健康を考えるブログ

あの人の養生(山内 浩 先生)

相模原市で漢方診療を取り入れたクリニックを開設されている山内先生から以下のような手紙を頂いたのでご紹介します。

小生は10代後半から御社の柿茶を飽きもせず(笑い)飲み続けまして早や、50年以上となりますでしょうか。柿茶、スイマグ、1日2食の3点セットだけは不思議と長続きしまして、齢74とはなりました。まだまだ10年以上は診療に従事したいと思っております。今後とも柿茶を健康維持につづけたいものです。 相模原市 山内クリニック 院長 山内 浩

毎日忙しく臨床にあたっている治療家の先生方は、日々どのような養生法を取り入れているのでしょうか。

第1回目は、都立大久保病院東洋医学科の初代医長を務めたご経験を持ち、現在神奈川県相模原市で漢方診療を取り入れたクリニックを開設されている、山内浩先生にお話をうかがいました。

先生と東洋医学との出会いについて教えてください。

山内 私は今から50年以上前の高校生の頃、慢性の胃腸炎に悩まされていました。今でいう機能性デイスペプシア(FD)のようなもので、胃痛や胸焼け、ゲップ、腹部膨満感、便秘などの自覚症状にけっこう苦しんでいたのです。当時(1960年代)の大学病院を含む現代医学の診断と治療を受け、いろいろな対症療法の薬を飲んでいたのですが、残念ながら効果は十分ではありませんでした。ありがたいことに、当時私が通っていた神奈川県立湘南高校は図書館がたいへん充実しておりまして、医学や健康法に関する本がたくさん所蔵されていたのです。漢方や鍼灸、指圧、食養、さらに断食療法などに関する文献も数多くあり、読み進めるうちに、東洋医学的な考え方や治療法にも自然に興味と関心を抱くようになったのです。そのような中で、自分は根本的に胃腸虚弱体質を治す必要があるのではないかと考えるようになり、休学して療養に専念することに決めました。そして

たしか高校2年、17歳の春3月、雛祭りのころだったとおぼえていますが、都内のあるクリニックに自分の意思で入院し、3日間の短期絶食治療を生まれて初めて受けました。そのクリニックの先生は東洋医学を取り入れた診療を行われていて、食生活やフィジカル・エクササイズについても指導していただきました。食生活を見直し身体を鍛えることで、次第に体調がよくなって、いつの間にか消化器症状もなくなりました。その後、次第に胃腸虚弱体質が改善され、復学し、元気に過ごせるようになったのです。

治療に東洋医学を取り入れられたきっかけは何ですか。

山内 先ほどもお話したように、私が医学、医療というものに興味を持ったのは、胃腸病に悩むなかで東洋医学との運命的な出会いがあったからのようでした。医師になれば患者さんに、西洋・東洋のそれぞれの治療法を融合した治療ができると思い、医師を志すようになったのです。

1978年に消化器肝臓内科の専門医として国立栃木病院に勤務してからも、漢方に関する臨床研究を続けていました。今でこそ漢方はポピュラーになり、薬効機序の解明やエビデンスの研究も進んでいますが、当時はまだなかなか周囲の理解を得るには難しい時代。まずはスタッフから理解してもらえるよう、随分努力したものです。1993年には、都立大久保病院に東洋医学診療科が新設されるということで都の要請を受け、医長を務めました。5年後に退官し、新宿海上ビル診療所に、つるかめ漢方センターを開設しました。約10年所長を務め、定年退職後、地元である相模原市の実家に当院を開院し、現在まで内科・漢方診療を行っています。

 先生がふだんから心がけていらっしゃる養生法について教えてください。

山内 絶食治療で胃腸症状を改善した経験から、今でもときどき短期絶食ないし超低カロリー絶食法をすることがあります。身体の毒素や宿便が排泄されて、すっきりしますから。ただ、一般の人が自己判断で行うのは、医学的に危険があるのでおすすめできません。必ず医師の管理の元、行っていただきたいです。

「食養生」においては、食べすぎず、摂りすぎないことが大切です。糖質や脂質、冷たいものを摂りすぎず、バランスのよい食事を心がけることが重要だと思います。私は、朝はコーヒーとかお茶、野菜ジュースのみ、昼食も軽く済ませて、夜はリラックスしながらしっかりゆっくり食事をとるようにしています。

「1日3食」が基本だとよく言われていますが、2食でも大丈夫なのでしょうか?

山内 昔の日本人は、朝晩の1日2食が基本だったのですよ。ただその内容は野菜や穀物を中心とした、ビタミンやミネラルが豊富な食事でした。現代の日本人は、昔で言う王侯貴族のような食生活を送っています。日本人には本来、日本人に適した食事がありますから、そのバランスが崩れると、免疫力が落ちてしまうのです。最近は「この食べ物がよい」と聞くとそればかり食べてしまう人もいますが、それではかえってバランスが崩れてしまいます。できる範囲で構いませんから、少食を心がけて、栄養の偏りがない食事を摂っていただきたいと思います。

そのほかに心がけていらっしゃることはありますか。

山内 とにかくよく眠ることですね。私は1日、6~8時間は眠るようにしています。あとはよく言われていることですが、手足をよく動かす、適度な運動をすることも大切です。よく「運動しましょう」と言うと、スポーツジムやプールに通わなくちゃと思われる方がいらっしゃいますが、そんな必要はありません。毎日20~30分以上しっかり歩くだけでも十分ではないでしょうか。私はよく休日、電車に乗って、気の向いた駅でぶらりと降りて、散歩を楽しんだりしています。昔住んでいた秦野市の山や川や畑を眺めながらのんびり歩くだけで、穏やかな気持ちになれるのです。また、金魚運動のように寝て体をすばやく左右に揺り動かすなど、少し身体を動かすだけでも毎日続ければよいと思います。
オレンジ色を基調とした、明るく温かい印象の待合室


院内のインテリアは、木で統一されている

この時期、花粉症に苦しんでいらっしゃる患者さんが多いと思います。おすすめの養生法はありますか。

山内 花粉症と言ってもいろいろありますが、アレルギー性鼻炎はおもに身体に水毒、痰飲が溜まった状態がベースにあります。そのため、余分な水分を外に出す必要があります。また、ジュース、ビールなどの冷たい飲み物や食べ物、甘い物の過剰摂取は身体を冷やして水毒を招くので、控えめにしたほうがよいと思います。

あと、これは私自身若い頃からよく行っていて、アトピー性皮膚炎の患者さんにもおすすめしているのですが、「温冷交互浴」や温浴後の水かぶり、もよいと思います。交互浴はまだ寒いので抵抗があるでしょうから、温浴後に20数℃程度の水を手足から始め、次第に全身にかける、という水かぶりも皮膚機能の改善によろしいです。自律神経系のバランスを整えることができて、アレルギー症状の緩和に役立つと考えられます。「温かいな」「冷たいな」と交互に感じることで、気分を切り替えることにもなるので、ストレス解消にも役立ちます。

先生が考えられる「養生」について、ひと言お願いします。

山内 「求めよ、さらば与えられん」という言葉がありますが、健康への道はいくらでもあります。何事もアンバランスにならないよう、「摂りすぎたら減らす」ように心掛けることが大切だと思います。せっかちにならず、親からもらった大切な命に感謝をして、心穏やかに日々を過ごすことこそ、養生につながるのではないでしょうか。 

[山内 浩]やまうち・ひろし

医学博士。1972年、信州大学医学部卒業。慶應義塾大学大学院、国立栃木病院内科医長、都立大久保病院東洋医学科医長を経て、つるかめ漢方センター所長を務める。2007年、山内クリニック開設。専門は内科、漢方内科、消化器・肝臓病学。著書に『中医免疫学入門』、『アトピー性皮膚炎の漢方治療』(ともに東洋学術出版社)、『慢性肝炎・肝硬変漢方治療マニュアル』(現代出版プランニング)、などがある。


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健康診断項目の見方 By 2018-11-21 豊岡倫郎 氏

1.予防に勝る健康法なし

早期発見、早期治療は病気治療の大原則である。体に異変を感じたら、躊躇することなく、病院へ行き、診断を仰ぐことが大事である。少なくとも自治体が実施している年一回の「健康診断」は必ず受けた方がよい。そして結果が出たら、自分の健康状態がどうであったか、ひとつひとつチェックして、自分の置かれている状況を確認し、採るべき次善の策を採ることが肝要である。

2.主な検査項目の見方

下の表は金沢市のすこやか健康診断の検査項目表や病気で受診したときに貰った検査結果表を基に作成した検査項目の解説である。

3.検査基準値は適正なのか

最高血圧やコレステロールなどの基準値がはたして適正なのかどうか、今まで何人もの医者によって、疑問視されてきた。例えば最高血圧が130を超えると高血圧症と見なされて、治療対象となる。同じような事がコレステロール値についても疑問がもたれている。基準値を厳しくすることによって、何千万人の人が治療対象になってくるから、経済的な医療費負担の問題と薬の副作用も懸念される。
どんな病気でもそうだが、医者の見解に耳を傾けることも大事だが、納得がいかない場合は自分で納得がゆくまで、調べることが必要である。

4.検診項目の限界

自治体が実施する健康診断は検診項目の範囲が限られており、あらゆる体の異常を発見出来るわけではないことはご存じのとおり。しかし年一回は受診すべきである。何故なら今まで折に触れて述べてきたように、日本列島は病める人で溢れている。高血圧の人が4000万人、糖尿病は予備軍を入れて2200万人、高尿酸値症500万人、メタボ960万人、骨粗しょう症1300万人、慢性腎臓病1300万人、脂肪肝3000万人、脂質異常症3200万人など異常だ。

5.まとめ

  1. 最近は健康問題の関心が高まり、健康フェアなどで上記以外に骨密度、血管年齢、毛細血管などを測定する機会もある。診断結果の数値を真摯に受け止め、対策を講じてほしい。
  2. いま日本に65才以上の人が3557万人いる。全人口の28.1%になっている。これ等の人達はひとつやふたつ病気を抱えていても決しておかしくないという異常事態に直面している。
  3. もっと国民一人一人がこれら生活習慣病を減らすためにどうすべきがアクションを取ってほしいものだ。他人事のように思っていてはいけない。
  4. 病気には医者に治してもらう病気と、自分で努力して治す病気がある。特に生活習慣病は長
  5. 年の悪しき生活習慣の結果であるから、日頃からの心がけが大事なのである。
  6. 病気になって医者の言われるままに薬を飲むだけでは無為無策というもの。生活習慣病の場合は薬は根本治療にはならなず、症状を緩和するだけである事を知りながら、相変わらず右手に盃、左手には降圧剤、これでは風刺漫画の構図である。どうしてこんな病気に負けるものかと改善努力をしないのだろうか。                                                                                                                                                         おわり

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井上 杏那さん作品 2018-11月-(1)

坂出健康教室の絵手紙作品のご紹介


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寒霞渓

講演会の翌日は遠方から来たお客さんを観光案内へ。

今年は小豆島へ行くことに。

昔は春のオリーブマラソン、秋のタートルマラソンに毎年参加していたから年に2回は訪れた島だった。

今はマラソンを止めてもう 5~6年になるから、久しぶりの小豆島訪島。

高松港から出航して約一時間で土庄港に着いた。

前にはなかった大きなオリーブの葉をモチーフにしたモニュメントがあった。

いつできたのだろう?

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観光スポットはいろいろあれど、まずは寒霞渓へ行こうという事になった。

車を走らせていたら、白い巨大な観音像が見えて来た。

予定にはなかったが、あまりに迫力満点で、立ち寄る事にした。

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この像は小豆島大観音佛歯寺と云うお寺にあり世界一美しい観音様といわれ、

別名を「幸せ観音」と言うらしい。

↓ この観音様について、ウキペディアから

スリランカの仏教聖地・キャンディに位置する佛歯寺(ダラダー・マーリガーワ寺院)から
1985年に釈迦の犬歯を寄贈されたのをきっかけに、大観音像を建立。 

1994年に竣工、1995年に公開された。

大観音像の高さは明らかにされていないが、約50~60mといわれる。

胎内には本尊をはじめ、寄贈された約1万体の胎内仏が並ぶ。

エレベーターで胎内を登ると、仏歯を納めた仏歯の間に至る。

ここからは瀬戸内海や岡山港を望むことができる。

せっかく来たのだからと、胎内に入る。

エレベーターがあって、あっという間に観音様の胸あたりにある展望窓がある部屋に至る。

曇りはじめていて景色は今一だったが紅葉の様子が一望できた。

観音様を後にし、紅葉たけなわとまではいかない赤や黄色の木々をかいくぐり寒霞渓へと辿る。
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ロープウェイの山頂駅には月曜日というのに結構な観光客で賑わっていた。

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↓ 国立公園・寒霞渓を少しご紹介

寒霞渓は「日本三大渓谷美」のひとつと称され、東西8Km,南北4Kmにわたり奇岩怪石がひろがり、春の新緑,夏の深い緑,秋の紅葉,水墨画を思わす冬と四季それぞれの色合いとのコントラストは他に類を見ない素晴らしさです。

また、ロープウェイで片道5分の空中散歩によっても渓谷のすばらしさを堪能できます。

↓ 寒霞渓山頂の紅葉

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空中散歩もしたいとのご希望で、ロープウェイに乗ることにした。

ロープウェイで山頂から下ってまた上る経験は初めて。

↓ ロープウェイから見た風景

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↓ ロープウェイ 「こううん駅(紅雲亭)」に到着

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寒霞渓の紅葉を満喫できた旅でした。


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第18回健康を求めて 講演会

去る11月11日、坂出市市民ホールにてNPO法人健康を考えるつどいが主催する健康講演会が開かれた。

毎年この頃は季節も良いこともあって、各地でイベントが目白押し。

今年は果たして何人くらい聞きに来てくれるのだろうと心配!!

