糖は灰盗なり、と云って、この強酸性食品が骨からカルシュウムを捻出させて石灰化を招く一番の原因ではなかろうか。その他いろいろ砂糖の害を知らない人が多いのは残念なことだ。

3)学校の給食、老人介護施設や入院時の食事に牛乳が付いている。違和感を持つのは私だけか。

4)最近多くの医者が言っている言葉は、「改善策を実行する前に、今までやって来た体に悪かったことを全て止めることだ」と。病気には必ず原因がある。手順を間違えぬように。

おわり


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健康への道しるべ 第148号のご紹介

第148号 心と体の健康生活:令和2年12月20日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円

 


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冷え性の人が増えている BY 豊岡 倫郎 氏 2020年11月29日

1.冷え症や低体温とは

これから冬本番になると、冷え症の人には寒さが一段と身に浸みる。実際にアンケートを取ると、8割近くの人が冷えで困っているという。また最近低体温の人が増えているという。以前は日本人の平均体温は成人で、36.6度、子供は37度位だった。ところが今は、殆どの人が35度台で、36.6度もある人は少ない。
では冷え症と低体温の違いは何か。冷え症の人は手足が冷たい、腰やお腹が冷えているという実感がある。一方低体温とはズバリ検温すると、35度台しかない。低体温イコール冷え症とは限らないが、相関関係があるという。

2.冷え症や低体温による体の不調とは

体温が一度下がると、免疫力が30%低下する。逆に体温が1度上がると、白血球も増えて、免疫力が数倍アップすると言われている。低体温でドロドロ血液となり、血流が悪く、新陳代謝が不充分で、酸素の供給も滞る。その結果肩こり、便秘、頭痛、腰痛、その他各臓器の機能低下が起きて、肥満、ガン、消化不良、うつ病、不眠症など何を発症してもおかしくない。

3.何故冷え症と低体温になるのか

冷え症にも色々なタイプがあるが、ここでは冷え症と低体温をひっくるめて、一般的に考えられる原因を列挙すると。

  • 筋力の低下。体の骨格筋と心筋で全体の発熱量の三分の一を産生している。ところが現代人は交通機関やあらゆる分野での機械化が進み体を動かすことが少なくなった。
  • 大食や偏食で宿便の停滞。詳細は後述。
  • 毛細血管にあるグローミューという副血行路、通称バイパスと呼んでいるものが、大食、お酒の過飲、甘い物の過食によって、硬化したり、消滅しているために、血管の98%を占める毛細血管の末端まで血流が浸透しないため、全身の血流も悪くなる。
  • 低血圧だったり、貧血だったり、栄養の偏りが有ると、末梢血管の血流が悪くなる。
  • 甲状腺ホルモンの働きが低下している。
  • 体内の水分量が不足していると、血液中のグアニジンが増えて、老廃物が排泄できず、寒さを感じる。
  • ストレスなどで自律神経のバランスが崩れて、交感神経が昂進し血管が収縮し血流不良になる。
  • 年中冷たい飲み物、ビールの摂り過ぎで体を冷やし過ぎる。
  • 夏は冷房、冬は暖房と体が過保護となってしまい、皮膚機能が低下している。
  • 服薬や食品添加物の多い加工食品の摂り過ぎで自律神経のバランスが狂っている。
  • 足や股関節、骨盤、背骨が歪んでいるために、内臓の働きや血流が悪くなっている。

4.冷え症や低体温対策

1)即効対策

  • 腹巻したり、靴下をはいたり、カイロをしたりして、足や腹を冷やさない。
  • 肉を食べて食事誘発性体熱酸性作用を起こす。
  • ショウガ、ニンニク、ネギ類、トウガラシを食べる。
  • 10分間位ぬるめのお湯に浸かり、芯から体を温めると同時に副交感神経を優位にする。
  • 就寝時に湯たんぽ、電気アンカをする。
  • 冷たい飲み物、ビールは飲まない。体を冷やすような果物、野菜を摂らない。
  • 体を温めるカボチャ、ニンジン、サトイモなどの根菜類、モロヘア、海藻類、ゴマなどを摂る。

2)根本対策

  • 体の筋肉を増やす。体の筋肉の70%は下半身にあるから、スクワット体操をする。
  • 乾布摩擦をして、皮膚を鍛えると同時に、リンパ液の流れを良くする。
  • 西式健康法にある毛管運動をして、毛細血管を再生させて、体内の血液の流れを良くする。金魚運動と合掌合蹠法をして、背骨の歪みや股関節の歪みを正す。温冷浴や裸療法というのがあり、裸になって皮膚を冷やしたり、温めたり、交互に行なって、皮膚を鍛え、毛細血管の血流量を増やし、寒さ知らずの体にする。これら西式の諸療法はYouTube動画で見られる。
  • 一日二食の少食にして、宿便や便秘を解消させると、脳の血管運動神経のマヒが治り、寒さや暑さの調節機能が正常となる。
  • 食品添加物の多い加工食品や高脂肪高蛋白の過食、偏食を止めて、ビタミン、ミネラル、酵素の含まれた増血効果のある健康食に切り替える。
  • アルコール類、砂糖類は摂取しない。
  • ストレスを解消するための解決策を見つけて、実行する。

3)体質改善策

一般常識を覆す体質改善法がある。甲田光雄著「冷え症は生野菜で治る」文理書院発行にはその理論、実行法、体験談など詳細に書かれてある。その要点は一日二食にして、玄米と5種類の生野菜汁を摂取し、生水を1日に1リットル前後飲み、西式健康法の毛管運動、金魚運動、合掌合蹠法、温冷浴、裸療法を実行する。すると宿便や便秘も解消し、消化吸収が良くなり、毛細血管も再生し、血流改善、骨格も矯正され、自律神経も整い、皮膚機能も回復し、最終的には、綺麗な血液が全身を駆け巡るようになり、冷え症が解消する。冷えているからと、体を温めるだけでは、冷えへの抵抗力がかえって弱まる。敢えて体を冷やす云われる生野菜を食べたり、裸療法などすると、抜本的な体質改善が出来るのである。

4)その他の対策

  • 漢方薬を服薬する。漢方ではその人の体質に応じて、漢方薬を処方してくれる。陽性体質か陰性体質か、実証か虚証か考慮し、陽性食品,陰性食品の選択など指導している。
  • 指圧療法もその歴史が古く、冷え症に対する経絡やツボを刺激することで、対応している。
  • 自彊術体操は体全体を31の動作で骨格、筋肉、呼吸、経絡、自律神経、内臓器官に調整と機能アップ効果で、総合的に健康体に導いてくれる。

5.まとめ

1)今一度復讐すると、宿便が溜まると、脳の血管が膨張し、脳が圧迫されて、脳の血管運動神経がマヒし、体全体の血管の収縮、拡張の調整が出来なくなるため、冷えるということ。

体には生命維持のために逆境に対抗する反発力が備わっている。手足を上に挙げて振ると、血液を流そうとして、毛細血管が再生されるとか、体を冷やす生野菜を食べると、冷えから体を守ろうとして、反発して、暖めるシステムを構築する。正に陰極まって陽となること。このふたつの原理は健康管理の盲点となっていて、一般に浸透していないのは誠に残念なことだ。

2)冷え症ばかりでなく、生活習慣病などで病んでいる人々の姿を拝見して、思うことは、そこには無知と慢心がある。間違った健康常識に捉われている人、体に悪いことは理解しているが、これ位なら大丈夫だろうと、見くびる態度の持ち主が多いのが問題ではなかろうか。

おわり


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健康への道しるべ 第147号のご紹介

第147号 心と体の健康生活:令和2年11月15日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円


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柿のお話

秋の果物と言えば ” 柿 ”  をまず思い浮かべる。

柿茶を製造販売している柿茶本舗(有)の前社長が私の友人だったことから柿との縁はますます深まった。

「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがある。

柿が赤くなる秋は天候がよいので、体調を崩す人は少なく、医者は商売にならずに青ざめる、という意味。

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柿は老化防止や美容、二日酔いの予防にもおすすめです。

得筆すべきは、ビタミンCの含有量が下図のごとく抜群に多い事。
甘柿は可食部100gあたり70mgと果物の中ではトップクラスで、1個食べると、ビタミンCの1日の摂取基準量を満たすことができます。
ビタミンCは風邪の予防や免疫力アップ、美肌の育成・維持などに重要な働きをする栄養素。
C
コロナ禍の今、柿と柿茶を毎日食べて飲んで免疫力をUPしましょう。
ちなみに10月26日は「柿の日」って知ってました?box2
正岡子規の有名な俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」は彼が1895(明治28)年10月26日に奈良へ行った時に詠んだといわれています。
この俳句にちなみ、10月26日は「柿の日」に定められたとか。

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サルコペニアとフレイルとは By 豊岡倫郎 氏 2020-10-30

1.サルコペニアとフレイルとは

サルコペニアとは加齢に伴って、骨格筋肉量や筋力が低下して、身体機能が低下することを云う。一方フレイルとは加齢と共に、筋力だけでなく、精神的、社会的に活動までもが低下している状態のことを云う。

2.サルコペニアとフレイルを予防して健康長寿を

データによると、平均寿命と健康寿命との間に大きな開きがある。男性は9歳、女性は13歳と、その間は、人のお世話にならねばならないという不本意なことが起きているのが現状である。経済的にも介護費、治療費など国家の医療費も高額となってゆくという問題もある。

3.サルコペニアの症状

加齢と共に筋肉が低下して、骨格も歪み、歩くのもままならなくなる。すると生活の活動範囲も限定され、生活の質も低下する。そのうち転んだり怪我をすると、寝たきりになったり、色々な老人特有の病気も発症することになる。それを防止するには、若い頃からの健康管理が大事であるが、老齢になっても出来る限りの努力も功を奏するから諦めてはいけない。

4.フレイルの症状

加齢と共に、筋力の低下はもとより、活動性の低下、認知機能の低下、精神活動の低下等が起きる状態になる。サルコペニアとの違いが分かりにくいが、サルコペニアは主として、筋肉量の減少によって発生する身体機能の低下を対象としているのに対して、フレイルは筋力低下などの身体的要因だけでなく、精神的要因のうつ病、認知症など、更に社会的要因の孤独や閉じこもりなどの生活活動全般までの広い範囲のことを対象としている。

5.フレイルの診断基準

日本老年医学界ではその診断の要素基準として、例えば体重の減少、歩行速度の低下、握力低下、疲労感、身体活動のレベルの低下、記憶力低下、認知機能、栄養状態、持久力、日常生活での活動性などの要素を上げている。

6.サルコペニアとフレイルの予防策

加齢と共に誰でも体力は低下するし、食も細くなるし、人との付き合いもおっくうになってきて、記憶力も低下してくる。加えて独居老人になると、介護を受ける一歩手前の状態になるのも時間の問題となってくる。そこで健康寿命を伸ばすのには、どうしたらよいか。

1)運動面では・・・最近は高齢者の運動には、あれが良い、これが良いとテレビや新聞、雑誌で報じられている。実際色々な教室に通っている人も多い。子供の頃から体の弱かった私は、ボディビル、西式健康体操、気功術、ヨガ、自彊術など体験してきた。また35歳の時に西式甲田療法で有名な甲田光雄博士に診察を受けたのを機にして、健康法に目覚めてからは、多種多様な健康に関する本を読破して、最終的に皆さんにお勧めする健康体操は自彊術である。

自彊術は今から約百年前に中井房五郎という療術師によって創設された健康体操である。戦前の大正から昭和にかけて、ピーク時には二百万人以上の人達が実行していた。体操自体は31種の動作を約15分かけて行うだけですが、その効果は素晴らしく、列挙すると。

有酸素運動、骨格の矯正、筋力のアップと柔軟性、ツボと経絡の刺激、血液循環促進、自律神経の平衡化、体液の弱アルカリ化、精神の安定など、健康維持のためのあらゆる要素を網羅している。メリットとして、家庭で手軽にいつでも一人で出来ること、場所を取らない、機械を使わない、一回の消費カロリーが37キロカロリーと少なく、疲労することなく、逆に疲れを取ってくれる。しかも自分の体力に応じて、無理なく行えるので、どんな人にも向いている。

体には骨の数が206個、筋肉は600個、可動関節は239個有るが、一回あたり僅か15分間の体操であるが、体全体のあらゆる関節を、述べ1万数千回動かすことによって、三次元の方向に、即ち上下、左右、前後の方向にほぐしてくれる。従って高齢者の体力維持や向上は無論のこと、食欲増進、便秘解消、骨格の矯正、冷え症解消、ストレス解消にも効果があり、毎日継続すれば、体が喜ぶ体操である。私は今日まで23年間続けていて、この体操を知って良かったと思って毎日続けている。

2)食事面では・・・いつも申し上げているように、3分づき玄米、生野菜ジュース、小魚、貝類、大豆製品、ゴマ、海藻類、キノコ類、根菜類、青い菜っ葉、果物少々、それに筋力をつけるのであれば、良質のタンパク質として、白身や青魚を摂る。避けるものは、酒、甘い飲み物とお菓子類、肉類、乳製品である。また栄養補助として、自然のビール酵母がおすすである。

3)精神面では・・・何か生きがいを見つけて、前向きに過ごすことである。夢を無くした時から老化が始まる。何事にも興味を持つことが大事で、私はもう年だからと、諦めないで挑戦する。陳腐化してしまい、人にバカにされることは、誇りあるあなたにとって屈辱でしかない筈。ボケない為には脳を使う趣味を見つける。テレビや読書していても脳の血流は良くならない。

もうひとつはストレスを溜めない。マイペースで生きる。そして自分の健康哲学を確立して、それを人生の指針とする。健康生活では運動と食事は車の両輪で、それをけん引するのは健康哲学に基づいて、人生を歩むのが、理想的な老後ではなかろうか。

7. ルーの法則とは

生理学のおける古典的な基本法則で、筋肉は適度に使うと発達し、使わなければ退化し、過度に使えば障害をおこすという法則である。体を適度に動かさないと体力が低下するばかりでなく、不定愁訴、自律神経失調症などの神経科系統の体調不良も出る。

糖尿病の患者に医者は一日に一万歩、歩きなさいとアドバイスすることがある。しかし歩き方を誤ると逆に別の疾患にかかることも懸念される。何故なら昭和51年に「予防医学」という題名の本を出版した磯谷公良氏によれば、股関節の転位角度の不良により、骨盤が傾き、左右の足の長さも不均等となり、脊柱の異常を引き起こす。これが万病のもとになっているという。こんな骨格の歪みのある人が毎日一時間以上も歩けば、体にいろんな支障が出ても不思議ではない。

石川県が生んだ哲学者の西田幾多郎は「ただ一つの思想を知るということは、思想というものを知らないというに同じ」と本の中で書いている。この「思想」という言葉を「健康法」に代えて、読むことを提案する。いろいろな健康法を勉強するのも、生き抜く力のひとつである。

8.まとめ

病気には必ず原因がある。ガン、心臓疾患、脳卒中の三大生活習慣病も自分の間違った生活習慣にあることを、どれだけの人がそれに気が付き、改善していることだろうか。また自分の無智に気付いて、こんな病気に負けるものかと、いろいろ調べてベストを尽くそうとしているだろうか。転ばぬ先の杖はあなたの気づきのセンスの持ち合わせ次第であろう。

おわり


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ビタミン・ミネラルが健康を守る By 豊岡倫郎 氏 2020-9-29

1.飽食時代の栄養の偏り

飽食の現代において、偏った食生活によって、ビタミンやミネラルが不足しているために、いろんな病気が発症していると言われ出した。これを機会に我々の日常の食生活において反省し、改善すべきことは何だろうか。

