健康を考えるブログ

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第9回鎮守の杜のコンサートのご案内

■ 日 時:2019年7月14日(日)17:15~18:15

■ 場 所:坂出健康会館(坂出市江尻町1220番地)

■ 参加費:無料


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健康への道しるべ Vol.139号

心と体の健康生活:令和元年6月1日発行

令和になって最初の号。

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円


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健康へのトビラ Vol.18

今回のトビラは令和最初の発行となりました。

まずお伝えしたいのは、創刊より「健康エッセイ」を執筆されていた北川 博敏先生が去る3月20日にお亡くなりになられました。

ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

「健康エッセイ」は次回より新しい企画が始まりますので、よろしくお願いいたします。


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カイロプラクティック 無料説明会のお知らせ

「骨盤・背骨のゆがみ」がどう体に影響するのか?

病気の80%は背骨のゆがみからといわれています。

そんな「ゆがみ」について教えてくれます。是非ご参加下さい。


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日本人の体質に合った健康法とは By 豊岡倫郎 氏 2019-5-22

1.日本人の体質とは

最近の科学の進歩で人間の遺伝子に関して、2016年に日本人の標準的な遺伝子配列が解明された。今回は医学的な、遺伝子構造の面からみても、日本人に適した健康法とは何か。

2.福沢諭吉の「肉食之説」

福沢諭吉は生涯に三度欧米に行っているが、欧米人の圧倒的な体格を羨ましく思ったのか、彼らが常食している肉を食べれば、活力源になって、より健康的な体を作り上げることが出来ると思って、「学門のすすめ」ならぬ「肉食のすすめ」という一文を書いている。その一部を意訳すると、「・・・今わが国民は肉食をしない為に、体の活力を落とすものが多い、これは一国の存亡である・・・、肉と牛乳を摂るべきだ・・・」と。人種の「るつぼ」と言われているアメリカでは、人種別の医療が行われていて、遺伝的な体質に応じた適格な治療体制がある。

3.遺伝子解明で分かったある縄文人の体質の最新記事

2019-5-14付の新聞に、北海道の礼文島の遺跡から発掘された約3500年前の縄文人の女性の人骨の大臼歯からDNAを採取して、解析した結果が報道された。それによると遺伝的特徴は、瞳は茶色、髪の毛は細く、アルコールへの耐性が強く、高脂肪食に適応した体質であるという。

4.DNA、ゲノム、遺伝子とは

1)DNAとは体の設計図とも呼ばれ、人間の体にある40兆個の細胞のひとつ、ひとつに存在する「デオキシリボ核酸」の英語の略語である。DNAは細胞の核の中にあり、器官や臓器、身体的特徴などがその人特有の配列に従って作られている。

2)ゲノムとはDNAのすべての遺伝情報のまとまりのことを意味する。

3)遺伝子とはDNAのある一つの配列をいう。

5.日本人はどこから来たか

ミトコンドリアやDNA解析から解かった現在の日本人は下記の7のグループに分類される。グループ名、人数比率、出現場所と渡来経路の順に示す。但し種々学説があり、その一例に過ぎず。

1) D  37% 東アジアに出現、朝鮮半島から、

2) B  14% 中国南部に出現、環太平洋・南西諸島から、

3) M7 13% 中国山東半島に出現、南西諸島から

4) A   7% バイカル湖周辺に出現、朝鮮半島から、

5) G   7% カムチャッカ半島に出現、サハリンと朝鮮半島から

6) F   5% 東南アジアに出現、

7) N9  7% 北方を通って東アジアへ到達

この資料は「ミトコンドリアのかたち」瀬名秀明、太田成男著による本からのもの使用。

6.標準的な日本人が持つ遺伝的体質の特徴

  • 内臓脂肪が付きやすい体質、一方欧米人は皮下脂肪が付きやすい。内臓脂肪が多いと、血糖値が上がる、血圧が上がる、動脈硬化、心臓病になり易い。
  • 日本人はアルコールの分解酵素の少ない人が4割いて、酒を飲むとすぐ赤くなる人は発ガンなどのアルコールの害を受けやすい。ところが欧米人は100%近く酒に強い酵素を持つ。
  • 日本人には牛乳の乳糖を分解するラクターゼ酵素を7割の人が持っていない。乳糖不耐症というが、下痢やアレルギーなどになり易い。遠い先祖の時代から遊牧民族でなかったから備わっていない。乳製品の混じったヨーグルトを飲んでいると、眩暈、抑うつ、下痢、肌荒れなどの症状が出てくることが有る。医者でも疲れやストレスとして診断を下すことが有るが、これを遅延型食物アレルギーという。
  • 日本人には腸内細菌の善玉菌が多く、悪玉菌が少ない。これは遠い先祖の時代から農耕民族で穀物中心の食生活だったことによる。
  • 日本人は遺伝的にカフェインによって、情緒不安定になる体質を持つ人が半数以上いる。4人にひとりが150mg摂取で不安定になる。欧米人はそんな人は少数派である。ご存知の様にカフェインの害は恐ろしく、利尿作用で水分が抜けて肌荒れ、副腎疲労、交感神経亢進し、情緒不安定、胃炎、老化を早めるなど多くの害がある。一時的に疲労が抜けた感じがするだけである。
  • 日本人は欧米人よりも糖尿病になり易い体質をもつ。インスリンの分泌量が欧米人の半分から4分の1である。今日本に予備軍を入れて糖尿病の人が2200万人いる。
  • 日本人の胃は肉を消化する力が弱い。日本人の胃は釣鐘型に対し、欧米人はすっきりした形で、胃壁も厚く、胃酸の分泌量も日本人の倍位と多く、食べたものを速やかに処理して、腸へ流す。これに対し日本人の胃は出口も高く、しっかり溜めて消化するタイプになっている。これも太古からの食生活の違いによるものである。

体質とは何か

  • 体質を決める要因はふたつあり、ひとつは持って生まれてきた遺伝的体質、もう一つは環境的体質である。このふたつがミックスされてその人の体質が決まっている。だから人種や風土、生活環境が違えば体つきも精神的性質も発症する病気も異なって当然なのである。欧米人は髪の毛の色、眼の色、肌の色、体つき、背の大きさも日本人とは異なる。それらを作り上げた遺伝子も、内臓器官の働きも日本人とは同じではない。
  • 遺伝的要因も変えられることが出来る。例えば病気になり易い遺伝的要因を持っていても食生活を含む生活環境要因を改善すると、遺伝子のスイッチを切り替えることが出来る。

7.日本人の体質、生活環境に適した健康法

1)和食が良い。出来れば3分づき玄米食、おかずは小魚、青魚、海藻、大豆、ゴマ、生野菜、ニンジン、ジャガイモ、サツマイモ、長芋、大根などの根菜類、味噌汁、漬物類、季節の果物などを少食する。要するに身土不二で身近に採れる新鮮なもの。

2)日本列島に病人が溢れているのは、高脂肪、高蛋白の欧米食の過食とお酒と甘い飲み物、お菓子の飲み過ぎ、食べ過ぎに原因がある。この悪しき食生活を改めない限り病人は減らない。

8.まとめ

1)どこの先進国の子供に、自国の伝統食を放棄して、パン、ラーメン、スパゲティ、獣肉、牛乳などを食べさせている日本のような国があろうか。日本の食は崩食してしまった。

2)今政府はこれから人生百年時代到来と、囃し立てているが、七十歳過ぎの団塊の時代の人達が死んでいなくなった後は、日本人の平均寿命は80歳どころか70歳以下になるだろうという。疑問に思う人は「日本人はもう55歳まで生きられない」石原結實著を読まれると、日本人滅亡のリスクが迫っている実態が解かる。

おわり


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第9回 NPO法人研修旅行(白骨温泉)

毎年恒例になった研修旅行、

今年は長野に住む百瀬さんのお誘いで白骨温泉で心と身体を癒し、安曇野の自然と善光寺をめぐる旅に出かけた。

参加者は百瀬さんを含め総勢12名、明石,静岡,名古屋,四国と参加者は全国区。遠くは徳島県から参加頂いた。

2019年3月15日 13:50分 頃、JR松本駅に全員集合。天候は晴れ。百瀬さんが待受けていてくれた。

この日の予定は、宿泊先の白船荘新宅旅館へ行くだけ。旅館から駅まで迎えのバスが待っていた。

駅から一時間半の行程間に、バスの標高は高くなる一方で、着いた先は雪景色に覆われていた。

↓ 白船荘新宅旅館 玄関

↓ 白骨温泉付近地図 赤矢印が我々の旅館

旅館でのチェックインが終わり、何はともあれ温泉へ直行する。

室内のお風呂もそれなりに良いが、何といっても露天風呂が最高!

↓ 旅館のHPから借用

露天風呂へは室内風呂から外へ出て、長い長い渡り廊下の先にある。
この日は雪とて一面銀世界、熱燗でも飲みながらのうのうと浸かりたい気分だった。

いい加減長湯でのぼせてきたので、上がることにした。

部屋へ帰ると百瀬さん曰く、18時から家族風呂を予約しているので是非入れと。
家族風呂は完全予約制なんだそうな。

えっ~!もうたくさんと思いつも、家族風呂には原泉が引いてあり、露天のお湯はここ経由と聞かされ、行かないわけにも行かなくなった。

↓ 家族風呂入口

↓ 家族風呂

ここで改めて白骨温泉の効能について。
古来より霊泉的効能を慕われた白骨温泉のお湯は特に胃腸病や呼吸疾患に効くと伝わり「三日入れば三年風邪を引かない」と言われている

とにかくこの日の夜と明くる朝は温泉三昧だった。

窓から見える景色は香川県では見れない風景。

温泉水が飲めると言う。その名も「飲泉所」、カルシウムやマグネシウムを含み慢性消化器病,糖尿病,痛風,肝臓病,便秘に効くと書いてある。

飲んでみたがそう何杯でも飲める代物ではなかった。

白骨温泉の濁り湯について財団法人 中央温泉研究会からこんな記述が出ている。

白骨温泉のお湯は、泉質名が含硫黄・カルシウム-炭酸水素塩泉でカルシウムと炭酸ガス,硫化水素ガスを多く含んでいる事が特徴です。
白骨温泉の湯というと乳白色に濁っているのが特徴ですが、地下から湧き出た時は無色透明です。この温泉が白濁するのは温泉中に溶け込んでいた炭酸ガスが発泡して温泉中のカルシウムと反応する事で炭酸カルシウムと言う鉱物げ形成されるためですが、硫黄分も多く含まれています。炭酸ガスは地下では高い圧力がかかって温泉中に溶け込んでいますが、地表に出ると圧が下がり温泉中から抜け出します。ビールやコーラの蓋を開けたのと同じ現象です。