結果は約300人もの方々に来場頂いた。感謝!感謝!である。

坂出市民ホールも来年3月には閉鎖される事が決まっていて、このホールでの開催は最後となる。

↓ 市民ホール 正面


↓ ホール内では坂出健康会館のスクール教室活動のフラワーアレンジメント教室

の作品展や絵手紙教室の作品展の展示

↓ 健康教室でオカリナ教室を指導される赤尾先生指揮による演奏会
↓ 同じくコーラスの指揮も。


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消化不良は万病の元 By 豊岡 倫郎 氏 2018.10.15

1.飽食を見直す時

飽食が当たり前になってしまい、少しも違和感を覚えない人たちが増えている。毎日殿様のような食事を摂っていると揶揄されているが、こんな食習慣が改まらない限り、病院に溢れている患者は減らないだろう。体はどんどん入ってくる食べ物の処理に、酷使されて、悲鳴を上げ、疲弊してしまい、体のいたるところに病巣が生じる。

2.卑弥呼は何を食べていたか

卑弥呼が邪馬台国の王位に就いたのは西暦188年頃と言われている。当時の中国は後漢から三国志の時代になっていて、魏の国へ使者を派遣して、魏からも日本に使節団が来て、20年も滞在していたとあり、中国や韓国の食文化に関する知識も得ていたようだ。

稲が普遍的に栽培されたのは、紀元前400年頃の弥生時代で、既に卑弥呼の時代の人々の食生活はといえば、主穀は米とアワで、それを補うようにクリ、シイ、トチ、サトイモを食べて、副食は大根、カブラなど菜っ葉類、ウリ類、シカやイノシシ、ウサギの肉、魚介類はタイ、スズキ、アジ、イワシ、アワビ、ベラ、メバル、サメ、フナ、コイ、アワビ、サザエ、ハマグリ、エビ、タコ、ウニなど、海藻ではワカメ、アラメなと、果物では桃、柿、梅、くるみ、外に山芋、キノコ、その他の山菜類などを煮たり、焼いたり、干したり、塩漬けにしたり、生で食べたりしていた。食事回数は一日に2回だった。

結論として、古代の食物と現代の食物との大きな違いはみられない。むしろ現代よりもさまざまな食物を生きるために食していた。栄養的にも現代よりもバランスが良かった。当時の古墳からの出た骨を調査した結果では、65歳位の人達が30%以上いたというから、決して短命ではなかった。衛生状態も悪く、厳しい自然環境の中で生き抜くのに、逞しい体力を維持していた。

3.日本人には日本人の体質がある

アメリカには人種差医療が行われている。即ち人種のるつぼと言われているアメリカでは、その人種の体質に応じた適切な医療制度があるという。日本は島国であり、固有の言語、生活習慣、食べ物が独自に何千年も続いてきた。皮膚、目、髪の毛の色も、体格などの外見ばかりでなく、筋肉の赤筋、白筋の着き方も、体温も、アルコールや乳製品の分解酵素の種類も、インスリンの量も、腸内細菌、胃の形も欧米人とは異なっている。日本人には日本人の体質や環境に応じた食生活がいま求められている。さもないと生活習慣病は減らない気がする。

4.食べ物の消化の流れ

日頃あまり気にすることもない、食べたものがどのように消化、処理されていくかを簡単に説明すると、食物を口に入れると、唾液によって分泌される唾液アミラーゼという酵素によって、炭水化物の消化が始まる。ゆっくり、よく噛むことによって、多く分泌される。
次に適度に砕かれて、食道を通過して胃に入ると、胃酸とペプシンという酵素が分泌されて、タンパク質を消化し、混合されて、ドロドロ状態で小腸へ向かう。

小腸では膵臓から分泌されるタンパク質分解酵素のトリプシンやキモトリプシン、炭水化物分解酵素のアミラーゼ、脂肪分解酵素のリパーゼなどにより、食べ物の栄養素は分子レベルにまで分解,変換されて小腸の腸壁の吸収細胞から体内に入って行く。

その後大腸へ移動し、水分と電解質の吸収が行われた後、体外へ排泄される。電解質とは水に溶けると電気を通す物質のことで、イオンともいう。

要するにどんな栄養価の高い食べ物を食べても、糖質は単糖類に、タンパク質はジペプチト゛やアミノ酸に、脂肪分はグリセリンと脂肪酸に分解されなければ、体内に吸収されないし、栄養にもならない。これら一連の消化作業がスムーズに行われているか、どうかで、健康が左右されるのである。

5.消化液の一日当たりの分泌量

唾液→1.5L

胃液→2L

胆汁→0.5L

膵液→1.5L

腸液→1.5L

なお胆汁は肝臓で作られて胆嚢で濃縮され、十二指腸へ分泌されて、脂肪酸を乳化させて、小腸での消化と吸収を手助けや、腸の蠕動運動を促す働きをする。

腸液は腸腺・腸粘膜上皮より分泌される消化液で、ペプチダーゼ・インベルターゼ・マルターゼ・ラクターゼなど各種の酵素を含み、食物を完全に消化する働きをする。

このように大量の各種消化液が体内に入った食べ物を消化、吸収させるために分泌されているが、これらはただの液体ではない。それぞれこの消化液を作るための腺や器官が質や量をセンサーで探知し、調節しながら、産生しているのである。正に超精密な化学工場である。このことを考えると、ムヤミヤタラニ暴飲暴食して体を苛めてはならぬ。感謝し、体をいたわらねばならない。「腹も身の内」で、これが大事な体の健康倫理感なのである。

6.食べ物の消化時間

食べた物の種類によって、胃での滞留時間が異なっている。

・果物「約20〜30分」
・野菜「1〜2時間」
・炭水化物(白米、パン、麺類など)「約2〜4時間」
・タンパク質や脂肪(肉、魚、卵、豆類など)「約4〜6時間」
但し大量に摂取すれば、滞留時間はこれよりも長くなる。従って食事間隔は最低でも5時間以上空ける。間食はしない。夜食はしないのが理想的である。

7.消化に要するエネルギー量

一日3食を消化するのに要するエネルギーはフルマラソンで消費するエネルギーに匹敵するという。約1600キロカロリーだそうだ。よく朝からしっかりご飯を食べて、昼も夜も栄養を付けて、病気にならないようにと、努力している人が多いが、果たしてそれでよいのだろうか。逆に体は過剰な食事量を処理するために、後ろ向きの仕事をさせられていて、とても明日への体力維持や向上のために、エネルギーに余力が残っているのだろうかが、懸念される。

8.人体の生理リズムの話

自然の法則に基づいて体の生理リズムが出来上がっている。一日24時間を三つに分けて、体は働きが分かれている。

1)朝4時から正午までは「排泄」の時間

2)正午から午後8時まで「栄養補給と消化」の時間

3)午後8時から午前4時まで「吸収と代謝」の時間

だから朝はなるべく食べない方が良いが、長年の習慣で実行が難しけれは、徐々に食事量を減らしてゆくとよい。朝は水と野菜ジュース位に留めるのも一法である。よく朝ご飯をしっかり食べないと、脳に糖分が行かず思考力が低下するとか、体に力が入らないとかいう人がいるが、そんなことは無い。今まで朝ご飯を食べていた人が急に食べるのを止めると、体はその習性が抜けきらない為に脱力感、めまいなど反動が出るが、一か月もすれば体は対応して、逆に頭脳もすっきりするし、元気になる。今まで何万人もの人が体験、実感している話である。そして上述した1日の体の摂理が順調に働くようになる。

9.タンパク質の過剰摂取の害は怖い

日本人の一日のタンパク質摂取基準は成人男子で50g、成人女性で40gとなっているが、あなたは摂取オーバーか、それとも不足していると思いますか。タンパク質は体の中で一番多く存在し、多くの重要な働きをしていているから、不足してはいけない。しかし現代人は一般に過剰摂取しているから、過剰摂取の害をぜひ知っておかねばならない。その害とは、

1)腸内環境の悪化。大量のタンパク質は消化不良を起こしやすい。腸内で異常発酵したり、悪玉菌が増えてしまう。臭いおならが出たら要注意である。窒素残留物即ち、スカトール、インドール、アミン、フェノール、硫化水素、アンモニアから、ニトロソアミンという強烈な発ガン物資を作り、病根の元となる。

2)蛋白質の消化分解の過程で、窒素やアンモニアが副産物として発生する。それを更に分解するために肝臓や腎臓が二度働きを強いられるため、エネルギーを多く消費するし、臓器は疲弊する。

3)タンパク質の消化分解時に体液が酸性化する為に、体は弱アルカリ性に戻そうとして、体内のカルシュウムを動員する結果、カルシュウム不足になる。

4)タンパク質と砂糖が体内で合体して、終末糖化産物(AGE)となり、あらゆる生活習慣病の引き金となる。シミ、シワ、老化現象もこれが影響している。

5)蓚酸や尿酸が発生し、カルシュウムと結合して、尿路結石になる。

10.脂肪分の摂取過剰の害

一般的な肉類の成分は脂肪分とタンパク質がそれぞれ半分づつ含まれている。
現代人は肉や油で処理した揚げ物が必ず食卓に上り、子供たちは喜んで食べて
いるから、母親も嬉しそうにしているが、こんな家族はとてもいつまでも元気
に過ごせるとは思えない。何故なら、
1)牛や豚の脂肪分は血液をベタベタにしてしまい、酸欠になり、コレステロールや
中性脂肪を増やし、動脈硬化になる。

2)脂肪分、正式には脂肪酸と呼ぶが、摂り過ぎれば活性酸素によって、過酸化脂質に
変わる。過酸化脂質はあらゆる細胞壁を破壊して、細胞内に入り込んで、病変の
元となる。

3)脂肪分を乳化させるために胆汁が分泌されるが、腸内の悪玉菌が蔓延っていると、
過剰な脂肪分は二次胆汁酸に変化して、ニトロソアミンと一緒になって、大腸がん
の原因になる。

4)脂肪分は消化に時間がかかるため、大量の摂取は消化不良を起こす。

5)脂肪分は炭水化物や蛋白質の二倍の熱量があるため、過剰摂取すると太りやすい。

11. 消化不良の症状

★胃壁に炎症を起こす。胃痛。食欲不振、胸やけ、ゲップ、口臭など出る。

★腸炎。下痢や便秘。腹痛。ガスが溜まったり、放屁。膨満感。発熱。

★体がだるい。疲れる。

★風邪を引きやすい。

★リーキ・ガット症候群。腸壁の炎症があると、普通は吸収されない大きな
消化物の分子が体内に吸収されて、体は異物と見なし、アレルギー症状を
発症。その害は深刻で、多くの難病まで、これが原因だと言われ出した。

12.消化不良の原因

★暴飲暴食

★ストレス

★運動不足。姿勢が悪く、骨格の歪み。

★刺激の強い、辛い、塩辛い、冷たいもの摂取

★消化の悪い繊維質の多いもの、固いものの摂取

★睡眠不足

★早食い、よく咀嚼しない。

★動物性食品、肉や脂っこいものの摂取過剰、食品添加物の多いインスタント加工食品
摂取。

★胃下垂や胃拡張である。便秘や宿便停滞。

★甘いお菓子や飲料水の摂り過ぎ。

13.消化不良の解決策

★少食にする。出来れば三分づき玄米を30回以上咀嚼して食べる。

★タンパク質や脂肪分は小魚、ごま、豆腐、豆類から摂取。肉は鶏肉を少々。

★水分はチビリチビリときれいな水を飲む。一日に1から1.5リットル。

★酵素の多い生野菜ジュース、野菜の糠漬け、味噌汁、果物、海藻、野菜
サラダなど。大根や山芋のおろし。ビタミンCのある柿茶を飲む。

★食事間隔できれば6時間空ける。

★一日1回は健康体操をする。姿勢を正し、適当に体全体を鍛え、体力維持に
努める。

★絶対やってはいけない事・・・酒。タバコ、甘いもの、大食。

14.まとめ

1)「食を制する者は命を制する」のである。暴飲暴食を止められない人は
束の間の口福にのみに酔っていてはいけないのである。

2)日頃大食していても、消化器官が文句も言わず、働いてくれることを、
当たり前だと気にもかけない、その傲慢な無神経さに早く気付いて、改めてほしい。

3)消化作業は酵素の働きが主力となっている。生命力のある、生きた酵素を摂ろう。
消化不良解決策は少食にし、腸内環境を整えて、酵素のあるものを吟味して摂取
する。酵素は温度50°Cで破壊されるので、火食ばかりでは体は活性化しない。
命あるものを食する。

4)日本人には肉食や乳製品は歴史的にも、体質的にも不適当なのに、なぜ皆欧米食に
走るのか、理解に苦しむ。肉を食べ、甘いお菓子を食べれば、腸内環境は腐敗物の
巣と化し、腸から効果的に栄養素を吸収できず、消化不良の元となる。

おわり

2018-10-15 豊岡倫郎


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2018年 健康への道しるべ 講演会

2018年9月28日(金)、静岡県男女協同参画センター あざれやにて「健康生活研究会」主催の講演会が開かれた。

代表は、増田 桂子氏。NPO法人健康を考えるつどいもこの講演会を共催している。

↓ まず開会に当たり、主催者挨拶。

今回の演題は「食」と認知症、講師は東京で渡辺医院を開業する渡辺完爾先生。

「認知症は予防可能な病気です」から、講演が始まった。

↓ 渡辺先生の講演。

認知症には大きく分けて、

■ アルツハイマー型認知症

■ 脳血管性認知症

の二種類があり、日本人の約60%はアルツハイマー型と言われている。

平均寿命が延びている中、急増している認知症ですが、全ての人がかかるわけではありません。

脳の萎縮は誰にでも起こりますが、多くの場合は脳神経のネットワークシステムが萎縮を補完し、認知機能が保たれています。

この神経システムの機能は、脳を使えば使うほど活発になり、脳が活動する事によりできる”脳のゴミ”をきれいに洗い流すことができる。

この”脳のゴミ・アミロイド β”の蓄積がアルツハイマー病発症の引き金と考えられ、その予防には、脳に知的な刺激を与える事と食事が大切 。

認知症になる人とならない人の最も大きな違いは、日々の食生活がその鍵を握っている。

地中海食が認知症予防にお薦め・・・と説く。

地中海食の特徴は、

また腸内細菌も認知症予防に関係があり、その改善をはかる事で効果が出る。

腸内細菌改善方法のひとつに「断食をして腸内最近を飢えされる」と言うユニークな方法がある。

断食の有効性は、

絶食により脳内に蓄積したアミロイドβが自己貧食されると考えられてきたが、

さらに絶食で神経幹細胞が活性化する事により神経細胞が新生して認知機能が改善すると言うメカニズムが示唆された。

植物性食物への食習慣の転換が必要。


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何故これが体に悪いのだろうか By 豊岡 倫郎 氏 2018.09.13

■ 体に良い事、悪い事

体に良い事、悪い事の判断を誤らないようにしたいものだ。前回長生きできない生活態度を箇条書きしたが、何故それが体に悪いのか、ここにその理由を説明します。これからの生活態度の見直しに活かしてほしい。