2.体に必要な栄養素とは

体に必要な7大栄養素といえば、炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラル、酵素、食物繊維が食生活には欠かせない。その中でも今まで軽視されがちだったビタミン、ミネラルの重要な働きを再認識して、不足を補い、健康維持に役立てたい。

3.ビタミン、ミネラルとは

ビタミンはエネルギー源や体を作る成分ではないが、体の生理機能を調節してくれる有機化合物のことで、13種類ある。またミネラルは食物の消化、吸収、老廃物の排泄、エネルギー生産などの生命活動を助けている無機質成分のことである。16種類あり、これらのほとんどが体内では作れないので、食べ物から摂取しなければならない。厚労省はこれらの摂取基準量を定めている位重要な栄養素なのである。我々が一般常識として知っているのは、ビタミンAの不足で夜盲症、ビタミンB1の不足で脚気、ビタミンCの不足で壊血病、カルシュウムの不足で骨粗しょう症、鉄分の不足で貧血などであるが、それ以外のものも皆大切な働きを持っているから、不足させてはいけない。

4.摂取不足が指摘されている主なビタミン、ミネラルの働き

1.ビタミンC・・・抗酸化作用、コラーゲンの生成、免疫力強化、コレステロール低下、血管の強化、ミネラルの吸収向上など。
2.ビタミンB1・・・成長促進、糖のエネルギー化、食欲増進、
3.ビタミンD・・・カルシュウムの吸収促進し骨の発育、免疫力強化、腸の上皮強化
4.ビタミンE・・・過酸化脂質の発生を抑え、老化・ガン・動脈硬化防止,血行促進
5.カルシュウム・・・骨の発育、酸性血液の中和、心臓の収縮リズムの調整、精神安定
6.マグネシュウム・・・酵素の働き活発化、骨の生成、筋力低下や糖尿予防、脳神経安定、血流促進、脂肪代謝、カルシュウムの沈着防止
7.カリュウム・・・細胞内水分調整、心臓リズム調整、筋肉の収縮、血圧調整
8.亜鉛・・・インスリン・酵素の生成、男性生殖機能、細胞の生成、味覚機能、免疫機能向上、コラーゲン生成
9.セレン・・・抗酸化作用、老化防止、血管の強化、精子生成、重金属の解毒
10.クロム・・・新陳代謝促進、糖尿・高血圧抑制
11.ヨード・・・甲状腺の機能正常化、子供の肉体的、精神的発育機能
12.マンガン・・・骨の発達、生殖機能、炭水化物や脂肪の代謝、筋無力症やパーキンソン氏病などの神経伝達異常抑制。
13.微量ミネラル・・・ミネラルは必要摂取量が微量でも、摂取不足が続くと、酵素の活性が弱り、自然治癒力や免疫力の低下を招いて、色々体の不調の原因となっていても、不慣れな医者も多く、診断が難しく、治療の盲点となっているという。

5.ビタミン、ミネラルの複合相乗効果

アメリカのロジャー・ウイリアムス博士は「生命の鎖」の理論を発表している。即ちビタミン、ミネラルは、相互に関連していて鎖のようにバランスよく形成されて、繋がっていないと、健全に生命活動を維持できないとした。

例えば亜鉛はビタミンA、マグネシュウムはビタミンB群、カルシュウムはビタミンC、セレンはビタミンEとの相合作用で効果が出る。

更に「ミネラルバランス説」を唱えたのは、ドイツのリービッヒ博士である。即ちミネラルは身体の中でそれぞれの相互関係によって成り立っていると云う。例えばカリュウムが必要量より不足すれば、他のミネラル量も不足したカリュウム量に合わされてしまうから、各種バランスよく摂らねばならないとした。

今では食生活におけるミネラルバランスの理想比というものがあり、リンとカルシュウムは1対1、カルシュウムとマグネシュウムは2対1、ナトリュウムとカリュウムは1対1、亜鉛と銅は8対1が理想的であるという。

6.ビタミンやミネラルを減らす誤った行為とは体に良いと思って摂取したビタミンやミネラルを無駄に消耗させたり、効果を減少させることが起きないよう、日常生活で注意すべきことは、例えば。

  • 砂糖の摂り過ぎはビタミンB1を消耗させる。カルシュウムも減少させる。
  • ストレスを受けると、マグネシュウム、ビタミンCを失う。
  • 大汗をかくと、ナトリュウム、ビタミンC、マグネシュウム、鉄分を失う。
  • 飲酒によって、肝臓が疲弊すると、ビタミンDの活性衰え、骨の生成低下。活性酸素が発生し、ビタミンCやEの効果低下、亜鉛、マグネシュウム、カリュウムが減少。

7.ビタミンやミネラルの摂取方法

具体的に各ビタミン、ミネラル毎の摂取方法を説明する紙面が無いので、概略すると。

  • ビタミン、ミネラルが効率よく体内に吸収されるためには、胃腸を丈夫にすることが最優先となる。その為には腸内環境を整えて、吸収を良くし、体操をして内臓全体を鍛える。
  • 少食精栄主義で少食だが必要なビタミンやミネラルが豊富な食品を摂取する。玄米、そば、緑黄色野菜、大豆や小豆製品、根菜類、ワカメ、昆布、ひじきなど海藻類、ゴマ、小魚、牡蠣、シジミ、あさりなど魚介類、果物類など。
  • 食べ方としては、新鮮な季節の旬のもの、生野菜ジュースなど加熱しないもの、一物全体食、出来れば無農薬で有機栽培のもの。
  • 摂取を控えるべき品目はお酒、甘いお菓子やジュース類、精白した白米、パン、うどん類、インスタント食品、食品添加物の多い加工食品など。また乳製品は日本人には適していない。

8.まとめ

1)百年以上も同じ田畑で米や野菜を栽培していると、化学肥料だけでは地力も弱り、栄養価の低下は免れない。叉ハウス栽培や水耕栽培も露地栽培に比べて栄養価は低下していないのか。

2)これを機に自分の食生活で充分にビタミンやミネラルが摂れているのか反省をして、何が不足し、いかにして補うべきかを考えても損はあるまい。ただ注意点は市販の栄養剤などで過剰摂取すると、害になる栄養素もあるので気を付けたい。

3)食べたものが血となり肉となる。毒にもなり薬にもなる。医食同源とはこの事なり。

おわり


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動脈硬化は食の間違いから起こる By 豊岡倫郎 氏 2020-8-30

1.日本人の死因のトップスリー

1位はガン30%、2位は心疾患16%、3位は脳血管疾患13%で、この3つで全体の60%を占めている。この内、心疾患と脳血管疾患は血管の動脈硬化が原因とされている。また最近発表された日本人の平均寿命が、男性81歳、女性87歳となった。但し健康寿命の平均は男性72歳、女性74歳となっていて、ここにも動脈硬化による疾病で体の不自由を招いている人が多い。

2.動脈硬化とは

動脈硬化とは、動脈の柔軟性が失われて、硬くなったり、血管の内側にコレステロールが粥腫(じゅくしゅ)、別名アテロームが脂肪の塊となって溜まり、内径が狭くなったりして、血流が悪くなっている状態を言う。更に進行すると、粥腫が破れて、血栓となり血管を詰まらせたり、脆くなった血管が破れたりする。もうひとつの形態は、糖尿病や腎臓の透析を受けている人によく見られるのが、血管の中膜にカルシュウムが沈着して、硬化して、内径も狭くなっているタイプもある。更に小細動脈の壁が厚くなり、内腔が狭くなってしまう細動脈硬化型もある。

3.動脈硬化が原因で発症する主な病気

  • 心臓に大きな負担がかかると・・・心肥大、心不全、高血圧
  • 臓器や組織の新陳代謝が悪くなったり、臓器や組織が壊死すると・・・心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症
  • 血管が破れやすくなると・・・くも膜下出血、脳出血等につながるような病気を引き起こす。

4.動脈硬化になる危険因子

危険因子は肥満、脂質異常症、高血圧、糖尿病、喫煙、遺伝的体質などが指摘されている。肥満には、皮下脂肪型と内臓脂肪型があるが、肥満は万病の元とされていて、長生きする人は肥満指数であるBMIが23前後の人で、この指数が高い人、即ち肥満の人は短命であることが統計的に判っている。肥満を象徴する言葉に、メタボリックシンドローム、別名死の四重奏と言って、内臓脂肪、高脂血症、糖尿病、高血圧の4つが揃っていると、動脈硬化が進み、上述した様な疾患に侵される。特に高血圧と動脈硬化は悪循環するから怖い。

叉最近は内臓脂肪が蓄積されていると、サイトカインという一種のタンパク質から成る生理活性物質が作られて、体内の至る場所で慢性炎症を起こし、動脈硬化の誘引になると言われている。

5.動脈硬化の予兆を知るには

国内では健康診断制度が普及していて、動脈硬化に関連する検診項目もあり、血圧、血糖値、中性脂肪、総コレステロール、善玉、悪玉コレステロールなどの数値に異常があれば、診断判定欄に警告が記載されるから、受診医に相談することである。この警告を軽視してはいけない。

6.子供が危ない

いま子供の肥満、動脈硬化、糖尿病、アレルギー疾患などが増加している。我々がまだ小学生の頃を思い出しても、クラスにこんな疾患にかかっている子は皆無であった。香川県が平成30年度に実施した小児生活習病慣予防検診結果の報告書によると、肥満傾向、脂質異常、糖尿病(HbA1cが5.6だった)等を発症するリスクのある子供がそれぞれ約1割以上いたという。これは全国的な傾向で、子供の将来の健康が危ぶまれている。なおHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは過去1か月前の平均的な血糖値のことで、5.2が理想的で、5.5位までが正常値という。

7.動脈硬化問題を取り巻く環境

一番の問題点は日常の食べ物にある。高脂肪、高蛋白の高カロリー主義の欧米食が健康に良いと教育を受けてきた若い母親達が、肉類、卵、乳製品を毎日の食卓に飾ったり、更に甘いお菓子や飲み物が疲労回復に良いと、思い込んでいる限り、動脈硬化は減らない。若者達が焼き肉、ハンバーグ、揚げ物、菓子パン、コーラーなどを日常食としているのは如何なものか。更に輪をかけて、やれグルメだ、スイーツだと、ドカ食いや、お酒のガブ飲みを誇示する番組を放映して、浮かれている。健康倫理感の欠如も甚だしい。日本人には伝統的な日本食が健康食であるのに。

8.動脈硬化の予防策と治療法の決め手

  • コレステロールや中性脂肪を増やす肉類、卵、乳製品を極力摂取しない。
  • 甘い物は厳禁。糖分は体内で脂肪分となり、体内で活性酸素によって過酸化脂質に変わって、血管壁を傷つけるし、血管を退化させる。叉血液を酸性化させるため、それを中和させようとして、骨からカルシュウム分を捻出させて、血管のカルシュウム沈着を招く。
  • 酒類は活性酸素を大量に体内で発生させて、脂肪分を過酸化脂質に変える。過飲は慎む。
  • 過食は肥満や糖尿病の原因であることは、百も承知していても、食欲を抑えることは至難の業であるが、異常な食への執着心を捨てるには、健康への強い思い、願いがあればできない筈がない。肥満や糖尿病になるような人は概して自分に甘い性格の持ち主が多い。
  • 適度な健康体操やストレスを溜めない工夫、十分な睡眠も考慮すべき必須項目である。
  • カルシュウムとマグネシュウムとの摂取量のミネラルバランスが悪いと、動脈硬化を招くから、その比率は2対1か、1対1が理想的と言われている。マグネシュウムの働きは骨の強化、血管を広げる作用、コレステロールを減らし、血管壁へのカルシュウムの沈着を防ぐ効果がある。マグネシュウムの多い食品は玄米、葉緑素の多い野菜がおすすめである。
  • タンパク質の摂り過ぎはホモシステインという動脈硬化を促す副産物を産生させるが、葉酸、ビタミンB6があればその影響を防いでくれる。葉酸、ビタミンB6の多いものは、玄米、豆類、もやし、ブロッコリ、小松菜、ホーレン草などの緑の野菜である。
  • 現代医学の普通の医者達は軽視しているが、食事療法で動脈硬化の治療に効果を上げている医者達も多い。その療法は朝食抜きの二食の少食にして、玄米、生野菜ジュース、大豆製品、小魚、海藻、ゴマ、根菜等と、ビタミンCの多い柿茶を摂る。ビタミンCには抗酸化、血圧、コレステロール低下等血管強化作用がある。少食にすると、体内で自己融解が起こり、余分な血管内の脂質分をカロリーとして消費して、動脈硬化を改善してくれる。外にもこの少食の効果には腸内環境の改善、便秘解消、免疫力強化、肥満解消など計り知れない。

9.まとめ

1)酒は美味いし、ご飯もうまい、体に痛みも痒みも無いと、健康診断で警告を受けても、薬では根治しない事を承知していても、慢心していて、食事療法を実行しない人が多い。

2)肥満や糖尿病の人に長寿者はいない。何故なら血管に欠陥があるからである。

3)動脈硬化で脳疾患や心臓疾患の恐れのある人は、ある日突然発作が起きるから油断は禁物。自分の置かれている状況を認識し、誤食を改めないと、明日が心配である。「昨日まであんな元気だったあの人が」と、よくある話である。賢人曰く「食を制する者は命を制する」。

おわり


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健康への道しるべ 第146号のご紹介

第146号 心と体の健康生活:令和2年6月25日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円

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農薬まみれ食品の恐怖 By 豊岡倫郎 氏 2020-7-30

1.日本の農薬使用量

OECD(世界経済協力開発機構)の資料によると、各国の耕地面積1ヘクタール当たりの農薬使用量で、日本は第三位にランクされている。一位は中国、二位は韓国。

こんな逸話がある。ヨーロッパの旅行社が、日本へ渡航する際に観光客に渡されたパンフレットに書かれていた文句は、「日本は農薬の使用量が極めて多いので、出来るだけ野菜は食べないようにしてください。あなたの健康を害する恐れがあります。」と。我々は国産の野菜なら世界で一番、安全、安心だと思っていることが、客観的に他国の人の目から見れば異常とみられているのである。

2.法律による農薬の管理

日本では「農薬取締法」や「農薬安全使用基準」、「残留農薬基準」などに基づいて、使用者・消費者に対する安全、収穫物に対する安全、環境に対する安全である。具体的には、薬品の効果、薬害の有無、毒性、発ガン性、催奇形性、残留性などが、人体、農作物、環境に配慮されて規定されている。

3.農薬の種類

一口に農薬と言ってもその種類は多岐にわたっている。「農薬取締法」によると、農薬とは、農作物の防除に用いられる殺菌剤、殺虫剤、その他の薬剤及び農作物の生理機能の増進または抑制に用いられる成長促進剤、発芽抑制剤、その他の薬剤を言う。農薬の分類法はいろいろあるが、使用目的によって分類した場合は、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、誘引剤、植物成長調整剤の発根促進剤、着花促進剤などがある。なお誘引剤とは害虫を匂いなどでおびき寄せる薬剤のことである。

日本で使われている農薬量は大きく分けて、4種類ある。除草剤35%、殺虫剤29%、殺菌剤22%、殺虫殺菌剤11%、その他3%。殺虫殺菌剤というのは、日本で稲作に使われているもの。

4.残留農薬とは

食品衛生法において定められる食品の規格の中で、食品に残留する農薬の基準を「残留農薬基準」と呼んでいる。この基準を超えるような農薬が残留している農産物は販売禁止等の措置が取られる。これによって飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止し、公衆衛生の向上及び増進に寄与することを目的としており、国産農産物、輸入農産物のいずれもがこの規制を受ける。