従い温泉を浴槽に入れてもすぐには白濁せず、時間の経過とともに白くなっていきます。白骨温泉の語源は白船温泉と呼ばれた事に由来すると言われている。


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健康への道しるべ 第138号

心と体の健康生活:平成31年3月30日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円

3月15日~17日までNPO法人健康を考えるつどいの研修旅行も記事にして頂いている。


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デトックス健康法 By 豊岡倫郎 氏 2019-4-20

1.デトックスとは

デトックスとは体内に溜まった有害な毒素や老廃物を取り除くことである。そして人間が本来持つ生きる力を取り戻して、健康体を維持することである。長年の間に、体内には色々な毒素や老廃物が溜まる。それらを排出すると同時に、体内で派生することが無いようにしたいものだ。

2.身の回りの毒素や老廃物と侵入経路

日常生活において、口から食べ物と共に、有害な食品添加物、農薬、殺虫剤、除草剤、飲み物類などの化学物質、呼吸によって空気中の大気汚染物質やタバコの有害物質、皮膚呼吸から入る化粧品、塗り薬、シャンプー、洗剤、毛染め剤など。具体的には、アルミニユム、水銀、ヒ素、カドミウム、鉛、化学合成界面活性剤、その他の有害な化学物質類が体内に入る。これらは体の外から入ってくる。それに加えて体内で派生するのは、食べ物の分解、消化、吸収、解毒の消化過程で発生する有害物質がある。特に問題なのは、腸に停滞している大量の宿便から発生する有害毒素である。この害が現代医学では無視されているために、病人が減らないという現実がある。

3.毒素や老廃物の体への影響

一番の難点は、どんな毒物や老廃物が体にどんな害をもたらすかという事である。空気中であれ、地上であれ、摂取する食品であれ、当局の規制が行き届いていて、安全検査も行われている筈であるが、更に問題点はあまりにも多くの化学物質が毎日体内に入ってくるから、体に起きた病気と害を及ぼすものとの因果関係が全く明確化にされていない、できないという事である。

今いろいろな難病が発生していて、政府が認定しているものだけでも、331あるというが、その大半はこれら毒素や老廃物が関係していると言っても過言ではない。

これら有害物質を分解濾過するために、肝臓や腎臓が酷使される。症状としては、疲れ、湿疹、アレルギー反応、頭痛、食欲不振、睡眠障害、下痢、便秘、自律神経失調、イライラ、体内炎症、免疫力の低下、ガンなどと、何が発症してもおかしくない。

環境ホルモンという言葉がある。それはホルモンの内分泌機能に悪影響を与える物質のことで、代表的なものはダイオキシンで、次世代へと影響を及ぼすから怖い。

例えばシャンプーの化学物質が子宮内膜炎の原因と言われているが、果たして本当だろうか。

4.毒素や老廃物を体内から排出してくれるもの

大便75%、尿20%、汗3%、毛髪1%、爪1%と言われている。

5.宿便の停滞が体に及ぼす害

誤解がないようにお断りしたいことは、今もって宿便があるとか、無いとか医学界でもめていることである。ここでは宿便は体内にあるあるという前提のもとに、話を進めてゆく。その根拠は故甲田光雄博士が八尾市内の甲田医院で約3万人の患者に断食や生野菜汁療法、玄米少食療法によって、多くの難病患者を治癒へと導いた事実があるからである。詳しくは甲田博士の著書「奇跡が起こる半日断食」マキノ出版 読まれることをお勧めする。

  • 大腸に悪玉菌が増えて、栄養の消化、吸収能力の低下。
  • 免疫力の低下。
  • 停滞宿便から発生する毒素、すなわち硫化水素、アンモニア、フェノール、スカトール、アミンが腸壁から吸収され、血流に乗って全身に運ばれて影響を及ぼす。肝臓、腎臓の働きが低下。
  • 活性酸素を誘引し、遺伝子を傷つけて、ガンの要因となる。
  • 脳の血管か膨張し、脳が圧迫されて、脳の神経中枢の働きの異常となる。
  • 自律神経のバランスが崩れる。頭痛や自律神経失調症も便秘症の人に多いようだ。
  • 腸壁にキズが出来、腸もれを起こし、そこから腐敗した異物が体内に入り、花粉症やアトピーなどアレルギーの原因だけでなく、万病の元になっている。
  • はだのシミ、クスミ、シワの原因に。肌のツヤが悪くなる。

6.デトックス方法とは

  • 断食は指導者のもとで行わないと難しいので、家庭で行うには、朝食抜きの一日二食の半日断食をする。段階的に朝食を少しずつ少なくしてゆくと難なく実行できる。
  • 生野菜汁を作り、少なくとも一日一回摂取する。ニンジン、キャベツ、小松菜、ほうれん草、白菜、パセリ、大根など5種類以上の生の野菜をジューサーで搾るか、ミキサーでドロドロ汁作る。食物繊維を摂取して、害のある化学物質を便に絡めて排出する。生野菜汁は生だから体に良いので、加熱した野菜スープでは意味がない。生きたものは生きたものに養われる。
  • 玄米少食にする。お年寄りは3分搗きが適当。一口につき50回咀嚼する。少食にすると体重が一時的に減少するが、半年から一年経過すると、元に戻るから心配はいらない。口から入る有害物質の絶対量が減る。無駄な脂肪やコレステロールが自己融解する。遺伝子活性化する。
  • 少食にする時は、摂取する食べ物の質を吟味する。玄米と生野菜汁以外に、豆腐、黒練りゴマ、海藻、コケ類、小魚、玉ねぎ、ほうれん草、レモン、ねぎ、ゴボウ、ブロッコリ、こんにゃくりんご、などを摂る。この内動物性以外のものはキレート作用と言って、有害ミネラル、金属をそれぞれの持つ成分と結合させて、排出してくれる。
  • 全身を動かす健康体操をして、汗を出す。
  • きれいな水と柿茶を半々、一日に合計1・5~2リットル摂る。
  • 宿便を取るために緩下剤の水酸化マグネシュウム剤の「スイマグ」を飲む。

7.実行に当たり注意事項

  • 朝食を抜くと、午前中頭がふらつくとか、吐き気がするとか、脳に栄養がゆかず、勉強に身が入らないとか、現代医学の医者は反対するが、そんなことは無い。最初の数週間は体の切り替えができないが、一か月もすると、体は対応して、新たにケトン体が脳に行くグリコーゲンの代わりをしてくれる。これは体験したものでないと判らない。そもそも午前中は体内の老廃物を出す排泄の時間なのである。
  • 皮膚から吸収されてゆく有害な化学物質は消化器官を通らない為に、肝臓で解毒分解されないから、その害はダイレクトに体に及ぶからこわい。
  • 朝食抜きの少食にすると、ふらつきやメマイだけでなく、吐き気、腹痛、下痢、便秘、頭痛、吹き出物、湿疹、寒気、関節痛、胸やけ、食欲不振、ガス、体臭、口臭、目やに、鼻水、耳だれ、脂汗、動悸、黒い臭い便や粘液、フケ、だるさ、不眠、イライラなどの症状が一時的に出てくる。これらは瞑昡(メンケン)や自然治癒反応というものであるから心配することは無い。

8.まとめ

1)「君主危うきに近寄らず」で、加工食品やインスタント食品など食品添加物の多いものを買わない,入れない、溜めない、体から出すという原則を生活習慣に採用する。

2)高脂肪、高蛋白の欧米食、乳製品、パンを止め、和食にする。

3)大食を止め、体に悪いことを止めて、腸をきれいにすれば病気は寄り付かない。いくつになっても、駄々をこねる子供のように、食への執着心を捨てきれないようでは、長生きはない。

4)体に悪い事を止めない限り、いくら良い事を実行しても、効果はない。

5)今政府はこれから人生100年時代だと、煽っているが、とても今の若い人たちが長生きできるとは思わない。どんどん我々を取り巻く環境や食生活が悪化しているのにおかしい。

おわり


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粘膜を強くしてアレルギー予防 By 豊岡倫郎 氏 2019-3-25

1.健康管理の盲点となっている粘膜強化策

いままで健康管理のテーマとして取り上げられたこともない粘膜について、今回その重要な働きと、病気との関係を説明する。

2.粘膜とは

粘膜とは、口腔内や咽頭、消化器、泌尿器、生殖器などの内側を覆う薄い膜のことで、普通粘膜から常に粘液が分泌されていて、表面はいつもしっとりと濡れた状態になっている。

粘膜の構造は、まず表面に粘膜上皮という表面を守る細胞層があり、その下には粘膜固有層という粘液を分泌する腺を含む結合組織の層がある。上皮細胞は新陳代謝が早く、およそ三日で新しいものに生まれ変わる。それは粘膜に付着した異物を、早く体外に排出する為である。

3.粘液の成分

口の中から出る唾液も粘液で、鼻から出る鼻水や目から出る涙にも粘液が含まれている。粘液は体のすべての粘膜から分泌されている。

粘液に含まれている成分と働きは、

  • ムチン・・・病原体が粘膜に付着するのを防ぎ、体外に排泄する。粘膜を保護する。
  • 分泌型IgA・・・病原体を撃退する。毒素を中和して、有害物質から体を守る。ムチンと協力して寄生虫を撃退する。
  • リゾチーム・・・細菌の細胞壁を分解し、感染から体を守る。
  • ラクトヘエリン・・・細菌に必要な鉄成分を奪い、増殖を抑える。免疫機能を調節する。

4.粘膜と粘液の総合的な働きとは

  • 異物が外部から入る場所には、口から、鼻から、のどから気道に、食道に、更に胃や腸に入り込んだとしても、それらを全て、それぞれの粘膜が、二重、三重のバリアが病原体や異物を排除してくれる。

ところが粘液の分泌量が少くなったり、粘膜の質が衰えていると、病原体の侵入を防ぐことが出来なくなる。例えばそれらが健全であれば、風邪を引いた人の咳による飛沫を受けたとしても、感染しなくて済む。要するに病気に罹り易いかどうかは、粘膜と粘液次第なのである。