■ 何故これが体に悪い生活態度なのだろうか

(1)大食

病気になる原因の9割は食べ物にあると言っている医者も居る位に、健康を左右する重要な要件である。ところが今は食事も多様化して、和食離れが進んで、しかも食欲を刺激され、ついつい大食してしまう社会環境が出来上がっている。しかし医学界の流れは少食が健康維持に有効であるというのが一般的になってきた。例えばアカゲザルや二十日ネズミの実験でも少量のエサを与えた方が多めにエサを与えたのに比べて、大幅に長生きすることが報告されている。理論的には体内の長寿遺伝子の
活性化、細胞分裂を制御しているテロメアの短縮化、酸化ストレスの増大で免疫力低下、体内酵素の枯渇などである。学会では肥満指数のBMIが25以上を肥満と定義しているが、いま肥満の人が2300万人居て、その内有病者が1100万人居て、更に増え続けている。

体内の脂肪分、 即ち脂肪細胞からアディポネクチンというホルモンが分泌されているが、このホルモンは脂肪分の少ない体の人や逆に内臓脂肪が多い太っている人からは分泌される量は少ない。このホルモンの働きは、動脈硬化の予防や改善、糖の取り込み促進、脂肪の燃焼、血管の拡張、腫瘍の増殖抑制、抗がん作用、老化防止、ヒアルロン酸分泌促進などである。100歳以上の人と若い人との血液中のアディポネクチンの量を比較したら、100歳以上の人の方が二倍近く量が多かったという。逆に言うと太った人などはこの値が低いから長生きできないということ。そういえば百寿者で肥満の人など見たことない。食べたものが胃から小腸へ送られ、胃が空になると、モチリンというホルモンが十二指腸から分泌されて、胃や小腸の蠕動運動が起きて、胃の掃除と小腸の活動が盛んになる。だから食間の間食や夜食は特に小腸の活動を鈍らせてしまい、悪玉菌までが小腸に蔓延るというから怖い。

(2)酒

アルコール分が体内に入ると、肝臓で分解されて、アセドアルデヒドという物質に変わるが、それが更に分解されるときに、大量の活性酸素を放出する。
大量の飲酒が長年続くと、肝機能が低下し、小腸でのビタミンDの吸収率が悪くなり、骨の脆弱化が起きて、骨格が変形し、腰痛などの原因となる。
また毛細血管が硬化して、体内の血流低下、脳の血管の収縮など飲酒が体に及ぼす影響は広範囲である。
親戚、友人、町内の人など身近に観察してきた人々が酒で人生を早々に終えた例をどれだけ多く見てきたことか。ところが医者たちは自分が酒を飲むから、患者たちの飲酒にたいして、寛容な態度をとっている。
なおタバコの害はここに書くまでもない。

(3)骨格の歪み

イギリスの諺に「首の曲がった人は早逝する」というのがある。元気な長寿者はみな背骨がしゃんとして姿勢が良い。
首の頸椎から胸椎、腰椎と計32個の椎骨が連なっているが、それぞれの椎間孔から体の臓器や組織に脊髄神経と自律神経が分布されていて、体は機能している。ところがこれらの椎骨の構成が前後左右にズレていたり、捻じれたりしていると、そこから出ている神経が圧迫されて、臓器や組織に神経伝達が正常に伝わらないため、組織の機能低下が起きる。もう一つは骨格が歪んでいると、それを取り囲んでいる筋肉や靭帯も歪められて、正しい姿勢を保てなくなる。
では何故骨格が歪んでいる人がいるのだろうか。子供のころからの悪い姿勢のクセ、運動不足で骨格を支えられず、楽な姿勢を採ったり、横座り、足を組む、猫背、捻挫や怪我が治りきらず固まってしまったなどが考えられる。いづれにしても足首、膝、股関節、仙骨と足元の下の方からの歪みがだんだん上の方へと波及してきて、背骨の歪み、首の曲がりとなる。自分では正しい姿勢をしている積りでも、95%の人はどこか歪んでいる。
これを機会に他人の姿勢や歩き姿を注意深く観察し、その人がどんな病で苦しんでいるか、チェックするとよい。内科の医者が担当する病気でも骨格の歪みが原因でおきているケースが多々ある。これが現代医学の盲点のひとつである。

(4)ストレス

ますます複雑になってきた現代社会では、子供から大人まで、ストレスを避けて生きては行けない雰囲気がある。医学の発達と共にストレスが体に及ぼす影響も解明されてきた。
ストレスといっても、一言では片付けられないが、一般的に言って内分泌系、自律神経系が反応して、消化器、循環器、免疫、ホルモン、神経系すべてに影響を及ぼすから、疾病は多彩を極める。例えば膠原病、糖尿病、腰痛もストレスが起因しているケースがあるくらいである。
ストレスから逃れようとして、酒、タバコ、甘いもの、大食に走る行為は決して根本解決にはならない
意外と知らないことはストレスを受けると、交感神経が昂進し、白血球の中の顆粒球が増えて、リンパ球が減るが、この時活性酸素が発生して、免疫力を低下させるし、血管が収縮して、血流障害が起きていろいろな疾病を招く。

(5)運動不足

人間も動物である。体には何一つ無駄な骨や筋肉はない。体を動かさなければ、どんどん筋肉や骨は退行してゆく。もちろん新陳代謝は下がり、血液循環も低下する。
百寿者の話を聞くと、みんな毎日体を動かすことをしている。三度の食事もおいしく食べている。筋肉が骨を支え、内臓を支えているのである。
健康を維持するためには、有酸素運動をして、筋力を維持して、低酸素と低体温になるのを防ぐことが肝要である。どうせ体を動かすのならば、効果的な健康体操を行いたいものだ。それには私の過去の経験から自彊術が最適だと思う。家の中で自分の体力に応じて、無理なく、15分間で終わる。

(6)便秘と宿便

最近は腸内環境の良し悪しが健康を左右すると言われている。いま多くの若い女性や高齢者が便秘で悩んでいる。統計によればいま日本に便秘症の人が3300万人いるという。
この件に関して一番の問題点は便秘や宿便によって、腸内環境が悪化して、腸内で発生したインドール、スカトール、フェノール、アミンなどの毒素が腸から吸収されて、血液と一緒に体内を巡り、脳を始めとして全身の臓器や組織に悪い影響を及ぼす事である。しかし現代医学ではこのことは無視されている。
最近衝撃的な話題になっていることは、「腸もれ」である。腸もれとは、便秘や宿便、過食による消化不良などで腸壁が薄くなり、糜爛や炎症があると、細胞間の連結が緩み、穴が開いて、そこから細菌、未消化物、毒素、腐敗ガスなどが血液の中へ入り込み、体をめくり、どんな病気が発生してもおかしくないという。これも現代医学の盲点のひとつである。

(7)砂糖類

砂糖の摂り過ぎが体に悪いことを知らない人が多い。甘いものは疲れを取ってくれると思っている人も多い。
何故体に悪いか列挙すると、酸性食品なので、体内でそれを中和するために、骨のカルシュウム分が動員されて、骨が脆弱化する。体内に入った糖分をエネルギーに変える過程でビタミンB1が消耗されて、疲れやすくなる。毛細血管が消滅して、血流が悪くなる。腸内の悪玉菌のエサとなって、消化不良や炎症が起きる。糖分は細胞や組織に水分を呼び込み、弛緩させて、関節や器官の締りがなくなる。血液の赤血球の周りを過酸化リン脂質で被膜して、細胞への酸素と栄養分の補給が滞る。糖分は体内吸収が早いため、血糖値の乱高下が起きて、低血糖値が起きて、集中力低下や短気となる。常に血糖値が高いと、糖尿病を招く。中性脂肪やコレステロールを増やす。
体内で糖分はタンパク質と結びついて、AGEと呼ばれる終末糖化産物が生まれる。

(8)高脂肪、高タンパク質

今もって高脂肪、高タンパク質、高カロリー食が健康維持に必要だとか、病気を治すには栄養を摂らなければならないといった考えを抱いている人が多いが、これは大きな間違いである。この欧米崇拝主義が改まらない限りは、病人は減らない。
ガンも高血圧症も糖尿病も高脂血症も動脈硬化も食べ過ぎの結果、起きているのに、食生活に改善の兆しがない。タンパク質の多い肉と甘いものの摂り過ぎがAGEという終末糖化産物を作り出し、体内のシミやシワを、あらゆる生活習慣病に、老化に影響を与える。

(9)活性酸素

活性酸素が体内で増える要因を列挙すると、大食、飲酒、喫煙、ストレス、疲労、過激な運動、太陽を長時間浴びる、放射線、電磁波、慢性炎症、睡眠不足、便秘、食品添加物や薬の服用、終末糖化産物の形成時などであるが、体内に備わっている活性酸素除去酵素ではとても間に合わないのが現状である。
その結果体内に溢れた活性酸素は脂肪分を過酸化脂質に変質させる。脂肪分の多い肉や油で処理した揚げ物などは、この過酸化脂質を増やすし、肥満の人は体内脂肪、コレステロール、中性脂肪も過酸化脂質に変わる。この過酸化脂質は体内の臓器や血管の中に浸透してゆき、傷つけたり、破壊したり、血管を脆くしたりして、病気を招く。
活性酸素は遺伝子を傷つける。だから活性酸素は全病気の80%に関与しているから、万病の元と言われている。

(10)性格

「健全なる肉体は健全なる精神に宿る」という言葉の通り、あなたの日々の生き方が健康を左右している訳である。周りの人たちの生き様、死に様を何十年も見てきたり、新聞や雑誌、テレビで、毎日のように健康に関する情報が流れているのを見聞して、これからのわが身の有り様はどうあるべきか、それを左右するのはその人の性格が舵を握っている気がするのである。
健康生活に適すると思われる性格とは、常に前向きの発想をする人、ものごとの本質を知ろうとする人、快活である人、感謝の念のある人、バランス感覚のある人ではなかろうか。
逆にどんなに体に良い健康法を提案しても、実行できない人とは、欲張り、怒りっぽい、保守的、新しいことに関心がない、グチをこぼす、理屈っぽい、進取の精神に欠ける、感謝の念に欠ける、物事の本質を知ろうとしない、バランス感に欠ける人達ではなかろうか。

■ まとめ

(1)私の口癖は、体に悪いことを止めれば、病気は治るということ。降圧剤を飲みながら酒を飲んでいる人、胃薬を飲みながら、酒を飲み、肉や甘いものを食べている人、コレステロールを下げる薬を飲みながら、肉や卵や大食している人、これらは理不尽と慢心以外の何にものでもない。

(2)「事実は否定できない」という言葉がある。医者に見放された重病の糖尿病の人、筋無力症の人が八尾市の甲田病院に入院し治療を受け、快癒した経験談を実際に会って、聞いたことがある。甲田光雄先生は三年前に亡くなられたが、今でも書店に行けば、難病の治癒例が書かれた本が何冊も置かれてある。病気には医者に治してもらう病気と自分で治す病気がある。

(3)ある特定のテレビ局がこれでもか、これでもかと、大食い番組を流し続けている。何を視聴者に伝えたいのだろうか。製作局責任者の良識を疑う。大食がガンやその他生活習慣病の一番の原因である。大食を続けていると、各種消化器は疲弊してしまうし、体が必要としている以外の残余は腸や血管や細胞に蓄積されて、マクロファージがその異物の処理に翻弄されて、本来の免疫力を失ってしまう。だから大食者は風邪を引きやすいのは、このせいなのである。

(4)日本人には日本人の縄文時代から自然環境に適応してきた体質がある。例えば飢餓には強いが飽食には弱い体の仕組みがある。欧米の高脂肪、高たんぱくのカロリー主義が普及してから、及び甘いものの摂り過ぎが、病人を増加させた。欧米人と比較して、日本人は胃の形状も異なり、酒や牛乳を分解する酵素の構成も異なっている。なのに牛乳を飲み、焼き肉、ハンバーグ、とりの空揚げ、ハム、ソーセージを子供に食べさせている母親の思いは、健全なのだろうか。

(5)体質と言えば、これを知って食べ方を変えてほしい。日本人の生活習慣に42の厄という習わしがある。この年頃になると体質が変わるから、健康に気を付けようではないかと解釈されるが。医学的に解説すると、こうである。人間の体には、活動エネルギーを作り出す方法が二つ備わっていて、一つは「解糖系」、もう一つは「ミトコンドリア系」である。解糖系とは糖質という栄養素を原料にしてエネルギーを作り出し、即効性があるが、作り出すエネルギー量が比較的小さく、細胞質でエネルギーが作られるのが特徴である。一方ミトコンドリア系の特徴は、糖質、脂質、タンパク質以外に酸素や日光を基にして、細胞内のミトコンドリアで作られ、作られるエネルギー量も多い。
だから加齢と共に食べ物の好みが変わっていくのも、お年寄りのガンは進行が遅いのもこれに起因している。この体質のチェンジに対応じた生活をすれば、病気にならないと言える。具体的には良く体を動かして、低酸素にならないようにし、暴飲暴食を止めて、少食にして、季節の新鮮な野菜を食べて、その土地で採れる魚と根菜類、豆腐、海藻など中心の和食がお薦めである。冷たい清涼飲料水やビールを飲んだり、体を冷やさないことである。

(6)今回の結論として、ストレスを溜めないで、笑いのあるゆとり生活を心がけ、感謝の気持ちを忘れずに、生きがいや楽しい目標を見つけて、歩み続ける事ではなかろうか。

おわり


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健康への道しるべ 第135号

健康への道しるべ 第135号 心と体の健康生活:平成30年9月10日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

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似顔絵 By かつらこ

健康への道しるべ編集者・増田 桂子(ケイコ)氏は何でもこなす才女だ。

そんな彼女が名前にちなんだペンネーム『かつらこ』で、似顔絵も書いている。

8月10日発行の「健康への道しるべ 第134号」に掲載された”西郷どん”こと・鈴木亮平さんの似顔絵はあまりに上手。


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体の危機管理術とは By 2018-8-25 豊岡倫郎 氏

体の危機管理術とは 豊岡 倫郎 2018.08.25

1.過去を振り返ることも必要

自然健康会の講習会を毎月一回始めてから、かれこれ15年間が経ち、色々な人達とお話を交えて、人それぞれの生活態度を垣間見てきた。人は皆健康で長生きを望んでいるが、そのためには、日常の生活態度がどうあるべきか、今回改めて考え直すことにする。

2.病気の実態を知ろう

★その1.

日本人の平均寿命が年々少しずつ伸び続けていて、男性は81歳、女性は87歳で世界で三位,二位という。しかし介護を受けずに生活できる健康年齢は、男性は72歳、女性は75歳という。これは先進国の中では決して自慢できる数値ではないという。これら高齢者を誰が介護しているのだろうか。年間国民医療費も41兆円を突破し、その負担額もどんどん増えている。

★その2

日本の病人の数を見ると、高血圧症3500万人、糖尿病1000万人、脂質異常症3200万人、脂肪肝3000万人、花粉症2000万人、骨粗しょう症1800万人、変形性膝関節症2500万人、腰痛2800万人、認知症460万人、慢性腎臓病1300万人、夜間頻尿4500万人、便秘症800万人、睡眠トラブル2000万人、気管支ぜんそく1700万人などなど、正に日本は病人列島と化している。

★その3.