5.今問題となっている農薬

1)ネオニコチノイド系殺虫剤・・・神経系に作用する殺虫剤で、7種類あり、通称ネオニコと呼ばれている。その毒性は、非常に低い濃度でも脳神経に影響を与えると言われている。子供の発達障害、自閉症や注意欠陥・多動性障害(ADHD、腸内環境悪化、自己免疫疾患などを引き起こす可能性も示唆されている。我々が日常食する野菜や果物、お茶からこの成分が検出されているから怖い。

2)グリホサート・・・除草剤「ラウンドアップ」の主成分で、この農薬は、すべての草木に共通する性質の「光合成」を阻害し、その結果草木を枯らす。その毒性が疑われるのは、発ガン性、腸内環境悪化、生殖機能障害などいろいろある。パン、パスタに使われている小麦粉、大豆製品から広くこの成分が検出されている。

6.ポストハーベスト農薬および燻蒸処理とは

収穫された後に、収穫物である果物や穀物、野菜に散布する農薬のことで、その目的は遠い外国へ時間をかけて輸送する輸出農産物は、その運送時間が長くかかるほど、運送中に発生する害虫やカビなどによって、品質が悪くなり商品価値を下げてしまうのを防止するために行うのである。

ポストハーベスト農薬は表面に付着するだけでなく、皮や中味まで浸透する危険性も高いと言われている。発ガン性や催奇形性が疑われている薬剤も存在するというから怖い。例えば輸入品と言えば、バナナ、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、サクランボなどがある。

燻蒸(くんじょう)処理とは、海外の農産物を輸入する時に、外国の害虫が付着している可能性があるため、日本に持ち込まないように、事前に殺虫処理をすることが義務付けられている。この植物検疫を受けないと、輸入できないのである。

7.日本の食品自給率

日本の2018年度のカロリーベース総合食料自給率は37%だった。日常生活で使用されている食料で自給率の低いものは、小麦14%、大豆7%、油脂類13%、ソバ22%、エビ5%、果実40%、ゴマ0.1%となっている。輸入農産物の依存度が高いものは、輸入時の残留農薬濃度を一定の基準に基づいて検査しているとはいえ、不安が残る。

8.残留農薬の汚染が多い野菜・果物

ある調査によると、イチゴ。ホーレンソウ、リンゴ、ブドウ、モモ、サクランボ、トマト、日本茶などが挙げられている。比較的少ないものは、キャベツ、玉ネギ、ナスなどである。

9.農薬から身を守るには

  • 少食にする。口から入る絶対量を減らす。
  • 充分水洗いしてから使う。皮をむいて使う。湯がいてから使う。
  • 農薬が多く使われているものは極力食べない。
  • 外食しない。加工食品は買わない。どこの産地の野菜や果物が使われているか不安。出来れば畑を借りてでも自家栽培をする。
  • 無農薬、有機栽培と表示されている物を使う。なお有機栽培のことをオーガニックともいう。
  • 例えば、バナナは付け根の方を1cm切り落す。キャベツ、白菜は外側の葉を剥いで捨てる。ブドウの粒に口を付けずに食べる。日本茶は二番出しを飲む等、本に色々秘訣が書いてある。

10.まとめ

1)今から数十年程前に自然農法に関する本「自然農法わら1本の革命」福岡正信著、近年では「奇跡のリンゴ」で有名になった木村秋則氏の自然   農法の本を読んだことを思い出した。

2)農薬の害、食品添加物の害、環境ホルモンの害で我々の体は「複合汚染」で毒されている。これら害の問題点は、じわじわと体内に深く静かに潜航してゆくから、病気になっても、何が原因で発症したのか、究明できない事である。

3)現代の食生活には危険がいっぱいと言われても、危ない食品を食べていませんか、と言われても、何を食べたらいいの?と、戸惑うのが現実の姿ではなかろうか。

4)我々は常に八方に目を配り、危機管理意識を高めて、「買ってはいけない、食べてはいけないものを把握し、君主危うきに近寄らず」を貫くしか生きる道は無いのだろうか。

おわり


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健康へのトビラ VOL.23

2020年7月15日発行、第23号をご紹介。

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タンパク質の過剰摂取の害 By 豊岡倫郎 2020-5-30

1.タンパク質の摂取基準量

厚労省の摂取基準によれば、一日当たりのタンパク質の必要摂取量は、男性は50g、女性は40gと定められている。この飽食の時代には、大半の人が基準量を超えているとすれば、過剰摂取の害を認識し、予防することも肝要となる。

2.タンパク質とは

タンパク質は炭水化物、脂肪と並んで三大栄養素のひとつである。タンパク質は生命の基本単位で、筋肉、皮膚、毛、骨、各種臓器、血液など全てタンパク質から出来ている。タンパク質はアミノ酸が多数連結してできた化合物で、それらが体内のいろいろな器官や組織などの部分の役割に応じて、存在していて、その数は3万~10万種類あると言われている。しかしその基となっているアミノ酸の種類はわずか20種しかないから、その組み合わせの緻密さと合成方法の複雑さに驚愕する。

3.タンパク質の過剰摂取の害とは

  • 摂取したタンパク質は体内に入ると、胃腸で消化酵素によって消化されて、アミノ酸に分解されるが、その過程でアンモニアが発生する。アンモニアは肝臓で尿素に変えられる。更に次には尿素を腎臓で分解されるので、膵臓、腸、肝臓、腎臓の酷使で疲弊してしまう。
  • 必要量以上の過剰なタンパク質の摂取分は、窒素残留物となって、腸内で腐敗発酵を起こして、アミン、フェノール、インドールなど毒素が発生する。
  • タンパク質の消化分解過程で、血液は酸性に傾くために、それを中和するために体内のカルシュウム分が動員されて、骨粗しょう症など骨や歯が脆くなる。
  • 過剰なタンパク質が腸内で充分に消化されないと、未消化のまま腸壁から吸収されて、異物と判断されて、いろいろなアレルギー症状が起きる。
  • 常に未消化のタンパク質が腸内に停滞すると、腸内環境が悪化して、免疫力も低下する。
  • 過剰なタンパク質は体内の糖分と結合して、終末糖化産物即ちAGEが産生される。このAGEは体内のあらゆる部位のタンパク質を劣化させて、心臓病、脳卒中を招く動脈硬化、ガン、骨粗しょう症、変形性関節症、認知症、肌のシミやシワ、老化を早めるなどの原因となる。
  • AGEの発見はもともと「メイラード反応」と呼ばれていて、アミノ酸と糖質を一緒に加熱すると褐色になり、AGEを大量に含んでいることに由来している。例えば食パン、焼きおにぎり、お好み焼き、たこ焼き、パンケーキなど熱を加えて、褐色になったものにAGEが含まれている。従ってAGEの含まれている加工食品を摂取しないように留意する。
  • 腸内で完全に消化しきれなかったタンパク質は悪玉菌のエサとなって、腸内環境を乱し、腸壁の炎症を起こし、「腸もれ」即ちリーキ・ガット・シンドロームが起きて、腸壁から毛細血管の中へ細菌やら毒素が入り込み、諸病の根源となる。
  • 動物性蛋白質の過食は尿中の尿酸が多くなり、尿路結石を作る。
  • 腎臓で尿素を完全に処理できないと、尿酸が発生し、痛風の原因となる。
  • 腸内に腐敗産物が増えると、体臭や口臭の原因となる。
  • 以上の様に過剰なタンパク質の摂取は炭水化物や脂肪の体内での消化や吸収に比べて、より大きいエネルギーの消耗が体内で起きている。体内酵素も浪費される。体力強化のために摂取したタンパク質が実際は逆に体力を消耗させていることに気付かないでいる人が多い。

4必須アミノ酸とは

タンパク質を構成しているアミノ酸は20種類であるが、その内の9種類は体内で合成することが出来ないので、食べ物から摂取しなければならない。これを必須アミノ酸と呼んでいる。

これら20種類のアミノ酸は相互関係を保ちながら、バランスを維持しているので、どれひとつ欠けても効果を充分発揮できない。

5.タンパク質の新陳代謝

体内に数万種類もあるタンパク質の寿命は短いものでは数十日、長いものは十数年維持されているが、部位によって寿命があり、分解と合成を繰り返している。タンパク質の細胞内にあるDNA遺伝子の設計図に基づいて、合成され、機能に応じて使いこなせる当初の形に再生されている。

ところが加齢、AGE、熱、低酸素、加圧、紫外線、放射線、薬剤、活性酸素、酵素、栄養素など色々な要因で変性されたり、異質物が蓄積されたりしてゆく。

例えば脊髄小脳変性症はポリグルタミン蛋白質が、アルツハイマー病はアミロイドβが、クロイツフェルトヤコブ病はプリオン蛋白質が蓄積していて、尚且つ神経細胞のタンパク質の変性にも原因があるというが、その詳細はいまだ解明されていない。

6.コラーゲンの異常

肝硬変、肺線維症、動脈硬化、ケロイドなどの線維化疾患はコラーゲンが異常に溜まる病気で、現在のところ有効な治療法がない難病である。コラーゲンの線維化にはヒートショックプロテインの一種が関係しているというが、因果関係の詳細はまだ解明されていない。

体内のタンパク質の30%がコラーゲン線維で占められている。ところがAGEに侵されているとコラーゲン線維の新陳代謝が悪くなり、古いものが蓄積されて残るという。

7.理想的なタンパク質の摂取方法とは

1)タンパク質の摂取基準量を超えない。摂取内容は玄米3分つぎ、大豆製品だけで必須アミノ酸は補える。

最近は運動選手にも食物性蛋白質を摂取する方が良いと云われだした。

2)酵素の豊富な発酵食品、味噌、漬物類、生野菜ジュース、大根や長芋のおろし、果物を摂る。

コラーゲンを生成するには、ビタミンCと酵素の摂取が欠かせない。なお美容のためにコラーゲンの多い食品を摂取

してもアミノ酸に消化分解されるので、叉コラーゲンなる保証はない。

3)控えるものは甘い物、動物性肉類、魚、卵、乳製品、添加物の多い加工食品、冷たいもの。

4)大食はしない。よく噛んで食べる。食事の間隔は最低5時間を保つ。

8.まとめ

1)動物性蛋白質と食物性との摂取の比較疫学調査によれば、食物性蛋白質の方が疾病患者数が少なかった。
動物性と食物性とでは、タンパク質の分子構造が異なり、各臓器への負担も違う。

2)テレビでは毎日やれ焼き肉だ、ステーキだ、ハンバーグだとグルメや大食番組を放映している。これでは生活習慣病は減らない。

3)「タンパク質の一生」永田和宏著 岩波新書の本によると、「タンパク質について知ることは、とりもなおさず生命の営みを
しることである」と。生命の巧妙な営みにタンパク質が関与しているから、日頃から異常なタンパク質を発生させないような
生活態度を心がけねばならない。

おわり


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健康へのトビラ Vol.22

2020年5月1日発行、第22号をご紹介。


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ヒートショックプロテイン健康法 By 豊岡倫郎 2020-4-26

1.ヒートショックプロテイン(HSP)とは

日本語に直訳すれば、熱ショックタンパク質のことである。英単語の頭文字を取ってHSPと呼んでいる。体内には色々なタンパク質があるが、このHSPとは誰でも持っている細胞内のある種のタンパク質に熱ストレスを加えると、タンパク質の性質が変わり、体に有用な働きをするタンパク質が更に増加する。これをHSPと呼び、健康増進に役立てることが出来る。

2.タンパク質の説明

HSPのことを説明する前に、体にあるタンパク質について説明する。体を構成している成分の約70%は水分で、次に多いのがタンパク質で、18%ある。筋肉も、骨も、皮膚も、爪も、臓器もタンパク質で出来ていて、生命維持に重要な働きをしている。

タンパク質は20種類のアミノ酸がいろいろ鎖のように、複雑に、立体的に組み合わされ、構成されていて、その種類は体内に4万種類ほどあると言われている。その20種類のアミノ酸の内、9種類は必須アミノ酸と言われていて、体外から食事として摂り入れなければならない。残りのアミノ酸は体内で合成されることが出来る。また二つ以上のアミノ酸が結合したものをペプチドと呼び、50以上の集合体をタンパク質と呼んでいる。なお一日のタンパク質の摂取量は男性で60g、女性は50g必要という。

3.ヒートショックプロテイン(HSP)の発見

1962年にイタリアの遺伝学者リトッサ氏は飼育用のショウジョウバエを高温で飼育すると、遺伝子の一部が活性化することを発見した。そしてさらに研究が進み、1970年半ばに熱ショックによって、増加される特異的な蛋白質をヒートショックプロテイン(HSP)と呼ぶようになった。

4.ヒートショックプロテイン(HSP)の特性

前述したように体内のあらゆる細胞の中にある一部のタンパク質に熱ショックを加えると、その蛋白質の性質が変わり、増加して、いろいろ有用な働きをすることが判明した。その働きとは、

  • HSPは細胞の中の一部のタンパク質が熱、病原菌、紫外線、圧力、低酸素、飢餓、精神、放射線、酸とアルカリ、アルコール、薬剤、精神などのストレスによって受けたダメージを修復してくれる。と同時にこれらストレスによって、増加もする。
  • 修復できないタンパク質は分解したり、死なせたりして、細胞を元気に生き残させる。
  • 細菌やウイルスに立ち向かう免疫細胞を活性化させて、免疫力を高める。
  • タンパク質の合成、誕生から分解、終焉までの工程が正常に終えるようにサポートしてくれる。
  • 人は誰でも細胞内にHSPを持っていて、自分で増やして、健康増進に役立たせる事が出来る。

5.HSPの研究発展

世界中でHSPの研究が進み、様々な性質、分子量、作用、増加法、遺伝子まで明らかになり、基礎研究から、臨床研究まで進んできて、病気治療や健康法として役立っている。

HSPと言っても分子量によって100種類位あって、大きく分けて8種類、その中でもHSP70という種類が熱ストレスで最も利用効果があるとされていて、以下その健康法を紹介する。

6.伊藤要子博士の加温健康法

伊藤要子博士は修文大学の健康栄養学部教授で何十年もこのHSPの研究、臨床も経験して、最近はNHKその他のテレビにも出演してHSPの加熱健康法を推奨している。関心のある方は著書の「ヒートショツクプロテイン加温健康法」参照。

その方法とは、各家庭にあるお風呂に入浴して実行する方法。

1)湯温40度の場合は20分、41度なら15分、42度なら10分浸かる。

2)入浴後は体を拭いて、保温性の良い着衣を、靴下もはいて、保温する。暑いからと、急激に体を冷やさない。

3)狙いはこの入浴によって、体温を38度まで上げることによって、HSPを増加させる。

4) HSPの増加効果が発現するのは、2日後にピークを迎えるから、この方法は1週間に2回だけ実行する。

5)体力のない人や老人、高血圧、心臓疾患などの持病のある人は、絶対無理をしない事。40度から初めて、胸まで浸かって、
少しずつ時間を延ばして行くと良い。

6)汗をかくので、入浴の前後に水分を補給する。汗と一緒に塩分やビタミンCを失うので、補給することが必要となる。
塩分は食事で、ビタミンCは飲み物として柿茶がよい。但し入浴前に大量の水分補給は血管を圧迫して血圧が上がるので、気を付ける。

7.HSPを増やす入浴法の効果

  • 低体温が治る。
  • 代謝がよくなる。
  • 疲労を解消する。
  • 元気が出て来る。
  • 運動能力が向上する。
  • 免疫細胞活性化し、病気に罹りにくくなる。
  • 老化が予防できる。
  • お肌がきれいになる。
  • ダイエットしやすくなる。
  • 鎮痛効果がある。