  • もう一つの役割は、上述した粘液の成分は、唾液、胃液、膵液、胆汁、腸液などの消化分解酵素を活性化させて、消化を助けてくれている。
  • 唾液に含まれるムチンが食べ物をまとまりやすくして、気管に流れないよう誤嚥を防ぐ。
  • 粘液は粘膜をコーティングして保護し、キズや炎症を防いでくれる。目にゴミが入った時、固い食べ物が口や胃に入った時に、粘膜が傷つかないように保護してくれる。消化のために強い酸性の胃液が分泌されても、胃壁を保護してくれる。
  • 女性の生殖器の子宮などは粘膜で覆われているが、ここで分泌される粘液が溜まって、受精を促進してくれる。

5.粘膜ケアの秘訣

加齢と共に皮膚がカサカサになってくるし、ドライアイやドライマウスで困っている人も多いと聞く。では粘膜を健全に保つにはどうしたらよいのだろうか、

  • 自律神経のバランスの安定化。ストレスなどで現代人は交感神経が昂進しがちであるが、むしろ副交感神経が少し優位の方が、粘液の分泌がスムーズになる。不安、悲しみ、恐れは粘液を減少させる三大精神悪というから、人格を磨くことを忘れないようにする。
  • 睡眠不足の解消。睡眠不足はあらゆる病気に悪いことは自明の理である。少なくとも7時間の睡眠をとる。
  • 適度な水分の補給。少なくとも一日に1.5リッターの水分を綺麗な生水かビタミンCの豊富な柿茶から摂取する。がぶ飲みすると、水分が細胞に浸み込まないから、チビリチビリと飲むのが良い。水分が粘膜に行き届いていると、炎症を引き起こすヒスタミンが薄められて、バリア機能が十分に働き、花粉症などに良い効果をもたらす。
  • 粘膜を強くするための食事法としては

・ムチンの含まれている食品を摂る。ムチンを摂ったからと言っても、粘液の分泌を増やしてくれるわけではないが、体の粘膜を覆うムチンを外から補うことで、病原体を防ぐ働きや、粘膜を保護する働きを補ってくれる。

その食品とは、レンコン、長芋、サトイモ、オクラ、モロヘイヤ、なめこ、納豆などのヌルヌル、ネバネバ食品がよい。

特にレンコンはそれ以外に食物繊維、フラボノイドが便通を良くし、抗酸化、抗炎症作用が素晴らしい。アレルギー反応を引き起こすIgE抗体の過剰生産を抑制する効果が高い。

昔からレンコンのしぼり汁を飲んでのどの痛みを治したり、綿棒に付けて鼻の穴に塗って、炎症を治すなどその効果は大。

・ビタミンCの多い柿茶、レンコン、キウイ、イモ類、かんきつ類、イチゴなどを摂り、粘膜を強化する。

・ビタミンA、及びB2も皮膚や粘膜強化には欠かせない。

・最近話題のオメガ3脂肪酸が含まれているアマニ油、えごま油や青魚に皮膚や粘膜の働きを強化させて、アレルギーや炎症の抑制作用及び血栓抑制作用があるという。

  • 人体の免疫力の7割は腸に集中し、病気の予防と克服に働いている。最近話題になっているのが「腸もれ」である。これは現代人の食生活が乱れて、腸内環境が悪化して、腸粘膜の連結を弱めて、細胞間に隙間を生じさせて、そこから未消化の栄養分や毒素、腐敗物、微生物、病原体、食品添加物などの化学物質が腸壁から血液中に流れ込んでゆき、体の免疫システムはそれらを異物と認識し、炎症反応が起きる。対策は健全な腸内環境の構築である。
  • 現代人の乱れた食生活が腸内環境悪化の主因であるから、それを改めない限り。「腸もれ」は無くならないだろう。そのためには、高脂肪高蛋白の欧米食、酒、甘い砂糖類のお菓子や飲み物、大食、食品添加物の多い加工食品、食物繊維不足などを悔い改めることである。
  • 内皮は外皮に通じる、という言葉の通り、健全な内皮が健全な外皮を作る。内皮とは粘膜のことで、体の表面の皮膚の構造も、粘膜と非常に似ており、皮膚の皮脂や汗は粘膜の粘液に相当し、皮膚からいろいろな異物が侵入しないように、バリア機能が働いている。西式健康法でも腸に宿便がなく、腸内環境が良好な人は、皮膚もきれいであることを証明している。
  • 健康体操をして、骨格の矯正、有酸素運動、適度な筋肉維持、円滑な血液循環を計る。それに

は自彊術がお薦めである。何事も知ろうしない気持ちの持ち主には健康は存在しない。

6.まとめ

花粉症の人が2000万人、アトピーが700万人いるという。これ等の病気になる人とならない人の違いは腸内環境が良好か否かで決まる気がする。         おわり


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健康への道しるべ 第137号

心と体の健康生活:平成31年1月30日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

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前田 敏子 先生 作品展 ①

坂出健康会館で絵手紙を教えている前田 敏子 先生の作品


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慢性腎臓病の人が何故こんなに多いのか By 豊岡倫郎 氏 2019-2-20

1.新しい国民病といわれる慢性腎臓病

いま慢性腎臓病の人が推計1330万人いると言われている。成人の8人に1人が慢性腎臓病という。どうしてこんなに多いのか。そしてなかなか根治するのが困難なこの慢性腎臓病とは。

2.慢性腎臓病(CKDとも呼ぶ)とは

慢性腎臓病とは一つの病気を示すものではなく、慢性的に腎臓が障害されたり、腎臓の働きが低下している状態の総称である。

腎臓は握り拳くらいの大きさの臓器で、体の左右にひとつづつあり、その働きは大動脈から大量の血液が腎臓に流れ込むと、そこから余分な水分や塩分を除去し、尿として体外に排泄する働き

をしている。また血液には体内で出来た老廃物も含まれているので、この老廃物を取り除いて、尿として体外に排泄する。そしてきれいになった血液は腎臓から下大静脈に戻って行く。

従ってこれら一連の腎臓の働きが低下すると、余分な水分や塩分、老廃物が体内に残ってしまい、体にいろいろな症状があらわれてくる次第である。

3.慢性腎臓病の原因

ひとつは糖尿病や高血圧などの生活習慣病があると、全身の血管の塊である腎臓はその影響を受けて、血管や組織が壊れてしまうこと。

もうひとつは蛋白尿や血尿が長期に亘って現れる慢性腎炎などからくるケースもある。更に加齢によって腎臓の働きが低下してくると、中高年頃から徐々に慢性腎臓病の症状が出てきてしまう。その外の原因として、脂質異常症、メタボリックシンドローム、高尿酸血症、喫煙なども腎臓の機能を悪化させてゆくと考えられている。

4.慢性腎臓病のリスク

前述したように糖尿病や高血圧があると、慢性腎臓病を併発しやすいが、腎臓の働きが低下すると、血液中のリンなどの物質が増加して、血管の壁が傷つき、脳卒中や心不全を誘発する。何故かというと、血液中にリンが増加すると、それがカルシュウムと結合して、血管に沈着して、石灰化が起こり、血管が硬くなったり、内部が狭くなってゆく。これが全身に起きるので、特に体の中心部の大動脈に起きやすい。

また腎臓は水分や塩分の排泄が充分でなくなるので、血液量が増えてくるが、血管が硬く、狭くなっているため、心臓はより強い力で血液を送り出さねばならなくなる。その結果脳卒中、心筋梗塞、心不全が起こりやすくなる。

5.慢性腎臓病の働きが弱った時に見られる東洋医学的症状

★体が疲れる。特に足がだるくなる。

★腰や腎臓がある部位に鈍痛やだるさを感じる。

★朝起きた時に顔や手が腫れぼったい。夕方になると足がむくむ。

★目がすぐ疲れる。

★朝起きるのがつらい。

★うつ伏せに寝る癖がある。

★背中や胸に神経痛のような痛みが時々出る。

★顔色が黒ずんでいる。上瞼が腫れている。

★足の裏が異常に温かく、夜就寝中に布団の外へ出さないと寝られない。

★よく風邪を引いて熱をだし、のどが痛み、なかなか治りにくい。

★体を左右に振って歩く。

★仰向けになり、おへその左右を手で押してみると圧痛がある

★背骨の胸椎の10番の両側を押すと圧痛がある。腎臓へ行く神経はここから出ている。

★履物の後ろ外側が減っていると、腎臓が働かないことを示している。

以上の症状が3個以上あれば、今後慢性腎臓病に発展するか、ごく初期の段階が疑われる。

 

6.早期発見のための検査

1)腎臓の働きが低下すると、老廃物の排泄が悪くなり、体内に蓄積される。その老廃物のひとつがクレアチニンで、血液検査によって調べる。血中の血清クレアチニン値(eGFR値)の濃度が高いと、腎臓の働きが低下しているとみなす。 eGFRが60未満の場合は慢性腎臓炎が疑われる。

2)尿に含まれる蛋白をチェックすると、通常尿中には含まれない蛋白が出ていると、腎臓の働きが低下しているとみなす。検査結果は「-」、「+」で表し、「-」は正常で、「1+」、「2+」は慢性腎臓炎が疑われる。

3)更にアルブミン尿の値を検査して、アルブミン尿の値が30mg/日以上ならば、慢性腎炎が疑われる。この数値は糖尿病になると、腎臓の糸球体の異常によって、高い圧力で血中の蛋白が血液から尿に漏れ出してくるためおきる。糖尿病性腎性という。

これ等は健康診断の検査項目として、採用されているので、異常がある場合は、直ぐに病院で精密検査を受ける必要がある。病院ではこれら三項目の値をチェックして、正常、軽度、中等度、高度と区別して、治療方法を選択する。

 

7.慢性腎臓病の治療

前述したように慢性腎臓病発症の原因は、糖尿病、高血圧、腎炎など腎臓自体からのもの、脂質異常症、肥満、加齢、タンパク質やカリウム、塩分その他の食事内容、他の服薬、運動量などいろいろあるので、原因に合わせた治療と生活習慣の改善を行うことになる。

当然治療の具体的事項は専門医との相談のうえ開始する必要がある。ただ一つ言えることは慢性腎臓病の発見が遅ければ遅いほど、治療も難しくなるから、早期発見、早期治療が大事である。

最悪の場合は人工透析、腎臓移植が必要となるから怖い。それほど慢性腎臓病の治療の決め手が無く、困難で、長引いて、治りにくい病気なのである。

 

8.現代医学での慢性腎臓炎の症状

慢性腎臓病の進行度によっても異なるが、例えば次のような症状が出る。

★だるさ、食欲不振、吐き気、頭痛、むくみ、息切れ、動悸、骨が脆くなるなど。

 