子供の成人病である。香川県では2012年から、県内全小学校の4年生を対象に血液検査を実施している。これまでに受診した2万2914人のうち12・6%が肝機能異常、11・1%が脂質代謝異常、10・6%が血糖値異常であった。深刻である。北里大学の調査では、交通事故で亡くなった5歳児以下の54人を病理解剖したところ、42人に動脈硬化があった。誰が子供たちの病気を作っているのだろうか。

★その4.

日本人の死亡原因の一位はガン29%、二位は心疾患15%、三位は肺炎9%、四位は脳血管疾患8%、五位は不慮の事故3%となっている。

3.各人の意識改革で悪化の一途をたどる病人数に歯止めを

何が問題なのだろうか。国が行っている歯止め策は有効なのか。健康で、安心して長寿社会を過ごすことが期待できるのだろうか。国の医療制度や病院の医者たちの診療制度が今後も変わらないとすれば、上述したような現実の悲惨な実態は他山の石ではなく、わが身に迫っていることを認識して、健康問題に取り組む必要性を痛感する。

4.どんな病気にも必ず発症原因がある

病を得て病床に伏して、何で私だけがこんな恐ろしい病気になったのだろうかと、嘆いている人がいるものだ。病気になる人とならない人の差は何だろうか。最近の医者たちは病気の症状は詳しく説明してくれるが、その原因をはっきり説明したがらないようだ。むしろ症状緩和のために、最新の薬を出してくれる。しかしその薬が根本原因を解消してくれるものではないことは、長年服薬している当人は知っているはずだ。そして三年も五年も薬を飲み続けねばならないという姿が続くことに、当人は何も矛盾を感じないのだろうか。これしかないと諦めているのだろうか。これでは病人が減らないのは当然だろう。

5.体の危機管理の必要性

★その一は病気にならないことである。

予防に勝る治療法はないという言葉の通り、生活習慣病と言われる病気はみな何十年もの悪しき間違った生活習慣の集大成である病状を、一服のさじ加減の投薬を受けてもそう簡単に治癒することあり得ない。症状を緩和してくれるだけである。

★その二は病気の原因を追究し知ることである。

主な原因は大きく分けて五つある。栄養のこと、精神のこと、体の歪み、運動不足、化学物質の害である。個々の解説は後にして、日常の生活習慣でこれら五つの事項に如何に配慮すべきか、正しい習慣とは何か、反省すべき、改良点は何か、今一度考えることである。

★無知と誤解の解消が必要である。

無知は死を招くという言葉がある。体のことをよく知らないこと。健康維持のために必要な知識が不足。体に良いと思っていることが、実は間違っていて、逆に健康を害するもとになっている。医者の治療法にもいろいろな見解の違いがあって、意見が分かれている事。医者に掛からずとも、服薬しなくとも健康を回復する療法がいくつもある。特に予防法はわれわれの日常生活の中にあること。これ等の色々な健康情報や知識が不足しているために、いざ何を選択すべきか戸惑う羽目に陥っていること。

★過去の教訓を生かそう。

物心がついてから40年も、50年も生きてくると、いろんな人の生き様、死に様を見聞してきたはずである。そこから多くの教訓を得たはずであるが、それを活かそうとしない心構えはいただけない。こんなことしていてはアカンと気づき、生活態度を軌道修正できる賢さを持つ。

★自分には何が不足しているか、それを知り、積極的に情報を集めること。

大切な命を人任せでは、長生はあり得ない。納得がいくまでとことん探し回る。それに詳しい人を見つけ、話を聞く。諦めない。

★自分で、素人判断はいけない。

少しでも体に異変を感じたら、すぐ病院で診てもらう。今は検査機器が発達しているから、異常を見つけやすい。また毎年一回は市町村の定期健康診断を受ける。いわゆる生活習慣病は痛みも痒みもなく、自覚症状もなく深く静かに進行するから、手遅れにならないことが大事である。

★自分の置かれている立場や状況が解かっていないから、どんどん深みにはまって行く。

こんな言葉がある。人は生きてきたようにしか死ねない、というもの。

★健康生活を維持するには、長期的な視野を持ち、計画を描き、その為には今何をすべきか、修正すべきことを明確に、実行に移すことが大事なのである。

6.長生きできない生活態度10箇条とは

1)大食と栄養の偏り。

2)酒やタバコを飲む。

3)骨格が歪んでいる。

4)精神的にストレスに弱い心を持つ。

5)体を動かさない。すなわち運動不足である。逆に過激な運動や過労ぎみである。

6)便秘や宿便の停滞。

7)甘い砂糖の入った飲み物やお菓子の摂り過ぎ。

8)欧米食の高脂肪、高たんぱくの摂取過剰。

9)活性酸素を大量に発生させている。ストレス、飲酒、大食、便秘、化学物質、過労などが活性酸素を作り出す。

10)性格的に欲張りである。怒りぽい、保守的である、グチをこぼす。理屈っぽい。進取の精神に欠ける。感謝の念に欠ける。物事の本質を知ろうとしない。

7.保健の心得

★自然の摂理に逆らわない。体の摂理即ち自然治癒力、免疫力、ホメオスタシス(生体の恒常性維持機能)を活かし、体を苛めない。

★病気には医者に治してもらう病気と自分で治す病気がある。

★悪事は良事を駆逐する。いくら体に良いことをせっせと実行していても、体に悪いことを止めなければ効果は出ない。

★病気の原因の裏返しが治療法である。悪いことを止めれば、自然治癒力が治してくれる。

★心の安寧を心がけて、生きがいや楽しい趣味をもつ。

★健康法は重点管理が大事である。些末なことよりこ健康を左右している一番大きな要因から解消、解決してゆく。

★対人関係で常にトラブルを起こしている人は健康を維持できない。

★感謝の気持ちを人に対しても、毎日戴く食べ物に対しても抱く。この気持ちがあれば大食したり、酒を過飲して、体を苛めることもできない筈である。

★生きたものは生きたものに養われる、これが生物界の原則である。火食ばかりしていては体の生気が失われてしまう。

★日本人には日本人の体質を作り上げた自然環境がある。身土不二、全体食、穀物中心の魚、穀類、海藻、ゴマと豆類、野菜、果物、味噌や醤油、漬物がある。獣肉、乳製品、たまご、小麦を使ったパン、うどん、パスタ類は主食にしてはいけない。

★いま子供が危ない。その訳は学校給食、親の食育の欠如が上げられる。子供の病気は親の責任である。肝腎のその親たちの生活態度が間違っているから、救いようがない。

★日本全国どこの地方都市でも、一歩郊外へ出れば、お好み焼き屋、肉丼の店、ラーメン屋、焼き肉店、ファミリーレストラン、イタリアンの店が立ち並び、食品スーパーの店内には、天ぷらやフライが大きな面積を使い並べてある。それに負けじとパン売り場も多種多様のパンが売られている。菓子パンは主食にならない。

★化学物質の害は人の体を蝕んでいく。最近週刊誌で複合毒という言葉が使われ出した。いろいろな食品添加物の入ったインスタント食品や加工食品が体内で複合毒となり、体内が汚染されて、予期していなかった害を体に及ぼしているという。食品添加物以外にも、農薬、枯草剤、牛、馬、豚、鶏の飼料に入っている化学物質、抗生物質、工場や自動車の排気物、洗剤が体内に入り込んで、悪さをする。花粉症やアトピー症は都会の人の方が多いのはその影響が大きいせいなのだろうか。

8.間違った健康常識の数々

★肉を食べるとスタミナが付く。

★砂糖の入ったお菓子が疲れを取ってくれる。

★朝ご飯はしっかり食べよう。

★牛乳を飲んで、骨粗鬆症を予防し、骨を強くしょう。

★高栄養食品を摂れば、病気にならず、病気も早く治る。

★ヨーグルトを飲めば、便秘や腸内環境が良くなる。

★コラーゲンを摂れば、肌がきれいになる。

★アルカリイオン水は体に良い。

9.まとめ

1)低体温の人が増えてきたという。体温が一度下がると免疫力が30%低下するという。何故低体温になったのだろうか。その理由が解かる人が何人いるだろうか。

2)大食して、宿便を溜め、便秘すれば、そして高脂肪、高たんぱくの食事をし、冷たい飲み物を飲み、甘い糖分の多いお菓子やアイスクリームを摂取して、腸内環境を最悪の状態にしていても、何ら体の危機感を覚えないという慢心した輩が多いのは気にかかる。

3)外食に依存しない生活をする。家庭で手間がかかっても食品添加物の入っていない手料理が健康維持の基本である。油にまみれた外食、食品添加物だらけのインスタント食品や加工品、菓子パン、ハムやソーセージは避けたい。

4)肉類の脂肪分は体内で活性酸素によって、過酸化脂質になり動脈硬化を、更に腸内で胆汁酸によって発ガン物質を発生させる。更に活性酸素は遺伝子を傷つけて、がん細胞を作り出す。

5)加齢と共に、体力は落ち、外観を見ても、体の各部に老化現象を見て取れる。アンチエージングという抗加齢対策に必要なことは何か。

★少食にして、食べる品々も吟味して、日本古来の伝統食が良い。これにプラスしたいのは生野菜ジュースである。野生の哺乳動物は火食しないから天寿を全うできるのである。酵素が豊富な生野菜は必須である。大食は体内酵素を払底させてしまう。

★少食にすれば便秘も宿便も解消できる。肌が汚い人は長生きできない。腸が汚れているからである。腸の汚れは免疫力を低下させる。

★体を動かそうとしないナマケモノは長生きできない。人間も動物であり、体を動かさないと、どんどん組織は衰退してゆく。ボケて、歩けなくなる。

★物事全てに感謝して、明るくニコニコして過ごす。大食したり、酒を喰らって、体を苛めてはいけない。牛飲馬食が命取りになることは、百も承知しているが、俺だけは別だと思いあがっている人がいないだろうか。

★甘いものは毛細血管を消滅させてしまう。いわゆるゴースト血管になる。甘いものの怖さを知らない人が多い。

6)体が弱かった私は35歳の時に大阪八尾市の甲田光雄博士に診てもらって、その指導に従って健康法を始めた。この運命の出会いが自然健康法に目覚めさせて、いまの80歳まで導いてくれた。今の私には色々な健康情報を多くの方にお知らせすることが私のひとつの役目だと思い、これからも続けていく所存です。何故なら今の人達には長寿を全うするための健康知識が偏ったり、不足している事が、前述したような諸々の病気を蔓延させているからである。

7)イギリスの諺にこんなのがある。「馬を水辺まで、連れてゆく事はできるが、水を飲ますことはできない」というもの。

You can take a horse to the water,but you can’t make him drink.

おわり


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健康への道しるべ 第134号

健康への道しるべ 第134号 心と体の健康生活:平成30年8月10日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円


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健康会館 スクール活動予定 2018年9月

■ 2018年9月 NPO法人健康を考えるつどい 健康会館 スクール活動予定


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健康へのトビラ Vol.15

■ 発行:2018年8月1日 Vol.15

■ 編集:NPO法人健康を考えるつどい


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健康への道しるべ 講演会のお知らせ

■ 日時:2018年9月28日

■ 場所:静岡県男女協同参画センター あざれや 4階 第1研修室

■ 参加費:1,000円

■ 申込:健康生活研究会 増田 桂子 Tel;054-245-8141、Fax;054-245-6142

〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31

■ 郵便お振込先:振替口座;00830-5-97295、口座名;健康への道しるべ

■ 主催:健康生活研究会

■ 共催:NPO法人健康を考えるつどい


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健康新聞 第527号

東京都中野区東中野にある渡辺医院の院長・渡辺完爾先生が発行する『健康新聞』第527号をご紹介。

今回のテーマは”癲癇(てんかん)”

購読のお申込みは、渡辺医院ホームページ 「http://www.dr-watanabe.nakano.tokyo.jp/」より。


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耕作放棄地の活用

「耕作放棄地」は今や深刻な問題となっている。

昭和60年(1985年)、日本全体の耕作放棄地は13万5千haで放棄率2.9%だったのに対し、
平成22年には、それが39万6千haと約3倍にも増え、放棄率も10.6%となった。

柿の葉茶(商標登録 ”柿茶”)を製造販売している(有)生化学研究所の工場がある香川県でも、平成22年の耕地放棄地は1,661haで、この15年間に2倍以上と増加傾向にある。
また放棄地は生産物価格の長期低迷や栽培管理の条件が不利な山間部の果樹園等で多くなっており、香川県でも昔、柿を栽培していた果樹園も今は荒れ放題で実をつけても全部が「木守りの柿」ならぬカラスの餌となっている。

69年間にわたり徳島産の柿の葉を「柿茶」として製造販売してきた同社だが、そんな地元の柿も活用しようと商品化に数年間から準備してきた。

そして、やっと現実のものとなった。

でもこれはほんの始まりであり、今後の拡大が期待される。



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光線療法の話 By 豊岡 倫郎 氏

1.あきらめないもうひとつの治療法がある

1)病気の見舞いで総合病院へ行くと、待合室は患者で溢れている。どうしてこんなに病人が多  いのだろうか。高齢者が増えたからだけではないようだ。高血圧にしても、高脂血症にしても、糖尿病にしても、服薬しても根治するわけではなく、症状を緩和するだけで、ずーっと飲み続けねばならないという。これでは病人は減らない。

2)そもそも病気には必ずその誘因となった原因がある。それに対する対応策を怠り、薬だけでその病気を治そうとすること自体に矛盾がある。悪いことを止めれば病気は治る筈である。

3) 世の中には色々な健康法や治療法がある。今回取り上げた光線療法も現代医学では採用されていない治療法ではあるが、現代医学の治療を受けているが、いまひとつ先が見えてこない人には、一筋の光明が射すことも大いに有り得る。

2.光線療法の歴史

古来より太陽の熱と光には、病気の予防や治療に効果があることが知られていた。1895年にデンマーク人のニールス・フインゼンがカーボンを燃やして人工光線を発する太陽灯を開発して、その光を患部に照射して、皮膚結核からくる尋常性狼瘡を治し、多くの患者を救った。その功績により、1903年に第三回ノーベル賞を受賞した。

日本では1908年に輸入品のニールス・フインゼンの開発したカーボン・アーク灯が、東京帝国大学皮膚科の土肥慶造博士によって、最初の光線療法として治療が試みられた。しかしその後は現代医学の主流から光線療法は外れてしまい、昭和の初期には、もっぱらこの輸入された光線治療器を使って、民間にて光線療法がおこなわれ、評判となり普及していった。