8.光線療法とHSP

光線療法では温度複写の原理を応用して、近赤外線の波長域の輻射線からの輻射熱によって、体内の深部まで温める加熱作用を利用してHSPを増やすことが出来る。

具体的には専用のカーボン2本を燃焼させて、発生した光線を体に照射させる光線治療器がある。家庭用アーク光線治療器として、利用している人も多い。入浴加熱療法にしろ、光線療法にしろ、誰でも家庭で、容易に実行することが出来るのが特徴である。しかも副作用が一切ない。

9.まとめ

1)昔から日本には温泉の湯治場があって、入浴が病気の治療法のひとつとして、利用してきた歴史があるが、HSPは入浴の回数、
時間、温度を科学的に定めてあり、ただ無暗に入浴回数を多くすればもっと効果があると思って、回数を増やしてはいけない。

2)この加温療法にしても光線療法にしても、全国各地の開業医や整体院などで実行されている。

3)中国の孔子の言葉に、「学んで思わざれば即ち罔(く)らし、思うて学ばざれば即ち殆(あやう)し」と。何事も思い立ったら、
ここ一番の行動力が大切であるということ。

おわり


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免疫力を上げて病気を防ぐには 2020-3-27 By 豊岡倫郎 氏

1.今話題の免疫力とは何か

新型コロナウイルスの感染で戦々恐々としている昨今、

免疫力を上げるにはどうすればよいのだろうか。現代人は文明の発達に反比例して、体が弱くなり、様々な病気に冒されるようになった。風邪、ガン、アレルギー疾患、リュウマチになるのも、みなこの免疫力が関係している。

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何故こんなに免疫力が低下したのだろうか。免疫力の強さを年齢別に示した上の図のように、20歳をピークにして、下降してゆき加齢と共に、色々な疾患に罹患する率も高くなる。そこで免疫力について理解を深めることが急務となってきた。

2、免疫とは何か

人体には外部から侵入する有害な細菌やウイルス、花粉、化学物質などの有害物質及び体内で発生するがん細胞や腸の腐敗便からでる異質な有害物質などの異物から身を守る防御システムが備わっている。これを免疫と呼んでいる。

そしてこれら内外からの有害物質や異物を抗原と呼んでいる。これに対してこれら抗原の侵入を受けた生体は抗体を作り、それに対抗して生体を守ろうとする。

免疫には2種類あり、生まれつき備わっている免疫を自然免役と称し、出生後に細菌や異物などに接すると対抗してできる免疫を獲得または適応免疫という。同じ異物が2度目に体内に入った時はリンパ球が記憶していて、やっつけてくれる。予防接種はこの働きを応用している。

3、免疫力の主役は白血球

体の中には縦横に張り巡らせた免疫システムがあり、その主役は血液の白血球である。白血球の成分は、マクロファージ5%、顆粒球60%、リンパ球35%で構成されている。これらを免疫細胞と呼んでいるが、その役割は、マクロファージは大きな異物を処理したり、細胞から出た老廃物を片づけたり、更にサイトカインという生理活性化物質を産生して、免疫細胞間のコントロールをしている。

顆粒球には好中球、好酸球、好塩球の3種があるが、好中球は細菌や死んだ細胞の死骸などの大きな異物を食べて処理したり、体内に炎症が起きると、腫瘍細胞を攻撃する。またリンパ球の中味は、NK細胞、NKT細胞、B細胞、T細胞から成っていて、ウイルスなどの微小な異物やガン細胞を攻撃する働きを持っていて、これら免疫細胞が連携を取りながら、抗体と闘っている。

4、免疫力が低下する要因

●加齢と共に免疫細胞の産生を担当している胸腺、脾臓、肝臓、腎臓、小腸等の機能低下。

●宿便停滞による腸内環境の悪化、即ち悪玉菌が増え、善玉菌の減少し、有害毒素の発生と腸粘膜の炎症による血中への侵入。

●ストレスによって自律神経の交感神経と副交感神経とのバランスが崩れて、顆粒球とリンパ球の正常な構成比率を乱し、免疫力低下。

●生活環境の悪化によって、有害化学物質の体内吸収。

●間違った食生活。即ち高脂肪、高タンパク食の過食が腸内に有毒腐敗便を作る。

●甘いもの摂取過剰、喫煙、過飲酒。●睡眠不足。

●運動不足による血行不良。

●過労。●低体温。●薬の服用。

●血液やリンパ液などの体液のアルカリ性と酸性の不均衡。

●ストレス、過飲酒、便秘、過労、食品添加物、服薬等による活性酸素の増加など。

5、ガン細胞の発生

健康な人でも毎日4千個前後のガン細胞が体内で発生していると言われている。ガン細胞発生は遺伝子レベルでの細胞障害が関与している上に、ウイルス、有毒物質、活性酸素、炎症、低酸素、放射線などの原因が関与している。しかしガン細胞発生段階であれば、体内の免疫力で排除しているが、前述したような要因によって、体内の免疫力が低下して、一気にガン発病へと進む。

6、アレルギー疾患の発生

今花粉症やアトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患で苦しんでいる人は約3千万人いるという。

アレルギーの原因となる花粉、粉塵などの異物、これをアレルゲンと言うが、体内にはいると、それに対抗するために免疫グロブリンIgE抗体が作られて対抗する。そのときにヒスタミンなどの化学伝達物質が放出され、神経や血管を刺激して、炎症を引き起こして、アレルギー症状を呈す。そもそも腸には前述した免疫細胞が70%も存在しているが、高脂肪・高蛋白質の過食で悪玉菌が増加し、腸内環境も悪化すると、免疫細胞も減り、免疫機能が低下して、発症する。

7、自己免疫疾患の発生

自己免疫疾患には、膠原病、慢性関節リュウマチ、強皮症、全身性エリテマトーデスなど数多くの難病が含まれているが、初期症状の人を入れると約500万人いるという。アレルギー疾患は外から侵入した抗原に反応するのに対して、自己免疫疾患は体内で発生した自分の一部細胞を抗原と見なして、反応し攻撃することによって、いろんな症状が出る。その機序は明確ではないが、甲田光雄博士の半日断食に関する本には、生野菜食と断食で治癒した事例が書かれてある。

8、免疫力を上げる方法

1)精神面

  • ストレスに負けないように、日頃から豊富な知識と体験を重ねて、何事にも動じない強靭な精神力を養う。
  • 常に前向きの気持ちを抱き、趣味を持ち、他人と良好な人間関係を築き、生きがいのある生活を送れるよう心がける。また笑うことは免疫力を高めてくれる。

2)食生活面

  • 腸内環境を悪くする高脂肪・高蛋白の欧米食を避ける。
  • 宿便や便秘の原因となる過食をしない。小魚、大豆、ゴマ、海藻、生野菜ジュース、3分づき玄米食中心の少食にする。生野菜や柿茶から、風邪に強いビタミンCを摂る。発酵食品や抗酸化食品、食物繊維の摂取も欠かせない。
  • 甘いお菓子や清涼飲料水、お酒、間食など嗜好品は慎む。冷たい物は食べない、飲まない。
  • 食品添加物の多い加工食品は摂らない。

3)動作・呼吸面

  • 健康体操を日課とする。お勧めは自彊術体操で有酸素、骨格矯正、筋肉補強、経絡刺激、血行促進、自律神経調整、酸とアルカリの調整、心が安すらぐ効果等がある。1回15分でできる。1日1回この体操をすれば体温も上がるし、安眠もできる。私は23年前からこの体操実行していて、その効果を実感している。
  • 腹式呼吸でリラックス効果と腸の活性化を。一方自彊術で横隔膜を広げる胸式呼吸も必要。

9.まとめ

1)免疫力アップのキーポイントは、肉や甘いものを過食して、腸内環境を悪化させない事。健康体操をして、血液循環を良くする事。教養を身に着け、人格を磨いて、精神力を養う事。

2)動物性蛋白質の過食は腸内で腐敗し、その毒素の処理に免疫細胞が注力するため、他の免疫活動が手薄になってしまい、ウイルス等の感染症、ガン、アレルギー疾患に罹り易くなることを知っていれば、暴飲暴食も慎む気持ちになれる筈。食を制する者は命を制することが出来る。

3)「無知は死を招く」という言葉が有る。今何をすべきか、選択するにも知識を持たないと、何を重点的に対策を講じるべきかも決められない人が多い。これでは病人は減らない。

おわり


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毛細血管が健康を左右する By 豊岡倫郎 2020-2-27

1.毛細血管の働きが見直されている

体内の血管の総延長は約10万キロメートルある。地球二周半の長さに相当する。その血管の95~99%が毛細血管で占められている。毛細血管は約100億本あるという。そして、今医学界でその働きが健康を左右すると注目されている。あなたの毛細血管ゴースト化していませんか。

2.血液の流れ

全身を流れる血液の総量は、体重の約8%と言われている。60㎏の人なら5リットルの血液が全身を流れている計算になる。心臓から押し出された血液は動脈を通って、段々細くなった小動脈から末端の毛細血管まで行くと、隣接する組織細胞に酸素と栄養分を供給して、戻る時には二酸化炭素(炭酸ガスともいう)と老廃物を受け取り、今度は小静脈から大動脈を通って、心臓に戻って来る。

体には約38兆個の細胞があり、心臓から出た血液が、体の隅々まで行き渡り、また心臓に戻って来る時間は平常時では約1分かかるという。その間に5リットルの血液が一巡している。

3.毛細血管の構造

毛細血管の太さは5~15ミクロン(1ミクロンは千分の1ミリ)で、その中を血液の成分である赤血球、白血球、血小板、そして液体成分である血漿が栄養分やホルモンなどを含んで、流れている。赤血球は7~8ミクロン、白血球は10~15ミクロンがやっと通れる太さである。

動脈や静脈の壁は内膜,中膜、外膜から成り立っているが、毛細血管の構造は、下の図のように、内皮細胞があり、その外側には壁細胞が密着している。

動脈から毛細血管に血液が流れてくると、赤血球の酸素が血漿中に放出されて、血漿が壁細胞から染み出て、隣接する組織細胞の細胞液となる。組織細胞は細胞液から酸素と養分を受け取ると、二酸化炭素や老廃物を細胞液に渡す。そしてその細胞液が毛細血管の壁を通って、血漿となり、静脈に入って戻って行くという、非常に緻密な構造と働きが、わずか一分間の短い時間に展開され、継続してゆく。

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4.毛細血管にあるグローミューとは何か

上図の右端の図を参照。小動脈から最先端の毛細血管で細胞との間で一連の代謝をした後、血液は小静脈へと還流してゆくが、実は図示されているように毛細血管の手前にグローミューというバイパスがある。別名動静脈吻合とか、AVAと称することもある。

グローミューの働きは環境の変化に応じて、本能的に血流を確保したり、体温の低下を防ぐために、自律神経が血流をコントロールしてくれるのである。例えば冷たい空気や水に皮膚が触れたりすると、体温を逃がさないように、皮膚の表面の毛細血管が縮む。そんな時はグローミューが開いてバイパスを通って血液は環流してゆくのである。もしグローミューがなかったら、心臓への血液の戻りが遅くなってしまい、体全体の血流システムに支障をきたす。

5.毛細血管の衰え

「人は血管と共に老いる」という名言を残したのは、1900年ごろ活躍したアメリカの医師・ウイリアム・オスラーである。2019年に発行された高倉伸幸著「ゴースト血管をつくらない33のメソッド」毎日新聞出版発行、という本がある。著者の高倉伸幸氏は大阪大学教授で20年にわたり血管の研究に携わり、最近はテレビにも出て、ゴースト血管のお話をされている。ゴースト血管の名付け親でもある。ゴースト血管とは血液が流れにくくなって、壊れやすくなってしまい、老いや病気の原因につながる状態の形骸化した毛細血管のことをいう。

毛細血管の数は加齢と共に減少して行き、例えば皮膚では60~70代の人は、20代の人に比べて、約40%も減少していると言われている。

6.ゴースト血管が体に及ぼす影響とは

血流の悪いところに病気が発生すると言われているように、体の隅々まで血液が流れなければ、どこに、どんな病気が発症しても不思議ではない。例えば、息切れ、便秘、肝機能低下、腎機能低下、むくみ、糖尿病、肺炎、アトピー症、リウマチ、骨粗しょう症、老眼、認知症、ガン、高血圧、動脈硬化、冷え症、シミやシワ、むくみ、疲労など上げれば切がない。

7.ゴースト血管発生の原因

ゴースト化を早める原因には、加齢、運動不足、大食、活性酸素による酸化、AGE(終末糖化産物)、飲酒、砂糖、ストレスなどがある。これ等によって、上述した毛細血管の内皮細胞と壁細胞との密着が緩んでしまい、一連の毛細血管と細胞との代謝に障害が起きる。

1904年に西式健康法を創設した西勝造先生は、その著書「無病長生健康法」の中でこう述べている。「過剰な飲酒は動脈硬化を招き、グローミューは硬化したり、変質したり、開放しっぱしとなる。糖分が過剰になると、糖尿病系となり、グローミューは消失したり、軟化したり、委縮する」と。

8.ゴースト血管予防とグローミューの強化策とは

  • 西式健康法では、毛管運動、温冷浴、裸療法をする。特に毛管運動は仰向けに寝て、両手両足を垂直に上にあげて、微振動をさせることによって、毛細管現象を促進して、手足の血流を良くするし、グローミューを再生させる。西式健康法では、血流の原動力は毛細血管の吸引力にあるという論拠から毛管運動を実行して、病気予防と治癒に効果を発揮している。
  • 飲酒や砂糖の入ったお菓子や飲み物を摂らない。
  • 大食しない。動脈硬化や高コレステロールを招く食品を摂取しない。
  • 毎日健康体操をして体全体の血流を良くする。筋肉の拍動も血流を援助している。
  • ビタミンCを生野菜ジュースや柿茶から摂取し血管を強化し、血液の質と流れを向上させる。
  • 日頃から薄着を心がけて、皮膚を鍛える。
  • ストレスに負けない強い精神力を養う。ストレスは血管を収縮させて血流を悪くさせる。
  • 壁細胞はアンジオポエチン1を分泌して、内皮細胞の受容体のTie2(タイツー)との連携で密着しているが、加齢などで隙間ができると、一連の代謝が悪くなる。タイツーを活性化させるにはシナモンやヒハツ(ロングペッパ―)が良いという。

9.まとめ

中国の古典・大学にある言葉「心ここにあらざれば見れども見えず、聞けども聞こえず・・・」

と。何事も問題意識を持たないと、出会いも出会いであることに気付かないのでは。

おわり


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健康への道しるべ 第143号

心と体の健康生活:令和2年2月21日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円

今年6月21日にNPO法人健康を考えるつどいが主催する講演会もご案内として掲載していただいた。

↓ 左端の似顔絵は編集者の増田 桂子氏作、上手だ。


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少食のすすめ By 豊岡倫郎 2020-1-28

1.過食が生活習慣病の元

年末年始に何かと食べ過ぎて、なおかつこの寒い時期には体を動かすことも少なく、体調を悪くしている人も多い事と思う。今年はひとつ何か体に良いことをと、気持ち新たにしている方にお勧めしたいのがのが、食べ過ぎない事です。

2.ひそかなブームとなっている少食健康法

体験したことのない人には、実感が湧かないし、理解するのも困難かもしれないが、一度少食を実行してみると、その効果と爽快さに身も心も生きる喜びが溢れ出て来る。その効能とは、

①自然治癒力が高まる。
②無病、長寿になる。
③便通が良くなり、宿便も排泄される。
④頭脳明晰となる。
⑤睡眠時間が短くなる。
⑥体が疲れず、よく働ける。
⑦長寿遺伝子がオンになり、体質改善され、脳の活動にブドウ糖
だけでなく、脂肪やケトン体もエネルギー源として使われる。
⑧肌がきれいになる。
⑨食費の節約になる。
⑩食品添加物や農薬の口から入る量が減り、その害から身を守る。
⑪食糧、燃料費、調理時間の節約になる。