9.慢性腎臓病に対する甲田療法とは

「腎臓病と甲田療法」という本を紹介する。著者は甲田光雄博士、創元社刊、2002年1月発行。甲田光雄博士は大阪大学医学部卒業、八尾市に甲田医院を開業して、西式健康法を基にした、独自の甲田療法を考案して、多くの難病で苦しむ人の治療に専念する。2008年84歳で逝去。

1)253ページから成るこの本の内容は、前篇は腎臓病の理解と健康対策として

★現代医学だけでなく、民間療法にも金の卵がある。

★腎臓の解剖と生理

★腎炎、ネフローゼの概略

★腎疾患診断に必要な検査法

★腎臓病の健康対策として、

・風邪を引かない身体になること

・足の故障を直すこと

・腎臓の働きを助ける方法

・食事療法

・腎臓病に対する断食療法

・家庭で出来る一日断食

★腎臓病の予防について

なお後編は断食療法体験記・・・腎炎、ネフローゼとの闘い

★10人の方の体験治癒例が載っていてる

2)慢性腎臓病に対する甲田療法とは

★西式健康にある裸療法、温冷浴を行い皮膚を鍛え、体内の血液循環をよくすること

★足の故障を直す。腎臓の働きが低下するのは、足首の故障が最大の原因と見なす。脚絆療法と毛管運動をして、足首の歪みや炎症を治す。

★腎臓の働きを助ける方法として、脚湯法、平板に寝る、金魚運動をするなど

★食事療法として、少食にして、玄米、生野菜の摂取、生水やビタミンCを柿茶から摂るなど。但し高度の疾患は生野菜のカリュウム摂取はいけない。高脂肪、高たんぱく食もいけない。

★断食療法によって宿便を取りのぞく などである。

3)これらの療法の中で特筆すべきことは、

★足の故障を治すことである。腎臓の悪い人は100%足に故障があるという。このことは現代医学では無視されているが、甲田博士は何十人もの腎臓患者を治してきた臨床経験から自信持って断言している。足首の故障は腎臓ばかりでなく、風邪やノド、扁桃腺,鼻の疾患にもなりやすいという。

その根拠となっている外国の研究がいくつかある。まず足指の付け根が痛いのは、モルトン氏病と云う。特に親指の付け根が痛いことが多い。次に踝の周囲を押してみて痛いのは、ソーレル氏病と云う。それぞれこの痛みを研究した人の名前がついている。この痛みは左右の足を交互に指の付け根から踝へ、次に膝へ、更に股関節へとどんどん上の骨格に影響を及ぼし、最終的に首の曲がりに行き着く。

もう一つの研究はスペインのツルーエタ博士は1941年のドイツからロンドンへの空襲の時に、ロンドン市民で足に怪我した人が皆腎臓病になったのことから、更に動物実験で、足の故障と腎臓病のことを研究して、1947年にその成果を世界に発表している。

★断食によって、宿便を取ることである。これも現代医学では無視しているが、宿便の害を取り、腸内環境をよくして、善玉菌を増やし、きれいな血液を作ることが肝要という。

★食事療法の重要さである。玄米、生野菜中心の少食である。そして甘いもの、酒は避ける。

大食、甘いもの、酒の多食、多飲の人は足に故障が起きることを、多くの臨床経験の中で確認している。

★背骨の歪みを直すこと。特に胸椎の10番の歪みを正す。

 

10.まとめ

1)いま子供の腎臓疾患が増えていると聞く。運動不足、甘いものの摂り過ぎ、高脂肪、高たんぱく食、および加工食品の食品添加物などが影響しているためだろうか。確かに今の子供は姿勢が悪いのは骨が弱いためだろう。

2)足の血流が悪いと、ヘソから下の腎臓、膀胱、前立腺、子宮筋腫、痔などの疾患に罹り易いと言われている。その訳はこれらの臓器や器官の血流は足の血液循環によって左右されているからである。特に太腿の内転筋が衰えると、これら臓器や器官への血流が滞るため、機能が低下する。

3)東洋医学の経絡の腎経が足の裏から踝を経由し、脚から下腹部へ繋がっていて、足に故障があると気血が上へスムーズに流れない。

4)この本にある治癒した体験談を読むと、現代医学に見放された人が、甲田博士の指導の下に、涙ぐましい努力をして、健康体に復帰した喜びの話には感動する。

5)足の故障は万病の基という。足の親指の付け根、足くるぶし、膝、股関節に違和感がないだろうか。これまでに足首をねん挫した覚えがないだろうか。今は痛みが無くても、断食をすると、治癒反応として痛みが出てくる。医者は健康のために、散歩を勧めるが、こんな人が散歩するのは、とんでもない話である。95%の人は足に何らかの故障があるというから、それを治してからにした方が良い。

おわり


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脳梗塞、心筋梗塞の予知と治療法 By 豊岡倫郎 氏 2019-1-25

  1. 予防に勝る治療法なし

病気を発症してしまってから、あれこれ反省しても、時すでに遅し。いまガンに次いで多いのが、脳梗塞、心筋梗塞の死亡者である。この二つは共に血管の異状によって起きる。これらの発症を事前に予知できる診断法を開発した医師がいる。その人の名は真島康雄(まじまやすお)博士で、1950年生まれ、久留米大学医学部卒業、現在久留米市内で真島消化器クリニックを開業している。その動脈硬化の予知法や診断法及び治療法の新理論を日本超音波医学会誌に発表し、大きな話題となっている。そして2018年4月に「脳梗塞、心筋梗塞、高血圧は油が原因」(幻冬社発行)という本を出版した。今回はこの本の内容を参考に供する。

 

2.医学界の定説を覆す新理論の数々とは

1)動脈硬化発生のメカニズム

★定説では、動脈硬化は悪玉と呼ばれるLDLコレステロールや高血圧、加齢などが原因でおこる。血液検査などでこれらの数値の高い人は、これらを予防するための治療をする。

→新理論では、動脈硬化はLDLコレステロールとは無関係で、高血圧も加齢も動脈硬化の直接の原因ではなく、食事から摂る超微粒子の脂肪滴が血管壁に浸み込んで堆積して、プラークが出来ることによる。

なおプラークとは粥腫と呼ばれる脂肪の塊のこと。

★定説では、一度血管にへばりついたプラークは取り除くことはできない。スタチン剤の薬でコレステロールの働きをコントロールし、プラークがこれ以上増えないようにするしか、治療法はない。

→新理論では、薬を頼らず食事によってプラークを減らし、血管の詰まりをなくすことが出来る。食事療法によって活性化したマクロファージは血管壁に堆積したプラークを随時取り除いてゆき、減らしくれる。コレステロールを下げるために飲む薬はプラークの改善を妨げる恐れがある。

なおマクロファージとは白血球の1種で、生体内をアメーバ様運動する遊走性食細胞で、死んだ細胞やその破片、体内に生じた変性物質や侵入した細菌などの異物を捕食して消化し、清掃屋の役割を果たす。

★定説では、高血圧や糖尿病などの刺激によって、血管内皮細胞が傷つき、マクロファージが呼び寄せ薬となって、LDLコレステロールを取り除こうとするが、結果的に血管壁にマクロファージの死骸やコレステロール、脂肪が堆積してプラーク化してしまう。しかし最近は動脈硬化の原因は炎症であるという説が出ている。

→新理論では、血管内皮細胞が正常なままで、流体力学的な力で、食事から摂る超微粒子の脂肪の粒が血管内皮細胞間に入り込んでゆき、血管壁にプラークを形成する。

2)新理論では、動脈硬化を促進させる要因

プラークが形成には超微粒子の脂肪滴に加えて、アルコール、高血糖、血流のストレスよって、

動脈硬化は更に進んでゆく。超微粒子の脂肪滴とは動脈硬化の原因物質はここでは脂肪滴と

呼んでいるが、油脂のことで、この油と脂が動脈硬化の最大の原因としている。従って油脂

の摂取量を減らす食生活をすれば、プラークも小さくなっていくという理論である。

 

3.エコー検査による血管のプラーク量の測定と診断基準

エコー検査とは、超音波を対象物に当ててその反響を映像化する画像検査法である。真島博士が行っているエコー検査方法は、「8か所血管エコー検査」と称して、★右頸動脈の分岐点、★左頸動脈分岐点、★右総頸動脈、★左総頸動脈、★右鎖骨下動脈、★腹部大動脈の分岐部、★右大腿動脈の分岐部、★左大腿動脈の分岐部、の八か所のプラークの最大値を計測して、合計する。

その合計した総量によって、動脈硬化進行度の診断基準として設定している。

1995年にクリニックを開設して以来コツコツと来診する患者さんをエコー検査器で測定をし続けてきて、5,800人以上の45,000回分の膨大なデーターを分析した結果から得られたのがこの新理論である。

 

4.新理論の集大成としての結論

1)動脈硬化の真の原因は油と油脂の摂取過剰による。LDLコレステロールはプラークの原因ではない。また高血圧が動脈硬化の原因でもない。塩分も高血圧の原因ではないという。

2)独自の食事療法(RAP食)とEPA製剤とビフィズ菌製剤を中心とした治療で、患者が摂取することによって、プラークが縮小してゆく事を確認した。動脈内にできた石灰化も減って行くことも実際エコーで確認できた。石灰化とは血管壁に溜まったプラークにカルシュウムなどが沈着して石のように固くなった状態をいう。「石灰化したプラークは治らない」という医学界の常識を覆したのである。

3)真島博士自身が、治療前と治療後のプラークの測定をしているから、測定誤差が少ない事。

4)他の病院でスタチン剤を服用していた患者もスタチン剤を飲まないほうが、動脈硬化を治せることが解かった。スタチン剤とは一般的に肝臓に働きかけて、HMG-CoA還元酵素を抑制することによって、LDLの合成が抑えられて、LDL悪玉コレステロール値を下げる効果のある薬のことである。

しかし真島博士によると、スタチン剤はLDLの合成を抑制する過程で、コエンザイムQ10を減少させて、糖質や脂質が体内で有効に利用されくなり、体内に糖質が残り、エネルギー代謝も低下して、糖尿病になりやすくなる。余った糖質は脂肪に変わり、血管壁にプラークを溜まりやすくする。コエンザイムQ10が低下して、エネルギー代謝が低下すると、元気が出ないとか、倦怠感を覚えるなどの自覚症状が出てくる。またスタチン剤はマクロファージの活動を抑制してしまう作用もあるため、免疫力が低下し、がん細胞やプラークを貪食して除去する能力も低下してしまい、その結果更にプラークが大きくなってゆくと。従って、LDL悪玉コレステロール値がスタチン剤で低下しても、片やプラークが増大したのでは、安心できない。