3.国内での光線治療の普及と国産光線治療器の開発

昭和6年頃に千葉県の佐原で穀物商を営んでいた黒田保次郎氏が42歳の時、得意先の役場の収入役の高城さんが千葉医科大で胃がんの末期と診断された。更に東京帝国大学の塩田博士の診察を受けたが手術不可能で、余命一か月と言われた。そして東京の親せきに泊まった際に、親戚の主人が築地に太陽光線治療で難病を治して評判の所があるというので、受けてみることになった。

そして約二か月間に40回照射を受けたところ、人力車から電車で通えるようになり、普通食が食べられるようになり、3か月後には役場に復帰した。薬は飲まず、注射一本打たず、光線治療のみで、奇跡的に治ったのである。

また黒田保次郎氏は甥が脊髄瘻に罹り、歩行困難で、駿河台の有名な佐野病院に入院していたが良くならず困り果てていた。そこで東京にあった光線治療所を訪ねて、光線治療器を分けてもらい、甥の治療に使用したところ、一か月後には病状は好転した。そして近所の困っている病人にも治療して喜ばれたのを機に、東京の日本橋に治療所を開いた。その後黒田保次郎の子息がドイツの光線治療器に改良を加えて、家庭でも使える光線治療器を開発した。そして現在は孫の黒田一明氏が財団法人光線研究所とその付属診療所の所長となって活動している。

一方もう一つの流れとして、昭和7年に宇都宮義真氏が病弱な長男義和に光線治療器を用いて、治療を行い、その卓越した効果に感銘を受けて、生涯の生業とすることを決意して、翌年東京の芝白金台に光線治療所を開設した。そして昭和9年には光線治療器を独自に開発した。その後二代目を宇都宮光明氏が継ぎ、現在は三代目の宇都宮正範氏が社名を株式会社東京光線メデイカルと、その付属治療所をサナモア治療院ソレイユとして開設している。

このふたつの会社はもう80年以上の歴史と豊富な治療経験を積み、現代医学の盲点となっている部分を補完して、人々に喜ばれ、貢献している。なお黒田一明氏は日本大学医学部を卒業し、また宇都宮正範氏も医学博士として、現代医学の医師の資格を持ちながら、光線治療による診療と治療にあたっている。

4.光線の種類とその働き

我々が自然界から何気なく、当たり前だと思って受けている恩恵には、光、空気、水がある。空気の酸素も水も太陽の光が無ければ、産生されない。

1)太陽光の内訳

赤外線(不可視光線) 5000mμ~800 mμ(ミリミクロン) これは波長の単位を示す。

可視光線 赤    800 mμ

橙     ↑

黄     |

緑     |

青     |

藍     ↓

紫    400 mμ

紫外線(不可視光線) 400 mμ~300 mμ

2)光線の作用

赤外線・・・目に見えない、波長が長い、透過力が強い、暖かく感じる、物体に吸収されて、熱エネルギーに変化する、痛みをとる、新陳代謝を活発にする。

紫外線・・・目に見えない、波長が短い、殺菌作用がある、痛みをとる、強い化学反応を生じる、体内にビタミンDを生成する、透過力がない、熱作用がない。

可視光線・・プリズムで分光すると7色に見える、視力を生じる、内分泌を調節する、熱作用と化学作用がある、

3)人口光線の発光原理

光線治療器の発光原理はプラス・マイナス双方の電極にそれぞれ炭素棒をセットして、軽く先端を接触させて、電流を流すと先端でスパークする。そして数ミリ先端の間隔を開けると、安定した光線が継続的に発光し続ける。これは人工的に作り出した理想的な太陽光線といえる。

なお炭素棒には金属元素が含まれていて、赤外線、紫外線、可視光線の発生比率を考慮して、上述の2社では独自の種類と本数を用意している。疾病の種類や使用目的に応じて、炭素棒を使い分けしている。

また紫外線の比率は1~2%程度で体に害を与えるものではなく、逆に最近はその働きが見直されているという。

5.光線照射器の種類

写真左は丸型で在来型のタイプに対し、右のものは二本のカーボン棒の間隔の調整を自動的に行う。照射時間のセットもできるので手間がかからない。使用電気量は100ボルト、300W位。価格は丸型家庭用は12万円位、角型自動式は52万円位。なおカーボン棒は消耗品なので、補充が必要。

前述の黒田一明氏の財団法人光線研究所と付属診療所の製品の総発売元は、(株)コウケントーで、商品名はコウケントーという名前で発売している。

一方宇都宮正範氏の(株)東京光線メデイカルと、治療所のサナモア治療院ソレイユのものは、(株)東京光線メデイカルが上場会社で、資本金641億円の電子製品メーカーのイビデン(株) 本社岐阜県大垣市の協力関係のもとに、開発製作していて、製品はサナモアという商品名で発売している。

なお写真の丸型のタイプは二社とも発売しているが、写真右の角型の自動式は(株)東京光線メデイカルのみ発売している。他にも後発メーカーとして数社から類似品が出ているようだ。

6.照射部位と照射時間

照射は直接肌に当てる。基本照射として、まず足の裏は必須、あと膝、腰、腹など。患部照射は患者の疾病によって決まる。照射時間は基本照射部分は5~10分。患部照射は15分から40分位。基本的に一日に一回。症状に応じて一日に3回必要なこともある。これは一例で、詳細は各メーカーのマニュアルがあるので要参照。

7.多彩な人工光線の効能

  • 光化学作用・・・皮膚内に働きかけて、生体内に様々な物質を作り出す。
  • 深部温熱作用・・・生体への浸透力は15cmにもおよび、局所の血流量を増加させて、冷え症、しもやけ、低血圧などの予防と治療に効果。体温が上がる。
  • 生体リズムの調整・・・可視光線は眼を通過して、網膜に到達すると、脳神経を介して、メラトニンの分泌を調節する。メラトニンは脳下垂体に作用して、生体リズム、体の成熟、高血圧、免疫機能、抗酸化作用など多くの機能に関与してゆく。
  • 鎮痛・消炎作用・・・深部への温熱作用によって、患部の血流を良くして、痛みの原因物質を除去し、また患部の炎症をも鎮めてくれる。
  • 免疫調節作用・・・ビタミンDを生成し、カルシュウム代謝を介して、免疫機能を高める。昨今原因不明の免疫異常による難病が多発しているが、免疫調節機能の応用範囲は広い。
  • 毒素を無毒化・・・輻射熱で赤ちゃんの黄疸、食中毒、薬物中毒、アルコール中毒も、肝臓や腎臓の働きを活発にして、解毒作用を促進する。
  • 自律神経を調節する・・・熟睡できる。精神が安定する。
  • 新陳代謝が促進される・・・血流が良くなり、老廃物を排除し、栄養を補給し、新陳代謝が促進される。
  • 殺菌作用・・・血液の殺菌作用を高めて、感染症の予防や治療になる。白血球の食菌作用を増やす。傷口を無菌状態にし、すり傷、切り傷、やけどが治る。
  • 食欲増進作用・・・生理活性物質のヒスタミン類似物質が出来て、胃や腸に働きかけて、食欲が増す。
  • ヒート・ショック・プロティン、通称HSP(熱ショックタンパク質)効果・・・温熱作用で体内のほぼすべての細胞が持っているHSPに働きかけて、NK細胞を活性化させることで、免疫力の強化、傷ついた細胞の修復、コラーゲンの減少の抑制、代謝を活発にし脂肪を燃やす、メラニンの生成を抑制、タンパク質の更新や分解の促進など幅広い効果があることが判明。このHSPには分子量によっていくつもの種類があり、特に注目されているのは、免疫細胞の正常か、或いは異常かの識別処理機能が注目されている。

8.好転反応(陽性反応ともいう)が出ることがある

好転反応とは病気が治癒してゆく過程で発生する一時的な反応のことで、一見病状が悪化したのではないかと、勘違いする人が多い。漢方ではこれを瞑眩(めんけん)と呼んでいる。
その人の体質や病気によって異なるが、例えば、発疹、皮膚が剥ける、眠い、だるい、痛くなる、皮膚が赤くなる、膿が出る、頭痛がする、めまい、便秘する、ガスが出る、腫れる、腹痛、吐き気、下痢、発熱など様々であるが、そんな時は照射回数や時間を短くするなりして、様子を見ながら、中止せずに継続するとよい。

9.広範囲な適用症状

  • 何故万病に効くかと言えば、本来体が持っている自然治癒力や免疫力、恒常性維持機能を活性化させるからである。すなわち血液循環をよくする。新陳代謝をよくする。白血球の活力が増す。
  • 体温が上昇する。
  • 殺菌力が増す。消化吸収が良くなる。解毒作用がある。
  • 副作用がない。
  • 光線治療器を家庭に備えれば、常時使える。通院しなくてもよい。
  • 高齢者が抱える病気に広範囲に対応できる。生活習慣病から免疫性疾患、アレルギー性疾患、腰痛、ひざ痛、便秘、頭痛、肩こり、睡眠障害など、その適用範囲は広い。

10.まとめ

1)ここまで読まれてきて、皆さんの疑問点は、何故こんな治療法が病院で採用しないのだろうかということだとおもう。もう一点は光線を照射するだけで果たして現代医学でも治らないような病気が良くなるのだろうかという疑問である。この二点と同じ疑問が玄米食療法、生野菜汁療法、断食療法などでも幾度となく言われてきたことである。現代医学は運転免許に例えると、限定付き運転免許だと言える。治療範囲が限られている。だからあきらめないでもう一つの治療法として、光線療法を検討する価値は大いにありうる。

2)この光線療法に限らず、昔から温熱とか加熱療法はいくつもある。温泉療法もいま前述のHSPの効果の面から注目されている。

3)冷え症や低体温の人が増えている。これがガン患者の増加原因のひとつと言われている。血行の悪いところにガンが宿ると云うから、病気の予防の観点からもおすすめできる。

4)光線療法は歴史が古く、全国いたるところに治療所があるし、家庭で光線治療器を所有している人も多いし、体験者も多い。いわゆるエビデンスもある。

5)これを機会に関心を持たれた方は下記の参考書を一読されると良い・

  • 光線治療物語 光線治療症例116 著者黒田保次郎 光線研究所発行
  • 続光線治療物語 光線治療症例195 著者黒田保次郎 光線研究所発行
  • 光線療法学 著者宇都宮光明 (株)健康と光線社発行
  • まんが サナモア光線療法 宇都宮光明監修 (株)健康と光線社発行
  • 治療中の体験様子はインターネットのYouTubeで見ることができる。

6)無知は死を招くという言葉がある。情報化社会といえども、我々の知らない事や体験しないことがいくらでもある。大事なことは、知ろうとしない人には出会いやチャンスは訪れない。

7)いま「体に悪いことを止めれば病気は治る」という本が出ている。たとえ威力ある光線療法といえども、悪い生活習慣を改めない限りはその効果を得れられないだろう。

おわり

2018-7-20   豊岡倫郎


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絵手紙教室作品 そのⅢ

絵手紙教室の前田 敏子先生の作品 その3


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絵手紙教室作品 Ⅱ

前田 敏子先生の作品 その2


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絵手紙教室作品 Ⅰ

坂出健康会館にて絵手紙を教えておられる前田 敏子先生の作品


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NPO法人健康を考えるつどい スクール活動のご案内

NPO法人健康を考えるつどいが健康会館にて実施しているスクール活動のご案内です。

■ 場所:香川県坂出市江尻町1220番地

■お問い合わせ:Tel:0877-45-8441

 


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第18回 健康を求めて 健康講演会のお知らせ

■日 時:2018年11月11日(日)12:15~16:00 12時開場

■ 場 所:坂出市民ホール

■ 演 題:①全身疾患における歯科の重要性
松見歯科診療所 所長 松見 哲雄 先生

②健康自立力~後悔しない治療の受け方~
田中 佳 先生


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ハチミツ

柿茶で日本蜂蜜をネット販売している。

徳島県のルネサンスなる農業団体より仕入れているが、とにかく採れる量が少ないので仕入れてもすぐ売り切れる。

今年も蜂蜜を採取するから見に来ないかとのお誘いがあった。

↓ 活動拠点の事務所

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巣箱は山にもあるが、事務所の裏にも 5箱置いてある。

↓事務所裏の巣箱のひとつ

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↑ すだれ避暑対策をしているんだとか。

↓ 巣箱はセイロのように段積みされていて、一年に一度最上段の巣から蜂蜜をとる。

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↓ 上の天板を取り外したところ ⇒ 蜜蝋の中に蜜がいっぱいsign01

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↓ 養蜂セイロをはずして箱ごと容器に。

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↓ 蜜がいっぱい詰まっている、美味そう!

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↓ 突然巣箱を開けられ、パニックになった蜂団子、初めて見た。

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↓ 蜜蝋を取り除いたセイロの中

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↓ 蜜蝋から染み出した蜜、これを遠心分離機にかけて蜜だけを採取する。

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↓ 遠心分離機と採取された蜂蜜

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取りたての蜂蜜を舐めさせてもらった。甘い~ lovely happy01 甘い~。

焼きたての食パンにも蜜を塗って食べさせてくれた、美味いsign03

テレビの人気番組で蜜蜂の飼育方法が紹介されたのをきっかけに、趣味で日本に住む野生のミツバチ”日本蜜蜂”を飼育する人が増えていると言う。

この日も 5~6名の養蜂希望者が見学に来ていた。

ハチの飼育で 蜜をプレゼントしたり、買ってくれる人がいて、ハチが取り持つ縁でつながりの輪が広がっていくと言う。

飼育方法はこちら ⇒ 日本蜜蜂の飼育方法

面白い話を聞いた。

養蜂するには、毎年春先にニホンミツバチの群れが、1群れから2群れに分かれる時が唯一のチャンス。

だから年に一度しか機会はない。この群れが分かれる事を「分蜂」と言う。

春になると、新しい女王蜂が生まれる。

すると、その母親の女王蜂は、働き蜂の約半数を連れて巣を飛び出し、新たな場所に巣を作る。

そう sign02 母親が巣を出て行く。ミツバチの世界では姑が家を出る。

何と立派な事か、人間の世界もこれがいい happy01 と即、思った。

この習性は、ニホンミツバチが子孫を残す上で実に合理的な生き方とか。

自然界で群れが1年間生き延び、分蜂の時期を迎えるのはそう簡単なことではなく、巣を作っても崩れることもあるし、外敵の熊やオオスズメバチに襲われるという心配もある。

だから冬を越して春を迎えることのできた群れは、外敵の侵入にそれなりに強くなっているし、周りに十分な蜜源があって、何かと有利。

それで、ニホンミツバチの世界では、より若く寿命が長い次の世代に良い家を継がせるのだとか。

↓ の写真は、分蜂の時に出てきて一時待機している群れ。

女王蜂が巣を出ると半分程度の働き蜂もお供すると言う。

このあと新しい巣を見つけようと一斉に飛んで行くらしいが、

正にこの時、新米の養蜂家が準備した新しいセイロ巣を選んでくれるか??? である。

ここにベテラン養蜂家のノウハウがあるに違いない。

始めたいけど、こんなチャンスの場所も日時もうまく探せるかなぁ~???