3.体に備わっているホメオスタシスを狂わすものとは

ホメオスタシスとは恒常性維持機能と訳されている言葉で、人の体には内外の異常に対して、本能的に対処して生命を維持する働きが備わっていることを言う。ところが現代の我々の生活習慣の中には、この働きを狂わすような要素として、腸内環境、自律神経、免疫、血液循環の四つがある。

これら四つの要素に一番大きな影響を及ぼすものは、食習慣である。昔から「腹八分に病なし」という言葉が有るように、健康の根源は食生活にある。

4.少食を実践している人達

皆さんがご存知の人達を列挙すると、ビートたけし、為末大、木村多江、タモリ、水谷豊、Gackt、千葉真一、京本政樹、船瀬俊介、榎本孝明氏などがいる。

特筆すべきは森美智代さんが実践している少食生活である。森さんは1962生まれで、現在は八尾市で鍼灸院を開いているが、ここ20年間も毎日150ccの青汁と少量のサプリメントだけの食事で元気に活躍している。若い頃難病の脊髄小脳変性症を患ったが、当時八尾市で開業していた甲田光雄先生の指導の下に、西式甲田療法を実行して、5年かけて見事に克服したのである。その闘病生活の詳細は、森美智代著「食べない生き方」サンマーク出版の本に書かれている。

5.断食のルーツ

断食は昔から宗教の修行として始まった。キリスト教、イスラム教、インドのバラモン教でも行われてきた。日本でも今から1200年前の平安時代頃から密教や修験道の修行として断食が行われていた。仏教のお寺でも行われていて、千葉県成田山新勝寺で江戸時代に新井白石、松平定信、二宮尊徳、東京帝国大学医学部教授の大沢教授、大正になり小説家の村井弦斎、法学者の今井嘉幸、国立栄養研究所の高比良英雄博士とそこの研究員達が断食をしている。昭和に入って、大阪医科大学の大橋博士、東北大学の久島教授などが、断食を体験、研究している。近年は大阪大学医学部を卒業して開業医として西式甲田療法を確立した甲田光雄博士、現役の医師では石原結實博士が断食に関する本を何冊も出版している。

6.少食には半日断食がおすすめ

前述の甲田光雄博士は開業以来50数年にわたり、二万人以上の患者さんに少食、断食療法を指導して、その成果を「奇跡が起こる半日断食」マキノ出版発行、という本にまとめている。断食について、これを機会に関心を持たれた人はこの本を読まれると、断食に関する全てのことが判りやすく理解できる。生涯に一度はこれらの本を読んで、健康の何たるかを知って、体質改善するのも無駄ではない筈。

7.少食で元気な禅僧

東京のある総合病院の医師が静岡県三島市の竜沢寺の禅僧達の摂取している食事内容を調査したことがある。それによると、禅僧が食べた一日平均の総摂取カロリーは1436カロリーで、タンパク質46g、カルシュウム281mg、ビタミンC24mgなどであった。一方一日の総消費エネルギーは2204カロリーだった。摂取カロリーから消費カロリーを引くと、マイナス768カロリーとなった。

これでは一か月に体重が6キロづつ減少してゆき、一年では72キロ減少する計算になり、禅僧の体重はゼロになって、死んでしまう計算になる。ところが実態は、禅僧達の体格は立派で、心身ともに健康で、病気ひとつせずに、修業に励んでいる。現代栄養学では説明できないのである。人間の体は歴史的にも過食に弱く、飢餓には強い作りになっているから、すぐ適応出来る。

8.まとめ

1)テレビではやれグルメだ、スイーツだのと放映されている。更に大食いを自慢にする番組  まであるのは、如何なものか。放送局の品位が問われる。

2)政府や報道機関が、人生百年時代だと囃し立てているが、良識ある医師たちは、日本の平均寿命はこれからだんだん低下してゆくと予言している。今の若い子供達がとても80歳まで生き永らえるとは思えない。皆さんはどう思いますか。

3)アメリカではここ三年間男女合わせての平均寿命が年々低下して、78歳に落ちた。因みに日本人の平均寿命は84歳である。

4)戦後欧米の高カロリー、高栄養主義に洗脳され、学校給食に馴らされて育った若い親達は  育ち盛りのお子さん達に、焼き肉やハンバーグ、とりの空揚げ、卵、牛乳など濃厚な欧米食を食べさせ、おやつや夜食に甘いお菓子や飲み物を与えて、大人達は酒やタバコの過飲、過食はとても健全な食生活とは思えない。自然界の摂理、体の摂理を無視していないだろうか。

5)我々は毎日の食べ物から命を戴いているのだから、それに感謝しなければいけないし、暴飲暴食をして体をイヂメてはいけない。体の悲鳴に耳を傾けられないような傲慢な態度を改めない限り、生活習慣病は減らないだろう。それには先ず心の宿便を取り、健全な健康倫理感を確立することが肝要となろう。

おわり


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かかと落とし健康法で健康寿命を延ばす By 豊岡倫郎 2019-11-25

1.骨の研究が進む

1995年イギリスでの研究発表によると、一日50回のかかと落しを行うことによって、骨が強くなることが報告された。その後各国で研究が進み、骨に刺激を与えると、体に良い効果が沢山あることが解かってきた。日本では鎌田 實氏(諏訪中央病院の名誉院長、作家)がこのかかと落し健康法を自ら実行して、その効果を確認して、推奨している。

2.骨の新陳代謝とは

人体には約200の骨があり、関節などで繋がり、骨格を形成している。これ等の骨は生まれてから20歳くらいまで成長を続けてゆく。体の骨は他の細胞と同じく、入れ替わりがあり、約5年かけて、順次すべて入れ替わってしまう。

骨の新陳代謝のメカニズムには骨芽細胞と破骨細胞が係わっていて、破骨細胞が古くなった骨を壊し、次に骨芽細胞が新しい骨を作る。その新陳代謝の過程で骨に衝撃を加えると、代謝が促進されて、骨密度が上がることが解かった。

3.骨に衝撃を与えるかかと落しのやり方

1)背筋を伸ばし、足を肩幅に開いて立つ。

2)両足のかかとを2~3cm上げる。上げている時間は2~3秒間保つ。

3)両足のかかとを床にストンと落とす。 ※2)から3)を繰り返す。

4)回数は30~50回を毎日行う。その人の体調や慣れを考慮して、高さや回数を調節する。

ふらつく人は机や椅子に手を添えて行っても良い。膝や股関節、腰に故障のある人は要注意。

4.かかと落しの効果の原理

  • 骨に衝撃を加えることによって、新陳代謝が促進される。
  • 骨に衝撃を与えると、骨から「オステオカルシン」という通称「骨ホルモン」というタンパク

質が分泌されて、体内のいろいろな器官に良い影響を与える。

  • ふくらはぎや太腿の筋肉を鍛え、足の血管を鍛えて、血流を良くする。
  • 足先から頭までの骨格や関節に接続している神経に刺激を与えて、活性化させる。

5.かかと落しのその効果とは

  • 骨密度が高くなり、骨折しなくなる。
  • 足の血流が良くなり、足の冷え症が改善する。ふくらはぎは第二の心臓と言われている。
  • 足の筋力が強化される。
  • 骨ホルモンのオステオカルシンが分泌され、各組織に働きかける。

以上の総合的な効果によって、

  • 骨粗鬆症、耳鳴り、飛蚊症、アトピー、ひざ痛、下肢静脈瘤、不整脈、動脈硬化、高血圧、糖尿病、慢性炎症が改善。
  • 免疫力向上。認知機能を上げる。活性酸素を減らす、男性ホルモンの増加。ガン細胞死滅。

特にオステオカルシンがガン細胞の増殖を抑制することが判ったのである。

6.骨の構成成分の補給

骨を構成している成分を補給しないと、骨の質が悪ければ、せっかくのかかと落し健康法も効果が半減する。その補給すべき成分とは。

  • カルシュウム・・・過剰な摂取は逆にカルシュウムが体から逃げる。
  • マグネシュウム・・・玄米、そば、豆腐、納豆、さといも、さつまいも、海藻などに多い。
  • リン・・・日常の食生活で不足することは無い。むしろ摂りすぎの傾向がある。
  • ビタミンC・・・骨のコラーゲンを作るのに必要。柿茶で摂るのが手軽である。生野菜、果物から摂る。
  • ビタミンD・・・カルシュウムの吸収を助ける。日光浴、干しシイタケ、魚から摂る。現代人は摂取不足ぎみが問題となっている。
  • ビタミンK・・・海藻、ほうれん草などの菜っ葉類、パセリ、シソなどに多い。
  • 適量の良質なタンパク質・・・過剰な摂取はカルシュウムを浪費する。
  • 控えるべきは甘い砂糖を使った飲み物、お菓子、食品で、これらはカルシュウムを浪費させる。

7.自彊術にあるかかと落し法

大正5年に中井房五郎氏によって創設された自彊術という健康体操がある。今も全国にこの体操の健康教室があり、5万人以上の人が実行しているが、この体操にある31種の動作を約15分かけて行う。その31番目に「両足を揃えて飛びあがる」という動作がある。

やり方は、両足のつま先とかかとを揃えて直立する。肩の力は抜き、両腕は体に沿って自然にたらす。肩を上げて爪先立ちになる。イチ、ニイ、サンと掛け声をかけて、かかとからドシンと下ります。回数は10回。その効果はこれまでの30種の動作で、脊椎骨が前後、左右に少しずれていたのを揃えるための動作である。またヒラメ筋の収縮、弛緩によって、脳の血流量が増大するので、頭にも良い。

8.足にある経絡

今までに指圧治療法を受けた人も多いと思う。足から出発する経絡には、胃経、脾経、膀胱経、腎経、胆経、肝経がある。かかと落し健康法がこれらの経絡を刺激することは容易に想像されることである。以前から青竹ふみ法、足裏きびすたたき健康法、縄跳び健康法などがあり、今でも実行している人がいて、効果を上げている。

9.まとめ

1)健全な体作りには、精神、食事、運動の三つの要素がバランスよく三位一体となっていないと健康長寿全うできない。石川県出身の哲学者の西田幾多郎はこんな言葉を残している。「ただひとつの思想を知るということは、思想というものを知らないということと同じである」と。

この思想という言葉を健康法に置き換えると、我々が抱いている健康に対する考え方も変わるのではないだろうか。巷に溢れている健康情報に惑わされることが無いようにしたいものだ。

2)最近テレビで百寿者へのインタビュー番組で、日常の生活習慣が紹介され、いろいろ健康法が報告されている。私が気になったことがひとつある。それは百寿者が健康に悪いと考えて、絶対やっていないことがある筈で、その事が報告されていないのが片手落ちである。「悪事は良事を駆逐する」というのが健康法の基本原則のひとつである。どんなに体に良いことを実行していてもその裏で良くないことを実行していては効果は期待できない。気づいていますか。

3)前を向いて、健康のために体を適度に動かしてこそ、体の細胞も生き生きと元気づく。これを機会に「座して死を待つ」ような生活態度がないだろうか反省したいものである。

おわり


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足は万病の元 By 豊岡倫郎 2019-10-28

1、老化は足から

長寿社会が進み、平均寿命も延びて、男性は81歳、女性は87歳となっているが、ただ気にかかることは、健康寿命即ち介護を受けたり、寝たきりにならずに生活が送れる年齢が、男性72歳、女性74歳と意外と短いことである。そして70歳以上の人が男女合わせて、2751万にも居るから、ここで改めて健康で長生きすることの重要性を再認識する必要がある。

2.足は万病の元

足は万病の元という言葉がある。その意味は足に故障や障害があると、体全身の病気に影響を及ぼしているという事で、今回はいくつかの事例を挙げて、解説する。

3.足の故障が全身に及ぼす機序

右の図を参照ください。

これは西式健康法を創設した西勝造氏が医学文献を参考にして、作り上げた身体故障伝達図である。足の故障は図のように下から上体へと左右交互に及んでゆく。

足の裏の指の付け根付近が痛いのを、発見者の名前を付けて、モルトン氏病という。次に足首の踝の付近が痛いのを、ソーレル氏病というが、例えば右足のモルトン氏病→左ソーレル氏病→右ひざ関節炎→便秘→肝臓→左下胸→右上胸部→左肩→右扁桃腺→左頭部、という具合に全身に影響を与えてゆく。左足にモルトン氏病がある時は、図の点線に従って、ジグザグに上体へ上がって行く。

そこで自分の足指の付け根を掴んでみて、痛みがないか、次に踝の周囲や内外から押してみて、痛みがないか、チェックしてください。足の歪みと云う整形外科担当の疾病が右図のように内科担当の疾病を招いていることを現代医学の医者は知っているのだろうか。現代医学の盲点のひとつである。

4.足の故障と腎臓病

イギリスのツルーエタ博士は第二次世界大戦時に、砲弾で足に怪我をした人を看病していて、その人たちが皆腎臓に障害が出る事に気が付いて、その後動物実験によって、足の故障と腎臓障害の研究成果を発表している。

足に故障がある人はすぐ風邪を引いたり、扁桃腺を腫らすことが多い。これ等の病気を繰り返す毎に、腎臓病も悪化してゆく。最近は慢性疲労症候群の発症にも腎臓が関係しているという。

5.足首の捻挫.