 

  1. 薬より食事で治す、食事療法(RAP食)とは

血管内にプラークが溜まり、動脈硬化が進行する最大の原因は食事にあることが明らかになり、

患者に問診用の「食習慣点数表」に記入してもらい、その内容を見て、食事指導をしている。

★油はあくまでも油であり、どんな油であれ控える。肉、魚、揚げ物、炒めもの、油性ドレッシ

ング、乳製品、バター、マーガリン、レトルト食品、マヨネーズ、カレールーをも控える。

オリーブ油もエゴマ油も控える。

★甘いものを控える。甘いものは血糖値が上昇し、血管内皮細胞が委縮し、血流量が増大し、血液成分のバランスを取ると、血管内皮細胞同士の間隔が広がり、血管が拡大すると、血管壁内に脂肪滴が入り込む。そしてプラークが形成される。更に流体によるストレスが大きい大動脈のカーブ部分や分岐部ではプラークの石灰化が進行する。

★アルコールを控える。お酒のアルコールが入ると、血管内皮細胞が変性、委縮、炎症、出血、石灰化を起こす。そして血管内皮細胞同士の間隔が広がり、血管壁内に脂質が堆積してゆく。

★禁煙。喫煙はマクロファージの能力を低下させる。ガンの発生の関与からも止めるべき。

★野菜を多く摂る。その訳は、マクロファージの能力アップ。野菜の酵素が油を分解する。植物性のファイトケミカルという化学物質が免疫力を高め、活性酸素から血管内皮細胞を保護する。

摂取した油成分を食物繊維にからめて、便として排出してくれる。腸内細菌が活性化し、油を分解してくれる。

★お薦めの摂取食品はところてん、豆乳ヨーグルト、味噌汁、市販の野菜ジュース、甘酒、粉末のビール酵母、たまご、海藻・海苔、脂質量の少ない魚や肉、煮た野菜か生野菜、果物、雑穀米など、納豆は少しだけ、大豆製品を過食するのは控える。大根おろし、あさり、しじみ、発酵漬物、こんにゃく、トマトケチャップ。

★小魚、しらす、ちりめんじゃこはよいが、青魚や白身魚でも油っこいのは控える。

★毎日生野菜のスムージーを飲む。

★ビタミン豊富な果物を摂る。生野菜と果物に含まれるビタミンCはマクロファージの貪食能を高め、コラーゲンがよりスムーズに作られるように働き、血管内皮細胞が滑らかに連なり、隙間が狭くなるため、超微粒子の脂肪滴が血管内膜に入り込み堆積するのを防いでくれる。

外国の文献に「ビタミンCを500mg毎食後に投与したところ、プラークの改善を10人中6人に認めた」とあることを紹介している。

 

6.真島博士の新理論の問題点

★8か所血管エコー検査はまだ全国的に普及していないため、どこででも簡単に診断を受けられない。厚労省や医師会でもこれを認知したり、採用する兆しがないようだ。

★エコー検査機器の取扱いも8か所も計測するのに、技術的にも習熟を要し、計測時間もかかる。

★RAP食を患者に提案しても、毎日の食事において、実行するのは患者本人の納得や強硬な意思がないと、継続は難しい。ましてや全国の内科医がRAP食を理解し、指導できる技量を身に着けるのも困難が多い。

 

7.まとめ

1)体の細胞も血液も骨も毎日の食べ物によって、作られてゆく。インプットの質が悪ければアウトプットの質も悪いのは当然である。やれグルメだ、スイーツだと暴飲暴食に何の疑いも抱かず、牛飲馬食して家族みんなで浮かれていては、先が思いやられる。

2)何千人もの人を診察して、動脈硬化を新理論により治癒に導いたり、改善させた事実は誰も否定することはできない。事実は嘘をつかない。

3)現代医学の医師たちはマニュアルに従って、LDLコレステロールが高い患者たちに、スタチン剤などを出しているようだ。

4)この新理論が早く全国の医師たちの間に普及すれば、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞で死亡する人も大幅に減少することだろう。その前に各自が食の重要性を理解し、実行することである。

5))人間本当のことを知らずに、ずるずると病に負けて倒れることほど悲しい事はない。

6).動脈硬化、高血圧、脳梗塞、心筋梗塞が心配な人は、この真島博士の新理論の著書を精読してほしい。今回は概略を紹介したに過ぎない。

7)動脈硬化になると、全身の血流が悪くなる。新陳代謝も悪くなるから、あらゆる病気の温床となる。血流が悪くて、酸素が不足している部位にガンが出来ることを知ってほしい。


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健康へのトビラ Vol.17 発行

健康へのトビラ Vol.17(2019年1月15日発行)のお知らせ。

◆ 第9回健康観音フロントコンサートのご案内

・日 時:2019年2月11日(月・祝日) 9時30分より

・会 場:坂出健康会館(坂出市江尻町1220番地)

・内 容:オカリナ演奏とサヌカイト演奏&コーラス

◆ 第9回研修旅行 to 安曇野

・日 時:2019年3月15日(金)~17日(日)

・行 先:長野県 白骨温泉,安曇野,善行寺,信州中野

・募 集:約 10名

・申込締め切り:2019年2月28日(木)


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第9回 健康観音 フロントコンサートのご案内

◆ 日  時:2019年2月11日(月)祝日 9:00~11:00

◆ 場 所:坂出健康会館 坂出市江尻町1220

◆ 9:00~9:30 健康観音 法要 御導師:細谷 宥純 様

◆ 9:45~ サヌカイト演奏 演奏:岸本 裕子 ・伴奏:坂口 洋子

◆ 11:00~ コーラス

◆ 入場 無料


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詩と絵が出会う詩集絵本 2018

毎年「詩と絵が出会う詩集絵本制作委員会」が出版する「いっしょに2018」が刊行された。

NPO法人健康を考えるつどいもこの企画に協賛しているので、ご紹介する。

【はじめに】の言葉を一部ご紹介。

障害のある人たちが日常生活の中での心の叫び・願い・想い・夢などを綴った詩が81篇、その詩をイメージして描かれた絵が94枚、それらのベストマッチで出来あがったのが「いっしょに2018」です。

この本を手に取って読んでいただき、この本を通して障碍者への理解を深め、その絆をもっともっと広げていきたいと考えています。


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カイロプラクティック体験

12月20日、『一日カイロプラクティック教室』を健康会館で開催。

坂出市やさぬき市で教室を開いている先生方4人にお越し頂いた。

Photo

1895年にアメリカのダニエル・デビッド・パーマーによって創始された手技療法。

名前の由来は、ギリシャ語で「カイロ」は「」、「プラクティック」は「技術」を意味する造語。

脊椎矯正術の一つで、病気は神経系の機能障害によって起こるという考えに基づき,

身体,特に脊柱を調整することにより,神経系の機能回復をはかろうとする療法。

医学の専門分野ではなく,治療にはカイロプラクターがあたると云う。

アメリカにはその資格を得るための大学もある。

世界保健機関 (WHO) では補完代替医療]として位置づけられているが、日本では未公認。

従い、健康保険は効かない。

パンフにある教室のキャッチフレーズは、

【健康と美容を手に入れる知識・技術を学びませんか?】 

体のあらゆる痛みや症状の原因の80%は、骨盤のズレからだと言われている。

体全体の歪みを家庭で手軽に調整できる技術を習得し、日常生活の中から運動・睡眠・栄養について総合的に健康の回復・増進・維持・予防をさせるための知識や運動が学べる。

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睡眠も寝姿が大事で、仰向けに真っすぐな姿勢が良いとか。

私も体験させてもらったが、施術前と後では、明白に違う事が自分でも分かった。

詳しくは、

坂出市文京町2丁目3-3 エスポワールイバラ 101号

カイロプラクティック ひづる 090-9771-9367 川井 ひづる 先生まで。


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認知症になる人ならぬ人 By 豊岡倫郎 氏 2018-12-23 

1、認知症が増えている

今日本に65才以上の人が3500万人いる。そして65才以上の高齢者で認知症の人が460万人、軽度認知症(MCI)が400万人いるという。いかに認知症の人が多いかが解かる。平均寿命が延びるのは結構な話ではあるが。認知症になる人とならない人の違いは何だろうか。

2、認知症の種類

認知症の主なものは、4種類あり、アルツハイマー型が60%を占め、脳血管性が15%、レビー小体型が15%、ピック病が5%占めている。しかし別の報告ではアルツハイマー型が更に増えて68%を占めているという。

3、認知症の症状

どんな原因から発症した認知症でも、中核症状といって、四つの症状が知的機能の低下によって現れる。

★覚える能力が衰える記銘力障害

★覚えたことを忘れる記憶力障害

★簡単な計算ができない計算力障害

★人や場所の見当がつかない見当識障害

上記に付随して起こる症状としては、人によって異なるが、次のようなことがある。

★自覚性の低下で依存心。
★うつ状態。
★意欲の減退。
★不安感や焦燥感など情緒障害。
★暴言や暴力など人格の変化。
★話さない。
★妄想。
★幻覚。
★徘徊。
★食行動異常。
★睡眠障害。

4、三大認知症の原因

最近は検査機器や検査方法が進歩して、どのタイプの認知症か、以前よりもその原因も明らかになりつつある。

★アルツハイマー型認知症が一番多いので、簡単にその発症のメカニズムを説明
すると、50歳前後から脳にβ-アミロイドというタンパク質の蓄積が始まり、
60~65歳ころから神経原線維の変化や神経細胞の脱落が始まり、老人斑という
シミが出来る。
その後「リン酸化タウ」と呼ばれる物質が蓄積し、脳神経の原線維変化と呼ばれる
繊維状の塊が出来て、これが蓄積すると、毒性を発して、凝集することによって、
やがて神経線維が死滅してゆく。
次に70歳ころから、脳の海馬周辺に病変が発生して、軽度認知症(MCI)と診断される
状態になる。
さらに80歳前後から大脳新皮質にも進行して、アルツハイマー病と診断される。

これらを発症する年齢や進行度合いや症状の程度は当然人によって異なるが、
自覚症状がなくてもその始まりから認知症と診断されるまでの期間が20年から
30年と非常に長いことである。