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医食同源 第408号

明日の健康を考える会が発行する機関誌のご紹介。

明日の健康を考える会は、「心身一如」「食は命なり」を基本理念とし、心の持ち方と日本古来の正しい食生活を研究し、あらゆる場において訴え、活動している団体。

この機関誌に金沢の村田敏明先生の『だんだんよくなる ムラタの体操』と言う記事が連載されている。

今回で28回目。題して「美腸で栄養吸収し自立した百歳人生を」。


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健康への道しるべ 第133号

健康への道しるべ 第133号 心と体の健康生活:平成30年6月10日発行

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、
Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円


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第8回鎮守の杜のコンサートのご案内

■ 日時:2018年7月8日(日)17:15~18:15

■ 場所:坂出市横津町内 幸神(八坂)神社境内

■ 演奏:和楽器バンド『まほろば』

 


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小腸の不調が万病を招く

2018-6-15  豊岡倫郎氏による月例健康情報

1、今までブラックボックスだった小腸

最近の検査機器の進歩で、今まで観察することが出来なかった小腸の内部を、ダブルバルーン内視鏡とかカプセル内視鏡によって、診断できるようになってきた。そして改めて小腸の健全性の重要さが認識されだした。

2、小腸という消化器官の構造と働き

食べ物は口から食道→胃→十二指腸→小腸(空腸)→小腸(回腸)→大腸→肛門へと消化、吸収されて、最後は排泄されてゆく。

小腸の主な働きは、肝臓から分泌された胆汁や膵臓から分泌された膵液が加えられて、食物の消化分解を進めて、殆どの栄養分はここで吸収される。そして大腸は小腸で吸収しきれなかった食物の残りかすから、水分と少量のビタミンを吸収する。

小腸の長さは約6~8メートルある。それに対し大腸は1.5メートルほどである。小腸の内面は下の図のように絨毛が生えていて、この絨毛を平らにすると、テニスコート一面分の広さになる。食物の栄養分を吸収するために分解しやすくしているためである。

また小腸のヒダは大腸のそれと比べて、細かい折り畳み構造になっていて、このヒダをケルクリングヒダと呼ぶ。この細かいヒタダによって、食べ物と酸をはじめとする消化液がよく混ぜ合わされるような構造になっていて、食べ物の消化をしやすくしている。そして腸壁から分解吸収した栄養分は、血液の流れに乗って、全身のエネルギー源になって働く。

この小腸の働きが思わしくないと、食べたものもうまくエネルギー源となってくれない。

3、いま小腸の[SIBO]シーボーという病気が増えている

別名「小腸内細菌増殖症」と呼ぶが、小腸内で腸内細菌が爆発的に増え過ぎて、病気を招いているというものである。SIBOは大腸にあるべき腸内細菌が小腸に入り込み、小腸に停滞してしまい、本来の居場所である大腸に移動しない時に起こる。善玉菌であれ、悪玉菌であれ、本来あるべきでない不適切な場所、即ち小腸に居ることは、好ましくない事なのである。

このSIBOに罹っている人がいま日本で増えてきているが、まだ日本では医師すらその存在を良く知らない為に、患者が症状を訴えても、誤診してしまうという。

4、SIBOの症状とは

食後の腹部にガスが溜まる膨満感、頑固な下痢や便秘、胸やけ、腹痛、おなら、お腹のゴロゴロした違和感などが起きる。更にそれに留まらずうつ、ニキビ、肌荒れ、ムズムズ足症候群、肥満、疲労感、糖尿病、慢性肝臓病、免疫力の低下、リーキーガット症候群(腸の粘膜がびらんし漏れる腸)、狭心症、心筋梗塞、貧血、ビタミン吸収不良などの原因にもなっているという。

5.腸内細菌の数について

人の腸内にはなんと、100兆個、2000種類の細菌が生息している。その内小腸の1ミリリットルあたりの細菌の数は、10の3乗から10の9乗くらいであるのに対して、大腸では10の12乗位に爆発的に多いのである。

そしてSIBOの患者の小腸では通常の10倍以上に腸内細菌が増えているという。それが上述したような症状をもたらすのである。

6、なぜSIBOを発症するのか

その原因として考えられることは

★小腸の運動力の低下・・・糖尿病、甲状腺障害、膠原病、神経筋疾患、
パーキンソン病などによるもの

★大きなストレス、間食、酒、薬剤

★抗生物質の乱用

★胃薬による胃酸過少、慢性萎縮性胃炎

★免疫力の低下

★炭水化物の消化不良、食べ過ぎ

★重金属が体に蓄積

★急性胃腸炎の後に発生・・・腸のペースメーカー細胞のカハール細胞、
ビンキュリン蛋白が障害を受けるため

★大腸のバウヒン弁(回盲弁)の障害

★胆嚢除去者・・・胆汁不足で殺菌能力低下

7、SIBOと関連する病気

★過敏性腸症候群患者の85%がSIBOと合併している。

★機能性ディスペプシア・・・胃が知覚過敏になっている状態。

★クローン病・・・消化器官に潰瘍やびらん。

★セリアック病・・・小麦に含まれるグルテンというタンパク質が免役系を
狂わして炎症。

8、SIBOの検査方法

ラックロース呼気試験で呼気中の水素とメタン量をチェックすることで小腸の細菌の増殖を判定する。

9、SIBOを予防する対策

我々が摂取する糖質には、小腸から吸収されやすいものと、発酵性で吸収されにくくて、短鎖炭水化物となって、問題を起こすものとがある。FODMAPとは小腸での発酵性に関係する糖質の品名の頭文字から取って付けた名前である。それはガラクトオリゴ糖、フルクタン、ラクトース、フルクトース、ソルビトール、キシリトール、ポリオールなどの成分を多く含んだものは控える。

★低FODMAP(フォドマップ)食を摂る。・・・米、そば、グルテンフリー食品、ナス、大根、ブロッコリー、トマト、ニンジン、白菜、キャベツ、もやし、ほうれん草、かぼちゃ、きゅうり、じゃがいも、しょうが、レタス、マヨネーズ、ウスターソース、酢、豆乳、絹ごしでない豆腐、味噌、バター、バナナ、イチゴ、ブドウ、キウイ、みかん、パイナップル、メロン、紅茶、コーヒー、緑茶、ビール、日本酒、ウイスキー、ハム類、豚肉、牛肉、くるみ、魚介類、卵、カレー粉、ココア、味のり、など。

★高FODMAP(フォドマップ)食を摂らない。・・・小麦粉使用一切(パン、ラーメン、パスタ、うどん、そうめん、ピサ゜など)、豆類一式、らっきょう、ねぎ、たまねぎ、にんにく、ゴボウ、ハチミツ、りんご、フルーツジュース、スイカ、もも、なし、柿、干しブドウ、ワイン、ソーセージ、あずき、きな粉、牛乳、ヨーグルト、プリン、アイスクリーム、ミルクチョコレート、シイタケ、さつまいも、

なお留意すべきことは、上述した食品は全く胃腸に障害のない人には、無関係なお話であるから、従来通りの生活習慣、食生活を続けてもよい。

10、SIBOの治療対策

★上述した低FODMAP(フォドマップ)食を摂る。

★SIBOマッサージをする。「の」の字に大腸をやさしくマッサージする。

★抗生物質を使って小腸の増え過ぎてしまった細菌を殺す。

★腸管運動促進剤を使う。腸を冷やさない。間食をしない。睡眠不足に
ならない。

★小腸の中の細菌を飢えさせるためのエレメンタルダイエットという成分
栄養剤を飲んで、細菌を殺す。

★天然由来の抗菌作用のある成分を摂る。アリシン、ココナッツオイル、
しょうがなど。

★再発を防ぐ。良い腸の状態を維持して再発を防ぐ。酒、カフェイン、
グルテン、高FODMAP(フォドマップ)食、特に果糖、加工食品は避けて
少食にする。

11、まとめ

1)今回の記事は江田 証著「パン・豆類・ヨーグルト・りんごを食べては
いけません」さくら舎発行、および同じく江田 証著「小腸を強くすれば
病気にならない」(株)インプレス発行の本を基にまとめたもので、江田
証氏は自治医科大学大学院医学研究科修了し、現在江田クリニック院長。
胃内視鏡、大腸内視鏡で多くの患者を毎日診察しているカリスマ医師とし
て有名。

2)技術の進歩で小腸の観察が進んで、これまでの常識や推測が崩れようとし
ている。海外の医師の間で、実行されている診断方法や治療法が、日本で
は実行どころか、認知されていないようだ。

3)無知は死を招くという言葉があるが、今回に限らず、良かれと思って実行
していることが、逆に不健康を招いていることは、良く見聞することであ
る。

4)「腸活」という造語があるが、ヨーグルトが体に良い、腸に良いと毎日
飲んでいる人が多い。

また胃腸が悪いからと言って、消化のよさそうな炭水化物の食品ばかり摂っていると、小腸には逆に悪い影響を与えていたことも起きているかもしれない。

5)加齢と共に体の免疫力が落ちてきて、70歳を超えると、若い時の半分に
低下するそうである。この免疫力の60%は腸が発揮しているから、元気
な老後を過ごすために、今一度胃腸を痛めつけることが無いよう心がけた
いものである。

6)小腸の長さは6~8メートルもある。お腹のわずかの空間にくねくねと曲
がりくねって、収まっている。生命維持に必要だからこんなに長いのに
違いない。食欲の亡者となって暴飲暴食をして、量的にも、質的にも、
小腸を痛め続けていると、そのうち疲弊して、長寿どころか、取り返しの
つかないことになるだろう。腹も身の内、感謝の気持ちを持って、労わろ
うではないか。

おわり


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尿トラブルの悩みの解決策

2018年5月度 豊岡健康情報 2018-5-10  豊岡倫郎 氏

1、加齢と共に増える尿トラブル

加齢と共に老人特有のいろいろな体の不調が出てくるが、尿トラブルもその一つである。どうしてこんな症状が出てくるのだろうか。どう対処したらよいのだろうか。確かな解決策がないのだろうか。

2、膀胱の仕組み

膀胱は腎臓から送られてきた尿をためておく器官で、膀胱の内側には尿を押し出す排尿筋がある。また尿が勝手に漏れないように、内尿道括約筋と外尿道括約筋という二つの尿道括約筋によって、膀胱の出口は閉じられている。下図参照。

膀胱の尿の最大容量は約500CCで、尿管を通じて排出する量は一日に約1から1.5リットルである。排出のタイミングを決めるのは、膀胱内の一定の圧力を感じると、脳へ信号が伝えられて、尿意を感じる。

そして脳から排尿命令が下ると、尿道括約筋がゆるみ、排尿筋が収縮して、排尿が始まる。また男性の場合は尿道を取り巻くようにして前立腺がある。

3、尿トラブルのいろいろ

加齢と共に発生する尿トラブル(排尿障害)の主なものは、過活動膀胱、前立腺肥大、尿モレ、夜間頻尿である。これ等の症状は中高年から増えだして行き、段々日常生活の質の低下を招く。

4、過活動膀胱

急に我慢のできない尿意を感じてしまうのを、切迫性尿意という。その結果、トイレに間に合わず漏らしてしまうのを、切迫性尿失禁という。また尿意を感じる間隔が短くなって、トイレ回数が増えるのを、頻尿と呼んでいる。

これらは過活動膀胱の特徴的な症状で、自分の意志とは関係なく、膀胱の筋肉が働いてしまう病気である。有病者は男女ともにみられ、約一千万人以上いるという。40歳代から増え出し、70代では三人に一人はいるという。

5、過活動膀胱の原因

加齢と共に膀胱への血流低下により酸素や栄養の不足、代謝の低下、冷えなどによって衰えて、柔軟性が失われて、硬直して、縮小してくる。少しの尿量でも、強い尿意を感ずるようになる。

男性の場合は前立腺肥大症、女性の場合は骨盤底筋の衰え、その外に、脳と膀胱を結ぶ神経系のトラブル、ストレス、緊張、肥満、便秘、運動不足がある。

6、前立腺肥大症

加齢に伴って、前立腺が肥大し、尿道を圧迫して、尿が出づらくなったり、叉は前立腺組織が固くなって、尿が出づらくなることもある。その結果、排尿にやたら時間がかかったり、排尿後に出し切った感じがしない残尿感や尿に勢いがなくなる尿勢低下、尿のキレが悪く、トイレから出た後に起きるチョイ漏れも起きることがある。前述したように、過活動膀胱の原因にもなっているから、その悩みは深刻である。

前立腺肥大は、50歳過ぎから増えだし、70歳代では80%の人にみられるという。

7、前立腺肥大症の原因

加齢のせいだと言ってしまえばそれまでだが、では何故加齢と共に前立腺が肥大するのだろうか。はっきりと解明されていないが、血の巡りが良くないことが要因の一つと考えられている。

なお女性の場合は、子宮筋腫という病気があるが、これも加齢が一つの原因と考えられている。

肉や乳製品などの高脂肪、高蛋白の欧米食、お酒も肥大を招くという。

8、 尿モレ

排尿に関係する腎臓や膀胱の機能には、性差はないが、体の構造上、男性は尿道が長く、女性は短い。そのため女性は尿モレを起こしやすい。例えば咳やくしゃみをしたとき、笑ったとき、運動をしたとき、階段を降りるとき、重い荷物を持ち上げたときとか、お腹に力を入れたときに漏れるため、腹圧性尿失禁という。

9、尿漏れの原因

一番の原因は骨盤底筋の衰えという。女性の骨盤内には、膀胱、子宮、直腸などの臓器をハンモック状に支えている強靭な幕を骨盤底といい、その骨盤底を形成している筋肉群を骨盤底筋と呼んでいる。下の図参照。