人間は二本足で歩くようになった宿命から、足に故障を起こすことが、生れ落ちた時から死ぬまでに、何度も経験する。その中でもつまずいたり、足を踏み外したり、スポーツをしていて、足首を捻じったり、いろいろ足首の故障を体験している筈である。起きたその時は医者にかかったりして、治療をして日常生活に戻るが、問題は完治していないことが多いのである。即ち痛みがないとか、日常生活に不具合を感じないことを持って、完治と言えないことが多い。

足首は右の図のように、外くるぶし(脛骨)と内くるぶし(腓骨)の間に、距骨(きょこつ)と踵骨(しょうこつ)が挟まれている。足の捻挫は、スポーツや日常活動において、よく起こることがある。その中で多いのが、内返し捻挫である。即ち内側に捻じって、両足の格好はO脚状になる。

踝を構成している骨は関節包で覆われて、その周囲をいくつかの靭帯で補強されている。一口に足首の捻挫と言っても、骨の組み合わせが複雑で、損傷を受けた靭帯や骨を詳しく検査し、適格な処置を受けないと、慢性化して、繰り返し捻挫ぐせになる。痛みがないからと放置しておくと、踝の構造が歪んでしまい、体全体に悪い影響をもたらす。

6.足の相から股関節をチェックする

自然な形で上向きに寝た時の両足の傾きの状態を観察する。正常な形はAの図の、水平線に対して、両足とも60度の傾きのものである。Bの図の左足が前方転位している。C図は右足が少し前方転位している。D図は股関節がぐらぐらになっている。E図は両足とも後方転位している。F図は左足は正常だが、右足が後方転位と内転も加わる。前方転位とは大腿骨の骨頭が寛骨臼(かんこつきゅう)よりも前方にずれていること、また後方転位とは逆に寛骨臼よりも後方にずれているこという。

このように大腿骨の骨頭が寛骨臼にきっちりとはまっていないと、左右の足の長さに差異が出たり、骨盤が上下に傾斜したり、骨盤が前後に捻じれたりする。これらの異常が上半身の背骨や頚骨の曲りを招いてしまう。100人居れば95人の人に股関節の副脱臼がみられると、磯谷公良という先生の「予防医学」という本に書かれてある。

家に例えるならば、基礎の土台が傾いていれば、床も柱も、屋根も傾いてしまうのと同じである。人間の場合はその傾きを全体のバランスを取ろうとして、S字状に上体を曲げながら、最終的には首の曲がりを招く。関節や骨が正しく繋がっていなく、ずれたり、歪んでいると、椎骨と椎骨の間から出ている神経が圧迫されたりして、その神経によってコントロールされている臓器や器官の働きが悪くなってしまい、病気の原因となってしまう。

7.靴底の減り方で病気が解かる

上述したように、足先から首の骨までガタガタに曲がったりしていると、歩き方までおかしくなってしまい、靴底の減り方に特徴が出て来る。底の減る場所と病気になりやすい場所が関係がある。靴底の前の内側が減る人は肝臓が弱いか悪い。前の外側が減る人は心臓が弱い。後ろの外側が減る人は腎臓が弱い。右足の場合は右側の腎臓、左足の場合は左側の腎臓が弱い。後ろの内側が減る人は膀胱が弱い。

8.加齢による足の衰え

筋肉の重量は体重の約40%を占めているが、加齢と共に筋肉量が低下してゆき、特に下半身の筋肉は上半身に比べて三倍のスピードで衰えてゆくという。寝たきり老人になる大きな要因のひとつが、この筋肉量の低下である。筋肉ばかりでなく、骨量も減るし、関節の軟骨も減るし、靭帯も収縮、硬化してゆき、筋力低下し、動作も鈍くなり、歩くスピードも遅くなる。最近は加齢によってもろく弱くなった筋肉をサルコペニアと呼んで、転倒や寝たきりりの原因として、騒がれている。更に認知機能も低下すると、フレイルと呼んでいる。筋肉は適度に使わないと、どんどん減ってゆくことは周知の通りである。

9.何故足が冷えるのか

体の筋肉の70%は下半身半に存在している。そして体が発している体熱の40%以上を筋肉から出ている。今まで運動らしきこともせず、歩くことも少なく生活してきたお年寄りの人は、足が冷えるのも当然の成り行きである。

足が冷える原因として考えられることは、●足の筋肉が少ない。●足の血流が悪い。●日頃から運動したり、体操したり、散歩したりしないので、新陳代謝が悪い。●下半身の骨格が歪んでいる。●ストレスで自律神経のバランスが崩れている。●動脈硬化や糖尿病、低血圧、貧血、甲状腺などの疾患がある。●栄養が偏っている、などが考えられる。

冷える根本的原因は二つある、足の筋肉が少ないと、筋肉の収縮と拡張作用によって血液を心臓へ戻す還流力が衰えて血流が悪くなる。更に足の毛細血管が加齢に加えて、動脈硬化や糖尿病などの人は、硬化したり、消滅していて、還流量が減る。

10.丈夫な足を取り戻すには

1)扇形運動

右の図の右側の方の絵を参照。足先、足指の付け根の部分の炎症(モールトン氏病)を治す方法で、例えば右足の場合は、右手で右足の足首を外側から握り、左手でかかとを掴み、両手の調子によって足先を横に振り動かす。

2)上下運動

右の図の左側の方の絵を参照。足のくるぶしの炎症(ソーレル氏病)を治す方法で、例えば右足の時は、右手で足首を握り、これに左手を持ち添えて、足先を上下に振り動かす。なお下肢を水平に保持すると振りやすくなる。

3) 毛管運動

毛管運動とは仰向けに寝て、首に枕を敷き、両腕と両脚を垂直にあげ、痙攣させるように細かく微振動させ、毛細管現象を引き起こさせる運動で、これによって、血液は円滑に心臓に戻り、かつ手脚の毛細血管からは血液が足りない状態になるため、手脚の側からは血液を引っ張る力が生じて、毛細血管の働きが強化される。1~2分行う。右図参照。

4) 合掌合蹠運動

合掌合蹠運動とは、平床などの上に仰向けに寝て、両手を胸の上で合掌させます。蹠とは足の裏のことだから足裏も同様にぴったりと合わせて、膝を曲げて開き、手と足裏を合わせたまま手と足を前後に縮めたり伸ばす往復運動を十数回行う。終わったらそのまま手足を合わせた姿勢で2~3分間安静を保つ。朝夕1回ずつ行なう。右図参照。

合蹠は、正しい姿勢の基本である股関節、骨盤の歪みを矯正し、更にふくらはぎと内転筋の筋肉を強化することにより、下半身の血流を旺盛にし、へそから下にある腎臓、膀胱、生殖器などの機能を改善する。スクワットに比べて、姿勢が崩れないのでよい。

5)足首上下運動

右の下の図のように、仰向けに寝て、アキレス腱のちょっと上の場所を25cm位上げて、力を抜いてストンと、丸い棒の上に落とす。片足25回ずつ、合計200回から始める。一日に二回行う。

慣れてきたら500回位行う。丸い棒は直径6~8cm位の丸太か竹筒みたいなものに、タオルを巻きつけて、両端をゴムバンドで留める。

長さは30センチ以上にする。この運動で足の血流が良くなり、むくみや冷えも解消する。

6)散歩する。または足踏み体操をする。

いままで余り歩くことも、上述したような体操をしたことがない人は、一日に20分くらい散歩することから始めたらよい。雨の日は部屋の中で、膝を高く上げて、足踏み体操すると良い。足を動かさないとドンドン筋肉が衰えてゆく。

11.足の故障を招く悪い生活習慣

いくら体に良いことを実行していても、一方で次のようなことは慎んでほしい。ハイヒールを履く。横座りする。椅子に足を組んで座る。足に合わない窮屈な靴を履く。肥満。便秘。

12.その他の注意事項

■ 質の良いサラサラな血液を作ることも大事である。ビタミンCやEが含まれた食品を摂る。

良質のたんぱく質として、大豆製品、白身の魚、とりのささ身やむね肉を適量摂取する。同時に生野菜ジュースも飲み、栄養のバランスも考える。

■もうひとつの足首の故障の原因として、甲田光雄著「背骨の歪みは万病のもと」という本によると、二本足で重い体重を支えて行動することは、複雑な踝の構造からして、当然故障が起きやすいが、それを助長するのが、食べ物の誤りだと指摘している。甘い砂糖類、お酒、大食、食塩の摂り過ぎが悪いという。二万人以上の患者の治療経験からこのことを確認している。

もうひとつの指摘は、食べ過ぎを続けたり、食塩を摂りすぎていると、アキレス腱が硬くなって縮んでいる人が多い。そして炎症を起こししているから、強くつまむと痛い。これをアルバート氏病と云う。このアキレス腱の異常から椎間板ヘルニアが起こり、更に坐骨神経痛が出て来る人が多いことも経験している。こんな人は少食にする食事改善も大事だという。

13.まとめ

足は第二の心臓と言われる由縁は、足が健全でないと、足から心臓への血液の還流が滞りがちとることから、全身の血液の循環も制約されて、血流のバランスが崩れて、万病の元となるのである。これを機会に今一度脚下照顧を。

おわり


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歯周病が影響を及ぼす病気の数々 By 豊岡倫郎 2019-9-18

1.歯は健康の重要な要

歯を失って初めて知るその有難さ。歯を失う原因のトップは歯周病によるものである。今日本人の20歳代で70%、45から54歳で80%が軽度を含み歯周病に侵されているというから、日頃からもっと歯の衛生に関心を持って、対処する必要がある。

2.歯周病の怖さ

歯周病に侵されて、歯を失うことによる噛むことの不都合ばかりではない。最近明らかになったことは歯周病が全身の病気を引き起こしているという信じられないような事実である。その機序を今回説明する。

3.歯周病とは

歯茎に炎症が起きる病気の総称で、炎症が歯を支えている側面の歯肉だけならば、歯肉炎と言い、歯の奥の歯槽骨まで広がっていると歯周炎、即ち歯周病と言う。更に進んで症状が悪化して、血や膿が出る、口臭が発生する、歯がぐらぐらするなどの重いのは歯槽膿漏と言う。

注意すべきことは、歯肉炎の初期段階では、痛みもなく、たまに歯がしみたり、歯肉が腫れたり、出血することがある程度では、放置する間に、どんどん静かに進行してゆくから怖い。

歯垢(しこう)別名デンタル・プラークともいうが、これは、食後4~5時間すると歯の表面にネバネバしたものが出来てくる。それが歯垢で、そこには無数の所謂歯周病菌がいる。歯磨きが充分でないと、歯と歯の間や歯肉の間に、歯垢が歯周病菌の塊となってしまい、周辺に炎症を起こす。これが歯周病の始まりとなる。なお歯石とは歯垢を放置しておくと、それが石灰化して、固まったものを言う。

4.口腔内の衛生

口の中には色々な菌が住み着いていて、約700種、合計100億個の細菌がいるという。これ等の細菌の中には、善玉菌も居れば、悪玉菌も居て、歯周病の原因となる細菌は、十数種類居るという。その中でもジンジバリス菌、デンティコーラ菌、フォーサイシア菌の3種が危険。歯の病気によって、これら細菌が血液中に入り込んでいる状態を歯原性菌血症と呼んでいる。そして歯周病菌内部で毒素が作られたり、菌が壊れた時にも毒素が出て来る。

5.歯周病が影響を及ぼす病気の数々

1)糖尿病

歯周病が悪化すると糖尿病も悪化する。その機序は歯周病菌が歯茎の炎症した部分から血中に入ると、血中に炎症性サイトカインが増加して、血糖値を下げようとするインスリンの働きを邪魔して、糖尿病を悪化させてゆく。従って歯周病を治療すると、糖尿病が改善されたという事例も多いのである。

もうひとつ関連性がある。それは糖尿病になると、体内の糖の過剰によって、歯肉の毛細血管が減少しているために、歯茎が弱くて、出血もしやすいので、歯周病にも罹り易い。この二つの要因が悪循環してゆく。

2)動脈硬化

歯周病菌が血中に入り込むと、血管内皮細胞に付着して、血管内膜に炎症が起きて、アテロームと呼ばれる脂肪の塊が出来て、血管の通り道が狭くなる。動脈硬化が進むと、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などが引き起こされる。

3)誤嚥性肺炎

誤って食べ物が気管や肺に入り込んでしまうと、誤嚥性肺炎を起こすことがある。特に高齢になると、飲み込む働きが弱くなり、誤嚥を起こしやすい。その際に歯周病菌が食べ物と一緒に肺に入ると、免疫力も低下しているために、誤嚥性肺炎になってしまう。

4)腎臓病

糖尿病の余病のひとつに腎機能低下があるが、腎臓の濾過する血管に歯周病菌が混じっていると、更に腎臓の負担が加わり、機能が低下してゆく。

5)アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症の人の脳から歯周病菌の毒素が検出されている。またアルツハイマー型認知症に見られるβ―アミロイドを沈着を促進させることも判ってきた。

6)関節リュウマチ

関節リュウマチは自己免疫疾患のひとつであるが、関節を包む滑膜に炎症が発生して、骨を破壊させてゆくが、この炎症に歯周病菌の酵素が関与しているという。

7)早産

妊婦さんが歯周病を患っていると、本来出産のために増加してくるプロスタグランジンという生理活性物質が、歯周病菌による炎症によって、異常に増えてしまい、低体重の早産につながるという。

6.歯周病予防策

1)朝晩の歯磨きは正しく実行する。

2)喫煙、ストレス、睡眠不足、体調不良などによる免疫力の低下を防止する。

3)食生活では、食物繊維が不足しないようにする。よく噛んで食べる。
偏食しない。抗酸化物やオメガ3系の油を摂る。

4)歯茎の毛細血管を強化するために、適度のブラッシングも必要であるが、ビタミンCの摂取が欠かせない。それには柿茶を飲むのが良い。酒や甘いものは毛細血管を硬化させたり、消滅させるから要注意。

5)糖尿病や動脈硬化は共に血管を不良にするから、予防と治療に配慮する。

6)少なくとも6カ月に一回は歯医者へ行き、クリーニングしてもらう。

7.まとめ

1)8020運動を1989年に当時の厚生省が推進したことがある。80歳になっても20本以上の歯があれば、楽しく充実した食生活を送ることが出来るという内容だった。しかし今は楽しい食生活よりも、歯周病が寿命を縮めるから歯のケアを実行することの方が大事である。

2)最近慢性炎症がガン化を引き起こす原因のひとつと言われている。慢性炎症が発生する要因は歯周病菌ばかりでなく、活性酸素、酒、ストレス、過食や宿便、過労など色々あるから、日頃の生活習慣を見直すことこそ肝要である。長寿者は体内の炎症度を示すCRP値が低いという。

3)歯周病は「静かな病気」と呼ばれている。自覚症状が無くて、深く静かに進行して行き、最初の軽い症状が出ても、見過ごすケースが多いので、軽視してはいけない。

4)適度な健康体操をして、体内の血液循環を良くすることも、健康生活には欠かせない。

おわり


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「めまい」で悩む人が増えている By 豊岡倫郎 2019-8-15

1.めまいで悩む人が増えている

最近中高年の人でめまいに悩む人が増えてきたという。断片的にいろいろめまいについて耳にすることもあるが、詳しく理解を深めてほしい。

2.耳の構造

耳の構造は外側から外耳、中耳、内耳に分けていて、耳が原因のめまいは内耳の部分の異常によって起きる。そこには聴覚を担当する蝸牛(かぎゅう)と、平衡感覚を担当する三半規管、前庭(耳石器)がある。これらからの情報は前庭神経を通じて、脳へ伝えられる。おおよそめまいの9割は耳が原因であると言われている。

 

 

 

 

3.めまいの種類

1)回転性のめまい・・・視界がぐるぐる回っているように感じられるめまい。自分か回っているように感じたり、周りの風景が回っているように見えたり、上下左右にめちゃくちゃに動いて見えたり、モノがつぶれたように見えたり、人によっていろいろ起きる。その状況が数分で収まる時もあれば、30分、1時間続くこともある。

2)浮動性のめまい・・・体がふわふわと浮いているような感覚のめまい。ふわふわとマットの上を歩いているような感覚とか、歩いているときに足が地に着いていない感じとか、体ごと宙に浮いているような気分など。これらは症状は激しくないが、足元がおぼつかなく感じ、不安感がある。症状は長引くことが多い。

3).動揺性のめまい・・・これはめまいというよりもふらつきが慢性的に続いている状態。体が左右にとらわれたり、体が前後に揺れたりなどして、バランスが取れず、ゆらゆらしてなかなかまっすぐに歩けない状態。

4)たちくらみ・・・これは立ち上がった時にくらーっとめまいを感じたり、ふらーっとふらついてしまうタイプ。

4.めまいはなぜ起きるか

1)良性発作性頭位めまい

めまいで一番多いのがこの病気で、寝返り打ったり、寝たり起きたり頭を動かす動作で起こりやすいめまい。めまいの発作は数十秒から数分で治まる場合が多い。
吐き気やおう吐を伴うこともあるが、難聴や耳鳴りは無く、悪化することは無い。

その原因は、頭を動かすことによって、内耳にある耳石器の細かい耳石が剥がれてしまうことである。スポーツなどで頭を強く打った際に耳石が剥がれやすくなることがある。また、耳石はカルシウムの小さな粒であるためカルシウムの代謝障害によって剥がれやすくなる。そのため骨粗しょう症も良性発作性頭位めまい症の原因となる。

良性発作性頭位めまいの原因である耳石は、大きさが5マイクロ(マイクロは100万分の1)メートル程度の塊で、成分は炭酸カルシウム。数百個が内耳の前庭と呼ばれる部位にある感覚細胞と呼ばれている有毛細胞に隣接している。

耳石が剥がれて、三半規管の中に入り込むことによって、誤った情報が脳に伝えられて、めまいを感じてしまうのである。

対策はめまいリハビリの指導を受けて、耳石が耳石器に戻るようにする。

 

 

 

 

 