★脳血管性認知症は動脈硬化が進み、脳卒中などで、脳の神経細胞が破壊されること
によって、発症する。

★レビー小体型認知症は大脳皮質などの神経細胞にレビー小体という特殊な物質が
溜まり、細胞が死滅する病気である。

5、三大認知症の症状

1) アルツハイマー型認知症

★初期的症状

・少し前のことを忘れがちになる。

・話の内容につじつまが合わないことが多くなる。

・些細なことに腹を立てるようになる。

・意欲がなくなって、うつ状態になる。

・「お金が盗まれた」など、ありもしない妄想をする。

★特徴的なことは、

同じ話を何度も繰り返す。化粧、料理、買い物をしなくなる。日付、曜日、住所がわからなくなる。食事をしたことをすぐに忘れる。外を徘徊する。

2)脳血管性認知症

★初期的症状

・物忘れが多くなる。

・頭痛や手足のマヒ、しびれを訴えることもある。

・感情の起伏が大きくなる。

★特徴的なことは、

・高血圧、糖尿病、心疾患といった脳の血管に影響を及ぼすような持病がある。
脳卒中を起こした後に発症することが多い。泣きじょうごになったり、
怒りぽくなったりする。夜になると感情の起伏が激しくなり、別人のような行動
を取ることがある。

3) レビー小体型認知症

★初期的症状

・物忘れがひどくなる。

・「壁に虫がはっている」など、実際には存在しないものが見えるようになる。

・表情が乏しくなる。

・風邪薬を飲んだだけで寝込むなど、薬に敏感になる。

★特徴的なことは、

・表情が乏しく、無口になり、前かがみで、腕を振らずに歩くようになる。
薬に敏感になり薬を飲んだ時に、激しい吐き気を催したら、レビー小体型認知症
の疑いが濃い。

6、その他の認知症の種類

★ピック病(前頭側頭型認知症)、アルツハイマー型と脳血管性の混合型、慢性硬膜下
血腫、正常圧水頭症などがある。

7、アルツハイマー型認知症の治療法

★薬物治療法としては、

・神経伝達物質であるアセチルコリンの量が低下するのが発症原因とする説に
基づき、アルツハイマー病の進行を遅らせる薬として、製品化されたのが
「アリセプト」(ドネペジル塩酸塩)である。しかしその効果は進行を遅らせるに
留まる程度で完治は難しいようだ。

・その後治療薬開発の焦点は、如何にしてβ-アミロイドの蓄積を抑制させるか、
あるいはリン酸化タウの凝集を抑えることが出来るかなど、いろいろな観点から、
研究が進められているが、アルツハイマー病を根治させる薬の開発までには至って
いないようだ。

8、認知症の非薬物療法

薬に頼らない非薬物療法も重要な治療法として、認められている。例えば、

・音楽療法では、楽器をたたいたり、歌を歌ったり、好きな歌を聴くなどして、
脳を反応させる。

・回想法では、過去の思いでを蘇らせたり、会話によってたのしさを引出し、
情緒の安定をはかる。

・運動療法では、理学療法士の指導の下に、自立心を養い、体力を付けて、脳を
始めとして、血流を促して、精神的安定を図る。

・美術療法では、絵を描く、造形物を作るなど創作活動によって、五感を刺激して、
認知機能の改善を図る。

・アニマルセラピーでは、生きている動物と接することによって、動物に対する愛着
や優しさを持つことで、情緒を安定させる等いろいろ行われている。

以上、非薬物療法もいろいろある。

9、認知症を防ぐには

どんな病気にも言えることだが、「予防に勝る治療法はなし」という文句を切実に感ずるのがこの認知症の場合である。というのはそもそも何故脳にβ―アミロイドやリン酸化タウが蓄積するのか、明らかにされていないから、予防法の方策が見つからない。

ここでは認知症の予防に効果があると言われていることを列挙すると、

★ボケない生活習慣とは

・バランスの良い食事をする。魚や野菜をよく食べる。少食にする。

・便秘しない。腸内環境を良くし、免疫力を高める。

・体をよく動かす。散歩や運動をする。

・夢中になる趣味がある。知的活動で、脳の血流をよくする。例えば楽器の演奏、
囲碁や将棋、日記をつけるなどする。

・友人がいて、外出したりして、人とおしゃべりする。

・生きがいや夢持ち、前向きな気持ちで生活する。

・ストレスを溜めない。いつまでも悩みを抱えない。

・人を頼りにせず、自分で出来ることは自分でする。

★体に悪い生活習慣とは

・大食する。高脂肪高蛋白の食事。喫煙。飲酒。甘いものを沢山食べる。

・食品添加物の入った加工食品を摂っている。

・便秘や宿便があると、腸内の炎症を起こして、リーキーガットと言って、
ただれた腸粘膜から未消化の異物や毒素が血中に入り、体内のいたるところに
炎症を起こす。

・歯周病があると、口内細菌が全身を巡り、脳細胞にも炎症を起こす。

・趣味などなく、テレビを見て、家に閉じこもっている。

・睡眠不足であると、脳細胞のタンパク質の代謝が不全になる。

・体を動かすことが少ない。運動しない。

・いろんな人達と交流しない。家族から離れて孤独感を持っている。

・いろんなことに興味を示さない。進取の精神に欠けるから、廃用性の法則が働き、
脳細胞が怠けだす。

・生きがいや生涯の目標を持たない。

・いつも何かストレスや悩み事を抱いている。

・姿勢が悪く、体が歪んでいる。

・認知症を促進させるような持病がある、例えば、高血圧、肥満、甲状腺低下症、
動脈硬化、糖尿病など。特に糖尿病の人はそうでない人に比べて4.6倍認知症
になりやすい。

・他の病気の薬を服薬している。

★その他最近話題になっている治療法や予防法を列挙すると、

・水分を充分取る。

・イチョウの葉のエキスを摂る。ドイツでは有名で脳血管性の認知症に効果あり。

・玄米に含まれているフェルラ酸が老人斑の形成を抑える。

・活性酸素やAGE(終末糖化産物)を発生させるような生活習慣を改める。

・ウコンに含まれているクルクミンに抗アミロイド生成作用がある。

・少食や断食による効果はすごい。

即ち、便秘や宿便を解消し、腸内環境を整えることによって、腸の粘膜のただれが修復されると、消化不良の異物や毒素も血中に取り込まれることもなくなり、体内での炎症も収まる。また血中に入った毒素によって脳神経の働きが鈍り、脳の血管を膨張させていたのが解消されて、脳の働きが活性化する。

更に効果的なのは少食や断食によって、体内の全細胞に飢餓感を与えて、細胞の宿便ともいわれるカスや老廃物が清掃される。即ち脳細胞や神経組織に蓄積されていた毒素も自己融解してゆく。

従って便秘や宿便が無くなった後の腸内では少食でも以前より効率よく食べ物が吸収されて、綺麗なサラサラな血液が体内に循環することになる。

・認知症予防に良い食べ物は、玄米少食にし、活性酸素を抑えるビタミンB、E、C
の多い食品、DHAの含まれる青皮の魚、大豆製品、ゴマ、海藻、生野菜ジュース
など。

10、まとめ

1)認知症になりたくない人は、たばこ、酒、甘いもの、大食、高脂肪高たんぱく食、
運動不足、知的活動不足はタブーである。この病気の恐ろしさは30年前後経過
してから発症するから如何に日頃の生活態度が重要かを認識しないといけない。

2)今回あげたような症状が出たら、すぐに専門医に診てもらい、初期の段階で対策を
講じれば、進行を止めたり、治療することもある程度可能な時代になってきて
いる。

3)厚労省の調査では、2025年には700万人の認知症患者が発生すると予想して
いる。こんなに増えては、本人はもとより、それを介護する人も大変である。

4)一番の問題点は厚労省も個人一人一人もこの認知症のことについて、何ひとつ
具体的な予防のための歯止めの行動を起こしていないことである。

おわり


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癌が治ったさん の体験談

2018年12月22日(土)、NPO法人いきいき健康長寿研究会が主催する講演会に参加。

まず、工藤 房美 氏による『遺伝子スイッチオンの奇跡』を聞いた。

彼女は48歳で子宮頸がんを発病、放射線治療で癌は消失したものの、後に肺と肝臓に転移。

余命ひと月の宣告を受けるが、病床で村上 和雄氏 著の『生命の暗号』に出会い、遺伝子の働きに深く感銘。

遺伝子への感謝と抗がん剤治療を行い 10か月後に完治した。

そんな癌との戦いを語ってくれた。

工藤さんのお話の中で心に残った言葉は、

1、自分の命は70兆分の1の奇跡で生まれた命、そう簡単には死ねない

2、癌も自分が作った病気だから自分で治す

3、痛い・ 悲しい・ 苦しいは絶対言わない

抗がん剤使用で抜け落ちる髪の毛の多さにびっくりしながらも、

1本1本に、「今までありがとう」と感謝しながらゴミ箱に捨てたと言う話が印象深かった。

工藤さんの基調講演の後、癌と宣告されそれを乗り越えた人達(治ったさん)の体験談を聞いた。

7~8名の治ったさんの話から心に残る言葉は、

1、”ありがとう”と言う魔法

2、癌と共に自分らしく今を生きる

3、癌には執行猶予がある

4、癌の原因は自分の生き方にあった、だから癌になって生き方を変えた

5、気持ちの持ちようで癌は治る

6、命を預けてもいいと思う医師と出会う事

この会の締めくくりに、主催者で自らも42歳の時に癌を発症し生還した春名 伸司 氏より

話があり、会は盛況のうちに終了。

13時から始まった会も、終わってみたら窓の外は冬至の暗闇がせまりつつあった。

会場は岡山市内のきらめきプラザ。

カーナビで着いた建物に見覚えがあった。

それもその筈、娘の職場があるビルだった。


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だんだんよくなるムラタの体操

明日の健康を考える会
〒244-0823
横浜市戸塚区舞岡町429
電話:045-828-4001
FAX: 045-828-4002
毎月1日発行・定価 1部 60円

が発行している『医食同源』の連載に、金沢に在住の村田 敏明 氏が
”だんだんよくなるムラタの体操”というコラムを書かれている。

今回はその一部をご紹介したい。

村田先生のお問い合わせ先
〒920-0816 金沢市山の上町 23の14 自然健康会 (百まで歩こう会)


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健康への道しるべ 第136号

健康への道しるべ 第136号

心と体の健康生活:平成30年11月30日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円

今回の道しるべには、NPO法人健康を考えるつどいの講演会 翌日に行った小豆島が記事に上がっている。


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本のご紹介

春名 伸司 著・末期がんを乗り越え100歳をめざす


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健康診断項目の見方 By 2018-11-21 豊岡倫郎 氏