加齢と共に骨盤底筋や靭帯が衰え、緩んでくると、尿モレを起こしやすいと言われている。

衰えがさらに進むと、膣から膀胱や子宮、直腸が降りて出てくる骨盤臓器脱になることもある。

骨盤底筋は排泄機能にも関係していて、その衰えは過活動膀胱や便秘の原因にもなるという。

この骨盤底筋は日頃使わない筋肉のため、加齢と共に衰えるスピードは速い。

10、夜間頻尿

より厄介なのが夜間頻尿である。就寝後夜中に一回以上尿意をもよおして、起きねばならないという症状をいう。日中は頻尿ではないが、夜間頻尿が特に困っている人も多い。40歳以上では400万人いるという。そして高齢になるほど増加してくる厄介な症状である。夜中暗いし、寒いし、睡眠不足にもなり、悩みは尽きない。

11、夜間頻尿の原因

前立腺肥大、骨盤底筋の緩み以外にも、高血圧症、睡眠時無呼吸症候群、糖尿病、心臓病、水分の摂り過ぎ、下半身のむくみなど色々原因がある。

12、これら尿トラブルの対策

1)下半身の強化

老化は足からという言葉が如実に当てはまるのが、下半身の老化である。ヘソから下にある臓器や組織の機能を左右するのは、足の血流である。足を動かし鍛えることが必要である。

特に太腿にある内転筋を動かして、血流を良くすれば、それに比例して下半身にある臓器など機能も活発になる。更に足首や膝、股関節、骨盤に歪みがあると、これらの臓器の機能にも影響が出る。内転筋を鍛えるには、西式健康法の合掌合足蹠体操を一日に100回行う。

叉はスクワット体操を一日に50回行うと内転勤が鍛えられるし、股関節の矯正にもなる。

合掌合足蹠体操は、正しい姿勢の基本である骨盤の歪みを矯正しふくらはぎや内転筋を最大限双方向に収縮、拡大させることにより、下半身の血流を非常に旺盛にしてくれる。実行方法は、平床などの上に仰向けに寝て、両手を胸の上で合掌させます。足裏もぴったりと合わせる。膝を曲げて開き、足の裏を合わせたまま足を前後に縮めたり伸ばす往復運動を行う。右の図参照。

スクワット体操には色々なやり方があるが、自彊術で行っているやり方は、右の図のように、両足を80センチくらい開いて立ち、中腰にしゃがむと同時に両手を前へ突き出す。そのとき親指を中に入れて、両手で握り拳を作る。次に手のひらを開きながら、後方へ跳ね上げてながら立ち上がる。これを繰り返す。

2)骨盤底筋の強化

骨盤底筋トレーニングを行うとよい。方法は仰向けになって、両足を肩幅に開いて、膝を立てる。息を吸うと同時に肛門、膣、尿道をキューッと締める。それを5秒保つ。そして息を吐くと同時にゆっくりと緩めて、全身をリラックスさせる。これを一日に20回行う。

更に日頃から猫背の姿勢をしていると、骨盤が後ろへ傾いてしまい、骨盤底筋が緩んでしまう。

3)食事療法

  • 暴飲暴食を慎む
  • 塩分を摂りすぎない
  • 唐辛子、わさび、コショウなどの刺激物を控える。
  • ミカン、グレープフルーツ、酢の物など酸味の強いものは避ける。
  • カフェインの多い緑茶やコーヒー、炭酸飲料を控える。

4)体を冷やさない。冷えは筋肉を収縮させるし、自律神経を乱れさせて、膀胱を収縮させる。

5)自律神経のバランスを保つ。副交感神経が過激に興奮すると膀胱の収縮が起きるのである。

6)指圧療法

おヘソと恥骨の間に気海、関元、中極の三つのツボが縦に並んでいる。そこに両手の手のひらを重ねて、右回りに50回、次に左回りに50回ゆっくりさする。

次にお尻側の仙骨に両手のひらを左右に並べて、上から下へ50回、次に下から上へ50回こする。

次に手首の手のひら側の手首の一番上のシワから指二本分下、親指側にある列缺(れっけつ)のツボを親指の腹で20回押す。両手共行う。

7)足のむくみを取る。

寝る前にふくらはぎを絞るようにさする。また西式健康法の毛管運動をする。毛管運動のやり方は右の図のように、あおむけに寝て、両手両足を垂直に上に伸ばして、微振動させるだけである。両手両足は肩幅に開く。出来れば首の下に半円形の木枕をする。なければ座布団を二つ折りにして、枕代わりとする。1~2分くらい行う。

8)寝る前に大量の水分を摂らない。

9)急に尿意を催した時、家にいる場合は、訓練として行うと良いのは、尿意をぐっとこらえて、我慢してみる。こんなケースを何回も繰り返していると、だんだん長く我慢できるようになってくる。

13、まとめ

1)予防に勝る治療法はない、という言葉があるが、最近つくづく思うことは、お年寄りの健康格差がだんだん広がってきていることである。尿トラブルに限らず、例えば白内障という眼の病気があるが、80歳になっても発症しない人もいれば、もう60歳で手術している人もいる。その差は何だろうか。

2)老人特有の病気は発症するまでに要した時間は、成人になってから、40年も50年も経ている。その間健康に気を付けてきた人と乱れた生活態度をとってきた人では、格差が出るのは当然である。悪い癖は若いうちに改めないと、年老いてから泣きを見ることになる。

3)この記事を書くのに読んだ本の中に書いてあったことは、尿トラブルが若年化しているということだった。ガンになる人の若年化が進んでいることは以前からよく聞いていたが。世の中の生活環境が悪いのか、若い人達の生活習慣が間違っているのか。それともどっちもどっちなのか。いづれにしても日本人の健康状態は確実に悪化していることは間違いないようだ。

おわり


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健康への道しるべ 第132号

健康への道しるべ 第132号 心と体の健康生活:平成30年4月20日発行


2018年3月16日にNPO法人健康を考えるつどいの研修旅行の記事も掲載してくれている。

■ 発行:健康への道しるべ友の会 編集 増田 桂子

■ 〒420-0962 静岡市葵区東1-14-31、Tel:054-245-8141、Fax:054-245-6142

■ 年間購読料:2,500円


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子育て応援 おあそび広場

■ 日 時:2018年4月25日スタート 毎月最終水曜日10:00~12:00

■ 場 所:高松国分寺ホール (高松市国分寺町新名430番地)


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西光寺市

■ 日時:2018年5月20日 9:30~15:00

■ 場所:西光寺 宇多津町2198

 

 

 


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女性の肌のトラブルは体の危険信号

2018年4月度 豊岡健康情報   2018-4-15  豊岡倫郎 氏

1.美肌を求めて幾年月

美肌は女性の永遠の願い。これまで何十年もそれこそ何十種類もの化粧品をあれこれ試してきたがいまだ満足できないのではなかろうか。

「肌は内臓の鏡」という言葉がある。体内の臓器や器官に不調があると、肌にもその影響が出てくるから、いちど日頃の生活習慣を見直すことも必要ではなかろうか。

2.顔のシミでわかる体の不調

下の図では顔にでるシミと体内の不調との関係を示した一例である。

1.額のはえぎわのシミ・・冷え症で婦人科系弱い、宿便たまりやすい

2.額のシミ・・性腺ホルモン、副腎ホルモンの分泌異常

3.こめかみのシミ・・自律神経の乱れ、肝臓が弱い、甲状腺機能低下、更年期障害

4.瞼の上のシミ・・月経不順

5.側頭部よりほほ骨にかけてのシミ・・肝臓、胆嚢の障害

6.鼻の上のシミ・・腸が弱い、宿便がある

7.瞼の下のシミ・・貧血、肝機能低下、女性ホルモンバランス崩れ

8.ほほ骨のシミ・・肝臓が弱い、腰痛あり、痔が悪い、便秘症

9.鼻の天辺のシミ・・便秘、大腸が悪い、宿便が溜まっている

10.鼻の下や唇の下のシミ・・冷え症、宿便の停滞、女性ホルモンのバランス崩れ

★顔全体のシミ・・性ホルモン分泌不足、副腎機能低下

3.シミには原因がいろいろある

1)便秘、宿便によるシミ・・・

便秘になるとそこで発生した毒素が腸壁から吸収されて、血液は汚れ、体中を駆け巡り、シミ、小じわ、肌荒れの原因となる。

2)貧血、冷え症によるシミ・・・

女性に多いこれらの症状は、血液が不足したり、血流が悪いため、皮膚の細胞への酸素や養分の 供給が充分でなく、代謝分解物の運搬排除も 低下しているために、シミができる。

3)老化によるシミ・・・

若い時は皮膚細胞や色素細胞の新陳代謝が活発であるが、加齢と共に新陳代謝は衰え、メラニン色素が沈着しやすくなる。女性の場合は閉経期を過ぎると、女性ホルモンの分泌も減り、皮膚も荒れてくる。また加齢と共に脳下垂体 から出るホルモンも減って、保水能力も減ってきて、カサカサ肌になる。

4)肝機能低下によるシミ・・・

肝臓は体内に入ってくるあらゆる物を分解解毒し、再配分している。肝臓の機能が低下すると、皮膚に色素が沈着し易くなるし、慢性病でいつも薬を飲んでいたり、化粧品をいつも厚く塗っていると、ますます肝機能が低下する。尋常性肝斑と言われるシミは肝臓機能低下によりできる。

5)腎臓機能低下によるシミ・・・

腎臓も解毒代謝の役割をしていて、機能が低下すると、血液中に老廃物が増えて、解毒能力低下して、シミを作る。腎臓が弱ると肝臓の負担も増えて、悪循環する。

6)ストレスによるシミ・・・

ストレスを受けると、副腎皮質ホルモンが刺激されて、メラニン色素を増加させる。またストレスは活性酸素を増やすから体に良くない。

7)紫外線からの刺激によるシミ・・・

強い紫外線を長時間浴びると、皮膚に良くないことは誰でも知っている。最近は皮膚がんの原因とも言われている。紫外線による皮膚の炎症の後はシミになる。そもそも紫外線が活性酸素を発生させているが、体内でも活性酸素を発生させることもあるから、留意が必要である。

8)偏食やタバコによるシミ・・・

肉食ばかりしている人は、肌は汚くなるし、シミも増える。肉や甘いものは、腸内環境を悪化させて、血液は濁るし、肌に良い筈がない。欧米人のご婦人の肌が汚いのはこのためである。タバコが肌に良くないことは説明するまでもない。食べ物が悪くて、腸に炎症が起きると、腸壁がただれて、分子の大きい栄養物が血中に吸収されて、皮膚に出てくる。また摂取する栄養素のバランスが悪いと、皮膚形成も正常性を欠き、肌が荒れる。

9)薬、化粧品、食品添加物、農薬、空気中の化学物質など・・・

これらの化学物質は全て体にとっては、自然界には本来ありえない異物である。体は本能的に排除しようとするし、副作用が起きる。体内に残量して、臓器や器官の不調をもたらす。肌を綺麗にするために塗っている化粧品がシミの原因になることも多いという。

10)心臓病によるシミ・・・

顔は心臓の状態を反映している。心臓に脂肪が蓄積されると、顔にシミや斑点ができる。

4.外にもある重大な肌荒れの原因

1)AGE(終末糖化産物)による肌荒れ・・・

老け顔の人は早死にするという。この老け顔の原因と言われるものにAGEが関係している。AGEとは血中の糖分が細胞のタンパク質と暖かい体温に熱しられて、結合してできるもの。もう一つは加工食品の製造過程で糖分とタンパク質が加工中に熱しられてできるケースのものもあり、それを食べると体内に入ってくる。

これらが体内に蓄積されてゆくと、肌のシミや荒れの原因となる。これらは生活習慣病にも影響を及ぼすから怖い。

2)ゴースト血管による肌荒れ・・・

昨年から急に話題となっているのがゴースト血管の問題である。ゴースト血管とは動脈から静脈への血流の転換部分の毛細血管の先端がゴースト化、即ち消滅していて、各細胞への本来の養分や酸素の供給そして老廃物の回収という、新陳代謝機能が低下してしまうのである。当然肌の新陳代謝も低下してゆくから、肌荒れ、くすみ、シミなどが顔に出てくる。異常な赤ら顔やら粉が吹いて出ることもある。

3)各臓器の病変によるもの・・・

腎臓の機能低下で下まぶたのふくらみ、白髪、顔の黒ずみ。胃腸障害で青白い顔に。肝機能低下・・・黄色っぽい顔に。心臓の機能低下・・・赤っぽい顔に。ひどくなると白い顔に。便秘症のときは顔の肌の毛穴がくすむ。

5.なすべき美肌対策とは

1)便秘しない。宿便を排出して、腸内環境を良くする。それには少食にすることが必須となる。

生野菜ジュース、水分補給なども宿便排除に効果があるが、早く効果を出したいときは西式健康法では穏やかな緩下剤の水酸化マグネシュウムを使う。

2)きれいな生水と柿茶を合計一日に1.5リットル前後飲む。いっぺんに大量に飲むのではなく、ちびりちびりと飲む。柿茶には豊富にビタミンCが含まれていて、免疫力、抗ストレス作用、抗酸化作用もあるが、メラニン色素の発生を抑制して、肌を白くしてくれる効果がある。水分をコーヒーや緑茶、ジュースでは摂らない。コーヒー、お茶や酒には脱水作用がある。西洋には「コップ一杯の清水は一トンの化粧品にも優る」という諺がある。

3)長時間直射日光を浴びない。紫外線を浴びると活性酸素を発生させて、肌を痛める。

4)睡眠不足にならない。早寝早起きの規則正しい生活をする。睡眠不足や過労は肌の敵。ホルモンは夜寝ている時に作られる。

5)ビタミンC、ビタミンB1、B2、B6、Eが肌の代謝や血流を良くし、肌を綺麗にする。ミネラル分では硫黄が肌に良い効果がある。

6)毛細血管の消滅や硬化は甘いもの、アルコール、運動不足が原因である。毛細血管の再生には西式健康法にある毛管運動、裸療法が効果抜群である、誰でもすぐ実行できる。

7) 食生活を見直す。少食にする。出来れば三分づき玄米食にする。ニンジン、キャベツ、小松菜、ホーレンソウ、パセリ、リンゴなど五種類位入れた生野菜ジューを摂る。副食は海藻、大豆製品、カボチャ、青魚、白身の魚や小魚、黒ゴマなどを摂る。肉食や甘いものは腸内環境を悪くするから避ける。今の若い人は肉やフライや炒め物で脂肪分を摂りすぎているが、肌には良くない。欧米の女性の肌が汚いのは肉と甘いものの摂り過ぎが原因である。

8)健康体操をして、体全体の活性化を維持する。おすすめは自彊術体操が適当である。理由は筋力強化、有酸素運動、血液循環、骨格矯正、体液の弱アルカリ性、交感神経の均等化、体全体の柔軟化、経絡刺激などの面から、無理なく誰でも簡単に家で実行できる。