2)メニエール病によるめまい

かってめまいと言えばメニエール病で片付けられていた感がある位知られているが、実際の患者数はそんなに多くはない。

症状としては、回転性の激しいめまいと共に、難聴や耳鳴りが起きること。また発作が激しい時は、吐き気やおう吐、冷や汗、頭重感など様々な症状を伴う。めまいや難聴、耳鳴りの発作は20分以上から数時間で治まるが、それ以後も何度も繰り返し起きるのも特徴のひとつである。そして繰り返す毎に聴力や平衡感覚も低下してゆく。

その原因は、内耳には内リンパ液という液体が含まれているが、それが過剰となって水ぶくれ状態(内リンパ腫)になると、それが破裂して、隣の外リンパ液と混ざり、聴力や平衡機能を司る細胞に刺激を与えて、障害が起きることで、上述した様な症状が出る。

では何故内リンパ液が過剰になるのかは、ストレス、過労、季節変動、抗利尿ホルモン、内リンパ腫の発育不全・線維化、ヘルペスウイルス説などが言われているが、明確なことは判っていない。

治療のポイントは薬投与と生活習慣の改善やリハビリ、適度な水分補給などいろいろある。

3)前庭神経炎によるめまい

前庭神経とは三半規管と耳石器を合わせた部分と脳をつなぐ神経のことで、そこに何らかの障害が起こり、激しいめまいを引き起こす。

症状としては、激しいぐるぐる回転性のめまいが起きる。激しいめまいのため入院するケースも多い。こうした状況が一週間も続き、少し楽になってからも、後遺症としてふらつきや吐き気が残り、尾を引く。なお難聴や耳鳴りは伴わない。

その原因としては、発症前に風邪を引いている人が多いことから、ウイルス感染説や血流障害が考えられるが、まだ明確ではない。従って治療法も決め手もない。

4)突発性難聴によるめまい

突然回転性のめまい、耳鳴り、耳が詰まった感じになり、片側の耳が聞こえなくなる。これは一回きりである事。そして半分以上の人は耳が聞こえなくなるか、後遺症が残ること。

原因はいろいろ言われているが、明確ではない。従って対策もない。ただ一つこんな症状が出たら、直ぐに耳鼻科へ駆けつけて、薬による治療すれば治るので、一刻を争うので、放置しないことである。時を逸するともう治らない。

5)片頭痛性めまい

片頭痛とは頭の片方だけが激しく痛む症状である。なかなか治りにくく持病として、苦しんで

いる人も多い。こんな人がめまいを起こすことがある。

片頭痛自体がなぜ起きるかもはっきりしていないが、ストレスや疲労、生理時など考えられるが、女性に多い。ただこんな時に起きるめまいが、片頭痛によるものか、たまたま独自に別の原因のめまいを発症したのかは、専門医に診てもらわないといけないケースもあるから要注意。片頭痛の人はまずその治療をする。

6)持続性平衡障害・加齢性平衡障害によるめまい

これはめまいというよりも、ふらつき型である。バランスがうまく取れなくてどうしてもふらつくのである。立っているのがつらくて、めまいする状態になる。

原因は加齢である。そもそもめまいが起きる機序は、耳や目の平衡感覚と体の筋力、特に足の筋力と小脳の体のバランスを司る機能の三者が健全でないと、めまいを起こすのである。加齢と共に足を使わないと、センサーの役割をしている足の裏の感覚が鈍ってしまい、小脳に適格な情報が伝わらなくなり、ふらつく次第である。

対策はめまいリハビリを受けて、筋力も平衡感覚も養うことである。

7)慢性中耳炎によるめまい

慢性中耳炎をしばしば繰り返す人に見られるめまいで、中耳炎をしっかり治さないと、耳鳴りや難聴に発展して、めまいが起こりやすくなる。中耳炎とは鼓膜の内側にある中耳の炎症が起きている病気で、その炎症が三半規管や耳石器に波及して、めまいを招く。

従って治療対策は慢性中耳炎の治療を優先的に行うことである。

8)起立性調節障害・起立性低血圧による貧血に伴うめまい

座った状態から急に立ち上がった時や長くずっーと立っているときに目の前が真っ白になり、立ちくらみやめまいが起きるのは、脳貧血によるめまいである。

原因は自律神経の不調によって、血液が脳まで行き渡らないことによるもので、対策は自律神経の不調が何から来ているのかをはっきりさせて、対応する必要がある。例えば悩み事がある、睡眠不足や疲労、胃腸障害、下肢の筋力不足など心当たりがないだろうか。

9)椎骨、脳底動脈循環不全症によるめまい

小脳に血液が十分行き渡らず、うまく小脳が機能しない状態にある時に起きる。小脳は体の平衡感覚を保つための働きの一端を担っている。

何らかの原因で頸椎が変形したり、歪んでいて小脳へ行く首の後ろ側にある椎骨動脈を抑制している場合。また椎骨動脈は枝分かれして内耳へも血液を送っているので、内耳の働きも悪くなる。もう一つは脳底動脈に動脈硬化や血栓がある場合など考えられる。

症状はめまいやふらつき、手足のしびれ、舌のもつれ、吐き気、物が二重に見えるなどいろいろある。

対策は頸椎に問題があれば矯正する治療を受ける。動脈硬化などの時は脳循環を改善する薬による治療もある。

10)脳梗塞・脳出血の治療後に起きるめまい、ふらつき

脳梗塞とは脳の血管が詰まる病気、脳出血はとは脳の血管が破れる病気で、その治療後に脳の障害が発生した場所次第で、後遺症としてふらつきやめまいが残ることがある。

対策は医師と相談して、めまいの改善リハビリをすることになる。

11)心因性のめまい

体のどこかが悪いわけでなく、精神的なことが原因でめまいが起きることもある。過度のストレスや精神的なショックが元で、うつ症状を伴って、出歩くこともなくなって、平衡感覚が低下してゆき、ふらつきやめまいが出てくるもの。

この場合は専門医にかかり、治療を受けて、元気を取り戻すことである。

12)脳腫瘍や脳梗塞などによるめまい

症状や目や耳の検査だけでは、原因がつかみにくい時はMRI(磁気共鳴画像診断装置)などを使って、これら重篤な病気から起きていないか診断を下すもの。

5.めまいの原因別発生頻度

ある医師の調査によれば、良性発作性頭位めまいが40%、メニエール病10%、椎骨脳底動脈循環不全6%、前庭神経炎5%、その他とつづく。

6.その他のめまいの原因
●糖尿病、●高血圧、●高脂血症、●脊髄小脳変性症、●髄膜炎、●肩こり、首こり、
●更年期障害、●眼精疲労、●低血圧、●貧血などあり。

7.めまいを防ぐ体質強化策

めまいは全身病である。めまいを防ぐための生活習慣とは何か。

  1. 頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、股関節などのズレや歪みがない事。
  2. 適度の運動や体操をして、適度の筋肉を付けて、体格のバランスが良い事。
  3. 血液循環が良好である事。血流が良ければリンパ液の流れも、水分の停滞も起きない。
  4. 便通が良く、便秘や宿便が無い事。
  5. 食事が高脂肪、高蛋白質に偏ることなく、バランスのとれた食事と少食である事。
  6. ストレスを溜めない事。
  7. 過労がなく、睡眠がとれている事。
  8. 酒、たばこ、甘いものは体にとっての三悪であるから控えるに越したことは無い。
  9. 自律神経のバランスが良く、安定している事。
  10. 長期間別の病気で、色々な薬を服用していると、その副作用が考えられる。

8.まとめ

1)めまいは薬では治らないという自覚が必要である。めまいの9割は自分で治せるという医者も居る。めまい治療のためのリハビリ教室があるから医師と相談すると良い。

2)首や肩のコリを指圧などで取るとめまいが治ったという事例も多くあるが、これは血流やリンパの流れが良くなったためと思われる。首や耳の周りの指圧によって好転した事例もある。

3)低い枕をしていると、耳石が三半規管に入ってしまう事もあるので、高さを調整したらよい。

西式健康法には、かまぼこ状の半円の木枕を首に当てて眠るというのがあり、めまい予防によい。また骨格矯正には金魚運動、合掌合蹠体操が良い。

4)東洋医学では、腎臓が衰えると水分の循環がうまく行われず、耳に悪影響を及ぼし、耳鳴り、難聴、めまいを招くという。また経絡の理論からも耳は腎臓と繋がっており、腎臓の衰えが経絡を通じて耳のトラブルを起こすという。腎臓は足の骨格が歪んでいると機能低下する。ふらふら体を左右に振って歩く人には腎臓の悪い人が多い。まず足の矯正が必要である。

5)めまいのことで、医者を受診した際には、適格にその内容を伝えることが大事である。ポイントは、いつ、どんな時に起きるか。どのようなめまいなのか、ふらつくのか、ぐるぐる目が回るのかなど詳しく伝える。それに伴う症状は何か、頭痛、吐き気、動悸、しびれなど。どれくらいの時間続くのか。これまでどんな時に起きたか。今までにどんな病気を患ったか。服用している薬は何か。骨格の痛みはないか、睡眠時間はどれだけか。便秘していないか。ストレスがないかなど。めまいは全身病であるから、医者にこれらの情報を適格に伝えることによって、医者も正確な診断を下す貴重な判断資料となる。当然医者は眼振検査など必要な検査をするが。

6)めまいの原因には重篤な病気が隠れている場合も多いから、めまいがおきたら躊躇することなく、直ぐ医者を受診することである。

おわり


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健康スクールのご案内

NPO法人健康を考えるつどいが主催するスクール教室をご紹介。


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健康講演会のお知らせ

■ 日 時:2019年10月18日(金)13:00~16:00 12:00開場

■ 場 所:静岡県男女協同参画センター「あざれや」4階 第1研修室

■ 演 題:【心臓病を克腹しよう~血管と心臓 】

■ 講 師:医学博士  渡辺 完爾 先生(渡辺医院院長)

■ 参加料:1,000円

■ 申し込み:健康生活研究会(054)245-8141(Fax)054-245-6142 増田宛

■ 郵便振込:振込口座;00830-5-97295、口座名;健康への道しるべ


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健康への道しるべ 第140号

心と体の健康生活:令和元年8月1日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間 購読料:2,500円


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(続) 健康語録から読み解く健康の神髄 By 豊岡倫郎 2019-7-23

■ 前回に引き続き、先人が残した健康に関する名言や格言を、これからの健康指針と       して生かそう。

■(続)健康語録集

30.「流水腐らず、戸枢螻(こすうろう)せず」

「戸枢」とは戸と柱を繋ぐ開閉軸。「螻」とは虫のこと。意味は常に流れている水は腐らず、常に開閉している戸は虫に食われることがない。出典は中国の古典「呂氏春秋」より。西式健康法では毛管運動をすることによって、毛細血管の血流を良くすれば、細菌を繁殖させず、また各細胞に栄養と酸素をうまく行き渡らせ、 老廃物も外へうまく排出させることになり、結果、健康な体を作り上げる。

31.「症状即療法」

一般的に体に何か症状が出ると、それが病気だと思って、その症状を抑え込もうとするが、西式健康法では症状は病気と闘っている自然反応の証し、即ち療法と見なす。例えば風邪を引いて発熱しても、発熱することによって、免疫力を高め、血流を良くして、治そうとしている。だから解熱剤で熱が下がっても根本解決にはならず、逆に風邪を長引かせることになる。風邪以外にもこのような事例は沢山ある。

32.「薬はリスク」

日本人の薬好きはよく知られているが、安易に薬に頼るのも程々にしないと、命に係わる。「医源病」という言葉があるくらいである。慢性疾患においては、「薬は症状を抑えるだけのもの」なのである。発病の根本原因を解消してくれるものならば、一定期間を過ぎれば、完治する筈である。五年も六年も服薬している人は薬の副作用に侵されかねない。宇多川久美子著「薬剤師は薬を飲まない」という本が好評である。薬を頼らない治療法はいくらでもあるから一考することをお勧めする。

33.「柿が赤くなると医者は青くなる」

似たような諺が外にもあり、リンゴ、ゆずの時もある。要するにこれらの果物はビタミン、ミネラルに富んでおり、食すると病人が減るということから来ている様だ。日頃から悪食を避け、腹八分を心がける事が健康法の基本である。

34.「万病一元、それは血液の汚れにあり」

古来東洋医学でも言われている言葉であるが、我々が毎日口から入って行く食べ物が、体内で血となり肉となる。悪いインプットが悪いアウトプットを生むことは当然の現象である。今の若い人達には何が悪い食べ物で、何が良い食べ物なのかの区別も付けられない人が多いのは遺憾である。これでは病人は減らない。いま若い人にガンが急増しているが、どうしたら歯止めが架けられるのだろうか。腸内環境が悪い、即ち便秘や宿便を停滞させていたり、悪玉菌のエサになる糖分の摂り過ぎや肉食過多による過剰蛋白質の腐敗が汚濁した血液を作る。

35.「体温が一度下がると免疫力が30%低下する」

冷えは万病の元と言われるように、低体温になるといろいろ体の不調が出てくる。以前は平均体温が36.8°Cだったが最近の人はこれより1°C以上低い人が多いという。食べ物が悪いのか、それとも運動不足のせいだろうか。或いは暴飲暴食とストレスで臓器も血管も活力が低下してしまったのだろうか。現代人は冷たい飲み物を摂りすぎている。いづれにしても体温が低いと免疫力が低下することは間違いない。

36.「頭寒足熱」

頭は涼しくし、足は温かい状態にしておくことをいう。頭がのぼせると、脳は体を冷やせという信号をだして、体は冷えて、新陳代謝が低下するから、暖め過ぎないようにしておくこと。また足が冷えていると全身の血流が悪くなり、新陳代謝も悪くなる。自律神経もバランスが崩れた状態になる。その結果精神状態も不安定になるし、熟睡できなくなる。足がいつも冷えるからと言って、靴下をはいて寝る位の対策では、根本解決にはならない。食生活、運動不足、ストレス解消などもう一度見直す必要がある。

37.「陰極まって陽となり、陽極まって陰となる」

東洋思想にある言葉で、一般的意味は、陽の気が強くなり、これ以上強くなれないとなるとそこから陰が萌し始め、その陰がだんだん強くなり、極まると、そこからまた陽の気が萌し始める。物事はこのように、陰陽、陰陽と循環していくのだという考えをいう。この現象を健康療法に応用して、体質改善することができる。甲田光雄著「冷え症は生野菜で治る」という本では冷え症の患者さんたちを生野菜食で治した理論と臨床例を載せている。今までの常識では考えられない事が起きている。しかし事実は嘘をつかない、否定することもできない。これが本当の体質改善というものである。

38.「五臓の病は四関に出づ」

漢方にある言葉。四関とは肘関節、手関節、膝関節、足関節のことである。手には肺経、大腸経、心経、小腸経、心包経、三焦経、足には胃経、脾経、膀胱経、胆経、肝経のそれぞれ経絡が通っていて、気血の流れをコントロールしている。従ってその流れが滞ると病気の兆候がこれら関節に現れるというもの。逆にこれら関節を常に動かして、骨格を整形することは健康維持や病気治癒につながる。自彊術という健康体操がある。31の動作を約15分かけて行う体操であるが、この間に体にある239の可動関節を述べ一万数千回動かすことが出来る。体全体を前後、左右、上下の三次元方向に動かすので、その効果は体験したものでないと、実感できない。ラジオ体操や散歩の比ではない。私はこの体操を毎朝必ず行っている。運動不足のお年寄りにも最適である。