1.予防に勝る健康法なし

早期発見、早期治療は病気治療の大原則である。体に異変を感じたら、躊躇することなく、病院へ行き、診断を仰ぐことが大事である。少なくとも自治体が実施している年一回の「健康診断」は必ず受けた方がよい。そして結果が出たら、自分の健康状態がどうであったか、ひとつひとつチェックして、自分の置かれている状況を確認し、採るべき次善の策を採ることが肝要である。

2.主な検査項目の見方

下の表は金沢市のすこやか健康診断の検査項目表や病気で受診したときに貰った検査結果表を基に作成した検査項目の解説である。

3.検査基準値は適正なのか

最高血圧やコレステロールなどの基準値がはたして適正なのかどうか、今まで何人もの医者によって、疑問視されてきた。例えば最高血圧が130を超えると高血圧症と見なされて、治療対象となる。同じような事がコレステロール値についても疑問がもたれている。基準値を厳しくすることによって、何千万人の人が治療対象になってくるから、経済的な医療費負担の問題と薬の副作用も懸念される。
どんな病気でもそうだが、医者の見解に耳を傾けることも大事だが、納得がいかない場合は自分で納得がゆくまで、調べることが必要である。

4.検診項目の限界

自治体が実施する健康診断は検診項目の範囲が限られており、あらゆる体の異常を発見出来るわけではないことはご存じのとおり。しかし年一回は受診すべきである。何故なら今まで折に触れて述べてきたように、日本列島は病める人で溢れている。高血圧の人が4000万人、糖尿病は予備軍を入れて2200万人、高尿酸値症500万人、メタボ960万人、骨粗しょう症1300万人、慢性腎臓病1300万人、脂肪肝3000万人、脂質異常症3200万人など異常だ。

5.まとめ

  1. 最近は健康問題の関心が高まり、健康フェアなどで上記以外に骨密度、血管年齢、毛細血管などを測定する機会もある。診断結果の数値を真摯に受け止め、対策を講じてほしい。
  2. いま日本に65才以上の人が3557万人いる。全人口の28.1%になっている。これ等の人達はひとつやふたつ病気を抱えていても決しておかしくないという異常事態に直面している。
  3. もっと国民一人一人がこれら生活習慣病を減らすためにどうすべきがアクションを取ってほしいものだ。他人事のように思っていてはいけない。
  4. 病気には医者に治してもらう病気と、自分で努力して治す病気がある。特に生活習慣病は長
  5. 年の悪しき生活習慣の結果であるから、日頃からの心がけが大事なのである。
  6. 病気になって医者の言われるままに薬を飲むだけでは無為無策というもの。生活習慣病の場合は薬は根本治療にはならなず、症状を緩和するだけである事を知りながら、相変わらず右手に盃、左手には降圧剤、これでは風刺漫画の構図である。どうしてこんな病気に負けるものかと改善努力をしないのだろうか。                                                                                                                                                         おわり

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井上 杏那さん作品 2018-11月-(1)

坂出健康教室の絵手紙作品のご紹介


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寒霞渓

講演会の翌日は遠方から来たお客さんを観光案内へ。

今年は小豆島へ行くことに。

昔は春のオリーブマラソン、秋のタートルマラソンに毎年参加していたから年に2回は訪れた島だった。

今はマラソンを止めてもう 5~6年になるから、久しぶりの小豆島訪島。

高松港から出航して約一時間で土庄港に着いた。

前にはなかった大きなオリーブの葉をモチーフにしたモニュメントがあった。

いつできたのだろう?

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観光スポットはいろいろあれど、まずは寒霞渓へ行こうという事になった。

車を走らせていたら、白い巨大な観音像が見えて来た。

予定にはなかったが、あまりに迫力満点で、立ち寄る事にした。

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この像は小豆島大観音佛歯寺と云うお寺にあり世界一美しい観音様といわれ、

別名を「幸せ観音」と言うらしい。

↓ この観音様について、ウキペディアから

スリランカの仏教聖地・キャンディに位置する佛歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)から
1985年に釈迦の犬歯を寄贈されたのをきっかけに、大観音像を建立。 

1994年に竣工、1995年に公開された。

大観音像の高さは明らかにされていないが、約50~60mといわれる。

胎内には本尊をはじめ、寄贈された約1万体の胎内仏が並ぶ。

エレベーターで胎内を登ると、仏歯を納めた仏歯の間に至る。

ここからは瀬戸内海や岡山港を望むことができる。

せっかく来たのだからと、胎内に入る。

エレベーターがあって、あっという間に観音様の胸あたりにある展望窓がある部屋に至る。

曇りはじめていて景色は今一だったが紅葉の様子が一望できた。

観音様を後にし、紅葉たけなわとまではいかない赤や黄色の木々をかいくぐり寒霞渓へと辿る。
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ロープウェイの山頂駅には月曜日というのに結構な観光客で賑わっていた。

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↓ 国立公園・寒霞渓を少しご紹介

寒霞渓は「日本三大渓谷美」のひとつと称され、東西8Km,南北4Kmにわたり奇岩怪石がひろがり、春の新緑,夏の深い緑,秋の紅葉,水墨画を思わす冬と四季それぞれの色合いとのコントラストは他に類を見ない素晴らしさです。

また、ロープウェイで片道5分の空中散歩によっても渓谷のすばらしさを堪能できます。

↓ 寒霞渓山頂の紅葉

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空中散歩もしたいとのご希望で、ロープウェイに乗ることにした。

ロープウェイで山頂から下ってまた上る経験は初めて。

↓ ロープウェイから見た風景

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↓ ロープウェイ 「こううん駅(紅雲亭)」に到着

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寒霞渓の紅葉を満喫できた旅でした。


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第18回健康を求めて 講演会

去る11月11日、坂出市市民ホールにてNPO法人健康を考えるつどいが主催する健康講演会が開かれた。

毎年この頃は季節も良いこともあって、各地でイベントが目白押し。

今年は果たして何人くらい聞きに来てくれるのだろうと心配!!

結果は約300人もの方々に来場頂いた。感謝!感謝!である。

坂出市民ホールも来年3月には閉鎖される事が決まっていて、このホールでの開催は最後となる。

↓ 市民ホール 正面


↓ ホール内では坂出健康会館のスクール教室活動のフラワーアレンジメント教室

の作品展や絵手紙教室の作品展の展示

↓ 健康教室でオカリナ教室を指導される赤尾先生指揮による演奏会
↓ 同じくコーラスの指揮も。


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消化不良は万病の元 By 豊岡 倫郎 氏 2018.10.15

1.飽食を見直す時

飽食が当たり前になってしまい、少しも違和感を覚えない人たちが増えている。毎日殿様のような食事を摂っていると揶揄されているが、こんな食習慣が改まらない限り、病院に溢れている患者は減らないだろう。体はどんどん入ってくる食べ物の処理に、酷使されて、悲鳴を上げ、疲弊してしまい、体のいたるところに病巣が生じる。

2.卑弥呼は何を食べていたか

卑弥呼が邪馬台国の王位に就いたのは西暦188年頃と言われている。当時の中国は後漢から三国志の時代になっていて、魏の国へ使者を派遣して、魏からも日本に使節団が来て、20年も滞在していたとあり、中国や韓国の食文化に関する知識も得ていたようだ。

稲が普遍的に栽培されたのは、紀元前400年頃の弥生時代で、既に卑弥呼の時代の人々の食生活はといえば、主穀は米とアワで、それを補うようにクリ、シイ、トチ、サトイモを食べて、副食は大根、カブラなど菜っ葉類、ウリ類、シカやイノシシ、ウサギの肉、魚介類はタイ、スズキ、アジ、イワシ、アワビ、ベラ、メバル、サメ、フナ、コイ、アワビ、サザエ、ハマグリ、エビ、タコ、ウニなど、海藻ではワカメ、アラメなと、果物では桃、柿、梅、くるみ、外に山芋、キノコ、その他の山菜類などを煮たり、焼いたり、干したり、塩漬けにしたり、生で食べたりしていた。食事回数は一日に2回だった。

結論として、古代の食物と現代の食物との大きな違いはみられない。むしろ現代よりもさまざまな食物を生きるために食していた。栄養的にも現代よりもバランスが良かった。当時の古墳からの出た骨を調査した結果では、65歳位の人達が30%以上いたというから、決して短命ではなかった。衛生状態も悪く、厳しい自然環境の中で生き抜くのに、逞しい体力を維持していた。

3.日本人には日本人の体質がある

アメリカには人種差医療が行われている。即ち人種のるつぼと言われているアメリカでは、その人種の体質に応じた適切な医療制度があるという。日本は島国であり、固有の言語、生活習慣、食べ物が独自に何千年も続いてきた。皮膚、目、髪の毛の色も、体格などの外見ばかりでなく、筋肉の赤筋、白筋の着き方も、体温も、アルコールや乳製品の分解酵素の種類も、インスリンの量も、腸内細菌、胃の形も欧米人とは異なっている。日本人には日本人の体質や環境に応じた食生活がいま求められている。さもないと生活習慣病は減らない気がする。

4.食べ物の消化の流れ

日頃あまり気にすることもない、食べたものがどのように消化、処理されていくかを簡単に説明すると、食物を口に入れると、唾液によって分泌される唾液アミラーゼという酵素によって、炭水化物の消化が始まる。ゆっくり、よく噛むことによって、多く分泌される。
次に適度に砕かれて、食道を通過して胃に入ると、胃酸とペプシンという酵素が分泌されて、タンパク質を消化し、混合されて、ドロドロ状態で小腸へ向かう。

小腸では膵臓から分泌されるタンパク質分解酵素のトリプシンやキモトリプシン、炭水化物分解酵素のアミラーゼ、脂肪分解酵素のリパーゼなどにより、食べ物の栄養素は分子レベルにまで分解,変換されて小腸の腸壁の吸収細胞から体内に入って行く。

その後大腸へ移動し、水分と電解質の吸収が行われた後、体外へ排泄される。電解質とは水に溶けると電気を通す物質のことで、イオンともいう。

要するにどんな栄養価の高い食べ物を食べても、糖質は単糖類に、タンパク質はジペプチト゛やアミノ酸に、脂肪分はグリセリンと脂肪酸に分解されなければ、体内に吸収されないし、栄養にもならない。これら一連の消化作業がスムーズに行われているか、どうかで、健康が左右されるのである。