9)ストレスを溜めない。マイナス思考を持たず、前向きに、好奇心を持って生きれば、いつまでも若々しい気持ちが保てるし、ストレスもたまらない。精神の老化が身も心も老けさせる。

10)肥満の人は痩せる。肥満の人は心臓に脂肪がついている。それが活性酸素によって、過酸化脂質に変わって、シミをつくる。

11)体にとって異物であるあらゆる化学物質の入った添加物の入った加工食品などを摂らない。

12)解毒やホルモンに関連する肝臓や腎臓、副腎、脳下垂体などの機能正常化のためには、上述した様な対策はどれひとつ欠かせない。肝臓や腎臓の強い人は肌にハリがある。

6.まとめ

1)驚異的な美肌療法を望むならば、断食療法をすることである。簡単な朝食抜きの二食にしたり、毎週一回土曜日だけ断食すれば、その美肌効果は大きい。しかしその時は適切な指導者の下で行う方が良い。そして食する品目の質も吟味しないといけない。

2)「内皮は外皮に通じる」という言葉がある。口から食道、胃、小腸、大腸、肛門までは一本のパイプで繋がっている。特に小腸や大腸に宿便があったり、腸内が炎症を起こしていたり、腸内環境が悪ければ、その腐敗物から出るインドール、スカトール、アミンなどの毒素が体内に吸収されて、血液を汚濁させる。皮膚の細胞は約27日で入れ替わるが、その新陳代謝の元である血液が汚れていると、美肌は望めない。腸の汚れは外皮に反映しているのである。腸のきれいな人に、顔にシミのある人はいない。

3)加齢と共に老人斑と言って、過酸化脂質の分解物とタンパク質分子が結合してリポフスチンという色素を作り、皮膚に沈着する。それを加速させるのは活性酸素である。皮膚のメラニン色素を増やす働きをしているのも活性酸素であるから、活性酸素を増やさない努力と抗酸化物を摂取して、それを減らす努力も必要である。

4)コラーゲンがつるつるの肌の基を形成しているから、コラーゲンの含まれている物を食べれば良いと信じているのは、間違いである。口から入ったコラーゲンは,一旦消化器官で細かくアミノ酸に分解されてしまう。それが再びコラーゲンとして再生される保証はない。どんな食べ物でも、薬でも、酒でも、口から入ったものは必ず肝臓で分解することに体のシステムが出来上がっている。コラーゲンを体内で造成させるには蛋白質を基にして、ビタミンCと酵素が必要であるから、ビタミンCの摂取が欠かせない。

5)西式甲田療法で今まで多くの患者さんが体験してきた美肌療法がある。それは発芽玄米の生の粉末を煮たりせずにそのまま食するのである。これをご飯代わりに食べると、一週間もすれば肌が見違えるようにすべすべになる。水に溶いて、ハチミツを少し入れて食べやすいようにする。生の発芽玄米の澱粉はβ(ベーター)澱粉なので、胃でブドウ糖に消化されずに大腸へ行き、短鎖脂肪酸になって、吸収され、エネルギーとなる。この時大腸で酢酸、プロピオ酸、酪酸が出来て、腸壁を修復して綺麗にするし、便通も快腸となる。

発芽玄米にはギャバ(GABA)というγ(ガンマ)アミノ酪酸が多く含まれていて、脳の血流を良くする働きがある。玄米を粉にするには、製粉機、フードプロセッサー、コーヒーミルなどで作ることができる。詳しいことは「腸をキレイにする!」甲田光雄著 日経BP社参照。

6)「生きたものは生きたものに養われる」これが生物界の大原則のひとつである。生の水、生の野菜ジュース、生の玄米が体を生き生きさせるのである。これまで何度も紹介してきたが、八尾市で鍼灸師をしておられる森美智代さんはもう23年間も一日に青汁一杯で、元気に生活しておられる。正に少食の生き証人である。現代医学界がこの事実について、真摯に取り組んで、今の栄養学の矛盾点を解決する努力をしてもらいたいものである。そうすればガンも生活習慣病も難病も激減すること間違いない。

7)「顔にシミがある人は概して対人関係が下手である」長年患者に接してきた医者の言葉である。

毎食ごとに、まるで何かに取り憑かれたように、酒を飲み、ガツガツ肉やお菓子を食べる人がいる。

明日もまた三回も食べられるのに。

食とは命を戴いているのである。

感謝して体に必要なだけで済ます心構えを持ちたいものである。

飽食から逃れられない人には先ず心の宿便を取らないと、シミ取りの話は無縁かもしれない。

おわり


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前立腺肥大について

村田敏明先生が、前立腺肥大の友にカエル体操を勧めたところそれで直ったとの報告があった。

夜の頻尿もカエル体操で改善されると言う。


 


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2018年3月 健康情報 By Mr.豊岡

今月の健康情報は肝臓について

題して『体がだるい、疲れが取れない時は鈍重肝臓かも』

2018-2-14 豊岡倫郎

1.こんな疲れで悩んでいる人が多い

体がだるくて、なかなか疲れが取れないので、病院でいろいろ検査しても、格別異常が見つからず、「そんなはずはない、こんなにひどい疲労感があるのに、どこか悪いのに決まっている」と医者に訴えても、医者も困ってしまい、自律神経失調症、心身症、慢性疲労症候群などの病名を付けられて、的外れの薬を処方され、一向に症状が好転しないという事例が多くある。

2.鈍重肝臓とは

鈍重肝臓という病名は医学書にのっていないが、故甲田光雄博士が長年2万人以上の患者の治療にあたってきて、以下説明するような肝臓の悪い人を多く診療してきて、名付けた病名である。

甲田博士自身が医学生の頃に、肝臓病に罹り母校の大阪大学病院に入院して、薬を飲み、治療を受けていたが、一向に良くならず、担当教授から、甲田君いっぺん家に帰って養生したらどうかと、見放されてしまった。そんな時模索していて、出会ったのが築田多吉先生の赤本と呼ばれて有名な「家庭における実際的な看護の秘訣」という本に書いて有った断食をすれば肝臓病も治るという記事だった。そして生駒山の断食道場に入り、無事に健康を取り戻した。更にその時寺井寮長から西勝造氏の「西医学断食法」の本を貰ったという経緯がある。そして大阪大学を卒業し八尾市で開業し、終生西式甲田療法によって、多くの難病患者を救ってきた。

最近話題となっている肝臓の病気に非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)というのがある。お酒を飲まないのに、大食におぼれて、肝臓に脂肪が溜まり、肝機能低下を来す。甲田博士がもう50年も前からその存在を指摘していた鈍重肝臓もこれに相当するという。

3.肝臓の重要な働きとは

今回の記事をよく理解していただくために、肝臓の重要な働きを説明すると。

★胆汁を分泌する。胆汁は主に食物の脂肪の消化吸収に欠かせない。分泌された胆汁は胆嚢に一時貯留、濃縮され、随時十二指腸へ送られる。一日の分泌量は800㏄位である。

★グリコーゲンの貯蔵庫である。摂取した糖質は腸内で消化分解されて、腸壁から吸収されて肝臓へ行き、ブドー糖に変えられ、一部はグリコーゲンとして貯えられて、必要に応じブドー糖として戻り、体内に放出される。

★解毒作用をする。摂取されたあらゆる食べ物は腸管から吸収されると、腸と肝臓を結ぶ門脈を経由して、肝臓に到達すると、分解解毒される。栄養素は勿論、アルコール、薬剤、食品添加物、残留農薬、服用している薬剤などを無害なものに変える。

★血球造成器である。古い赤血球を分解破壊して、胆汁の黄色い色素となる。一方含まれていた鉄分は新しい赤血球を作るために肝臓内に貯えられる。

★アンモニアを尿素に変える。腸内でタンパク質などの消化時に発生する有毒なアンモニアを尿素に変えて、解毒する。

★タンパク質の代謝をする。肉、魚や大豆などのタンパク質は小腸でアミノ酸に消化分解された後、肝臓で体に利用される形のタンパク質に、例えばアルブミン、ホルモンなどに、作り変えられる。

★摂取した脂肪分は腸内で分解され、血中に入って脂肪組織の体内脂肪となるが、肝臓でも一部の脂肪の合成、分解が行われて、貯留する。コレステロールの八割は肝臓で生合成されている。

★体温を維持する器官である。体内で作られる熱量の大半は筋肉と肝臓が負っている。肝臓は寒暑のコントロール器官である。

★ビタミンB1、B6、Kなどやカルシュウムなどの分解合成に関与している。

以上でお解かりのように、我々が生存するために、必要欠くべからざる種々様々な働きをしている。肝臓は一大化学工場である。

4.鈍重肝臓の症状

上述したように、体が疲れていて、それが長期間続き、病院でのいろいろ検査を受けても、異常が見つからない。肝臓の機能を調べるGOTやGPTなどの数値も正常な範囲にあるから、普通の医者は肝臓に異常があることを見落として、誤診してしまう。鈍重肝臓になると、次のような症状が出る。

★とにかく脱力感で、体を動かすのもしんどい、根気がない。

★肩や首がこって、仕事に集中できない。

★いつもイライラしている。

★熟睡できない。

★朝体がだるくて、ぱっと起き上がれない・

★とりこし苦労ばかりで、悲観的になる。

★手足が冷えて、寒がり、また暑がりでもある。

★左下腹部の痛み。

★腹部膨満感があり、便秘する。放屁が多い。

★風邪を引きやすい。

これらの症状はいろいろな検査値に異常がないから心身症と誤診されるケースが多い。このような症状から鈍重肝臓かもしれないという事で、甲田医院では甲田式の断食療法を行うと、今まで正常であったGOTやGPTなどの数値が悪化することで、この鈍重肝臓であることを確信できるという。

5.鈍重肝臓の原因

★長年の過食で肝臓が疲弊している。

★薬剤、食品添加物、残留農薬、大気の汚染物質などの解毒で肝臓が疲弊している。

★宿便が溜まっている。便秘している。腸内で発生した毒素が体内に還流し、肝臓が解毒する。

★厚着、冷暖房完備の環境で、皮膚機能が低下し、静脈怒張し、四肢に血液が渋滞すると、肝臓の血流量が減る。すると肝機能低下し、胆汁分泌量減少する。肝臓には毎分1.5リットルの血液が流れているが、その流れが悪くなると、機能が低下する訳である。

★精神的なストレスがある。

★体がだるいのは何か栄養が不足なのではと、更に高栄養食品を食べて、悪循環する。

6.治療法

★キメ手は少食にする。少食の時は質に注意し、玄米、生野菜ジュース、大豆製品、ゴマ、海藻、小魚の摂取が必須。食品添加物の多い加工食品は排除。酒や甘いものは一切ダメ。

★病状に応じて、断食療法をする。これは必ず医師の指導の下に行わねばならない。

★生水の飲用。

★皮膚の鍛錬として裸療法、温冷浴をする。静脈の怒張を治し、毛細血管を再生する。

★適度な運動と骨格矯正。肝臓疾患の人は頸椎4番、胸椎4~8番の副脱臼があるから、木枕、金魚運動、合掌合蹠法、毛管運動など行う。これも現代医学の盲点のひとつである。

★宿便や便秘解消のために、西式健康法では「スイマグ」という水酸化マグネシュウムの緩下剤を飲む。

★精神面では、今までの間違った生活習慣を反省し、警鐘として受け止め、前向きに生きる。

7.もうひとつ体の疲れる病気に慢性疲労症候群がある

疲労感がいつまでも続いて、どうしても取れないと、医者へ行き、いろいろ検査を受けると、これは慢性疲労症候群(CFS)と診断されるケースも増えてきている。日本に約40万人いるという。20代から50代の人が多い。この病気の診断基準は厚生労働省によって、1991年頃に定められていて、医者の間でも共通の認識があって、その原因や治療法も研究が進んでいるが、これも難病のひとつである。今回説明は省略。

8 .まとめ

1)昔から肝腎かなめという言葉があるように、肝臓と腎臓は大事な臓器である。今回取り上げた鈍重肝臓は現代医学の医者の間では知れ渡っていない為、誤診されるケースが多い。しかし故甲田光雄博士によると、数百万人は居るのではないかと、書かれている。

2)今回取り上げた鈍重肝臓と慢性疲労症候群(CFS)の病気のことに、関心のある方は、ぜひ下記の本を読まれるとよい。更に詳しく病気のことも、治癒体験談も載っている。これ等の難治性の病気が薬も使わずに、食事と健康体操のみで、治癒してゆく姿は感動に値する。つくづく体の営みの本質とはなにかを垣間見ることができるのである。

「肝臓病克服のキメテ」甲田光雄著 采根出版発行

「慢性疲労症候群克服への道」甲田光雄著 東方出版発行

3)甲田光雄博士はこうも言っている。現代医学ではうつ病は脳のセロトニンが不足して起きると言っているが、気分循環障害に属するうつ状態は鈍重肝臓が原因である。即ちセロトニンはアミノ酸のトリプトファンを原料にして作られるが、トリプトファンは食品に含まれるほか、肝臓で合成されるので、肝臓の機能が低下していると、トリプトファンを摂取しても、うつ病は治らないと。要は食べ過ぎて腸が悪くなると、肝臓も悪くなるという。多くの鈍重肝臓の患者に接して、共通した悪い生活習慣は皆若い時からの大食漢であったという。長年大食して、肝臓を酷使した結果だという。肝臓は沈黙の臓器と言われているように、七割以上機能が低下して初めて、顕著な病状が出てくるから、油断しやすいし、手遅れとなるから怖い。

4)病気治しは癖治しという。難病にかかる人は皆悪い癖を持っているという。その悪い癖を長年続けた結果が病気の発症となる。大食、酒、甘いもの、肉食、食品添加物の多い加工食品、運動不足、ストレス、骨格の歪みなど心当たりのある人は、まず反省して、改めないと、薬で病気は根治しないことは、前回の病気別人数の多さを見れば解かる。医は食を超えらない。

5)今の子供は可哀そうである。若い母親が元気に育ってほしいと、高脂肪、高蛋白の食事を食べさせられ、忙しいからと言って手軽に、インスタント食品や店屋物のフライやら、菓子パンを与えられて、肝臓は脂肪や蛋白質および食品添加物やマーガリンの分解に疲弊してしまう。このような小さい時からの飽衣飽食の生活習慣のため、若年層にも増えてきているという。

6)肝臓の働きには、判っているだけで500種類以上あり、その働きを円滑にするために、二千種類以上の酵素が肝臓に存在し,一大化学工場となっている。肝臓を酷使しても、痛みが出ないから、つい油断してしまうのがいけない。今ひと時の口福が次なる幸福の妨げとならないように。

おわり


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