39.「病(やまい)膏肓(こうこう)に入る」

中国の晋(しん)の時代の故事から出た言葉である。意味は、治療のほどこしようのないほど病気が重いこと。膏肓は経絡の膀胱経のツボの名称である。膏は不治の病のことで、肓は穴、つまりツボのことで、つまり膏肓は治りにくい業病のこと。ツボの場所は左右の肩甲骨の中間の背骨との間の左右二か所ある。心臓病、疲労など体全体の弱りに効くツボである。

40.「同根異病」

原因は同じなのに異なる症状が発現するという意味である。「XXは万病の元」という言葉があるが、このXXに入る言葉としては、大食、飲酒、甘いもの、運動不足、骨格の歪み、活性酸素、便秘や宿便、ストレス、高脂肪・高蛋白食などある。例えば宿便があると、頭痛、認知症、ガン、アレルギー症、腹痛、喘息、皮膚病など、どんな病気を発症してもおかしくない。正に同根異病である。現代人を脅かす根は広く、深いから、惑わされないようにしたいものである。

41.「何を聞いても笑っているだけで実行せず」

今まで健康講座を開いて、いろいろな方々に来ていただいていて、浮かんだ言葉のひとつ。

  •   健康に関する周辺知識がないために、良く理解してもらえない。
  •   現代医学に洗脳されていたり、こだわりの心があって、もはや公平な判断を下せない。
  •   こんなことで病気が治るのに、何故病院で採用しないのだろうか。
  •   自分の置かれている状況が、どれだけ深刻な状態にあるか、判っていない。
  •   短期間一寸だけ実行してみて、効果がないとすぐ投げ出してしまう。    おわり

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健康語録から読み解く健康の神髄 By 豊岡倫郎 氏 2019-6-15

■ 健康に関する格言、名言から学ぶ

今から40年以上前に健康法に目覚めて以来、多くの健康に関する書物を読み、人の話も聞き、また実際に色々な健康法を体験してきた中で知り得た名言、格言を今回まとめてみた。健康で長生きするための健康道徳や健康哲学の拠り所となればと思い書きました。

■ 健康語録集

1.「長命を得んと欲すれば、腸内に滓なかるべし、腸清きものは長命す」

317年頃中国の葛洪(かっこう)が著した抱朴子(ほうぼくし)という書物に書かれている言葉である。便秘や宿便の停滞が如何に多くの病気の原因になっているかは、いまや誰でも知っていることであるが、その対策を講じてない人が多いのが現状である。正に便秘や宿便の停滞は万病の元であるから軽視してはいけない。

2.「人は血管と共に老いる」

アメリカの内科医ウイリアム・オスラーの言葉である。血管が老いるとは、どんな意味かと言えば、血管の柔軟性がなくなり、血中にコレステロールや脂質が増えて、内壁に付着し、毛細血管は硬化したり、消滅したりしている状態を指す。死因の上位を占める心臓疾患や脳卒中は典型的な血管の病気である。今まだ若き子供たちに動脈硬化の進んだ子が増えてきたと聞く。当たり前となっている欧米食中心の食生活の弊害に気付かない人が多いのは問題である。

3.「生きたものは生きたものに養われる」

これは生物界の大原則である。四つ足の哺乳動物で火食しているのは人間だけであるが、すべての食べ物を生食だけには出来ないが、健康生活のためには、生食も食生活に欠かせない。その典型的な事例は、大阪の八尾市で鍼灸院を営んでいる森美智代さんはここ19年間毎日150gの生の野菜の青汁一杯だけで生活している。現代医学の栄養学ではとても説明がつかないのである。21歳の時に脊髄小脳変性症を発症したのを、当時八尾市で開業していた甲田光雄博士の病院に入院し、何回かの断食療法と生野菜食によって、完治したのである。それ以来生野菜汁一杯だけの生活となった。生の玄米を粉にして食する場合も含めて生食療法と言う。栄養学的な効力以外にまだ解明されていない生命力のなせる業に違いない。

4.「腹八分に病なし」

いま日本に高血圧症、高脂血症、高コレステロール症、糖尿病、動脈硬化による心臓疾患や脳梗塞の人が溢れているが、これらの病気の原因は食べ過ぎ、飲み過ぎ以外の何物でもない。豊かな食生活が病人を作っているが、これは慢心以外の何物でもない。「食を制する者が、命を制する」ことを肝に銘じたいものである。歴史的に見ても、人は飢餓に強いが、飽食には弱い体質となっていることは医学的に証明されている。

5.「首が曲がっている人は夭折する」

これはイギリスにある格言である。二本足で立って、歩く人間の骨格は物理的にも歪みやすい。先ず足の指関節の歪みから始まり、足首、膝、仙骨、股関節、腰椎、胸椎、頸椎と順々に上方へ、影響を及ぼして行き、最終的に首を曲げることによってバランスを取ろうとする。椎骨からは脊髄神経が派生していて、臓器や組織の機能を制御しているが、骨格が歪められていると、神経組織が正常に働かない為に、臓器や組織が病んでしまうことになる。要するに骨格の歪みが万病の元となるのである。また骨格を支えるには適度に運動をして、周辺の筋力を強化して、骨格を正常に維持することも大事である。

6.「薬瞑眩(めんけん)せざれば病癒えず」

東洋医学では治療の過程で一時的に起こる身体反応のこと。別名では、自然治癒反応とか、好転反応と呼ぶこともある。出る反応の症状としては、病気や人によって様々で、例えば発疹、発熱、頭痛、倦怠感、はきけ、めまい、咳、眠気、便秘、下痢、腹痛、倦怠感などいろいろある。これを病気の悪化とか、副作用だと勘違いして、せっかくの治療法を中止する人もいる。こんな時は担当の医者に相談することである。例えば薬の服用の時ばかりでなく、急に朝食を廃止したり、生野菜汁を飲み始めたりすると、上述した症状が発生する。こんな時は段階的に徐々に実行してゆくと良い。

7.「病気には必ず原因がある。その原因を除去することこそ治療の王道である」

高血圧や糖尿病、高脂血症、高コレステロールなどの生活習慣病で、薬をせっせと飲んでいる人が多い。そんな人たちはこれら病気発症の原因が何であるか、また薬を服用していて、治る見込みがあるのかを真剣に考えているのだろうか。薬は単に症状を緩和しているに過ぎない。真の原因である暴飲暴食を止めることが王道の筈。こんな理不尽なことを平気で行っていては、薬の副作用に体が侵される日も近い筈。

8.「ただ一つの思想を知るということは、思想というものを知らないというのと同じ」

これは哲学者の西田幾多郎の「続思索と体験,続思索と体験以後」という題名の本に書かれている言葉であるが、この思想という言葉を健康法に置き換えると、健康法の盲点が浮かび上がる。

今まで幾多の健康法の本を読み、体験してきて感ずることは、この健康法さえ実行すれば健康体を維持できるとか、病気が治るという話が多い。今テレビや健康雑誌で健康ブームに沸いているが、それらから長所、短所を見抜く能力を身に着けたいものである。「無知は死を招く」という言葉がある。健康体を維持するために必要な、最低限の健康知識を身に着けないと、惑わされて大事な命をも縮めかねない。

9.「体はトータルシステムで成り立っている」

現代医学の盲点のひとつは、木を見て、森を見ないということである。漢方医学ではどんな病気であろうが、体全体の異常を見逃さないようあらゆる角度から診断している。西式健康法では頸椎、胸椎、腰椎に歪みがあれば、脊髄神経が圧迫されて、内臓の臓器や組織が機能が低下して、疾病を招く。その対策として木の枕をしたり、板の上に寝たり、金魚運動をして、骨格を矯正すれば、内臓の病気も治癒する訳である。またストレスが精神的な疾病だけでなく、免疫力を低下させ、血流を悪くして、万病を招くことが知られている。また食事が間違っていれば、当然あらゆる病気の原因にもなる。体は精神と骨格と食事の基本的な要素が連係して、健康体を維持している。

10.「血液循環の原動力は心臓に非ずして、毛細血管網にあり」

西式健康法を創設した西勝造氏の著書「無病長生健康法」によれば、心臓は体内の血流量を調節するタンクに過ぎず、血流の原動力は毛細血管の吸引力によるものであるという説を発表した。従って毛細血管を発達させて健全にすれば、体内の血液循環は良好になり、健康体になる。そのために毛管運動という体操をする。ここ数年前から現代医学でも血管の末端の微少循環が健康のカギを握ると言われ出した。

11.「悪事は良事を駆逐する」

どんなに体に良いことを実行していても、一方で体に悪いことをやっていては、せっかくの良事が活かされず、効果は上がらず、逆に悪いことがいつまでも影響を及ぼす。現在の生活態度を反省して、悪いことは何かを見極めて、止める事である。そのためには悪い事とは何であるかを、見極める知識を養わねばならない。

12.「病は血流の悪いところに宿る」

例えば体には、ガンに侵されない場所が三か所あると言われている。それは心臓、脾臓、小腸である。その共通点は血流が盛んであるからである。また運動選手はガンになりにくいとも言われている。ガンでなくても、百寿者はみな運動したり、体を動かしていることからも、血流が健康維持に欠かせないことが解かる。

13.「人は生きてきたようにしか、死ねない」

正にその人の今までの生き様が死に様を決めるということである。人は誰でも楽をして、美味しいものを食べて、長生きしたいと望んでいるが、それは自然の摂理に順応して生き延びてきた、人間の体の生理に決して適合しない生活態度であることを知らねばなるまい。「人体の生理は自然の摂理を超えられない」。人生は選択の連続である。パンを食べるか、ご飯を食べるか。肉を食べるか、魚を食べるか、過去の選択の結果が今の自分を作ってきたのである。

14.「白砂糖は灰盗なり」

ドイツの名言である。灰盗とはカルシュウムの略奪者という意味。砂糖の摂り過ぎは体液を酸性にして、それを中和するために骨からカルシュウムが抜けてゆく事を指している。テレビではやれグルメだ、スイーツだと騒いているが、砂糖の過剰摂取の恐ろしさを知ってほしい。

15.「皮膚は内臓の鏡」

ヘッド氏によると、いろいろな内臓の疾患があると、その臓器に相当するある一定の皮膚上の部位に知覚過敏帯が出来るという。漢方では、胃が悪い人は顔色が白く、肝臓の人は黄色く、腎臓の人はどす黒く、心臓の人は赤いという。

16.「1リットルの水は1トンの化粧品に勝る」

肌を綺麗にするには、水分が不足しないように、一日に最低1リットルから2リットルの水を飲むのがよい、赤ちゃんの肌がツルツルなのは水分が多いからで、加齢と共に水分量が減ってゆくから、不足しないようにする。水の効用は他にもたくさんあるから怠らないようにする。

17.「健康法の要諦は重点管理にあり」

些細なことをあれこれ実行するよりも、一番効果のあることを実行することがベストである。

そのためには、いろいろな健康法に無知では選択肢がない。どんな健康法にも長所、欠点があるから、良かれと思って実行していることが、無駄であったり、逆に健康を害するものではあってはならい。グッドよりもベター、ベターよりベストなことを実行することが要諦となる。

18.「夢を無くした時から老化が始まる」

肉体的老化にも気を配らねばならないが、人生に夢や目標を持って、前向きに生きる事が肉体的にも精神的にも老化を防止する要となる。また知ろうとする気持ちが無くなったら、陳腐化して、人との会話にもついて行けず、世間に取り残されてしまう。何事にも疑問を持ち、調べようとする姿勢を持とう。例えば老人でも白内障になる人とならない人がいる。どうしてだろうか?

19.「嗜好品は死向品である」

お酒が好きな人、タバコを止められない人、甘いお菓子や飲み物が毎日の日課になっており、それが楽しみであり、生きがい?と思い込んでいる人がいる。我々はこれまで身近にこれら嗜好品に溺れて早々に亡くなった方々をどけだけ多く、見てきたことか。これ位なら大丈夫だろうとか、私は別だと思って、自分の置かれている状況が解からない人がいる。健康を論ずる時に、好き、嫌いの基準を持ち込んでは、事は先に進まない。

20.「内皮は外皮に通じる」

内皮とは腸のことで、外皮とは皮膚のことである。要するに腸の状態次第で皮膚の状態も決まるという意味である。腸内環境が悪玉菌が多くて炎症を起こしていたり、便が停滞していると、その影響が皮膚に反映されて、くすんだり、シミが出来たり、艶が無くなったりする。甘いものや肉食ばかりしていると、どんどん腸内環境が悪くなる。

21.「体は一大化学工場である」

口から入る食べ物は胃や腸、肝臓で消化、分解されて、血や肉、骨となってゆくが、口から入る食べ物の質次第で、血や肉、骨などの質も左右される。何人にも平等に体内で化学反応が起きる。

要するにインプットの質が悪ければアウトプットの質も悪いから、食べ物は吟味して、体に良いものを摂取する必要がある。

22.「目は目にして、目に非ず」

栃木県の回生眼科院長山口康三先生の言葉である。目の健康度は決して体の健康度を上わまらないという。いま白内障や黄斑変性症の患者が激増しているという。悪い生活習慣が患者を増やしている原因であるから、先ず体全体の健康度を上げる治療をする事によって、治療の効果を上げ得るという。

23.「医は食を超えられず」

糖尿病も高血圧も、高脂血症も根治させることが出来ないから、どんどん患者が増えている現状に、限界を感じて断食や少食や食事療法に活路を見出して、実績を上げている医者が沢山いる。

正に医は食を超えられなかったのである。これが本当のセカンドオピニオンではないのか。

24.「予防に勝る健康法はなし」

私は孫の結婚式を見るまで長生きしたいのですが、と医者に相談に行く人がいますか。いないと思う。ではその人は長生きの方法をどうして見つけ、実行しているのだろうか。また実行しているとすれば、それが正しいやり方なのだろうか。あれが良い、これが良いと毎日テレビで放送されているが、鵜呑み出来るのだろうか。予防に関心を持つのは良いことだが、本当に効果のあることを実行してもらいたいものである。

25.「老化は足から」

良く耳にする言葉である。人間も動物である。歩かないとどんどん足が衰えてゆく。加齢と共に筋肉の量も減ってきて、更に加速度がついて衰える。下半身に全筋肉の70%がある。老化防止には適度な運動と足の強化は必須である。足が衰えると腎臓の働きも低下する。腎臓の機能低下は耳鳴りや難聴の遠因と言われている。

26.「腹も身の内」

ひと時の口福に酔いしれて、腹がパンパンになるまで飲んだり、食べたりしないと満足しない人がいる。体の内臓はその都度黙々とその処理に忙殺されている。体の悲鳴に耳を傾けられる気持ちを養いたいものである。いじめに気が付かないことでは配慮が足りない。

27.「病気には医者に治してもらう病気と自分で治す病気がある」

いわゆる生活習慣病の類は本当に治そうとする気持ちがあれば自分の努力で治すことが出来る。

無知な人はその方法を知ろうとしないだけである。病気は医師の力でなく、意志の力で治すものである。

28.「馬を池のほとりまで連れて行けるが、水を飲ますことはできない」

今まで何年間も月例の健康会で、誰でも実行でき、効果のある健康法のお話してきた。しかし一期一会も生かされず、戸惑う人も多く、実行されないのは歯がゆい。好機高齢者になってほしい。

29.「一病息災」

病気になって初めて知る健康の有難さ。酒は美味いし、何を食べても、どこも痛くも痒くもない人が陥るのが、ガン、高血圧、糖尿病などの生活習慣病である。一度大病を患った人は反省して二度と無茶をしないから長生きするという。

おわり


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第9回鎮守の杜のコンサートのご案内

■ 日 時:2019年7月14日(日)17:15~18:15

■ 場 所:坂出健康会館(坂出市江尻町1220番地)

■ 参加費:無料


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健康への道しるべ Vol.139号

心と体の健康生活:令和元年6月1日発行

令和になって最初の号。

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円


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