5.消化液の一日当たりの分泌量

唾液→1.5L

胃液→2L

胆汁→0.5L

膵液→1.5L

腸液→1.5L

なお胆汁は肝臓で作られて胆嚢で濃縮され、十二指腸へ分泌されて、脂肪酸を乳化させて、小腸での消化と吸収を手助けや、腸の蠕動運動を促す働きをする。

腸液は腸腺・腸粘膜上皮より分泌される消化液で、ペプチダーゼ・インベルターゼ・マルターゼ・ラクターゼなど各種の酵素を含み、食物を完全に消化する働きをする。

このように大量の各種消化液が体内に入った食べ物を消化、吸収させるために分泌されているが、これらはただの液体ではない。それぞれこの消化液を作るための腺や器官が質や量をセンサーで探知し、調節しながら、産生しているのである。正に超精密な化学工場である。このことを考えると、ムヤミヤタラニ暴飲暴食して体を苛めてはならぬ。感謝し、体をいたわらねばならない。「腹も身の内」で、これが大事な体の健康倫理感なのである。

6.食べ物の消化時間

食べた物の種類によって、胃での滞留時間が異なっている。

・果物「約20〜30分」
・野菜「1〜2時間」
・炭水化物(白米、パン、麺類など)「約2〜4時間」
・タンパク質や脂肪(肉、魚、卵、豆類など)「約4〜6時間」
但し大量に摂取すれば、滞留時間はこれよりも長くなる。従って食事間隔は最低でも5時間以上空ける。間食はしない。夜食はしないのが理想的である。

7.消化に要するエネルギー量

一日3食を消化するのに要するエネルギーはフルマラソンで消費するエネルギーに匹敵するという。約1600キロカロリーだそうだ。よく朝からしっかりご飯を食べて、昼も夜も栄養を付けて、病気にならないようにと、努力している人が多いが、果たしてそれでよいのだろうか。逆に体は過剰な食事量を処理するために、後ろ向きの仕事をさせられていて、とても明日への体力維持や向上のために、エネルギーに余力が残っているのだろうかが、懸念される。

8.人体の生理リズムの話

自然の法則に基づいて体の生理リズムが出来上がっている。一日24時間を三つに分けて、体は働きが分かれている。

1)朝4時から正午までは「排泄」の時間

2)正午から午後8時まで「栄養補給と消化」の時間

3)午後8時から午前4時まで「吸収と代謝」の時間

だから朝はなるべく食べない方が良いが、長年の習慣で実行が難しけれは、徐々に食事量を減らしてゆくとよい。朝は水と野菜ジュース位に留めるのも一法である。よく朝ご飯をしっかり食べないと、脳に糖分が行かず思考力が低下するとか、体に力が入らないとかいう人がいるが、そんなことは無い。今まで朝ご飯を食べていた人が急に食べるのを止めると、体はその習性が抜けきらない為に脱力感、めまいなど反動が出るが、一か月もすれば体は対応して、逆に頭脳もすっきりするし、元気になる。今まで何万人もの人が体験、実感している話である。そして上述した1日の体の摂理が順調に働くようになる。

9.タンパク質の過剰摂取の害は怖い

日本人の一日のタンパク質摂取基準は成人男子で50g、成人女性で40gとなっているが、あなたは摂取オーバーか、それとも不足していると思いますか。タンパク質は体の中で一番多く存在し、多くの重要な働きをしていているから、不足してはいけない。しかし現代人は一般に過剰摂取しているから、過剰摂取の害をぜひ知っておかねばならない。その害とは、

1)腸内環境の悪化。大量のタンパク質は消化不良を起こしやすい。腸内で異常発酵したり、悪玉菌が増えてしまう。臭いおならが出たら要注意である。窒素残留物即ち、スカトール、インドール、アミン、フェノール、硫化水素、アンモニアから、ニトロソアミンという強烈な発ガン物資を作り、病根の元となる。

2)蛋白質の消化分解の過程で、窒素やアンモニアが副産物として発生する。それを更に分解するために肝臓や腎臓が二度働きを強いられるため、エネルギーを多く消費するし、臓器は疲弊する。

3)タンパク質の消化分解時に体液が酸性化する為に、体は弱アルカリ性に戻そうとして、体内のカルシュウムを動員する結果、カルシュウム不足になる。

4)タンパク質と砂糖が体内で合体して、終末糖化産物(AGE)となり、あらゆる生活習慣病の引き金となる。シミ、シワ、老化現象もこれが影響している。

5)蓚酸や尿酸が発生し、カルシュウムと結合して、尿路結石になる。

10.脂肪分の摂取過剰の害

一般的な肉類の成分は脂肪分とタンパク質がそれぞれ半分づつ含まれている。
現代人は肉や油で処理した揚げ物が必ず食卓に上り、子供たちは喜んで食べて
いるから、母親も嬉しそうにしているが、こんな家族はとてもいつまでも元気
に過ごせるとは思えない。何故なら、
1)牛や豚の脂肪分は血液をベタベタにしてしまい、酸欠になり、コレステロールや
中性脂肪を増やし、動脈硬化になる。

2)脂肪分、正式には脂肪酸と呼ぶが、摂り過ぎれば活性酸素によって、過酸化脂質に
変わる。過酸化脂質はあらゆる細胞壁を破壊して、細胞内に入り込んで、病変の
元となる。

3)脂肪分を乳化させるために胆汁が分泌されるが、腸内の悪玉菌が蔓延っていると、
過剰な脂肪分は二次胆汁酸に変化して、ニトロソアミンと一緒になって、大腸がん
の原因になる。

4)脂肪分は消化に時間がかかるため、大量の摂取は消化不良を起こす。

5)脂肪分は炭水化物や蛋白質の二倍の熱量があるため、過剰摂取すると太りやすい。

11. 消化不良の症状

★胃壁に炎症を起こす。胃痛。食欲不振、胸やけ、ゲップ、口臭など出る。

★腸炎。下痢や便秘。腹痛。ガスが溜まったり、放屁。膨満感。発熱。

★体がだるい。疲れる。

★風邪を引きやすい。

★リーキ・ガット症候群。腸壁の炎症があると、普通は吸収されない大きな
消化物の分子が体内に吸収されて、体は異物と見なし、アレルギー症状を
発症。その害は深刻で、多くの難病まで、これが原因だと言われ出した。

12.消化不良の原因

★暴飲暴食

★ストレス

★運動不足。姿勢が悪く、骨格の歪み。

★刺激の強い、辛い、塩辛い、冷たいもの摂取

★消化の悪い繊維質の多いもの、固いものの摂取

★睡眠不足

★早食い、よく咀嚼しない。

★動物性食品、肉や脂っこいものの摂取過剰、食品添加物の多いインスタント加工食品
摂取。

★胃下垂や胃拡張である。便秘や宿便停滞。

★甘いお菓子や飲料水の摂り過ぎ。

13.消化不良の解決策

★少食にする。出来れば三分づき玄米を30回以上咀嚼して食べる。

★タンパク質や脂肪分は小魚、ごま、豆腐、豆類から摂取。肉は鶏肉を少々。

★水分はチビリチビリときれいな水を飲む。一日に1から1.5リットル。

★酵素の多い生野菜ジュース、野菜の糠漬け、味噌汁、果物、海藻、野菜
サラダなど。大根や山芋のおろし。ビタミンCのある柿茶を飲む。

★食事間隔できれば6時間空ける。

★一日1回は健康体操をする。姿勢を正し、適当に体全体を鍛え、体力維持に
努める。

★絶対やってはいけない事・・・酒。タバコ、甘いもの、大食。

14.まとめ

1)「食を制する者は命を制する」のである。暴飲暴食を止められない人は
束の間の口福にのみに酔っていてはいけないのである。

2)日頃大食していても、消化器官が文句も言わず、働いてくれることを、
当たり前だと気にもかけない、その傲慢な無神経さに早く気付いて、改めてほしい。

3)消化作業は酵素の働きが主力となっている。生命力のある、生きた酵素を摂ろう。
消化不良解決策は少食にし、腸内環境を整えて、酵素のあるものを吟味して摂取
する。酵素は温度50°Cで破壊されるので、火食ばかりでは体は活性化しない。
命あるものを食する。

4)日本人には肉食や乳製品は歴史的にも、体質的にも不適当なのに、なぜ皆欧米食に
走るのか、理解に苦しむ。肉を食べ、甘いお菓子を食べれば、腸内環境は腐敗物の
巣と化し、腸から効果的に栄養素を吸収できず、消化不良の元となる。

おわり

2018-10-15 豊岡倫郎


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2018年 健康への道しるべ 講演会

2018年9月28日(金)、静岡県男女協同参画センター あざれやにて「健康生活研究会」主催の講演会が開かれた。

代表は、増田 桂子氏。NPO法人健康を考えるつどいもこの講演会を共催している。

↓ まず開会に当たり、主催者挨拶。

今回の演題は「食」と認知症、講師は東京で渡辺医院を開業する渡辺完爾先生。

「認知症は予防可能な病気です」から、講演が始まった。

↓ 渡辺先生の講演。

認知症には大きく分けて、

■ アルツハイマー型認知症

■ 脳血管性認知症

の二種類があり、日本人の約60%はアルツハイマー型と言われている。

平均寿命が延びている中、急増している認知症ですが、全ての人がかかるわけではありません。

脳の萎縮は誰にでも起こりますが、多くの場合は脳神経のネットワークシステムが萎縮を補完し、認知機能が保たれています。

この神経システムの機能は、脳を使えば使うほど活発になり、脳が活動する事によりできる”脳のゴミ”をきれいに洗い流すことができる。

この”脳のゴミ・アミロイド β”の蓄積がアルツハイマー病発症の引き金と考えられ、その予防には、脳に知的な刺激を与える事と食事が大切 。

認知症になる人とならない人の最も大きな違いは、日々の食生活がその鍵を握っている。

地中海食が認知症予防にお薦め・・・と説く。

地中海食の特徴は、

また腸内細菌も認知症予防に関係があり、その改善をはかる事で効果が出る。

腸内細菌改善方法のひとつに「断食をして腸内最近を飢えされる」と言うユニークな方法がある。

断食の有効性は、

絶食により脳内に蓄積したアミロイドβが自己貧食されると考えられてきたが、

さらに絶食で神経幹細胞が活性化する事により神経細胞が新生して認知機能が改善すると言うメカニズムが示唆された。

植物性食物への食習慣の転換が必要。


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